ツーリング写真の構図☆重ねない配置テクニック

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真を撮ってライフワークを充実させていますか?暗いニュースばかりの世の中ですが仕事や私生活とは別に【写真というライフワークを持っている】という意識をしっかりもって人生を楽しみましょう。好きなこともできず仕事もうまくいかない・・・そんな時に1枚の写真にすくわれるかもしれませんよ。

さて今回はツーリング写真の構図についてビギナー向けの内容をさらっと書いてみたいと思います。写真において誰でも知っている用語「構図」。そもそも構図とは何でしょう?

被写体の大きさや配置…??きっと多くの方が漠然とこんな風に考えていると思います。そして「構図は大事である!」と。




私の勝手な構図の解釈は次の通りです。【目の前の風景や被写体は写真になった時に二次元の線形となり、それらが作品の意図へと導く案内図として機能するもの】といった具合になります。あくまで案内図、または建物で例えると基礎工事。ぱっと見た瞬間の視覚的な印象や安定、視線誘導などに役立つものだと考えます。

構図は表現の手段の一つであり核心ではないのですね。大事なのは確かかもしれませんが、それより大事なのは作品で伝えたい1つのことです。それは美や感情であったりメッセージであったり、幾通りも解釈のできる現代的アートであったり、作者の個性を発揮すべく写真の核心はここにあると思います。

つい先日、Facebookのタイムラインに入ってくる広告にこんなものを見かけました。カッコいいですね。しかし何か違和感があるのですがお分かりいただけるでしょうか?…そうです、悪夢の構図と言われる串刺し構図ですね。モデルの頭頂部のほぼ中央に背景にある建物の塔が突き刺さって一角獣のようになっています。

これを見た瞬間、思わず固まってしまいました。私の理解が及ばないだけで何か意味があってやっているのか?と自分を疑いましたが、どう考えてもおかしいです。プロのカメラマンであれば絶対にやらないミスですが、これは恐らくモデルと背景は別々の写真で、広告の製作部門が合成したのだと思います。これとは別カットで女性モデルの写真もあったのですが、そちらは重ねっていないのですから。

しかしこれが帽子の広告ときたのですから二度驚いてしまいました。写真の中で最も重要な主題の中央に背景の線、または図形などの線形要素を不用意に重ねないよう、読者の皆さまは是非気を付けてくださいね。




最悪の構図「串刺し構図」

ツーリング写真でよく見かけるのは風車や街灯や電柱といったものが、バイクやライダーの中心を射抜いている写真です。もちろん撮った人はわざとやったのではなく、特に背景など意識せずにパチリとやったのですから悪く言われる筋合いはありません。しかしこういったミスを生んでおいて高級なカメラや噂の撮影スポットのことで頭の中が一杯なのでは寂しい限りです。

もう1つ失敗例を。この場合はお弁当が主役なのですがご覧のようにヘルメットに重なってしまいました。セルフタイマーで撮っているので難しかったのですが、このような時にはEOS6D mark2のようにスマホと無線接続して遠隔ライブビューで確認すると失敗を防げます。

「こまかいな…」と思うかもしれませんが良作とは細部にまで作者の思いが宿るものです。こまかな部分まで徹底してケアすることは大切なのです。

串刺し構図や被写体が他と重なってしまう失敗写真。これは少しの配慮、少し左右に動くだけで簡単に処置できることです。これが出来ないようなら単純に雑だという事だと思います。面倒くさい、手間をかけられない、また撮りに来ればいいや…といった感じでは永久に憧れの1枚は実現しません。私はかなり大雑把な性格の持ち主ですが写真に関しては1ミリも妥協はしません。

大切なものに重ねない、重ならない、少しの配慮と動く足ですね。もちろん何か理由があって重ねるとか、スナップのようにリアルな刹那として仕上げるのであれば別ですが。

小さな違和感も見逃さない。細部に渡るまで徹底して詰めていきましょう。特に構図に関しては精度よく徹底して組み立てると最終的な仕上がりが見違えるものです。

ここで知識だけ付けるのではなく次回の撮影で実践し最終的に応用できるようにして下さい。




目の前の風景や被写体が二次元の写真になったとき、その線形が作品の主題に導くよう機能するもの。それが構図だとすると「二次元になったときの線形」とは刃物を扱うように注意しなければ串刺し構図のように悪さもするのですよ、というお話でした。

今回はこの辺で!!

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