前景をつくってレベルアップ☆イケてる構図の作り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏のツーリングシーズンとツーリング写真を楽しまれていますか?

写真とはビギナーの方にとって撮り方が全てだと誤解されがちです。しかし撮り方の多くを学んでいないビギナーの方でも素敵な写真を撮ることは可能です。それはハートだけでストレートに撮ることです。子供のように純粋に感動し、それを素直に写真にする。そんなシンプルなことで十分に良い写真は成立します。

むしろ撮り方を気にし過ぎてしまい上手に撮ろう、良く見せようと思うほど変な写真になってしまいます。もし撮り方でお悩みでしたら騙されたと思って一度撮り方のことは忘れて、ご自身の大好きなもの、心が時めいたものに純粋に向き合いシンプルな構成でパチリと撮ってみて下さい。

それは人に見せるような写真ではないかもしれませんが、きっとあなたのお気に入りの1枚になると思います。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では平凡な構図でお悩みの方に簡単な手法で「おっ!」と感じるイケてる写真の撮り方をご紹介します。前回の解説ではお子様構図を脱却するため被写体を枠で切り落としてしまうフレーミングを解説しました。今回は前景を構成して奥行のある構図の作り方です。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

前回のお子様構図のお話で少し触れましたが、ビギナーの方がつい撮ってしまう平凡な構図とは被写体を画面内で並べただけの単調なものです。それは被写体や背景などの奥行方向の構成を全く意識できないため、平面的で奥行き感がない写真になってしまうのです。もちろんコレが悪いという訳ではありませんが奥行きを意識できなかった、と意図して平面的に撮ったでは似ていますが雲泥の差なのです。

ここでは「奥行きを意識できなかった」を卒業するため、撮り方の1つとして前景のある構図の作り方を解説致します。

EOS6D Mark2 EF35mmF2IS




写真は紛れもなく二次元なのですが、この二次元の中に奥行または立体感を感じるような構成を作ると、それだけでシロウトっぽさが抜けて雑誌のカットなどで使われているような写真になります。

では奥行のある構図を作るにはどうしたら良いでしょうか?まずはカメラから被写体の方を見てレイヤー数を意識してみましょう。あなたがそこでバイクを停めて写真を撮ろうと思ったのであれば、すくなくとも背景は既に存在していると思います。

遠い順に背景、バイク、はいこれで奥行方向に既に2レイヤーあることになります。あともう1レイヤー、カメラとバイクの間に何かを入れて合計3レイヤーにしてみましょう。

カメラとバイクの間にもう1レイヤー、つまり前景を作るのです。前景探しのポイントは足元にあります。足元や近くに前景として使えそうな何かがないでしょうか?探してみましょう。

1枚目、2枚目の写真のように花や草などはとても使いやすいです。そして上の写真のように港などでの撮影シーンではさらに被写体の宝庫なので、前景として使えそうな被写体探しは簡単です。この場合は手前にあった小さな漁船を前景にして構図を作ってみましょう。




EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

はい、こんな感じです。この写真の場合はR1200GSのすぐ後ろにもう一隻の漁船があるので遠景と合わせると4レイヤーくらい作れた構図になります。

このようにメイン被写体(バイクやライダー)とカメラの間に、もう1つ何かの被写体を入れるだけで簡単に3レイヤーの構図を作ることができます。ポイントは足元や近くに使えそうな何かがないか見てみることです。

もし何も見当たらなければ、カメラを超ローアングルにすることで地面が使えます。

そして前景を作ることに成功したら次に気を付けたいことは…?そう絞りです。カメラの絞り値をコントロールすることで前景や背景のボケ具合を調整するのですが、遠景よりも近景の方がボケやすい特性があることから、前景を作った時は特に絞りの設定が重要になってくるのです。

フレーミングの解説でも書きましたが構図とは複数ある被写体や背景などの存在感を撮影者の意図で調整することです。ビギナーの方にとって難しく感じるかもしれませんが、フレーミングや構図とは被写体の存在感を調整し作品の意図を観賞者へ導く手法なのです。よってこの3レイヤー作れた奥行ある構図の場合、特に前景となる被写体のボケ具合は撮影者のあなたが調整してみましょう。

えっ難しそう?大丈夫ですよ。

前景のある構図での絞りの調整については次回に解説しますのでお楽しみに!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~ 

RICHO GR APS-C