紫陽花の写真は簡単です。アジサイの撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は季節の被写体として紫陽花の写真の撮り方を解説してみたいと思います。いつもバイクの写真しか撮らないよ…という方もスマホでも良いので紫陽花の写真を撮ってみてください。被写体が最も魅力的に見えるよう写真にする技術はきっとバイク写真にも役立つと思いますよ。

お花の写真は難しい…お花の写真なんて趣味じゃない…なんて方はおられませんか?お花はそれ自体が美しいので何も考えずに普通に撮れば綺麗な写真になります。一方でちゃんと撮ろうと構図や露出を練って撮れば上手なだけの図鑑写真に陥ってしまう難しさもあります。




しかし紫陽花というお花は他のお花と比べて写真にするのが簡単です。例えば菜の花は黄色が強烈すぎて色飽和しますしソメイヨシノはその淡いピンクを写真にするのに相応のスキルが要求されます。しかし紫陽花の紫や青はそのような悩みが少なく目線に近い高さに咲いているので寄るのも簡単です。

その1 アジサイ全体の様子を撮る場合

RICOH GR

以前に構図とは「目の前の被写体が写真という二次元の画になったとき、その様子が線形となり主題へ導くための案内図として機能するもの」と書いたことがあります。「その様子が線形となり…」実際の様子と写真になった様子の違いはここにあります。アジサイも写真にしてみたら何だか別のものにも見えてきた…なんて経験はありませんか?

この写真の場合、夜空に打ち上げられた花火のようであり、星のようにも見えます。そう感じたらよりそう見えるよう撮ってみましょう。これがおもしろいです!

この写真は光の存在もかなり意識してみました。晴天時だったのでハイライトが入り強いコントラストの発生するシーンですが1.光が強く当たっているハイライト 2.中間陰影 3.ブラックとシャドウ の大まかに3パートに分けて考え、それぞれが長方形という画面内に美しく配置されるようにフレーミングしました。この場合、最も重要なのは中間陰影でハイライトとシャドウはその良き引き立て役に過ぎません。

露出補正を積極的に使って露出と構図は密接に関係している事を意識してチャレンジしてくださいね。




その2 アジサイ一輪に注目して撮る場合

RICOH GR

一輪に注目して撮る方法は気を付けないと簡単に図鑑写真になります。個性を出すのが最も難しい撮り方ですが逆に言うと個性を打ち出すのに成功したときの嬉しさはひとしおです。

私の場合、一輪を撮る場合「その一輪がそこに咲いていた空間」を意識して撮ります。少々分かりにくいですがアジサイがその周囲に及ぼしているエネルギーに注目してそれを構図に取り入れる感じです。

この写真ではちょうど雨上がりで水滴が花や葉に付いていました。曇天の柔らかい光源は適度にコントラストを控え目にしてみずみずしい質感も再現できたと思います。

こういった黒バックに近い露出で魅せたいとき、評価測光はほとんど機能しません。しかしビギナーの方にマニュアル露出は難しいので、自信のない人は絞り優先モードでF5.6あたりに設定し、露出補正をマイナス1~1_2/3くらいの範囲内で試してみてください。

その3 アジサイをクローズアップで撮る場合

RICOH GR

一輪に寄って特定の部分をマクロ撮影する撮り方です。これも多くの人がお花の写真でやっている撮り方なので個性を出すのが難しいです。よく見かけるお花写真とはマクロレンズを装着してカメラを三脚に固定、水玉にピントを合わせて絞りを解放、背景は花の色で全体的にフォギーをかける…といった写真です。確かに美しい写真になりますが、少々見飽きてしまった撮り方ですね。

上の写真は花や葉が濡れている上に強い光が当たってコントラストがあること、つまり「雨上がり」を意識してみました。蕊の複雑な様子と花びらについた水玉、それらの質感をクローズアップによって表現してみました。カメラがスナップを得意とするRICOH GRなので全体にカリッとシャープな仕上がりになったのも、ふんわり系の多いお花写真とは真逆に男性的でユニークではないかと思います。




CASIO エクシリム EX-10

アジサイは特別な所へ出向かなくても公園や街路にも咲いているので、通勤の合間やバイクに乗れない休日でも撮ることができます。被写体をより魅力的に撮る、個性を主張する、ユニークな何かを想像するといったトレーニングにも最適です。

上達したい人はいつも写真を撮って写真を身近なライフワークとしてみましょう。

究極のツーリング写真流 アジサイの撮り方でした。今回はこの辺で!

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