バイク写真☆優しい構図の作り方☆構図の作例とコツ

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から12月ですね。今年もあと1か月で終わりと思うと早いものです。子供の頃に「早く大人になりたいな」と願っていれば月日が経つのは長く感じましたが、折り返し地点をすぎた大人になると「年を取りたくない」という想いが月日を早く感じさせるのでしょうか。

となると、未来に希望をもてば月日が経つのが早く感じることはないのかもしれません。私はツーリング写真、バイク写真がはやく世に知れ渡って素敵なムーブメントが起きればいいな…と希望を持って生きていきたいと思います。

さて今回はツーリング写真、バイク写真における構図のお話を優しい内容で解説してみたいと思います。

良い写真とは作者の意図が表現されたもの、なんて話を聞いたことがありませんか?これってどうゆう意味でしょうね。意図を表現するには具体的に何をどうすれば良いのでしょうか?HOWTO本やネット上の情報では同じような話を散見しますが、応用的な説明があまりなくて理解できませんよね。作者の意図を表現って何じゃい?と。




ではツーリング写真の作例で解説いたします。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

こちらの作例をご覧ください。冬の房総から見た東京湾越しの富士山の写真です。この写真の意図はズバリこうです。

冬の房総からは富士山がこんなに綺麗に見れますよ。

…という意図のツーリング写真です。それ以上の何でもないです。構図は作品の意図を写真の観賞者へ導く案内図のようなものです。例えばシンプルな背景に被写体が1つだけ、といったケースのようにうったえている事が明快であれば構図はそれほど凝った作りにする必要はありません。ただ主題となるものがモノではなくコトであったり、光であったり空気であったりした場合は、そこへ導くための何らかの組み立てが必要になります。もちろんこの写真のように富士山、海、バイク、タンカー、白波といったように被写体が複数ある場合も同様です。

その為には各々の存在感を調整する具体的な作業に落とし込む必要があります。

上の作例ではR1200GSにはピントを合わせず、加えてフロントタイヤの先端をフレームで切り落とし存在感を弱めています。そしてバイクの後ろ側にスペースをたくさんとれば「到着、到達」のイメージです。「真っ青な東京湾から富士山を望む千葉の海岸に到達した!」の出来上がりです。

たったこれだけの作業で「R1200GSかっこいいだろう~」「海に行ってきたよ~」という記念写真的な平凡域から脱することが出来ます。

お分かり頂けるでしょうか?この写真は冬の房総は東京湾越しの富士山が美しい、という役割を持った写真なのです。作品の意図を構図で表現するとは、このように被写体や背景などの存在感を撮影者の意図で裁量することです。欲張ってバイクも景色もと写すとかえって平凡な写真になるのですね。




一方で同じ撮影場所でも構図ひとつで次のような写真になります。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

言うまでもありませんが主題をR1200GSにした構図です。例えばバイクコニュニティーなどで愛車紹介に使う写真や、自身で見る用の記念写真ですね。ヘルメットなどの小物と一緒に撮ることでライダーの存在を感じさせ、単なるバイク写真ではなく愛車写真として成立しています。

【バイク写真】はどのようなバイクであるか?の説明写真。【愛車写真】はバイクとオーナの関係を伺わせる写真。と私は勝手に定義付けています。

こういったバイク主体で撮る場合は中途半端に風景を意識せず、風景はあくまで背景と割り切ってバイクの存在感やパーツの質感などを大切に撮りましょう。もちろんバイクが最もカッコよく見えるアングルの模索、太陽の角度をよく見てハイライトを入れるなどの工夫も必要です。

遠くに見える富士山はそれが富士山であると分かる程度にボカして存在感を下げているのがポイントです。




構図に限らず多くの場合で共通して言えることですが、まずはどんな写真にするかイメージをしっかり固めてから撮ることです。それを最初にきめずに「何となくイイ感じの場所だから」と惰性的に撮ってしまうと、平凡な記念、記録写真が出来上がってしまいます。

今回の構図解説は簡単な作例で解説しましたが、あくまで一例です。この他にやり方はたくさんありますが、まずはこの辺を意識して構図を作ってみて下さい。

今回はこの辺で!!

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~本日の1枚~

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

館山市の北条海岸から撮った1枚です。館山湾には頻繁に帆船日本丸が停泊しているので、こんな写真を撮るチャンスは決して珍しい訳ではありません。この冬、ぜひ南房総へツーリングにいらして下さいね。

↓↓↓撮影ポイント↓↓↓