構図は重ねて隠して目立たせて。細部に宿る作品のクオリティ☆

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ気温が下がってきましたがバイクや車のタイヤ空気圧は大丈夫ですか?暑かった9月、10月から一度も空気圧のチェックをしていない…という方はすぐに確認してくださいね。

気温が急に下がるとタイヤの空気圧も低下してしまい、タイヤ本来のパフォーマンスが発揮できないだけでなく、燃費も悪くなりますし、あまり下がり過ぎると危険です。

さて今回はツーリング写真の構図を作る上でのチョットしたコツについてサラっと解説してみたいと思います。

先日、八幡平アスピーテラインから田沢湖までツーリングしてきたのですが、その時に見かけた素朴な田舎風景を写真にしてみました。

この場所では言うまでもありませんが茅葺の家がとても気に入ったのでここで撮影することにしました。特に茅葺の頂点の部分(専門的な名称が分かりませんが…)が青いのが気に入りました。しかし撮影現場の状況はご覧の通りシンプルな背景の中に茅葺の家がある訳ではなく、どうやら色々と整理すべき要素があると判断しました。

特に手ごわいなと感じたのは茅葺の家のすぐ左側にある電柱です。他のものは比較的簡単に整理できそうなのですが、この電柱だけはズバ抜けて邪魔な感じです。

そこで少し離れた場所に行くと足元に花が咲いているのを見つけました。この花を前景にして中望遠である70mmで切り取り、電柱を重ねて隠す作戦としました。




すごく地味な話なのですが、こういった僅かなアングルの調整で邪魔な物を隠したり、存在感を落としたりするわけです。これで電柱を完全に隠すことは出来ませんでしたが、不快とは感じない程度に存在感を落とすことには成功しました。

しかし、このアングルではせっかく前景として作った花が背景の中に沈んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L F18 1/60 ISO100

先ほどのカットよりも少しだけカメラの高さを調整することで、白い雲に沈んでしまった花の様子が明らかになりました。本当に僅かな違いかもしれませんが写真の完成度としては雲泥の差だと思います。

今回の投稿は<中級>ツーリング写真解説として作っているので、初歩的なことは割愛しますが念のため補足しておきますと前景の花は何となく花の種類が判別できる程度までのボケ具合として表現するため、絞りはF18まで絞り込んでみました。花の存在が重要であればさらに絞り込んでピントピークを茅葺の家と花の中間に調整し、全体をパンフォーカスでもいいかもしれません。

しかし、この場合はお花は茅葺のあるツーリングシーンを演出する美しき脇役であってほしいので、ボケ具合はこの程度に調整をしてみました。

実際に何をしたのか?と聞かれれば右や左に動いたり、少しだけカメラの高さを変えたりしただけです。大切なことは当初に良いなと思ったモノ、コトから目を離さず、他の全てがそれらを引き立てるよう機能させるにはどうしたら良いか?と試行錯誤することです。




この作品では前景の花の葉の様子は大きく、R1200GSアドベンチャーの近くの草は小さく、緑のエリア内にコントラストを作ることにも成功しましたが、これは無意識下による構図コントロールで直感で構成した部分と言えそうです。帰ってから後で「葉の様子もこう写しました」とちゃっかり理由を後付けするパターンのやつですね。

細かいな~と思う方も多いかと思います。スナップやドキュメンタリータッチの写真を除いて、きちんと組み立てていく写真の場合は、こういった細部にまで神経を使ってクオリティを上げていくのは重要だと思います。

次回のツーリングでぜひ意識してみてくださいね!

今回はこの辺で!!

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