やさしい☆はじめてのバイク写真☆基本講座

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の解説ではなく愛車をカッコよく撮るバイク写真の撮り方について解説してみたいと思います。

当ブログ「究極のツーリング写真」ではバイク写真という大分類に属する・愛車写真・バイク生活の記念写真・ツーリング写真の中から「ツーリング写真」に特化しツーリング写真をよりARTに、そして世にバイクツーリングの魅力を発信できるよう活動しています。

しかし風景主体のツーリング写真とはいえバイクも登場するわけでバイクをカッコよく撮るノウハウも決して軽視はできません。バイクをカッコよく撮るにはどうしたら良いか?多くの方がツーリング先で撮っている愛車の写真ですが、ここで改めて「バイクのかっこいい撮り方」を深く掘り下げて優しく解説してみたいと思います。

以前にもバイクのかっこいい撮り方は何度か解説してきました。軽くおさらいをすると1.最初に雰囲気の良い背景探しをすること 2.横7前3といった7:3の角度を基準にベストアングルを探ること 3.バイクの造形に存在する特徴が美しく映えるよう工夫する(上の写真ならR1200GSのクチバシと呼ばれるハイフェンダー) 4.メッキパーツやタンクのエッジなどに光を当ててハイライトを作る 5.ライダーの存在を予感させるヘルメットなどの小物を上手に使う…といった事でした。

今回は背景とバイクの割合や配置について書いてみたいと思います。




・バイクを日の丸構図で大きく配置

まず最初にバイクを大きく配置して完全に日の丸構図で配置する撮り方です。最初の写真と比較してバイクの位置が完全に中央になっているのがお分かり頂けると思います。

バイク写真に限らず日の丸構図の特徴というのは写真の主題を明確化すること、そして抜群の安定感&バランスが得られるのが日の丸構図です。「この写真の主役はこれです!ジャーン!!」という感じです。このシーンの場合はどうでしょうか?この大きさでR1200GSを撮るのであれば、配置など関係なく誰でも主題はR1200GSだと分かりますね。そこで追い打ちするように日の丸で配置するとややクドい感じもあります。

日の丸構図はこういったシーンではなくバイクを中古で売りたい時の1枚目の写真に使うような構図だと思います。

・バイクを小さめに背景をたっぷり作る

なかなか愛車写真で背景を多めにとるという発想自体が出てこないと思いますが、その場所の雰囲気が良ければ良いほど、背景の割合を増やすのはアリだと思います。

バイクが主役の愛車写真なのですからバイクの存在感は少々強めに出したいですよね。しかしバイクの存在感とは何も大きさとは限りません。この写真のように暗い(黒っぽい)背景の中で車体の各パーツに輝きが入るようにバイクを輝かせれば、ご覧のようになります。このような構図では「R1200GSがそこに存在している空間」という写真になります。この背景にもぴったり似合う撮り方と言えそうですね。

しかしスペースを多めにとる方法は実は結構難しいです。ポイントはスペースを作るというプラスの意識です。バイクを小さめに撮ってみようと考えてしまうと「できちゃった無駄なスペース」になり、スペースを作った写真とは似て非なるものになります。いつでも写真とは撮影者の意図のもと必然的に成立するものと考えましょう。




バイク雑誌で活躍するカメラマンは意図的にスペースを作るのに慣れています。雑誌はカメラマンだけの仕事ではなく誌面デザイナー、ライター、編集者などの連携でページが完成するものです。後で誌面デザイナーが仕事しやすいようにスペースを作って撮るのですね。

後でこんな風に文字が入っちゃいそうなスペースを作らない

こんな風に後で文章や別カットが挿入されることを想定してスペースを作ったりするのですね。私たちは雑誌で活躍するプロカメラマンではないのですから1枚の写真で作品として成立するよう、後で文字が入れられちゃいそうな無駄なスペースを作らないよう気を付けましょう。

・後方にスペースを作って到達感を演出

これはおススメのやり方です。バイクの後方にスペースを作ることで「走ってきた」「到達した」という表現ができツーリングにおけるバイク写真として成立します。ただ上のシーンの場合だとツーリングを連想させる重要な被写体…そう「道」が写っていないのでこの背景に似合った構図とは言い難いですね。主に旅を連想させる道を写すときや宗谷岬の碑のようにライダー達が目指すシンボルなどが写るときに有効な構図です。

ちなみにバイクの前方にスペースを作ることで「出発」「スタート」といった雰囲気の演出になります。




・背景の雰囲気に似合った撮り方を選ぶ

ここで最後にまとめてみましょう。愛車写真に限ったことではありませんが「そこがどんな場所で被写体が何者として存在しているか」を再考して撮り方を決めてみましょう。

前述しましたが道であればスペースを後方に作って到達感を演出するといった具合です。今回の作例の場合、錆びたトタン壁の倉庫で撮影したのですが、これ自体にStory性というのは薄く、単純にクールな背景であるに過ぎません。そうと分かれば走り始めそうな姿勢という意味で少しだけ前にスペースを作って配置してみました。

アングルとしてはタンクのサイドからフロントホイールにボリュームを持たせるために、レンズ歪みも利用して少しだけ寄ってみました。たったこれだけのことで不思議なことに無機質なバイクに表情が加わるものです。このアングルをよく見ると何となくですが「よし行くぜ!」とR1200GSがライダーを誘うような表情をしていると思いませんか?

バイク写真に相応しい撮影地、すなわち背景を見つけたらまずどんな空間なのか感じ取ってみましょうね。これは風景主体のツーリング写真と同じです。その場所がどんな場所なのか?そこに何者として存在しているのか?それを理解した上でバイクの大きさ、配置、背景の範囲を決定させましょう。

どれも細かなことの積み重ねですがこういった小さな工夫が大きく作品の出来栄えに影響するものです。もし今回解説した内容が「う~ん、よく分からんな」と感じた方は単純に手間と時間をかけて撮影に挑んでみてください。その意識だけでもきっと以前とは違う写真が撮れると思います。

愛車メインのバイク写真の基本的な撮り方でした。

今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング