2つの作品を撮る習慣で脱!ビギナー

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは生きていく上で重要である1.家族 2.お仕事 をお持ちだと存じますが、3つめ以降をお持ちの方はどれだけおられますでしょうか?先日、こんな話題をラジオで聞いたのですが、これからの時代は家族を大切にするのは当たり前、仕事一辺倒では時代遅れ、その他の何かで3つ以上持っている人が社会を良くしていくのだそうですよ。これは多様性を求めるこれからの日本人のお話と合致しますよね。

となると家族と仕事以外では何があるでしょうか?趣味、レジャー、スポーツ(観戦)といったところでしょうか。しかしこれだと何となくライトな感じで新しさは感じませんね。

趣味でもレジャーでもない「ライフスタイル」という呼び方はどうでしょう?例えば私の場合はバイクで旅することをライフスタイルに、写真で芸術的な活動をすることをライフスタイルにといった具合です。ライフスタイルは無収入でもOKですし定年もありません。その気になれば生涯続けられる「自分らしさ」の活動です。

私はプロのカメラマンになりたいとは思いませんが(性格的に無理)個人的な活動家としていつかは何かに貢献したい、という気持ちは強く持っています。まず始めることができたのはこのブログです。次にツーリング写真を通してバイク旅の魅力を発信すること、将来的にはツーリング写真という文化が社会的に認知される日を目指したいですね。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説です。ここのところ少々マニアックな解説に暴走気味だったので、優しいツーリング写真解説に軌道修正いたします。題して2つの作品を撮る習慣で脱ビギナー!ツーリング先で「おっ!ここはいい感じだ」「素敵な場所を見つけちゃったわ~」と思ってバイクを停めて写真を撮ったのに、出来上がった写真はなんか平凡… こんなお悩みをスッキリ解決する簡単な方法でございます。

先日、地元の南房総をツーリング中にこんな素敵な場所を見つけちゃいました。「あ~いかにもアンタが好きそうな所だね」という声が今にも聞こえてきそうですが、そうです私はこうゆう雰囲気が大好きなんです。今年は自分の「好き」に対して改めて向き合う一年にしたいので、とことん好きを追求していく所存です。それに写真の世界では自分の「好き」にコンプレックスのような感情を抱くのは良くありません。

上の写真は言うまでもありませんがブログ解説用に撮影地の様子を説明的に撮った1枚です。屋根も飛んでしまい朽ち果てた番屋に使い古された漁網などが放置されています。興味深いのはその内部に光が差し込んでいる様子です。ここを見つけて「うわ~ここは最高に素晴らしい!」と興奮ぎみの私の様子を見て近くで釣りをしていた人が心配そうにしていました。「あの人、頭大丈夫だろうか…」という感じに。もちろん気にしませんが!

さて、撮影地の好みの問題は今回の解説の本題ではありません。「ここで撮ろう」とバイクを停めた貴方が大好きなその場所で、平凡なツーリング写真を撮ってしまわない為の方法です。といっても至極簡単なことです。次回からツーリング先で写真を撮るときは必ず次の2枚の写真を撮るよう心掛けてください。




1.バイクの写真

EOS6D Mark2

画面内にバイクを堂々と配置してライダー(つまり貴方)も登場させた自然なバイク写真を撮ってみましょう。愛車が最もカッコよく見えるアングル(横7:前3または横8:前2のややローアングルなど)を探りパーツの各所に光が当たるよう意識して下さい。バイクを主役にしたバイク写真とはいえ人物の登場で動感やStory性が出るので是非自撮りでチャレンジしてくださいね。ただカメラ目線でピースだと記念写真になってしまうので、そういった写真も撮っておきたい場合は別で撮ってください。

2.ツーリングシーンの写真

EOS6D Mark2

はい、次にツーリングシーンの写真を撮ってみてください。貴方がバイク旅でこのような場所に辿り着いたぞ、このような被写体と出会ったぞ、という意図の写真です。バイクは主役ではありません。ここでは写真を見た人が「バイクでここへ行ったのだな」というのが十分に分かる程度にバイクやライダーの存在感を裁量します。バイクの存在感を落とす方法はこの写真のようにフレームで切ったり、他にも小さく構図する、ピントをぼかすなど様々あります。




1.バイクが主役の写真を撮る 2.ツーリングシーンとして景色主体の写真を撮る。1つの撮影地で必ずこの2つを撮るよう心がけるのです。重要なポイントは誰に見せても1なら「この写真の主役はバイク」、2なら「この写真はツーリング」と明確に分かるように撮ることです。どっちかハッキリしない写真を撮らないように!

ビギナーの方がつい撮ってしまう写真とはあれもこれも欲張って、全てを画面内に等分に入れ背景との割合を整えた(つもり)の写真です。バイクと風景。この2者を2等分で撮ればたちまち主題はボヤけ、デザインの上でも美しさが出ません。理由は私も説明できないのですが写真を含む多くの芸術で、2つあるものを2等分するのは避けるべき比率なのです。もちろん水面のリフレクションや双子の子犬など、何か理由があって2等分なら成立しますが、そういった理由なき2等分は悪であると覚えましょう。

バイクと風景の存在感を2等分した写真を撮らない。そのためにバイク主役の写真と風景主体の写真の2作品を撮ってみましょう~というお話でした。簡単でしょう?今回は…

ではまた!

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