人気ジェットヘルメット☆OGK EXCEEDとSHOEI J-Cruiseを比べてみた

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報として人気ジェットヘルメットのインプレをしてみたいと思います。私は拙い30年のバイクキャリアで愛用してきた数々のヘルメットをなぜか詳細に記憶しています。

最初はAraiのアストロRG、そしてラパイドμ、初代RX7R、SZ-RAM、PROFILE、GP-5X、初代ツアークロスが2個、ツアークロス3が2個、BMW純正のエンデューロが3個、シューベルトJ1、BellのSC-X、momoのファイター、OGKのFF-MRというカーボンヘルメット、SHOEI ホーネットADV、J-Cruiseが2個、HJCのDS-X1などなど。2年くらいのスパンで買い替えるので、なかなかの数です。

SHOEIホーネットADVとHJC DS-X1を比較した投稿はこちら

今回、OGK kabutoの人気ジェットヘルメット、EXCEEDを購入してみましたのでインプレッションとSHOEI J-Cruiseとの比較を書いてみたいと思います。両者はラインナップ内でツーリング向けジェットヘルメットの旗艦であり、インナーサンシェードを有したモデルと言う意味でもライバル関係であります。

左:SHOEI J-Cruise 右:OGK EXCEED

古くから日本、いや世界において信頼できるヘルメットと言えばAraiかSHOEIが通説でした。もう20年以上も前の話ですが最初に就職した会社でイギリスからお客さんが来た時のことです。たった3日の滞在だったのですが少しの空いた時間で上野バイク街を案内してほしいと切望されました。私は英語が話せないので先輩と一緒に買いに行ったのですがAraiのRX-7RRを買って帰られました。「イギリスで買うと20万円くらいなんだよ」と言っていたのが印象的でした。

私も過去にBellやシューベルトなど海外ブランドのヘルメットを使ったことがありますが「やっぱりヘルメットはAraiかSHOEIに限るな」という考えを長らく持っていました。このイギリスのお客さんが日本出張の合間に是が非でも手に入れたかったAraiヘルメットへの想いも納得できます。

しかし忘れてはいけない存在は我らが誇る日本ブランドのもう一つの雄、OGK kabutoです。昔、バイク用品メーカーに転職してすぐの頃、展示会場でOGK kabutoの方と話す機会があったのですが「どうしてOGKさんのヘルメットは品質も機能も良いのにAraiやSHOEIよりも価格がお安いのですか?」と疑問を投げかけてみました。あまりにストレート過ぎる私の質問に苦笑しながら答えてくださった方によると・ヘルメット後部に設けられたエアロブレードフィンなどの特許料で儲けているから・自転車のカゴやチャイルドシートなどの利益が大きくバイク用ヘルメットだけでビジネスをしている訳ではないから・・・との回答でした。

このお話の信憑性は定かではありませんが、もしそうだとしたら我々ユーザーにとっては「お買い得」なヘルメットであることは疑う余地がありませんね。

しかしよく調べてみるとArai&SHOEIに比べてOGK kabutoの大きな違いが一つありました。そればシェルつまり帽体の材質です。Arai&SHOEIのヘルメットはガラス繊維で強化されたFRP等を複数の層で形成した構造です。一方OGKの場合はTPS(サーモプラスチック)という熱可塑性プラスチックを採用しています。以前にご紹介したHJCのDS-X1も帽体の材質がポリカーボネイトという樹脂製だったのと同様に、OGKのシェルはFRPではなく樹脂製なのです。(RT-33やIBUKIなどハイスペックモデルはFRP製)

FRP製シェルと樹脂製シェルで安全性能にどのような違いがあるか分かりませんが、重量や見た目では大きな違いはないのは確かです。おそらく製造コストでは樹脂製の方が安いと推測されるので、その辺が価格差になっているかもしれませんね。

SHOEI J-Cruiseの定価は44000円でOGK kabuto EXCEEDの定価は26500円。どちらも単色での定価ですがずいぶん違いますよね。果たしてこの価格差を納得できるほどの違いがあるのでしょうか?ステイタスのような気持ちの問題は抜きにして細部を検証してみたいと思います。

帽体のフォルムは真上から見るとどちらも若干のオーバルです。サイズは両者ともにXLサイズで比較していますが、軽量コンパクトを売りにしているEXCEEDですが大きさはほぼ同じです。写真ではJ-Cruiseの方はアンスラサイトというグレー、つまり縮小色なので小さく見えますが実際は写真の印象ではなく同じ位の大きさと感じました。




EXCEEDのベンチレーション、つまり換気システム。大型シャッターのベンチレーションは左右に設けられたオーソドックスなタイプです。

J-Cruiseはセンターにヘキサゴン型のベンチレーションが鎮座しています。J-Cruiseのアイコニックな存在として機能していますね。個人的にはこちらの方がユニークで好きです。

高速道路で使用した印象ではどちらもベンチレーション機能に大きな差は感じられませんでした。

EXCEEDのインナーサンシェードを下した状態。

J-Cruiseのインナーサンシェード(SHOEIの呼称はインナーサンバイザー)を下したところ。どちらも減光効果や形状に大きな差はないと感じました。

EXCEEDのインナーサンシェードの操作部分。ストロークが長いですね。この部分がカーボン調なのがカッコイイです。

J-Cruiseのインナーサンバイザーの操作部分。EXCEEDよりもストロークが短く一瞬でシャッと出る感じです。




EXCEEDには帽体の両サイドから後方にかけてウェイクスタビライザーという溝があります。かなり整流効果があるようで負担を軽減するとか。一方、J-Cruiseも全体に流線型のフォルムを持っていて、インナーサンシェードを格納している部分がシェルの形状でも分かるのが面白いです。

内装はSHOEI J-Cruiseはなかなかの高級感で起毛のような生地がとても肌触りが良いです。被った感じのフィット感も申し分ありません。OGK EXCEEDはCOOLMAXなので高級感というよりは夏場の快適性を重視している感じです。そして内装が全体に柔らかめで被る時、脱ぐ時がスムーズです。

サイズ感は私の場合はAraiもSHOEIもどちらもXLサイズでOKな頭なのですが、OGKの場合でもXLで問題ありませんでした。

J-Cruiseの内装。さすがの高級感ですね。アゴ紐はラチェット式でヘルメットロックをかけるリングも装備。

EXCEEDの内装。全体がブラックで統一されてCOOLMAXが採用されています。こちらもアゴ紐はラチェット式でアゴ紐が少々長めです。

どちらのヘルメットもインカムに対応したスピーカーホールを有しています。

ツーリングで使ってみた感想ですがOGK kabuto EXCEEDは全くArai、SHOEIと遜色ない機能、快適性を持っていると言えそうです。まずEXCEEDを被った感じですが第一印象は軽い!の一言につきます。実際の重量はXLサイズで約1530g程度。一方でSHOEI J-Cruiseは1540g程度。実際には殆ど同じ重さですが被った印象では軽く感じます。




被り心地やフィット感はJ-Cruiseの方が好印象ですが夏場になるとCOOLMAXのEXCEEDの方が快適に感じると思います。

高速道路を走行してみましたが両者ともジェットヘルメットとしては風切り音の少ないモデルだと思います。比較するとJ-CruiseよりもEXCEEDの方が若干走行風が大きく感じました。しかしバタつき感はEXCEEDの方が安定していて不思議なことに速度が乗るほどEXCEEDはヘルメットが軽く感じました。

この差が長時間使用したときの疲労感に現れるようで、走り終わって首や肩こりのような疲労が少ないと感じました。

参考までにOGKのオーソドックスなジェットヘルメットと言えるAVANDと比較してみました。現行のAVAND2ではなく古い製品ですがたまたま家にあった物です。両者の価格差は3500円程度ですが内容を考えるとAVANDは普通のジェットヘルメット、EXCEEDは高級感もあるインナーサンバイザー付きヘルメットです。コストパフォーマンスを考えると同社のラインナップ内であっても抜群に良いと言えそうです。

ちなみに先日ご紹介したHappiax曇り止めシートを早速装着してみました。純正のピンロックシートでも良かったのですが、やはり1400円は安いですからね。

実際に高速道路や峠道などツーリングで使用してArai&SHOEIと比較してしまうと「ここが違うな」と感じる部分は出てくると思います。しかし約2万円の価格差を考えると小さな違いと言えると思います。

OGK kabuto EXCEEDのインプレでした!

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