撮影現場で私がしていること☆その1

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この記事を書いている2020年4月中旬現在、世界は新型コロナウイルスの騒動で大変なことになっています。医療従事者、官公庁などの関係機関で働く方々、本当に大変だとお察しします。また個人事業主や会社関係も経済的な影響が大きく、こちらも大変だと思います。

事態の収束に向けて我々一個人ができる事は確実にしていきましょう。確か3月の初旬くらいの投稿で「ソロツーリングならウイルスの影響がない…」といった事を書いてしまいましたが、今となってはそれもダメだと思います。不要不急の外出はしない、という政府からのお願いなのですからね。

私自身は仕事に大きな影響はありませんが、テレワークができない仕事なので怖いですが電車通勤を強いられております。なるべく時間をずらして人と間隔をあけ、何にも触れず細心の注意をしております。職場の周りはオリンピック関連施設ばかりなのですが工事関係者や運営関係の人は見当たらず、寂しい風景に様変わりしてしまいました…。

しかしこのような有事を受け、なんとなく人としての生き方を問われているような気もします。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

さて今回は在宅で少しでもツーリング写真のスキルアップにお役に立てれば…と今までと少し違ったアプローチでツーリング写真の解説をしてみたいと思います。題して「ツーリング写真で私がいつもしていること」という事で、私立澤重良がツーリング先でどのように写真を撮っているのかを書いてみたいと思います。

あくまで私の場合ですのでご参考になるか分かりませんが…。まず一番最初に大切なのは写真に対する思いです。写真が好きであること、いい写真に対する憧れ、自分がこの世でバイク旅をした記録、誰かに喜んでもらえたらいいな…という気持ち。これらが写真を撮る原動力です。この原動力はバイクで言うガソリンのように、しっかりと内面に蓄えておかないとカメラや三脚を持って出かけることすら面倒になってしまいます。

原動力には前述のような良質なガソリンを使いましょう。良質ではない原動力の代表選手は凄い写真を撮ってやろう、珍しい風景や被写体で驚かせてやろう、カメラが高性能であるのを自慢しよう。といった具合に「やろう」がつくハンティング精神的なものです。私が過去に通過した過ちなので皆さまはこの沼に足をとられないように。承認欲求は人間の根深い欲望ですがこれに囚われると「憧れのいい写真」は永久に実現不可能です。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

いい写真を撮るための良質なガソリンをたっぷり内面に蓄えたら、それをエネルギーに自分の個性を爆発させる空間を求めて旅立ちましょう。ヘルメットをかぶりエンジンをかけて自宅が遠のくほどに精神状態は日常から解放されていきます。

まずは写真に適した場所探しですがここでの精神状態が大事なのでとにかく焦らないことです。先ほどと同様に「やろう精神」に注意しましょう。素敵な撮影場所を見つけてやろう、誰も知らない凄いところで撮ってやろう…では出来上がった写真はインパクトや美しさだけで空っぽの画像となります。

撮ってやろうではなく受け皿を持ってキャッチする感覚です。バイクに乗って空間を駆け抜けて旅をすれば精神状態はリラックスです。リラックスして楽しい、穏やかという状態は感受性という重要なセンサーの感度が理想的な状態になります。その精神状態を作るのを私はいつも大切にしています。




センサーを理想的な感度に設定したら撮影地は自然と発見できます。見つけ方は何となく、そんな予感がした、意外とこんな所かも、といった具合に極めて曖昧な感覚で見つけるものです。そんな直感で決めた場所にはなぜそう感じたか?なぜそこで足をとめたか?の答えが必ず隠されています。それを解明する作業は次のフェイズとなります。

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L F5.0 1/200 ISO100

まずはいきなりカメラを構えるのではなくリラックスして景色をよく見てよく感じ取りましょう。ここから先はビギナーとベテランで身体的なスキルやイメージ力に差が出てくるものです。まずは目、写真家眼の出番ですが1.被写体や情景の特徴を細かな部分までとらえる 2.どのような光がどのような光量でどのように被写体に当たっているか?を把握する 3.どのような影を作っているか?影の様子を把握する 4.被写体の大きさ、位置関係、背景を含めた全体をジオラマボックスのように3Dにとらえて空間を脳内で測量する。

観察や測量を済ませたら次に大切なこと…そう感動することですね。もともと涙もろい人は有利ですがそうではない人は自分の心をトントンと叩いて眠っていた感受性を起こしてやりましょう。意識してやればきっと誰でも感動できます。




感動しないと写真に気持ちが入らないですからね。焦点距離にしろ露出にしろホワイトバランスにしろ、すべて感動を受けて決定させることです。目の前の事実はあまり関係なくてあくまで作者のハート内に各々のフェイズのマイルストーンがあるのです。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

次のフェイズは脳内に描く空想の写真、写真イメージの想像ですがこれが超絶重要です。しかし写真イメージの描き方をどう説明したら良いでしょうね・・・長くなりそうなので次回に続きます…

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