キャンプツーリングで撮る簡単スマホ写真術

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、スマホで写真は撮られていますか?つい数年前では写真愛好家の間ではスマホで撮る写真なんて…とばかにしていた人も多かったように感じます。しかし最近はスマホ新機種のカメラ機能の進化で少し変わってきましたね。

スマホにおけるカメラ機能は非常に重要であるとメーカーもよく理解しているので、新型が出るたびにカメラ機能が目覚ましく進化を遂げています。なぜスマホのカメラ機能がここまで進化をしたのか?背景はSNSの普及、カメラ離れなどユーザー側の変化に合わせてメーカーが注力してきたのは間違いありません。その一方でスマホの新機種開発には膨大な開発費用を投資できるというのも理由のひとつです。

スマホのシェアをほんの数%でも伸ばせれば一眼レフカメラを販売する台数とはケタ違いの数が売れるのですからね。そう考えるとマーケットの大きさという意味でカメラ専門メーカーは苦しいビジネスを強いられていると言えます。Nikonも例えば10年くらい前にNikkor Phoneとか名付けてスマホに参入していれば今と違っていたかもしれませんね。素人が言うほど簡単ではないと思いますが。




さて今回は「キャンプツーリングで撮る簡単スマホ写真術」と、何とも安っぽいタイトルをつけてみました。案外とこんな感じの方が記事のアクセス数が伸びたりするから不思議なものです。検索で辿り着いた読者様は数分で読めるライトな内容を求めていて、私が普段書いているような重ったるい記事は読むのもうんざり…なのだと思います。

iphone7

さて、私の愛用しているスマホはもう4年くらい前に購入したiphone7です。進化が日進月歩のスマホとしては旧機種になります。使用しているカメラアプリは露出補正の使いやすいstagecam HDで5回撮ると広告が出てしまいますが無料で使用できるカメラアプリで重宝しています。スマホでもいい写真を撮ってみたい!という方はまずはデフォルトで入っている「カメラ」というアプリではなく露出補正やその他の機能が充実したカメラアプリを使うことをお勧めいたします。

iphone7は1200万画素の素子に6枚構成レンズのF1.8を搭載。加えて手ブレ補正機能…となかなかのスペックでスマホカメラが進化しはじめた初期のモデルと言っていいと思います。画角はおよそ28mmでちょうどRICOH GRと同じくらい。つまり28mmといえばスナップの画角なのでスマホカメラというのは基本はスナップ写真を…という事なのが分かります。

スマホで撮る利点は何といっても「いつでも持っていること」これに尽きます。それから狭い所やトリッキーなスペースにねじ込ませて撮るのも得意です。逆に苦手なことは強烈な逆光、夜景や星空などの暗いシーン、シャッター速度や被写界深度で表現をコントロールできない…などがありますが、あくまでこれを書いている2020年10月現在の話です。

最新のGoogle PixelやIphone 11Proなどは美しい星空の撮影やボケ具合の調整が既に実現されています。それは光学的な技術ではないと否定派の方も多いようですが私個人の意見としては光学的であれAIによるデジタル技術であれ、最終的に「いい写真」が生まれるのであればそれは重要ではないと思います。

上の写真は先日に行ってきた千葉県君津市のキャンプ場でのワンシーンです。炊事棟に水を汲みに行ったついでにふと撮ってみました。この「ふとした瞬間」にポケットからさっと出して撮れるのがスマホの最大の利点です。スマホはいつでもポケットに入っているカメラなのです。




構図だのアングルだのにスマホ撮影だからといって特別なことは何もありません。重要なことは1つだけ、逆光や暗いシーンなど苦手なことをやらせないこと。日中の明るい場所で強い逆光でなければオーバー1000万画素なのですから自ずとクオリティの悪くない写真は撮れます。そしてもう1つは28mm広角という画角の利点をよく考えて意識してみること。28mmは上の写真のような風景全体の雰囲気を写すのに適していますし、特定の被写体を写すのであればグッと寄って撮ればRICOH GRで撮ったようなスナップが撮れるのです。

iphone7

「おっイイ感じ」と思う瞬間は写真ビギナーでも写真に関心のない人でもキャンプ場でのんびりしている時に感じるものですよね。そのふとした一瞬を逃さずポケットのスマホを取り出して気軽にパチリとやるのです。上の写真はタープの下にヘリノックスに座って寛いでいる時に、光が綺麗で気持ちいいなと思ったので撮ってみました。

・・・ま、ここまでは誰でもやりますよね。

しかし、いくら「気軽にパチリ」と言っても何も考えず見たまま撮れば上の写真のような陳腐な写真になります。見事なまでの平凡な記録写真です。ここは一眼レフで撮る時と同様に構図はきちんと整理して、最低限の秩序を画面内に構築してみましょう。

ここから先が普通とは違います・・・

iphone7

はい。先ほどの写真とは全然違うのがお分かり頂けると思います。究極のツーリング写真では過去に何度も同じような解説を書いてきましたが、ここでもう一度基本的なことをおさらいです。

まず余計なものを画面外に排除することから始めましょう。最初の写真ではストアウェイポットでラーメンを煮ているところ、ケースにくくり付けたロールティッシュ、キャンプ場で買ってきた薪や食材を入れているクーラーバッグ…どれも生活感があって美しくないですね。こういったものは写真にしない!

醜いものを排除したら次に美しいものは何かを探しましょう。まず光です。ここは写真家眼の出番です。普段、写真をやっていない人にはそこに美しい光があることに気が付くことが出来ないかもしれません。しかし意識してみてくださいね。最も美しいものは光だと判明したら、その光によって反応している被写体を注視しましょう。この場合は全体の輝き感です。

輝き感を出す時のポイントはハイライトが多少は白トビしても良いのでstagecam HDの露出補正機能でオーバー方向に露出補正してあげます。最初の写真よりだいぶ明るい露出になりました。結果、タープに光が透過する様子も美しくなりましたね。




アングルは画面内に図形要素や導線、分断線が発生するの意識してデザインしていきます。これはスマホ撮影に限った話ではなくカメラでも同じですけどね。タープのラインとトップケースのラインの間にぴったりR1200GS-ADVENTUREがくるようアングルを探り当てました。1枚目の方はそもそもR1200GS-ADVENTUREの一部がタープに隠れてしまっています。

スマホオンリーで写真を撮っている人は「後でアプリで修正しよう」と安直にシャッターを切る(スマホにシャッターはありませんけど)人が多いように思います。カメラでもスマホでも撮るときに出来ることは労を惜しまずちゃんとやりましょう。ここ大事です。

一眼レフとスマホを比べてみた

EOS6D mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

ちなみにこのキャンプシーン、一眼レフのEOS6D mark2でも撮ってみました。どうでしょう?画角が24mmなので少々ワイドになりましたがクオリティ面では大きな違いがないのがお分かり頂けると思います。それどころかiphone7で撮った方が光の輝き感が出ていて良い写真に見えます。

えっ!?一眼レフよりスマホの方がいい写真???

今回の写真では最初にスマホで撮って次に「試しに一眼レフでも撮ってみるか」という順序でした。先ほども書きましたがスマホで撮る利点はいつでも持っていてすぐ撮れることです。今回、スマホで撮った写真の方がいい写真になったのは感動の鮮度が違うのだと思います。

これ不思議な話なんですけど「あっいい感じ!」と感じた瞬間にパッと撮ると作者の感動もフレッシュなのでストレートに表現できるのですね。少し時間を置いてしまうと熱も冷めて余計な知識から余計なことをしてしまうものです。

この逆のパターンもあって最初に撮ろうと思った瞬間から一定の時間を置いた方がいい写真が撮れる場合もあります(こちらの方が多いか)。見えていなかったものが見えてきたり、時間の経過によって変化していく要素もあるからです。この場合はスマホの利点はあまりないですね。

感動の鮮度がフレッシュなうちに撮れるスマホ。一眼レフではバッグからレンズを取り出しボディーにセットして三脚を組み・・・なんてしている間に鮮度が低下することもあるのです。あっと思った時にポケットから出してパッと撮れる。これぞスマホ写真の最大の利点だと思います。

 スマホ撮影のまとめ

・いつでも持ち歩いてあっと思った瞬間にパッと撮ろう

・強烈な逆光、暗い場所などスマホが苦手なことをやらせない

・広角であることを意識して風景を撮る、スナップなら被写体に寄ろう

・感動の鮮度がフレッシュなうちに撮るべし

今回はこの辺で!!!

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