構図を作れる「足」を手に入れよう☆写真ビギナーの最初の一歩

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、先日あのキヤノンから新製品として面白いカメラが発売されたのですがご存じでしょうか?

これです。INSPIC RECというカラビナ型のデジタルカメラです。最初に広告を見た時に「なんでカラビナ…?」と思いましたが、よく考えると私が愛用しているJBL CLIPというBluetoothスピーカーも同様にカラビナになっていて、買う時に何となくソレが良いと思って買ったのを思い出しました。なんかこう…カラビナって不思議なもので身に着けて出かけたくなるんですよね。

そういったウェアラブルというコンセプトの製品のようです。写真とはいつでもカメラを持ち歩いて「アッと思った瞬間にパッと撮るのが面白いですよ」という投稿をだいぶ以前に書きましたが、それをやるには理想的と言えそうです。画角は25.4mmという事なので思いっきり被写体と距離を詰めて撮れそうですね。だってカメラに寄られるよりもカラビナが寄ってきた方が撮られる方は楽しいではありませんか。

このINSPIC REC、面白いのはディスプレイが無い事で、どんな写真になっているかは後のお楽しみ!という何だかフィルム時代を思い出す写真の楽しみ方だな、と感じました。メーカーもスマホに市場を奪われまいと色々と考えてきますね。




さて今回は久しぶりに原点回帰しまして<初級>ツーリング写真解説として超初歩的な内容をやさしく解説してみたいと思います。

ここで撮りたい!と思ってバイクを停めたその場所で、いざカメラを風景やバイクの方へ向けてみたけど、最初に思い描いたような写真にできない… 自分は構図がうまく作れない、アングルを探るのが苦手だ…そんなお悩みをお持ちではないでしょうか?

その原因はカメラの操作方法やレンズの応用方法などではなく単純に足がよく動いていないだけ、ということはないでしょうか?ビギナーの方は「さて撮るぞ」といきなりカメラを構えてしまうものですが、まず最初に風景や被写体をよく見てどんな写真にしたいか頭の中で想像の写真を1枚作ってみましょう。

それは最初の頃は難しいかもしれませんが、少なくとも風景の中のバイクなのかバイクの背景が風景なのかの違いくらいはハッキリと区別できるように意識してみましょうね。

そしてそのイメージが大まかに固まったらファインダー(またはモニター)をみて今選択している焦点距離(広角か望遠か標準か)で目の前の様子がどんな風になるのか確認してみましょう。最初の頃は広角も望遠も具体的にどう使い分けてよいのか応用方法が分からないものです。まずは大まかに広角は風景の広がり感で吸い込まれるような写真が出来上がる、標準は写真を見た人がその場所にいるような臨場感を与える、望遠は特定の被写体や風景に存在感を持たせる圧縮感ある写真、と3つに分けて考えてみましょう。




例えば「よしここは風景を主体にしたいから35mm広角でいこう」と決めたら動くことを強く意識して被写体の大きさや位置関係、背景や地面や空の範囲などの調整に取り掛かりましょう。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/200 ISO100

ビギナーの方でも右に左にであれば少しは動いているものです。しかし大抵の場合は左右方向の他には動くことができず【前に後ろに】 と 【低くと高く】を試していない場合が多いです。前に出れば被写体が魅力的になり、低くすれば空の割合が増え、高くすれば道路や砂浜など地面サイドの割合が増えます。

特に広角レンズと標準レンズを選択した場合は前に…は重要で被写体の魅力を決定付けるためグッと寄る、はとても大切な基本動作と覚えましょう。むかしから写真は一歩前へ!なんてよく言ったものですが現代でもそれは同じなのです。

上の作品は海に浮かぶ不気味な廃船を主題にしたツーリング写真です。特に船首部分の腐食具合と曲がった手すりがその不気味な被写体を最も崇高に見せている部分と感じたので、これをメインに構成するよう縦構図を選択し左右に動いて画面の中心に堂々と配置させました。

カメラの高さは被写体の雰囲気とは真逆の爽やかな青空に注目し、空の割合を高さで調整しました。廃船の不気味さを空の爽やかさで中和するよう裁量したのです。そして最後に重要なのが被写体の魅力、質感の表現として船首部にグッと一歩寄ってシャッターを切ったのです。




ズームレンズで大きくするのとグッと一歩寄るは何が違うの?ズームで調整すればいいんじゃない?と多くの方が疑問を抱くと思います。こういった場合にズーム機能で被写体を寄せるのは特別な事情がある場合を除いてやってはいけません。寄ると寄せるの違いはスペースの関係で別の機会に解説しますが、いちど最初に35mmでいこう!と決めたのなら、そこは変えずに足で動くのです。ズームを悪戯にいじってしまうと当初のイメージが崩壊して、撮りたいと思った写真を見失い範囲や大きさの調整作業でシャッターを切ってしまうのです。

左右はもちろん、寄って離れて、しゃがんで登って。ズームはやたらグルグル回さない。いちど最初に決めた焦点距離は固定にして、とにかく足で動く。

 ~ビギナーの為の構図&アングル まとめ~

・いきなり撮るのではなく、まずはどんな写真にするか頭の中でイメージ

・イメージを実現するための焦点距離を先に決めよう

・被写体の位置関係や空などの割合など、足で動いてさぐろう

・被写体に一歩、グッと寄ろう。ズームをむやみに操作しない

私がここで書いたことを信じて実践していただければ、きっとレベルアップできると思いますよ。まずは撮影現場で意識してみてくださいね。

今回はこの辺で!!!

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