バイク写真☆7つのお悩みスッキリ解決【中編】

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バイク写真、ツーリング写真の7つのお悩みQ&A形式で解決方法をご紹介しています。前回までは1.構図がうまくつくれない 2.レンズの選び方が分からない をご紹介しました。

前回の投稿はこちら

今回はその続きでございます。

3.どうしてもブレてしまう

ブレやピンボケといった写真のクオリティに関わるお悩みは、ビギナーの方でしたら最初は誰でも通過する壁ですね。写真の経験が少ないと、まずその写真がブレなのかどうかも分からないものです。ここでは鮮明さのない不明瞭写真と仮定して解説してみましょう。

RICOH GR APS-C

まず最初にこちらの写真をご覧ください。私の個人的な考えなのですがブレ、ボケといった一般に失敗写真と言われているクオリティに関わる画質低下ですが絶対にダメとは言い切れないと思います。ブレ、ボケの中に何かが写っているときもあり、ブレ写真ボケ写真を追求している写真家もいるくらいです。

こういった鮮明さの無い不明瞭写真は人間の記憶風景に似ているから、心にうったえる何かを感じるのかもしれませんね。しかし写真ビギナーの方がイキナリこれを目指すのもちょっとおかしな話です。まずは技術的な観点で手ブレやピンボケをしないようスキルを身に着けてみましょう。




技術的な観点で手ブレをしない為の手法はネット等で情報が溢れていますので、ここでは簡単に説明しておきます。ブレにはシャッターを押した時にカメラが揺れてしまった手ブレと、そもそも被写体が風などで動いている被写体ブレの2者があります。前者は三脚に固定する、ISO感度を上げる、上手にシャッターを押すなど対策は可能ですが、後者の場合は三脚に固定しただけではダメでISO感度など露出設定で解決させます。

RICOH GR APS-C

手ブレはシャッターボタンを押す瞬間、離す瞬間に発生しやすいものです。よく聞く上手なシャッターの押し方とは両脇を締めてしっかりカメラをホールドし、呼吸を整えて指の腹でシャッターボタンを押しこむ…といったやり方です。私が個人的にお勧めしたいシャッターの押し方は体幹を意識して体全体を安定させる姿勢作りです。

体を三脚のようにするイメージで姿勢を低めにし、腕ではなく全身を安定させるとカメラホールドが良くなります。また裏技ですがシャッターを高速連写モードにすると連写で数枚撮った内の中間の1枚がブレがなく撮れることもあります。内緒のテクニックですよ!

シャッターを半押しした時に多くの一眼レフカメラは露出値を表示しますが、その時に表示されたシャッター速度に注目しましょう。シャッター速度は遅いほど手ブレしやすく、レンズの焦点距離にも比例し望遠ほどシビアです。一般的にそのレンズの焦点距離をシャッター速度にしたものが手持ち撮影の限界と言われます。例:200mmなら1/200

ピンボケまたはピントが微妙に甘い写真は技術的な面とは別に、チェックが甘いのが原因でもあります。デジタルカメラはその場で撮った写真を確認できるのですから、拡大表示してピントが甘くないかよくチェックしましょう。スポーツシーンのように決定的シャッターチャンスなら撮り直しがききませんが、バイク写真、ツーリング写真の多くはその場で撮り直しができるはずです。

4.新しいカメラに買い替えた方がいい?

いいえ、おそらく今すぐに買い替える必要はありません。いまお持ちのカメラで次の3つの事を試してください。1.どこにもピントが合っていないオールボケ写真、2.明るすぎてほぼ真っ白な写真 3.暗すぎてほぼ真っ黒な写真 この3つの写真を簡単なカメラ操作で出来るか?もしできないようであれば、この先写真を趣味またはライフスタイルとしてやっていきたい!と願う方でしたら買い替えた方が良いかもしれません。ピントの位置、露出(写真の明るさ)はカメラに任せず撮影者の任意で決めたいシーンが多くなるのが写真を趣味またはライフスタイルとしていく上で頻繁にあるのです。

EOS6D Mark2

といってもこれら3つの事は殆どのカメラで当たり前のように出来ることです。もちろん型遅れのカメラでも出来ます。ダメなのは10年以上前に売れに売れた簡単なタイプの普及型コンデジです。昔の普及型コンデジはシャッターボタンとズーム程度しかボタン操作がなく、露出やピントはカメラ任せありきの設計でした。そういったカメラだと「こんな時はこうしたい!」という撮影者の要求に瞬時に対応できないものです。といっても簡単な普及型コンデジはマーケットを丸ごとスマホカメラ機能に奪われたので、今はあまり売られていませんが。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

私がEOS1DxからEOS6D Mark2に買い替えた理由はフルサイズ一眼レフでバリアングルモニターを搭載していること。Bluetooth、Wifiでライブビュー画面をスマホに転送し遠隔撮影できるからです。バリアングルはバイク写真で頻繁に使う超ローアングルでも画面を確認しやすいですし、ワイヤレスの遠隔撮影はこの作品のように画面内に自分がどの位置に立てば良いのか、ポージングは美しいか?といった確認に大変重宝します。




このように自分が撮りたい写真に対する具体的な要求が出てきて、はじめてカメラの買い替えを検討しましょう。夜景や星空の写真が撮りたいから高感度でもノイズの少ないカメラが欲しい、バイク、ライダーの魅力をテーマにポートレート写真を撮りたいから85mmの単焦点レンズが欲しい…といった具合です。

物欲として欲しいから、ネットや雑誌で話題になっているから…という理由でカメラを買い替えても撮る写真に変わり映えはないと思います。

5.いい撮影場所を見つけられない

ツーリング写真、バイク写真をはじめたばかりの方に多いお悩みはイイ撮影場所を見つけられない…といったものです。そもそもバイクに乗ることに夢中になっていて、停まるのが嫌だ。という人もおられると思います。バイクはスピードだ!俺は走りが命だぜ~という方も一定数おられるでしょう。しかしバイクに乗ることにあまり夢中になっていると景色が心に入ってきません。そういった意味でバイクの楽しみを知ってまだ日が浅い方にとってツーリング写真は酷な趣味かもしれません。

ロケーションは場所ももちろん大切ですが、それだけでなく時間帯、天気、季節、光そして自身の感受性なども関わっています。ツーリング中に何気なく視線を送った先に被写体になりえるヒントが隠れています。それに心が反応するかは感受性が敏感か、あるいは豊かな感性を持っているか?にかかっています。

それは持って生まれたセンスではなく経験で磨いていくものなので、意識して情景や被写体に感動できるようにしてみましょう。経験を積むと目の前の情景が写真になったらこうなる!というイメージを頭の中に描けるようになります。そうすると1日のツーリングの中で「ここは写真にイイ!」と思えるシチュエーションを3つ4つと見つけられるはずです。




撮影地は場所だけでなく季節、時間帯、天気なども重要な要素。

一番面白くないのはネットなどで話題になった撮影スポットを事前に下調べして出向き、他の人が撮った写真と似たような写真を撮って満足してしまうことです。

私もたまに有名な撮影スポットに出向くことはありますが、自分なりにユニークな撮り方はないかな?と模索するものです。しかし何より大切にしたいのはツーリング写真の本質的な魅力です。ツーリング写真の本質的な魅力とは自分しか見なかった旅風景、一期一会の出会いを作品化すること。それは決して誰かの撮った写真のコピーではないはずです。

もちろんビギナーの間は誰かの撮った写真を練習の意味で真似ても良いと思います。その場合、大切なことは好きな写真家の真似をすることです。この人の撮る写真好き!と思える写真家Aと写真家Bの真似をして、いつか貴方だけのABを完成させれば素晴らしいと思います。

撮影地探しの楽しみはツーリングの楽しみです。それは一期一会で予期せぬときに突如として現れたり、直感を信じて道を選びその先で発見した被写体だったりします。

6~7は【後編】に続きます~

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