R1200GSブレーキオイル交換方法 フロントブレーキフルード交換方法

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みさせていただいて、R1200GS(空冷モデル)のメンテナンス情報をいってみたいと思います。

いままでオイル交換やバッテリー交換などユーザーレベルの初歩的なメンテナンスを解説してきましたが、今回は命に関わるブレーキの整備【ブレーキフルード交換】ですので慎重かつ確実に、自信の無い方はプロにお任せしましょうね。

といってもブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換方法は中期型以降の空冷R1200GSはとても簡単です。普通のディスクブレーキのバイクと手順は全く同じです。R1200GSの前期型(2004~2007年モデル)のサーボアシスト付きABS(インテグラルABS1)の場合は手順が全く異なるので、この解説は参考にしないで下さい。中期型、後期型(前期2007年の末期に存在したサーボアシスト無しモデルも?)のR1200GSの作業手順となります。

まず交換手順の解説の前に日常的な点検方法ですが、マスターシリンダーにあるフルードタンクで確認をします。ブレーキフルードが劣化すると透明度がなく茶色っぽくなります。またブレーキパッドの摩耗と平行して油面も下に下がってきます。タンクにはMINとMAXの表示があるので2つの線の間に油面がきていることを確認します。R1200GSの場合、フロントのMAXレベルは蓋の部分に隠れています。

ディーラーでの交換推奨時期は2年に1度くらいだったと記憶しますが、簡単な作業ですので1年に一度くらいやった方がいいと思います。

まず最初に揃えるものからご紹介します。交換する新たなブレーキフルードは今回はカストロール ブレーキフルードDOT4を使用しました。500ml缶でネット通販で1500円前後で購入できます。私がお世話になっているBMWモトラッドディーラーもこれと同じフルードを使っています。

それと8mmのメガネレンチ、透明ホース(内径6Φ 外径9Φ 写真のものはキジマ製)、スポイト、ペットボトル(炭酸飲料用)、その他ウエスなどあればOKです。

では、作業開始。ブレーキフルードの交換作業はセンタースタンド(メインスタンド)をかけて行います。




まずタンクのキャップを外します。私のR1200GSはDMV製のアルマイトのキャップを使用していて左に回せば外れますが、純正は緩み防止の爪があるのでマイナスドライバーで爪を押しながら緩めます。

次にダイヤフラムを外します。このダイアフラムはブレーキフルードが空気に触れないよう密閉を保つ中蓋のような役割をします。ブレーキパッドが摩耗してブレーキフルードの油面が下がってくると、ダイヤフラムが下に延びていきます。もしダイヤフラムが伸びていた場合は作業後に取り付ける際に元の形に戻して取り付けます。

ここから先の作業はブレーキフルードをこぼしたり、車体の塗装面などにたらしたりしないよう細心の注意を払いましょう。ブレーキフルードは塗装面を傷めることがあるからです。

タンク内のブレーキフルードの様子。経年で黄ばんでいます。

今回、ご紹介するブレーキフルードの交換方法は面倒なエア抜き作業をしないで済む確実な方法をご紹介します。本来、プロの作業ですとマスターシリンダー、ブレーキライン内のフルードは全て抜き取ってから交換しますが、ラインのエア抜きは大変なのでエアをかまさず上から新しいフルードを入れながら古いフルードを下から抜く手順で行います。

まずはタンク内の古いブレーキフルードをスポイトを使って抜き取り、タンク内をウエスで綺麗に清掃します。

そして新しいブレーキフルードをタンク内のMAXのラインまで入れます。




次にキャリパーのニップルの位置を確認してみましょう。写真で指で差し示している場所です。まずゴムのキャップを外して下さい。ここから古いブレーキフルードを排出させますが、手順としては左側のキャリパーを先にやり、次に右キャリパーです。

ニップルの六角に8mmメガネレンチをかけます。

ニップルにチューブを差し込みます。作業中に抜けないようしっかり入れます。もし奥まで入れるとレンチが邪魔になってしまう場合はメガネレンチではなくスパナ側を使用するとチューブが奥まで入ると思います。

チューブの一方はペットボトルへ。作業中にペットボトルを倒さないように気を付けましょう。

ブレーキレバーを3回ほど繰り返し握り、そして握ったままの状態で…

キャリパーのニップルを緩めます。するとチューブからこのようにブレーキフルードが出てくると共に、ブレーキレバーはグリップに届くまでストロークします。

ブレーキレバーをそのまま握った状態でニップルを締める。そしてブレーキレバーを離すとタンク内の新しいフルードがラインへ入っていきます。

これを何度か繰り返し行うことでチューブから出てくるフルードが最初は汚れていたものが、透明度のある綺麗なフルードが出てくるようになります。綺麗なフルードが出てくるのを確認したらチューブを外してニップルを本締めしキャップを被せます。




この作業3~4回でタンク内のブレーキフルードがだいぶ少なくなるので、忘れないよう新しいブレーキフルードを補充しながら作業を進めて下さい。

左右のキャリパーから古いフルードを抜く作業を済ませたら…

タンク内に新しいブレーキフルードをMAXのラインに合わせて補充します。R1200GSの場合、MAXのラインはこのようにキャップのネジ山の部分です。

ダイヤフラムの形を整えて中蓋を被せます。念のためブレーキフルードが溢れてこないようにウエスを巻いておきましょう。

キャップをしっかり締めて作業終了です。ブレーキフルードは吸湿性があるのでしっかり締めましょう。最後にレバーを握ってみてフィールに異常がないか確認をします。作業をする以前よりもカッチリとしたブレーキタッチになっていると思います。

次にリアですが、長くなってしまったので次回の投稿でご紹介いたします!

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