走りながら偶然をキャッチする奇跡のツーリング写真

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ蒸し暑くなってきましたね。バイクウェアー、キャンプ道具などクローゼットや押し入れに仕舞ったままにするとカビが生えやすい季節です。定期的に出して天気の良い日に太陽に当ててカビを防ぎましょうね。





さて今回の究極のツーリング写真ではバイク走行写真(コクピット風景)の写真を作例に偶然をキャッチするセンスについて書いてみたいと思います。偶然をキャッチするセンスといっても偶然は偶然なのですからセンスも何もないですよね…。ここでは複数カットの内の本来は捨ててしまうような予定外のものが写った写真から「いや、まてよ…コレはコレで有りかも!」と採用カットにしてしまうセンスについて触れてみたいと思います。

バイク走行写真というと走っているバイクを他の誰かが撮る写真と、自分が運転している時に見ているコクピット風景の2つがあります。コクピット風景は私も大好きでよくやります。

以前も書いたことがありますがコクピット風景は安全運転であることを強くアピールしたいですね。片手運転やスピードの出し過ぎがないことが写真からよく分かるように心がけております。

今回はコクピット風景の撮り方については詳しくは触れませんが、簡単に書き留めておきますとカメラはストラップを最短に調整し首から下げる、シャッターはインターバルタイマーを使用する、シャッター速度は1/40程度と遅くして風景を流す、といった感じです。

今回ご紹介する作例のようにタンク周辺からライダーの両手までしっかり画面内に入れるとなると、フルサイズ一眼レフで14mm程度のワイドレンズが必要になります。今回はSIGMAの12-24㎜F4.5-5.6DGという超ワイドズームレンズを使用しました。




さて、今回のツーリング写真解説の本題である「偶然をキャッチするセンス・・」のお話です。コクピット風景の場合は特に予定外の被写体が登場して撮影者を楽しませてくれるものです。

つい写真をやっていると「余計なモノを入れない」「邪魔なものは排除する」とイメージ通りのオールクリアーに固執してしまうものです。しかし本当に余計なモノかどうかは再考する余地があると思います。今回の作例は南房総の人気ツーリングルートである房総フラワーラインですが、キャンピングカーやコンテナが並んでいる所を通過した瞬間にこのような写真になりました。コンテナに書かれている「Lucky’S」の文字が綺麗に左上のスペースに収まりました。

写真に写った文字とは不思議な効果があるものです。日本語であれば自然と読んでしまいますし外国語が書かれていればオシャレな雰囲気になります。これを見た時にサーフトリップ系の雑誌カットを連想したのでプリセットもその雰囲気に近いものを選んでみました。

しかし今回の撮影シーンで私が最も気に入った1枚はこれです。対向車線から来る白い軽バンとすれ違う瞬間を捉えた写真です。これもまた先ほどと同様に今度は右上のスペースに綺麗に収まってくれました。まさに奇跡ですね。

本来、こういったシーンでは他車が1つも存在していないオールクリアーを狙いたい所です。その方が風景の最果て感や道の存在感が際立ちますからね。しかし実際には道路は自分だけの舞台セットではありませんから対向車も来ます。帰宅して写真セレクト作業をしている時に、イメージには存在していなかった他車が写っているからといって有無を言わさずボツにするのは少し勿体ないです。

この対向車線からやってきた白い軽バンは地元の素朴な雰囲気を象徴しているみたいで個人的にとても気に入りました。これがもし赤いフェラーリや厳ついミニバンだったらこのような素朴な雰囲気にはならなかったと思います。この軽バンだからこそ出せる雰囲気なのですよね。




今回は走行写真(コクピット風景)としての偶然をモノにするセンスについて書きましたが、これは普通の風景写真でも同様です。当初のイメージにはなかった予期せぬキャストは必ずしも邪魔扱いすべきとは限りません。あっこれもアリかも!と思えばラッキーな1枚を実現できるかもしれませんよ。

今回はこの辺で!!

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