
バイク旅は本当にいい。
そこで写真を撮るのも素晴らしい。
キャンプは自然を感じながら原始的に夜を明かす。そんな瞬間が好きだ。
私の旅に明確な目的地や目的は決めない。
自由気ままと言ったら洒落た聞こえだけど、ほんとそんな感じ。
天気にも左右されるし、細かく予定を立てると予定外のことに翻弄されてストレスになる。
だから適当でいいんだ。
今回の佐渡のようにはじめて旅する所も発見と感動の連続で素晴らしい。
北海道や地元の房総半島みたいに何度も行った場所であっても発見や感動はある。
絶景はいつも旅人の心の内面に存在する。
旅で感じたことは全て写真にしたいという願望がある。
風景とセッションしている時が最も自分らしくいられる時間だ。
最近、つくづく考える。いい写真って何だろうって。
まずは自分がいいと思った写真であること。これは絶対条件だと言える。
それを踏まえて客観的にみていい写真かどうか?ARTと呼べる立派なものかどうか?
これは難しい。自分では分からない。正に永遠のテーマ。
でも自分はプロカメラマンではないから、自分が「いい」と思える写真を撮り続けていれば十分だと思える。それにソレって結構幸せなのかもしれない。
そういう意味ではバイク旅と写真という世界を味わい尽くして生きている自分は
果報者なのかもしれない。
ART写真…
写真とは紛れもなく現実を写し撮ったものだ。
しかしART写真の世界は現実の様子は極力写さず
作者の内面を何らかの手法で表現するのが一般的だ。
写真は現実を撮るものだけどARTなら現実は写さない。
このどうにも厄介な矛盾を個人的にどう消化して
作品として仕立てるか?だ。
とりあえず今、理解していることはドキュメンタリータッチな写真と
ARTな写真の二者が存在していて、それはしっかり使い分けていくべき。
ということ。
私の場合はどちらか一方ではなく両者を使ってツーリングの魅力とバイクのRealを伝えたい。
現代人が忘れかけた旅精神。
それを現代流に取り戻す最良の旅の移動手段はバイクではないだろうか?
「バイクに乗って旅に出よう!」
そんなメッセージを1枚の写真で発信したい。