撮影現場で私がいつもしていること☆その3

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前回の投稿までで私がツーリング先の撮影地でしていることを書いてきました。

その1の投稿では憧れの写真を胸にバイクで旅立ち、走りで浄化された精神状態で感動的な風景に出会う。そこで被写体や情景の特徴を元に感動し脳内に描く空想の写真が出来上がったら…

その2の投稿ではレンズの焦点距離を選択しアングルを模索、構図やデザインを駆使して(あるいは駆使しないで)脳内に空想した写真イメージを再現させる…

といった内容を書いてきました。今回は写真イメージを実際に再現できるアングル、構図を完成させた次のフェイズに入ります。

前回までのベストアングルの模索、構図の組み立てなどは何枚か試し撮りを繰り返しながらカメラを手持ちでシャッターを切り、確認しての繰り返しの作業でした。納得のいくベストアングルを見つけたら本番は三脚に固定するので、いちどバイクに戻って三脚の準備をするのですが、せっかく見つけたベストポイントを見失わないように気を付けましょう。




手持ちで「ここだ!」というポイントを見つけたらそれを1枚撮っておきます。次に1.立っていてる位置に目印を置く(私の場合はクイックリリースプレート) 2.カメラポジション(カメラの高さ)を覚えておく 3.ズームレンズの場合は選択している焦点距離を確認しておく、の3点です。

これを元に三脚をセットして試し撮りの1枚を確認しながら当初に見つけたベストアングルの再現を行います。三脚でセットした本番用の構図は画面の四隅に細心の注意をして余計なものが写っていないか?安定のある水平は精度よく出ているか?重要な被写体に重なっている物がないか?など雲台のハンドルを機械のように精密に操作してクオリティの高い構図を完成させます。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

カメラの電源を入れて本番カットの準備をします。まずこういったシーンでは狙いたいポイントは静止していますので、ピント合わせはマニュアルフォーカスを使用します。ライブビュー機能を活用して狙いたい部分を拡大し、しっかりピントピークの位置を調整します。上の写真のように絞り込んで深い深度を発生させる場合はピント範囲も絞り込みボタンを使用して確認します。

そして手ブレ補正機能のあるレンズの場合は三脚固定では機能を忘れずにOFFにします。




ここで一度、当初に脳内に空想した写真イメージをもう1度思い出してみます。露出を決めるためです。露出は主題が最も魅力的に見えるよう設定するもので考え方はアングルを探すことと同じです。その被写体が最も魅力的に見える理想的な露出を決めます。

インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

ライダーの姿を登場させる写真の場合、カメラのセルフタイマーでは全く役に立たないのでインターバルプログラムを使用します。写真はインターバルプログラム機能のあるリモコン Canon TC-80N3ですが現在私が愛用しているEOS6 mark2やRICOH GR(APS-C)には元々内蔵されているので今は使っていません。

インターバルタイマー機能を使って複数カットを撮影したら画像を再生させてチェックします。露出は狙ったイメージ通りであるか、ピント位置や深度は表現の一手段として的確に機能しているか、写真イメージを納得できるまで再現できた写真と言えるか?まだ現場に居る時点で徹底的に検証します。

たとえ家から近い撮影場所でも「また撮りにくればいいや」という気持ちで妥協して帰るようではダメです。心の底から納得いくまで撮り切ること。これに全てをかける!まさに完全燃焼ですね。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

次に静かなる風景にも時間が流れている事を感じ取ってみましょう。シャッターチャンスの待機です。何が起こるか分からいものですが予測できることもあります。それは野生動物の登場や上の写真のように自然現象による変化かもしれません。上の写真は北海道ツーリングのワンシーンですが一通り撮り終えた後「何かもうひとひねりないものか?」と待機していたところ、流れる雲が地面に影を走らせてゆく様子を写真にすることに成功しました。もしこの手前の影が無かったら平凡な写真になっていたと思います。




シャッターチャンスの待機は帰る時間が遅くなる訳ですが、粘れば粘るだけいい写真が撮れる確率が高まります。粘ったもん勝ちです!美しい夕陽の撮影を済ませて帰る支度をしていたら太陽が沈んだ後にさらに美しく空が変貌したという経験はありませんか?

私はいつも「まだ何か起こりそうな予感がする」という直感に従い、簡単には撤収はしません。いちど撮影を終えてから周囲を散歩してコーヒーでも飲んで、再度リラックス状態を構築して再び撮影を再開することもあります。こんな調子なのでいつも私はソロツーリングなのですけどね。連れがいたら「いい加減にしてくれ」と怒られます。

RICOH GR

いかがでしたか?3回にわけて私、立澤重良がツーリング先で写真を撮るときにしていることを書いてみました。実はこれで写真は終わりではありません。ツーリング先でしていることはこれでほぼ全てですが、あとは帰宅してから写真の選別と仕上げがあります。

次回は「私がツーリングから帰ったらしていること」と題して写真の選別と仕上げについて書いてみたいと思います。

今回はこの辺で!!

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