大好きな”アレ”を発見しちゃった時の心構え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、訳の分からないタイトルを付けてしまいましたが、あまり期待はしないでください…

皆さまはドラえもん、お好きですか?私より若い世代の方は子供の頃に見ていたよ、という方が多いのではないでしょうか?

私は幼少期の頃、テレビCMでガチャガチャドラえもん、というオモチャを見て「これが欲しい!」と親に頼んで誕生日プレゼントで買ってもらったのですが、いざ実物を手にするとカプセルは事前に自分でドラえもんの体に入れなくてはいけない!という事実を知りガッカリしたものでした。テレビCMではまるで無限にガチャガチャのカプセルが出てくるかのような表現だったので騙された気分だったのを覚えています。しかし今になって考えると、そういった夢と現実のギャップや理不尽が起きたときの耐性など、子供ながらに学んだのだ…とも思えます。




さて当ブログでは黄金比や白銀比など写真における比率の話を何度かしてきましたが、ドラえもんは1:1.1414の綺麗な白銀比です。

1:1.1414つまり√2ですが、白銀比という呼ばれ方とは別に「大和比」とも呼ばれていて日本文化の多くに採用されている比率でもあります。ドラえもんの他にもハローキティの顔だったり、歴史的な建造物では法隆寺や五重塔などにも採用されているそうです。これは黄金比の1:1.618よりも正方形に近いので丸い木材から材料を抜くのに無駄がなく、日本人の「勿体ない」という奥ゆかしき文化を象徴していると言えます。

さて今回はそんなドラえもんのネタからこんな作品をご紹介いたします。

外房へ朝焼けの景色を撮りに行こうとR1200GSを走らせたところ、なんとドラえもんに出てくる三大アイテム(タイムマシン、どこでもドア、タケコプター)の1つであるどこでもドアを発見してしまいました!!!

撮影したのは9月の初旬でしたので、恐らく海の家がインスタスポットとして設置した物だと思うのですが、撤去前にブルーシートを被せて置かれていたのだと思います。しかし前日の台風で海の家は建物ごと50mほど北へ吹き飛ばされて、何もない砂地にこの「どこでもドア」だけが佇むという何とも不思議な空間が出来上がっていました。

ブルーシートは強風で剥がれたもので私が剥がした訳ではありません。バイクを停めている場所も砂浜ではなく駐車場です。といっても強風で砂が堆積してぱっと見では駐車場と砂浜の境界は分かりませんが…。




こういったユニークな発見や驚きと遭遇したときに人は心理的にそれを写真に撮りたいと思うものです。ここに落とし穴があります。目撃したことを記録として撮って満足してしまわないことです。

きちんと自分なりに表現するために作品を構成していきましょう。この場合はまさかの被写体であるどこでもドアです。ドアであるならドアの手前側と向こう側で構成して物語性を構成してみてはどうでしょうか?そこで被写体を挟み撃ちにするよう手前は見切れでライダー、向こう側はR1200GSとしてみました。バイクと言う乗り物はまるでどこでもドアのように、思い立ったらどこでも行ける乗り物である…と表現してみました(少し無理がありますが…)。

それと水平を無視して意図的に斜め構図にしてみました。斜め構図はいけない、というのは誤解でちゃんとした意図があってやるならOKだと思います。以前も似たような解説をしましたが斜め構図は異空間の演出としてピッタリです。ドラえもんのアイテムに遭遇したこのシーンではそんな斜め構図がよく似合うと思いました。

斜め構図は写真デザインの上では安定感を失ってしまう事を覚えておきましょう。斜めにすると泥酔した人のようにフラフラとして今にも倒れてしまいそうな不安定が発生します。それを補うためには導線などの別のデザイン要素を使うか土台効果を使うと不安定さは緩和されます。この写真の場合は地面にしっかり寄って安定感を補ってみました。




 

「やったー!どこでもドア見つけちゃった~!」と興奮していると、それを記録写真としてただ撮って終わりにしてしまわないよう気を付けましょうね!

今回はこの辺で!!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング