はじめての一眼レフ☆レンズの選び方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回までの投稿で私の住む千葉県の房総半島についてお役立ちツーリング情報を書いてみました。いま改めて読み返してみると、どうしてこう長文になるのか自分でもよく分かりません。おそらく性格なのだと思いますが、何もお土産のことまで書かなくても良いだろうに…と自分でもおかしく思います。

さて今回は何を書くにも長文になってしまう…そんな私のお勧めする「はじめての一眼レフ☆レンズの選び方」をいってみたいと思います。

コンデジやスマホを卒業して本格的に写真をやりたい!と決意した方がはじめて一眼レフ(またはレンズ交換できるミラーレスカメラ)を購入したとき、悩ましいのがレンズ選びですよね。

たくさんの種類があって価格帯も2万円くらいから30万円オーバーなんて物も。いったい自分がどれを選べば良いのか?バイクツーリングで持っていくレンズとしてどれが良いのか?ビギナーの方にはよく分かりませんよね。私も最初はそうでした。そんな写真ビギナーの方のために最初のレンズの選び方として幾つかの項目を作って説明したいと思います。




焦点距離や画角って何?

画角とは簡単に言ってしまえば範囲と距離感です。人間の目は1つの画角で固定されているのでまずここが最初に「よく分からない」と感じるポイントだと思います。遠くのものを大きく写すことを望遠、逆にワイドに写すことを広角と言います。画角は「焦点距離」というmmの単位で表記され、肉眼に近い画角を標準と呼び数値では50mm(APS-Cサイズのカメラの場合はおよそ35mm)となります。14mmや28mmといった具合に数値が小さい方がワイド、200mmとか400mmとか数値が大きいと望遠です。

望遠レンズの特性を生かした作例

ここで重要なポイントを1つ。お使いになっているカメラ本体がフルサイズセンサーかAPS-Cサイズセンサーかを確認して焦点距離を選びましょう。APS-C機の場合はレンズに表記される数値におよそ1.5倍(キャノンなら1.6倍)で換算します。例えば50mmというレンズをニコンD7500で使用する場合は77mm、EOS Kissに使用すると81mmくらいになります。

※今回の解説は以降はフルサイズ換算で表記していきます。

~ズームか単焦点か~

「ズーム」とは誰でも聞いたことがある単語ですよね。画角を望遠や広角に調整できる機能をズーム機能と呼びます。望遠にすることだけがズームではありませんので勘違いされていた方はここで正してください。ちなみに映像の世界では望遠方向へズームすることを「ズームイン」、逆に引いていくことを「ズームバック」と言います。写真では使わない言葉ですが。

一眼レフ用の交換レンズは主に単焦点とズームレンズに二分されます。単焦点には焦点距離を変更する機能がなく固定されています。ネットの情報やカメラ雑誌なんかでは「単焦点レンズは描写に優れる」といった内容を見かけますが、ビギナーの方にとって「優れた描写」を作品に反映するのが難しいので最初に無理して単焦点を買う必要はありません。ただし後で買い替えるのは無駄なので最初にしっかり投資したい!という方には最初から良いレンズを手に入れておくのはアリだと思います。

ズームレンズと単焦点レンズ、それぞれにメリット&デメリットがあります。ズームレンズは1本のレンズで複数の画角を選択できること、スペースを奪われたとき(壁があってそれ以上下がれない、尖った岩の頂点に登って撮るなど)に画角の微調整ができるといったメリットがあります。これらのメリットの一方で重量が重い、摺動部分の密閉が悪く内部にチリが混入しやすい、といったマイナス面もあります。

最近のズームレンズは技術の進歩で描写も美しいです。ここ10年以内に発売されたモデルであれば、まずビギナーの方にとって不足は感じないと思います。バイクでツーリングに出かける場合、何本も交換用レンズを持っていく訳にはいきませんのでバイク用という意味ではズームレンズはお勧めです。

しかし単焦点はビギナーの方にとって1つ、とても良いことがあります。それは写真をやる上で必要なよく動く足を手に入れる練習になることです。焦点距離を縛ると自分が動くしかないので自然と被写体に寄れるようになるのです。逆に言うとズームレンズに頼っていると足は動かず、ファインダーを覗いたままズームリングをグルグル回して大きさの調整をしてしまいます。これを癖にしてしまうと上達が遅れてしまうものです。




ここでお勧めのレンズを!最初は24-70mmまたは上の写真のような24-105mmくらいを守備範囲にしたズームレンズを1本でいってみましょう。これにもう1本を加えるのであれば、それは思い切って単焦点レンズの35mm、50mm、85mmあたりから1本を選んでみましょうね。選び方は次項で説明します。

~焦点距離はどう選ぶか~

写真を撮るときに焦点距離の選択を最初にします。今日持ってきているレンズの中で今、写真を撮りたいと思ったその場所でどのレンズを選択するのか?です。これはビギナーの方にとっては酷な要求なのですが、写真とはまず最初に「こう撮りたい」というイメージを描くもので、最初にそれを想像してから焦点距離を選ぶのが多くの場合でセオリーとされています。ビギナーの方は最初にイメージの写真を想像できないので「試しに一枚撮って確認してみよう」と思って先に撮ってしまうものです。しかしその試し撮りの焦点距離はどうしますか???

どの焦点距離のレンズを買えばいいのか?も自分がどんな写真を撮りたいのか?を最初に決めないと選びようがありません。しかし最初はカメラのことがよく分からないのと同じように写真のことがよく分からないものです。レンズ選びが難しく感じるのはレンズに対する知識が不足しているのではなく写真に対する見識がまだ浅いのが原因です。

広角レンズの特性を生かした作例

ここでビギナーの方へ「絶対ではないけど一般的にこうです」という焦点距離の主な選択法を目安として記しておきます。

広角レンズ:景色主体で撮るツーリングシーンに使う。大空に広がるウロコ雲や夕空。北海道のような場所で雄大さを表現したい。星空なども。ワイドになるほど歪みがあるのでバイクを大きく撮る場合は注意が必要。自分の影、電線など余計なものが画面に入りやすい。ワイドになるほどビギナーには難しいレンズと言われる。

標準レンズ:バイク、ライダーを主体に撮る場合に使う。写真を学ぶための基本と言われるレンズ。自然な画角は見る人に臨場感を与える。リアルを伝える、ドキュメンタリータッチ、視線を再現するような写真などに使う。自然な画角ゆえにビギナーが使うといとも簡単に陳腐な写真になる。

望遠レンズ:特定のものに絶対的な存在感を与える。遠くの山を引き寄せたり長く続く直線道路を大きく撮りたい時などにお勧め。三脚を使わない場合は望遠ほど手ブレしやすい。背景がボケやすい。少しカメラを動かすだけで画面内の様子が大きく変わるといった特徴がある。余計なものを画面の外に除外しやすいので構図という意味では優しいです。それと焦点距離の長い望遠レンズは重く大きいのでバイクで持っていくのは少々の無理が生じます。

経験を積んでいくと好みの焦点距離というのが分かってきます。私の場合は35mmですが皆さんも色んなツーリング写真を撮っていくうちに好きな画角が見つかると思います。そういった好きな画角は単焦点で少し高級なレンズを奢ってやるのも良いかもしれませんね。




EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F11 1/125 ISO100

これは私の好きな35㎜レンズで撮った作品です。この時はSIGMAの35㎜F1.4ARTという少し高級なレンズを使っていましたが、現在ではもう少し軽量さを求めてCANON EF35㎜F2ISという手ブレ補正機能を有したレンズに買い替えました。と言うのも35㎜で撮りたいシーンでは絞り込んで深度を保ちたい時、すなわちシャッターが遅くなるのでキャノンIS(露出4段分の手ブレ補正機能)が重宝するからです。このように自分の好みや使い方に合わせてレンズを買い替えることは珍しくありません。

長くなったの次回に続きます…

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