構図は重ねて隠して目立たせて。細部に宿る作品のクオリティ☆

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ気温が下がってきましたがバイクや車のタイヤ空気圧は大丈夫ですか?暑かった9月、10月から一度も空気圧のチェックをしていない…という方はすぐに確認してくださいね。

気温が急に下がるとタイヤの空気圧も低下してしまい、タイヤ本来のパフォーマンスが発揮できないだけでなく、燃費も悪くなりますし、あまり下がり過ぎると危険です。

さて今回はツーリング写真の構図を作る上でのチョットしたコツについてサラっと解説してみたいと思います。

先日、八幡平アスピーテラインから田沢湖までツーリングしてきたのですが、その時に見かけた素朴な田舎風景を写真にしてみました。

この場所では言うまでもありませんが茅葺の家がとても気に入ったのでここで撮影することにしました。特に茅葺の頂点の部分(専門的な名称が分かりませんが…)が青いのが気に入りました。しかし撮影現場の状況はご覧の通りシンプルな背景の中に茅葺の家がある訳ではなく、どうやら色々と整理すべき要素があると判断しました。

特に手ごわいなと感じたのは茅葺の家のすぐ左側にある電柱です。他のものは比較的簡単に整理できそうなのですが、この電柱だけはズバ抜けて邪魔な感じです。

そこで少し離れた場所に行くと足元に花が咲いているのを見つけました。この花を前景にして中望遠である70mmで切り取り、電柱を重ねて隠す作戦としました。




すごく地味な話なのですが、こういった僅かなアングルの調整で邪魔な物を隠したり、存在感を落としたりするわけです。これで電柱を完全に隠すことは出来ませんでしたが、不快とは感じない程度に存在感を落とすことには成功しました。

しかし、このアングルではせっかく前景として作った花が背景の中に沈んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L F18 1/60 ISO100

先ほどのカットよりも少しだけカメラの高さを調整することで、白い雲に沈んでしまった花の様子が明らかになりました。本当に僅かな違いかもしれませんが写真の完成度としては雲泥の差だと思います。

今回の投稿は<中級>ツーリング写真解説として作っているので、初歩的なことは割愛しますが念のため補足しておきますと前景の花は何となく花の種類が判別できる程度までのボケ具合として表現するため、絞りはF18まで絞り込んでみました。花の存在が重要であればさらに絞り込んでピントピークを茅葺の家と花の中間に調整し、全体をパンフォーカスでもいいかもしれません。

しかし、この場合はお花は茅葺のあるツーリングシーンを演出する美しき脇役であってほしいので、ボケ具合はこの程度に調整をしてみました。

実際に何をしたのか?と聞かれれば右や左に動いたり、少しだけカメラの高さを変えたりしただけです。大切なことは当初に良いなと思ったモノ、コトから目を離さず、他の全てがそれらを引き立てるよう機能させるにはどうしたら良いか?と試行錯誤することです。




この作品では前景の花の葉の様子は大きく、R1200GSアドベンチャーの近くの草は小さく、緑のエリア内にコントラストを作ることにも成功しましたが、これは無意識下による構図コントロールで直感で構成した部分と言えそうです。帰ってから後で「葉の様子もこう写しました」とちゃっかり理由を後付けするパターンのやつですね。

細かいな~と思う方も多いかと思います。スナップやドキュメンタリータッチの写真を除いて、きちんと組み立てていく写真の場合は、こういった細部にまで神経を使ってクオリティを上げていくのは重要だと思います。

次回のツーリングでぜひ意識してみてくださいね!

今回はこの辺で!!

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バイク走行写真、コクピット風景を熟考してみる…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが芸術はお好きですか?芸術とは絵画、彫刻などの美術だけでなく音楽や演劇なども含めればかなり広い範囲を示すものですね。芸術の秋と言いますのでたまにはツーリング先で美術館とか行ってみると良いかもしれませんね。

お勧めは伊豆箱根エリアでしたらポーラ美術館、東北でしたら五色沼の近くにある諸橋近代美術館が内容的にも立地的にもお勧めです。




美術館とかに行って芸術の世界に触れてみると、自分のやっている写真なんて極めて平凡なものだな…とつくづく感じます。写真展とか写真に関わるものに接する分にはあまり感じないのですが…どうにも「ツーリング写真」と定義したい写真表現が何か違う、何かが足りないなと感じます。

単に変わったことをするべき、という意味ではなく何か大切なものを未だ見つけられていない、そんな風に感じます。

EOS6D Mark2

しかしそう思う中でも自分の撮っている写真の中で唯一ユニークだなと思えるのはこの撮り方です。バイクで走っている時のライダーの視界を再現したコクピット風景です。はじめてこのように撮ってから、かれこれ10年くらいやっていますので一応はノウハウのようなものが蓄積されています。




初期の頃に撮ったコクピット風景と比べると、さすがに年季が入ってきたと言いますか…私なりに熟成させてきた部分もあります。

この写真の難しいのは第三者がみた時に「片手運転ではないか?」「スピード違反ではないか?」と良からぬ心配をかけないよう配慮することです。それさえ取り除いてしまえば「バイクで走るの気持ちよさそうだな」と感じていただける最高の撮り方なのではないかな?と思います。

ちなみに私がよくやっているこのコクピット走行風景は以前に当ブログで撮り方を公開しました。まだ見ていない方はコチラ

何かこういった自分ならではのユニークな写真をキッカケにして、もう少し「ツーリング写真」を世の明るい場所へ持っていけないかな?そんな風に考えますが、まだ妙案は浮かびません。タイミング的に今ではないのであれば、内面を磨く時期と受け止め、ひたすら良い写真を目指して写真を撮るしかないのですが。

頑張ります。




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キャンプツーリング用の防水バッグを買い替えてみました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報としてキャンプツーリングに使用するツーリングギアのことを書いてみたいと思います。

以前にも書きましたが私の前職はツーリング用品を手掛けるメーカーでした。そこで製品の企画開発やテストをしておりました。ライダーのあらゆるニーズに応えるために新製品のアイデアを練ったり、信頼性の高いツーリングバッグや小物などの開発をしていたのですが、今になって振り返ると本当に良い経験でした。

そんな経験を元に自分がツーリングやキャンプで使うギアは素材や構造、耐久性なども含め、専門的な知識でみて選ぶようにしております。

さて、つい先日ですが愛用していたキャンプツーリング用の防水バッグを買い替えてみました。リアシート上に積載するPVC製などの防水シートバッグです。今回はその買い替えたバッグについてと、キャンプツーリングで最適なバッグの事について書いてみたいと思います。




これが従来愛用していたシート上に積載する防水バッグ、オルトリーブ製ですがTOURTECHとのコラボモデルでDAKARラックパックという製品です。オルトリーブはどちらかと言うと自転車用品のイメージが強いですが、オートバイツーリングでも最適な防水バッグをラインナップしています。

オルトリーブの製品名ではRACK-PACKという名前でS、M、L、XLの4サイズで展開しており、PD620という恐らくPVCを繊維で強化した防水素材で出来ています。生地の接合は縫製にテープシームではなくウェルダー溶着という超音波による高強度な接合で非常に強度が高く信頼できます。

このオルトリーブのラックパック、今までXLサイズで不自由なく愛用してきましたが、最近になってキャンプギアを軽装化したため大きすぎるな…と感じるようになりました。そこでTOURTECHのコラボではありませんが、通常ラインのオルトリーブ ラックパックのLサイズに買い替えてみました。

手前が今回新たに購入したオルトリーブ ラックパックのLサイズ。カラーはオリーブにしてみました。この写真、遠近法の関係で大きさに大差はないように見えますが別の角度で撮ってみますと…

左:ツアラテック×オルトリーブXL 右:オルトリーブラックパックL

はい、こんなに大きさが違います。XLが89LでLが49L。…ずいぶん差がありますね。ダカールラックパックの方は追加でベルトが通せるパッチと、ハンドルが通常のダッフルバッグと同様のタイプ。オルトリーブラックパックは余計な物は一切なくホースのような黒い大き目のハンドルが装着されています。

オルトリーブに唯一、注文を付けたいポイントはサイズ展開なのですが、60Lくらいが丁度良いというユーザーは多いと思うのですけど…その肝心なサイズが有りません…。

しかしR1200GSアドベンチャーでキャンプツーリングをする私にとって、キャンプ道具の主要たるギアは全て左右のアルミサイドケースに収容し、シート上の防水バッグはシェラフ、着替えなどの重さのない荷物を収容しています。ボリュームも大したことはないので49Lでも十分です。

リアシート上に積載するキャンプツーリング用の防水バッグはバイク用品メーカー勤務時代に手掛けてきましたが、過酷なバイクツーリング用として選ぶときの幾つかのポイントがあります。

まず当たり前のことですが最重要視したいポイントは絶対的な防水性能です。次に生地や接合部の耐久性、機能と価格のバランス…といった具合です。

防水バッグの難しいところは内部の荷物を出し入れする開口部の構造です。ややこしい構造だと防水性能が高くても荷物の出し入れがしにくかったりします。ここでズバリ、お勧めの方式はオルトリーブラックパックのようにロールクロージャーと呼ばれている口を3回ほどクルクル巻いてバックルで固定する構造のものです。

オルトリーブ ラックパックのロールクロージャー開口部

これは防水性能として間違いない構造と言えます。ロールクロージャー方式の他には一般的なバッグと同様にファスナー構造の物もありますが、ファスナーは使いやすい反面、必ずしも信頼できる防水性能ではないので気を付けましょう。

YKK社のコンシールといった一見すると防水ファスナーという製品は、スキーウェアーのファスナー等なら使用に耐えられますが、過酷な雨天走行を想定したバイク用防水バッグとしては役不足だと思います。




これは私がオルトリーブラックパックを使う以前に愛用していたBMW純正アクセサリーのBMWラゲッジロール2という製品で開口部はTIZIPという強固な防水ファスナーです。これは実際に使ってみて浸水するような事はありませんでしたが、ファスナー開閉が非常に重く定期的にシリコンを塗らなければいけない手間のかかるヤツでした。

ちなみに私がメーカー開発時代に、このTIZIPは素晴らしく良いな、と思ったので自社の製品に取り入れてみようと思ったのですが、部品単価が通常のファスナーの30倍くらいの値段で断念した記憶があります。

これはF650GSダカールに乗っていた頃でずいぶん古い写真です。この頃、私はまだバイク用品メーカーに就職する以前でキャンプツーリングも経験が浅かった時代です。リアシート上に積載しているバッグはTHE NORTH FACEのベースキャンプダッフル(以下BCダッフル)です。このバッグは現在でも売られている同ブランドの稼ぎ頭商品ですが、これからキャンプツーリング用に防水バッグを買おうかな?と思われている方は注意!です。

こういったカジュアルなイメージのブランドは必ずしもバイクツーリングのような過酷な条件下での使用に耐えられるとは限りません。THE NORTH FACEのBCダッフルは一見してリアシート上に積載するキャンプツーリング用バッグとして適しているように見えますし、メーカーの公式でも【防水バッグ】と堂々と言い切っています。

しかしBCダッフルは大きなメイン開口部のファスナーはチェーンピッチの広いごく普通のダブルファスナーで、その上にフラップが屋根のように覆っているだけの構造です。外に置いておくだけの環境で小雨程度であれば内部に浸水しないかもしれませんが、このバッグをバイクに載せて雨天走行すると悲惨な結末が待っています。

ファスナー部だけでなくバッグ自体の構造もミシン縫製であり、シームテープ等の防水処理もありません。ミシン穴は新品時は生地がしまっているので水は入りにくいですが、しばらく使用すると少しずつ穴が広がり浸水しやすくなります。

THE NORTH FACEに限らずグレゴリー、チャムス、パタゴニア、アウトドアなどなど…アウトドアファッションのイメージがあるブランドは、果たして本当にヘビーデューティー使用に耐えられる製品であるのか?慎重に選ぶ必要があります。中にはブランドの本国にはそのような製品は存在せず、輸入販売の権利のある国内の企業がプロダクトしChinaで製造した完全なアーバンアイテムも存在します。

もちろんこれらのブランドが悪いという意味ではありません。例えばTHE NORTH FACEでもロールクロージャーの防水バッグは製品化されています。一見アウトドアなストリートアイテムを安易に選ばないよう気を付けましょう、という意味です。




それともう1つはキャンプツーリングの定番アイテムと言えるTANAXのmotoFizz キャンピングシートバッグ2です。「2」とつくからには、かつて1が存在していましたが初代キャンピングシートバッグは車体への固定ベルトが現行よりもワンサイズ細く、メインフラップ下にある食材を収納する巾着などが無かっただけで、基本的な構造は現在と変わりません。実に20年近いロングセラー商品ですね。

バイク専用設計でシートフレームや荷掛けフックへ固定できるベルト構造など、とても良く出来ていて北海道なんか行くと3台に1台はこのバッグを使用しているイメージです。

しかしキャンピングシートバッグ2の最大の弱点は防水バッグではないことです。雨天時は付属のレインカバーを使用するのですが、このカバーは雨傘などに使われているシャンブレー生地のナイロンで、耐久性が低く高速道路走行での走行風でバタつくと容易に生地が解れてボロボロになってしまいます。もしこの付属レインカバーでいく場合は生地の裁断面をライター等で熱して溶かし、ほつれ防止処理をすることと、バッグ本体との擦れを低減する目的で裏返しで装着するのがお勧めです。しかし絶対に濡らしたくないシェラフ、着替えなどは別途ビニール袋に入れておいた方が安心です。

車体に固定するベルトもバックルが破損することを想定して予備を1本携行しましょう。品番はMP-123です。

・キャンプツーリングに理想的な防水バッグとは?

私が個人的にたどりついたキャンプツーリング用の理想的な防水バッグとは…?それは最初にご紹介したオルトリーブ ラックパックのようなシンプルなダッフルタイプです。素材はPVC、ターポリン、TPUのような強固なビニール生地をミシン縫製ではなくウェルダー溶着加工で製造されたものです。メイン開口部はファスナーではなくロールクロージャーでどんな強い雨を長時間走行しても内部に浸水しないバッグです。

そしてエア抜きバルブだのDリングだのといった余計な部品はなるべく少なく、シンプルなものが良いです。部品を付けるとその部分の溶着でいつかピンホールが発生して浸水したり、何かに部品をひっかけてバッグ自体を破いてしまう場合があるからです。エア抜きバルブは便利なように感じますがロールクロージャーを1回ほど巻いた位置で内部の空気を押し出してやれば空気は簡単に抜けるものです。

エアバルブなど一見して機能的に思えるが何かにひっかけて生地にダメージを与えてしまう。

ロールクロージャーのダッフルに荷物を入れてしまうと、ツーリング途中で内部の物を取り出したい時に、やや出しづらくて不便かもしれません。ここはツーリング中に使うであろう小物などは事前にタンクバッグかボディバッグに入れて、シート上に積載する防水バッグはキャンプ場に到着するまでは開梱しないという前提でパッキングしてみましょう。

何より避けたいのは次の事。雨の中を走りぬいてキャンプ場に辿りついた…荷物を開けたらバッグ内が水タンクのようになっていて、寝袋も着替えもグショ濡れだった…という事態です。何を隠そう15年以上前に私が北海道ツーリングでやってしまった実体験なのですけどね。それ以降はTHE NORTH FACEのBCダッフルにレインカバーをかけてキャンプツーリングに出かけるようにしましたが、そもそもカバーは面倒なので別の防水バッグに買い替えました。

最後に誤解のないよう付け加えておきますが私はTHE NORTH FACEやグレゴリーも大好きでファッションアイテムとして愛用しております。

今回はこの辺で!!

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ツーリングシーンに見合ったホワイトバランスの設定方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2019年9月8~9日に台風15号が上陸し地域によっては甚大な被害のあった千葉県ですが、南房総市や館山市ではすでに主要な道路や多くのお店は平常通りとなっております。いすみ市や九十九里の方はそもそも停電があったくらいでニュースにあるような大きな被害は出ておりません。

自粛ムードや風評で観光客が来なくて地域の方々が大変お困りとのことですので、ぜひ房総へツーリングにいらして下さいね。

風光明媚な海岸線、美味しい海の幸、びわや梨などの農産物、そしてツーリング写真に最高なスポットもたくさん待っていますよ!

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではバイク写真、ツーリング写真において、そのシーンに最適なホワイトバランス(色温度)の設定について解説してみたいと思います。

ホワイトバランス、色温度とはカメラの操作方法で最初に教わることですよね。単位はK(ケルビン)で数値が大きいほど赤みをおびた暖色で小さいほど青みをおびた冷調な写真となります。日陰や曇り空では青っぽく写ってしまうので、これを修正するときにカメラのホワイトバランス調整機能で修正しますよね。でもホワイトバランスの調整で出来ることは修正することだけではありません。




ホワイトバランス 4000K

他の様々なツーリング写真解説にも書いてきましたが、写真とは目で見た通りに写すべきだ!という考え方は非常に勿体ないものです。カタログ写真や事実を忠実に伝える目的のある記録写真を除いて、表現の世界では感じたことや被写体の魅力が伝わるよう、実際の様子とは異なる様子で写真にしても良いと思います。

ホワイトバランスの設定も例外ではなく、目でみた通りを写真にする目的でホワイトバランスを設定するのは必ず正しいとは言い難いです。

そのシーンにぴったりだと思うホワイトバランスの設定、自分が感じたことを表現するのに最適なホワイトバランスの設定をしてみましょう。

上の作例では前景として小川に自生していたシダ植物を入れてみました。シダが入ることで作品の雰囲気は一気に苔むした日陰のイメージだと感じたので、だいぶ冷調なホワイトバランスとなる4000Kを選択しました。

これにより見る側に空気感としてしっとりと湿度を感じさせる写真に仕上がったのでは?と感じます。

ホワイトバランス 5150K

一方、全く同じシーンをホワイトバランスを暖色方向に設定するとこんな感じです。一見してこれはこれで悪くないように見えますが、情景の中で感じたことと関連性のないホワイトバランスの設定と言えます。個人的な好みの問題かもしれませんがシダ植物など苔むした雰囲気を表現するのにこれはないと思います。




ホワイトバランス 5000K

もし5000Kくらいで撮るのであれば、同じ撮影場所でも撮り方はガラリと変わってこんな感じだと思います。

その時の情景や被写体によって「こう感じたからこう撮りたい」というイメージがあり、それに見合ったホワイトバランスを選択することを強くオススメ致します。決して目で見た通りの様子を忠実に写真にするように…にとらわれない。ここがポイントですね。

もちろん記録形式をRAWで撮られている方は後でホワイトバランスをLightroomやDPP、キャプチャーワンで調整するから撮影時はホワイトバランスは気にしていない…という方も多いかと思います。しかし今回の解説のように「シダ植物の苔むした雰囲気に似合うホワイトバランスを」と撮る時点でイメージできれば、構図や露出などもそれに合わせて撮影時に決めることができるのです。




今回はレタッチやプリントも含めて写真が最終的にどうフィニュッシュするのか?というイメージ力も大事ですよ…という事を含めて解説してみました。

ぜひ次回から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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知識、習得、応用の3ステップで撮り方の引き出しを増やせ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎度大げさなタイトルですが…今回は久しぶりに真面目に<中級>ツーリング写真解説を書いてみたいと思います。

何度か同じことを書いてきましたが多くの人が目指している「いい写真」とは簡単に定義できるものではありませんね。私が誰かに聞かれたときに言っているのは【いい写真とはいつも見る側が主観的に決めるもので撮る側にとっては永遠のテーマ】といっています。

いい写真を実現するには撮り方を駆使して魅せる手法と、撮り方はあえて駆使せずナチュラルに撮るものが存在します。演出を使ってアーティーに仕上げるか、事実を直視しドキュメンタリーに撮るかの2者がある訳です。個人的な意見としては後者はビギナーが最初に目指すべき領域ではないかな?と思います。

ここでは前者の撮り方を駆使する表現について、撮り方をマスターするにはどうすれば良いのか?をビギナーから中級者を対象に書いてみたいと思います。

撮り方と一言でいっても星の数ほどたくさんあって、撮り方の全てをマスターしたぞ!というゴールのようなものは永遠にありません。様々な撮り方をマスターして、それを撮影の引き出しとして自身のスキルに多数在庫させることで、そのシーンに見合った表現を選択できるようになる訳です。

撮り方は1つや2つでは全く話になりません。ビギナーでも10以上は持っていないと写真は撮れないと思います。100でも1000でも多ければ多いほど良いのかな?と思います。ナチュラル派の巨匠でも撮り方はゴマンと持っていて、あえて1つも使わないで表現する、だから素晴らしい作品が成立するのかな…と思います。




例えば写真の基本としてよく耳にする三分割構図で例えてみましょう。まず書籍でもネットでも良いですが三分割構図が縦横に3分割されたグリッド線であり、それに合わせて構図を作ることですよ…という【知識】を脳内に記憶します。次に実際にカメラを手にして試し撮りで良いので風景の境界を三分割線に合わせてみたり、被写体の位置を線の交点に合わせてみたりして撮影をします。何度か重ねて練習することで実際に出来るようになり【習得】となります。そして三分割構図で撮る、という撮り方の引き出しをスキルとして1つ身に付けたので、実際に本番と言えるツーリング先で三分割構図が使えそうな場面であるか判断し、実際に使ってみる。これが【応用】となります。

次に作例を元に解説してみます。

EOS6D Mark2

この作品は先日、東北をツーリングしたときの一コマです。早朝の蔵王エコーラインで撮ったのですが、撮影ポイントは宮城蔵王側で東から登る太陽をコーナーの立ち上がりにあった駐車場から撮影しました。

私は15年以上にわたるツーリング写真の経験から、脳内には稚拙ながらも撮り方の引き出しは数え切れないほど在庫させております。このシーンでその中から最も良いであろう撮り方を在庫リストから検索をかけてみます。




こういったとき「どう撮ろうか」と考えるよりも心をリラックスさせて純粋に風景に感動することが大切です。そうすることで本当に魅力的だと感じたものが何なのかが見えてきます。この作例の場合は露出設定とホワイトバランス、そしてデザイン要素の1つである線と色がキーとなりました。

日の出で明るく焼けた空と、それを逆光で望むことで美しく反射する路面に気が付きました。このように【気づき】がないと撮り方の選択ができません。空と地面でどちらに露出を合わせるのが正解なのか?と考え込んでしまうのです。気付きをきっかけに「焼けた空の光を反射する路面が美しい」と言語化できれば、おのずと路面に写り込んだ光に露出を合わせることが出来るはずです。

ここでは1.路面に写り込んだ光が最も魅力的になる露出を設定した 2.オレンジのセンターラインが描くカーブを導線効果として画面の角から入れた 3.導線の先にハイライト(およそ太陽の位置)がくるようアングルを探った 4.空の高い部分に残る青が消えないようホワイトバランスを設定した の主に4つを脳内の撮り方の引き出しから選択しました。

こういったたくさんの撮り方から検索をかけてチョイスする能力も「いい写真」を目指す上で重要なのかもしれませんね。




いくら本などで勉強しても、いざ撮影現場で目の前の状況と知識を関連付けることが出来なくては意味がありません。もちろん流し撮りのように技術も習得できていないと実践はできません。知識だけつけても撮る写真に反映できない原因は【習得】と【応用】を意識できていないからです。

知識をつけることは確かに大切ですが今回ご紹介した【知識】【習得】【応用】をセットとしてとらえてみましょう。習得は身近にあるもので試し撮りでもOK、応用は本番で忘れずに意識することがポイントです。

今回はこの辺で!!!

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↓↓↓撮影ポイント↓↓↓

蔵王エコーライン 縞の沢の駐車場あたりです

R1200GSアドベンチャーのエアクリーナー交換方法 エアフィルター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回に続きましてR1200GS-ADVのお役立ち情報としてメンテナンス作業手順をご紹介しております。

前回のR1200GSエアフィルター交換方法に続いて今回はR1200GS-ADVENTUREのエアフィルター交換方法でございます。といっても交換方法はほぼ同じなのですが、外装部品の外し方が少し異なりますので、念のために別記事としました。

※前回の投稿と内容が重複してしまいますが、この投稿を単体で見つけられた方の為に最初から書いておきます。

エアクリーナーはバイクの吸気部分に設けられた空気中のゴミやチリを取り除いてもらうためのフィルターです。バイクはマフラーから排出される排ガスと同じくらいの圧で空気を吸い込んでいる訳ですから、これがないとエンジン内部にゴミやチリを吸い込んでしまいます。

ディーラーでの交換推奨スパンは確か15000㎞毎または2年だったと思います。しかしエアクリーナーの汚れ具合は使い方によってかなり差がでます。空気の汚れている街中や工業地帯の走行が多い人はすぐに汚れますし、私のように山奥や田舎道の走行が多ければそれほど汚れません。

R1200GSの場合、他のBMW車と比較してもエアクリーナーの交換方法は容易で、普通のオートバイと何も変わりません。強いて言えば外装部品を固定しているボルト類が六角ではなくトルクスが使われているくらいです。

とても簡単ですし外装の一部を外して中の様子を見ることはオーナーとして決して悪いことではないと思います。

では早速、作業手順を書いてみたいとおもいますが、その前に交換用のフィルターの入手方法を…。

ネット通販で容易に入手できます。上の安い方が乾式で下が湿式です。純正と同じ乾式のフィルターは1回きりしか使用できませんが2000円前後と安いです。対してK&Nタイプの湿式フィルターは清掃して繰り返し使用できますが7000~8000円とお高いです。どちらでも良いと思いますが湿式は清掃できると言っても乾かしてから車体に装着する手間があるので私は乾式を使っています。




用意すべき工具はたった1つ。トルクスのT25です。車体のガソリンタンク右側の外装部品を外して交換作業を行います。

まず最初にシートを外してこの黒い樹脂カバーを外します。

固定ボルト1本を外したらあとはこの写真のように黒いゴム部品へ突起が刺さっている構造なので、エイっと引っ張ってやれば外れます。この突起がゴム穴に刺さっている構造は後でエア取り入れ口を着脱する際にも出てきます。

次にこの部分のボルトを外します。

先ほど外したボルトの裏にこのように隠れたボルトがあるので、カバーの隙間からこれを外してやります。

次に下側のボルトも外します。

するとアルミ製(ボディカラーによっては樹脂製?)のタンクのサイドカバーは簡単に外れます。

次に象の鼻のようなエアの取り入れ口を外します。矢印の2か所に樹脂製のクリップのような部品があるので、これを手で引き抜きます。

クリップはただ引っ張るだけでは抜けません。先端の形状をよく見て押しつぶして引き抜いてください。




象の鼻のようなエア取り入れ部を右後方に引き抜くようにして外します。ここでもカバーの時と同様に突起がゴム穴に刺さっている構造です。真横ではなく斜め後方に引き抜くのがポイントです。

汚れたエアクリーナーが姿を現しました。これで2万キロほど使用しました。それほど汚れていないように見えますが真っ黒になる前に交換するのが大事です。エアクリーナーの前に見えるのがABSコントロールユニットです。

古いエアクリーナーを取り出します。

新品との比較。車やバイクの構造は人体に例えられることがありますが、エアクリーナーを人体に例えると鼻毛だそうです。

新品のエアフィルターをR1200GSに装着します。少し狭くて入れにくいですが角を少し曲げてやるなど工夫して丁寧に装着してください。

象の鼻のようなエア取り入れ口を装着します。

突起部分がゴム穴に奥まで入るようしっかり入れて下さい。

外す時に引き抜いたクリップ2か所を差し込みます。




カバーを外したついでに普段は掃除できない部分を綺麗に掃除しておきましょう。

タンクの右サイドパネルを外した時の逆手順で装着します。

最後にここを締めて…

黒いサイドカバーを装着したら作業完了です!!

作業時間はゆっくりやっても15分もかからないと思います。トルクスT25(車載工具にもあったかな…)1本で簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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R1200GSエアクリーナー交換方法 エアフィルター交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みしてBMW R1200GS(空冷モデル)のメンテナンス情報をアップしてみたいと思います。

当ブログでは写真解説について字数が多くなることを覚悟で詳細に解説しておりますが、その解説方法と同様に字数が増えてもいいのでメンテに自身のない人でも出来るように超詳細に作業手順を記載しております。

過去のR1200GSメンテナンス方法の記事はこちら

R1200GS エンジンオイル交換方法

R1200GS ミッションオイル交換方法

R1200GS リアブレーキパッド交換方法

R1200GS バッテリー交換方法




さて今回はR1200GS(ADVではない方)のエアフィルターの交換方法をいってみたいと思います。

エアクリーナーはバイクの吸気部分に設けられた空気中のゴミやチリを取り除いてもらうためのフィルターです。バイクはマフラーから排出される排ガスと同じくらいの圧で空気を吸い込んでいる訳ですから、これがないとエンジン内部にゴミやチリを吸い込んでしまいます。

ディーラーでの交換推奨スパンは確か15000㎞毎または2年だったと思います。しかしエアクリーナーの汚れ具合は使い方によってかなり差がでます。空気の汚れている街中や工業地帯の走行が多い人はすぐに汚れますし、私のように山奥や田舎道の走行が多ければそれほど汚れません。

R1200GSの場合、他のBMW車と比較してもエアクリーナーの交換方法は容易で、普通のオートバイと何も変わりません。強いて言えば外装部品を固定しているボルト類が六角ではなくトルクスが使われているくらいです。

とても簡単ですし外装の一部を外して中の様子を見ることはオーナーとして決して悪いことではないと思います。

では早速、作業手順を書いてみたいとおもいますが、その前に交換用のフィルターの入手方法を…。

ネット通販で容易に入手できます。純正と同じく乾式のフィルターは1回きりしか使用できませんが2000円前後と安いです。対してK&Nタイプの湿式フィルターは清掃して繰り返し使用できますが7000~8000円とお高いです。どちらでも良いと思いますが湿式は清掃できると言っても乾かしてから車体に装着する手間があるので私は乾式を使っています。

用意すべき工具はたった1つ。トルクスのT25です。車体のタンク右側の外装部品を外して交換作業を行います。

まずシートを外してこの黒いカバーを外します。このカバーはネジ等で固定されているものではありません。手で引っ張れば外れます。

まず最初に黒いステンレスカバーの付いたカバーを先に外します。ここのボルトと…

…ここのボルトを外します。あとは引っ張れば外れます。

カバーはこのようなゴム製の穴に…

このような突起が刺さっているだけです。えいっと引っ張ってください。この後の作業にも同じようなものが出てきます。




次にタンクサイドパネルのこの部分を外します。T25のボルト2本を外すと容易に外せます。

ここまでの作業でこんな感じです。中央に黒い樹脂部品で象の鼻みたいなのが有りますが、これが空気の取り入れ口です。この先にエアフィルターがあります。

象の鼻の付け根にあるクリップのような固定具を引き抜きます。

上限で2か所あります。ただ引っ張るだけでは駄目で先端をよくみて、押しつぶしてから引き抜いてください。

象の鼻を右斜め後方に引き抜くように外してください。ここでも矢印の部分にゴムの穴に突起が刺さる構造の固定方法が存在しています。




象の鼻を外してやるとエアクリーナーが現れるので古いフィルターを取り外します。

左が新品で右が装着されたいたもの。私の場合、これで2万㎞以上は使用しました。

少し狭くて入れにくいですが新品のエアクリーナーを装着します。ちなみにこの状態でエアクリーナの前に見えているのがABSコントロールユニットです。

ここから先は今までの逆手順です。象の鼻を装着して2つのクリップをしっかりと差し込みます。

タンクサイドカウルとカバーをT25で元のように固定して作業終了です。ちなみにT25ボルトは1本だけ長さの違うものがあるので、間違えないように注意して下さい。

ほとんど同じなのですが次回はR1200GSアドベンチャーのエアクリーナー交換方法をご紹介いたします。

では!!

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構図の上手い下手が分かれるポイントはここだ!構図の基本を徹底マスター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、またまた大げさなタイトルを挙げてしまいましたが、久しぶりにツーリング写真の基礎的なことを書いてみたいと思いますので、特にビギナーの方はお付き合いくださいませ。

構図とは写真に詳しくない人が聞いても大切なことだなとご存じだと思います。しかし構図とは一体なんでしょうね??そもそも構図の定義を調べても明確な答えはあまり見かけません。

一般的には被写体の大きさや配置をどのように構成するか、背景との兼ね合いをどうするか、水平線などの分断線をどの位置にして比率を作るか…といった事でしょうか。

こういった構図を撮影者の意図のもとで巧みにコントロールされたか、まったく意識せずに無秩序で作ってしまったかで作品の印象は左右されるものです。




今回は構図の解説の1つとして主題を明確にするために、主題以外の被写体や要素の存在感の落とし方について作例を元に解説したいと思います。

・深度とフレーミングで魅せる

EOS1Dx + SIGMA150-600F5-6.3DG

この作品は東京湾越しに臨む冬の富士山を主題にしたものですが、他の被写体であるライダー、バイクは深度(ボケ具合)とフレーミングで存在感を落としています。

画面の枠から被写体を切り落としてしまうフレーミング、ピントを合焦させずボケ具合でコントロールする深度での調整は存在感を落とす手法として最も分かりやすいやり方です。

・露出で魅せる

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

この作品は雪を冠した美瑛岳に美しい夕陽の光が当たっている様子が主題となっています。その他の被写体であるバイク、ライダー、道などは暗くボケています。露出を美瑛岳に合わせたことで結果、バイク側が暗くなったのですが露出で主題以外の被写体の存在感を落とした構図です。

露出とは画面の全体がちょうど良くなるよう合わせることではありません。それはカメラのコンピューター(AE機能)でも出来ることです。露出は作品の主題が最も魅力的に見えるように設定するものと覚えましょう。

露出を使った表現方法を身に付けるだけで一気に写真がレベルアップするのでビギナーから早く脱したい方は露出表現を集中的にマスターしてみると良いかもしれませんね。




・導線で魅せる

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

導線は写真のデザイン要素(色、図形、線、規則的なパターン、質感、ディティール、立体感など)でも効果の高い要素の1つです。特にS字を描く曲線は写真の観賞者がパッと見た瞬間の視線を楽しませる要素として良く機能するものです。

この作品は北海道のオロロンラインの最も隆起しているポイントを望遠レンズ撮りました。強烈な圧縮効果により実際のイメージよりも大きく隆起しているように見えます。道路の白線などから受ける直線効果と隆起による曲線の複合で魅せています。

その導線上にバイクを乗せてあげることで作品の主題を絶対的に表現しました。

・セットにして魅せる

それともう1つはこんなユニークな方法もあります。この作例の場合はバイク、ライダー、太陽と3つの被写体がありますが、これらを小さく構成して一か所にまとめてセットにするやり方です。チーズバーガー、ポテト、コーラみたいにワンセットにするとまとまり感が出てスッキリするものです。




ビギナーの方がつい撮ってしまう失敗作とは被写体A、被写体B、副題、アクセント被写体、背景、地面や空など…これら各々の存在感を意識できずに惰性的にシャッターを切ってしまった写真です。その結果、散漫な構図となってしまい主題がボヤけた平凡写真に陥るのです。

空なら空、バイクならバイク、これがこの写真の主題です、という事を心の中ではっきりと決めて、その他のものは脇役として機能するよう存在感を調整してあげましょう。これが今回ご紹介した上の4つの例です。もちろん他にもたくさん方法はありますが、特に深度やフレーミングでやる方法はベテランの常套手段なのでぜひマスターして下さいね。

今回はこの辺で!!

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大好きな”アレ”を発見しちゃった時の心構え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、訳の分からないタイトルを付けてしまいましたが、あまり期待はしないでください…

皆さまはドラえもん、お好きですか?私より若い世代の方は子供の頃に見ていたよ、という方が多いのではないでしょうか?

私は幼少期の頃、テレビCMでガチャガチャドラえもん、というオモチャを見て「これが欲しい!」と親に頼んで誕生日プレゼントで買ってもらったのですが、いざ実物を手にするとカプセルは事前に自分でドラえもんの体に入れなくてはいけない!という事実を知りガッカリしたものでした。テレビCMではまるで無限にガチャガチャのカプセルが出てくるかのような表現だったので騙された気分だったのを覚えています。しかし今になって考えると、そういった夢と現実のギャップや理不尽が起きたときの耐性など、子供ながらに学んだのだ…とも思えます。




さて当ブログでは黄金比や白銀比など写真における比率の話を何度かしてきましたが、ドラえもんは1:1.1414の綺麗な白銀比です。

1:1.1414つまり√2ですが、白銀比という呼ばれ方とは別に「大和比」とも呼ばれていて日本文化の多くに採用されている比率でもあります。ドラえもんの他にもハローキティの顔だったり、歴史的な建造物では法隆寺や五重塔などにも採用されているそうです。これは黄金比の1:1.618よりも正方形に近いので丸い木材から材料を抜くのに無駄がなく、日本人の「勿体ない」という奥ゆかしき文化を象徴していると言えます。

さて今回はそんなドラえもんのネタからこんな作品をご紹介いたします。

外房へ朝焼けの景色を撮りに行こうとR1200GSを走らせたところ、なんとドラえもんに出てくる三大アイテム(タイムマシン、どこでもドア、タケコプター)の1つであるどこでもドアを発見してしまいました!!!

撮影したのは9月の初旬でしたので、恐らく海の家がインスタスポットとして設置した物だと思うのですが、撤去前にブルーシートを被せて置かれていたのだと思います。しかし前日の台風で海の家は建物ごと50mほど北へ吹き飛ばされて、何もない砂地にこの「どこでもドア」だけが佇むという何とも不思議な空間が出来上がっていました。

ブルーシートは強風で剥がれたもので私が剥がした訳ではありません。バイクを停めている場所も砂浜ではなく駐車場です。といっても強風で砂が堆積してぱっと見では駐車場と砂浜の境界は分かりませんが…。




こういったユニークな発見や驚きと遭遇したときに人は心理的にそれを写真に撮りたいと思うものです。ここに落とし穴があります。目撃したことを記録として撮って満足してしまわないことです。

きちんと自分なりに表現するために作品を構成していきましょう。この場合はまさかの被写体であるどこでもドアです。ドアであるならドアの手前側と向こう側で構成して物語性を構成してみてはどうでしょうか?そこで被写体を挟み撃ちにするよう手前は見切れでライダー、向こう側はR1200GSとしてみました。バイクと言う乗り物はまるでどこでもドアのように、思い立ったらどこでも行ける乗り物である…と表現してみました(少し無理がありますが…)。

それと水平を無視して意図的に斜め構図にしてみました。斜め構図はいけない、というのは誤解でちゃんとした意図があってやるならOKだと思います。以前も似たような解説をしましたが斜め構図は異空間の演出としてピッタリです。ドラえもんのアイテムに遭遇したこのシーンではそんな斜め構図がよく似合うと思いました。

斜め構図は写真デザインの上では安定感を失ってしまう事を覚えておきましょう。斜めにすると泥酔した人のようにフラフラとして今にも倒れてしまいそうな不安定が発生します。それを補うためには導線などの別のデザイン要素を使うか土台効果を使うと不安定さは緩和されます。この写真の場合は地面にしっかり寄って安定感を補ってみました。




 

「やったー!どこでもドア見つけちゃった~!」と興奮していると、それを記録写真としてただ撮って終わりにしてしまわないよう気を付けましょうね!

今回はこの辺で!!!

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大型バイクと小型バイク☆ハンターカブCT125の発表を受けて…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、台風19号の被害は大丈夫でしたでしょうか?私の住む千葉県は当初の予想よりは影響が少なく、最も心配だった高潮も自宅周辺は被害ありませんでした。地球温暖化で海水温度が上昇し、かつて無かったような強力な台風が発生して甚大な災害となる。地球はいま、そんな環境になってしまったのだと実感しますね…。私たちにできることは何でも実行して子供たちの世代に自然豊かな地球と環境を渡したいものです。

さて今年のモーターショウでホンダ ハンターカブCT125がお披露目されるようで話題になっていますね。ハンターカブといえば1981年に登場した名車CT110がマニアの間で人気でしたよね。実はこのハンターカブ、以前はとても欲しくて買う気満々だったのですが、良い個体と予算が折り合いがつかず断念した経緯がありました。

その後、数年を経てホンダからクロスカブが発売され、ハンターカブのようだ!と話題になりましたが、私くらいの年代ですとホンダ特有のカジュアル過ぎるテイストがどうも入ってきませんでした(レッグシールドの無い現行型はかっこいいですが)。




そして以前もブログに書きましたがド・ストライクと言えるスーパーカブ、C125が登場して買おうかどうしようか…ずっと悩んでいました。そしてこのタイミングでクロスカブの名を冠したCT125の登場…

CT125 ハンターカブ

う~ん、いい。いいですね~旅の雰囲気がむんむんします。ホンダ特有のカジュアルテイストはあまり感じられず、全体に品があって「ハンターカブ」を名乗るのにふさわしいですね。特にクロスカブの時は見送られたアップマフラーとその遮熱板がいい味出しています。

C125と共通の125㏄エンジンに前後ディスクブレーキ、そしてブレースバーの付いたアップハンドルはスポーティーな走りと林道走行が期待できますね。

C125と違ってリアキャリアと燃料タンクも大型ですしキャンプツーリングにも良さそうです。リアキャリア内にエアクリーナーと吸気ダクトを設けているのは浸水時のシュノーケルとして機能するみたいですね。まるでクロカンをやるジムニーみたいです。いや…もしかしてホンダはジムニーの成功を受けてCT125の発売に踏み切ったのかな??

個人的には往年のCT110を彷彿させるスクエアーデザインのウインカーが良いですね。中身はLEDチップの4灯でしょうか。

カラーはC110の時と同じで赤だけなのでしょうかね。私の好みとしてはベージュかネイビーが欲しいです。あと気になるのは価格ですよね。C125の本体定価が約40万円なので、同じくらいか高いのか?またはC125はキャストホイールですが、CT125ハンターカブはスポークなので、逆に安いというのも考えられますね。




C125 のパールカデットグレー

C125は新色のパールカデットグレーもオシャレですよね。ツーリング写真をやる上でもコレは日本風景にマッチすると思います。しかしC125はCT125に比べて燃料タンクが小さいのでツーリング向けなのはCT125かもしれません。

ツーリング写真とスーパーカブ。いいですよね。R1200GSのような大型バイクですとチョットした小径に気軽に入ったり、狭い場所でUターンとかなかなか出来ないです。それに地域の人に何となく威圧的になってしまうのも大型バイクの欠点でもあります。

そう考えると小型バイクはツーリング写真を撮るという意味でもすごく良いですね。旅先での出会いや発見を、幹線道路から外れて集落や林道に入って探検、すごく面白そうです。しかし高速道路は乗れないので限られたスケジュールで遠くまでツーリングしたい時はやはりR1200GSのような大型バイクがいいですよね。

大型バイクと小型バイクの2台持ちが理想的なのかもしれません。




あっ…ツーリング写真解説がありませんでしたね…え~っと、SNSやブログで「タイヤを交換したよー」という写真を撮るときに…

こうやって撮るよりも…

こうやって撮った方がカッコイイですよ!

それだけ・・・

以上!!!

今回はこの辺で!

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