一滴の光、影があるから光が引き立つ<中級>ツーリング写真

Pocket

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、そろそろ本格的な夏のツーリングシーズンの到来ですね。夏のツーリングは水分と塩分補給、それに小まめな休憩で熱中症に注意しましょうね。

走行風を浴びている時はさほど暑さを感じない場合もありますが、強い日差しと発汗により気が付いたら熱中症の症状に…なんてコトもよく聞きます。のどが乾かない、倦怠感、昼になってもお腹がすかない…は黄色信号で手遅れになると眩暈、頭痛、手足のしびれなどで動けなくなり、最悪は運転中に失神なんて危険な状態になりかねません。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として写真における光のお話について、改めて書いてみたいと思います。

EOS6D Mark2

言うまでもなく私たち人間が目でみているものは元は光です。太陽なり電気なり何らかの光源によって明らかにされた景色、物体を眼球から脳へ電気信号として伝えられ、そして認識している訳ですよね。

カメラも基本的は同じで真っ暗な箱になっている部分にレンズを通して外の光を取り入れ、その様子を瞬間としてフィルムや半導体に記録する訳です。

光が無ければ形も色も分からないのです。

このごく当たり前のことを改めて熟考すると、いかに写真にとって光が重要であるかが見えてきます。光の特徴をよく見極めて上手にカメラ内に取り込むことに成功すれば良作へつながる鍵となります。景色や被写体にこだわるのも大事かもしれませんが、それにどのような光が当たりどのような影が存在するのかも同じくらい大事です。

私たち写真を愛する人間にとって喉から手が出るほど欲しい光というのがあります。強さで言うと何dBか分かりませんが、限られたダイナミックレンジの中で「ここだ!」という非常にピンポイントで繊細な光です。そしてそれは大抵は影が多く薄暗い場所でよく見かけるものです。




RICOH GR APS-C

建物の谷間となる裏路地や木々が鬱蒼と茂った林道などで差し込んでくる光の周囲によく出現します。そこに影があるから光が際立つ、あるいは光があるから影が豊かになる。常に両者の意識できる撮影シーンに出会いたいものです。

例えばお天気の良い日中に開けた海岸のような場所でバイクの写真を撮るとします。そのような場所はただ強烈な太陽光がそこに注がれているだけで、前述のような「ひとしずく」と形容したい光は確認できません。

またこういった光は見つけるのも難しいです。人間の目はカメラの評価測光と同じで視界の全体を平均で測光して調整するので、最も明るい部分が眩しいと感じないよう調整されると、その場所の影の様子はよく分からないものです。光と影を見つけて画面内に構成するとは、経験を積んでそういった写真を意識して撮り続けた人がなせる業です。

「なんだかややこしくて良く意味が分からんな」という方は次のツーリングからこのように撮ってみて下さい。風景、被写体をいつも通りに構図を練って1枚撮ります。そして撮った画像をモニターで確認します。その後に光と影になっている部分を見てもう1度構図を練り直してみて下さい。




最も美しい光、もっとも豊かな影、どちらを主役に露出を決めるかはそのシーンに似合う方で良いと思います。場合によっては白トビや黒潰れといった具合にダイナミックレンジの範囲を超えてしまうかもしれません。しかしそうなってしまっても変な写真にならないように光と影の様子をよく感じ取って構成すれば大丈夫です。

光があるから影がある、影があるから光を感じ取れる、絵画と違って(レンブラントやフェルメールは別ですが)写真の場合は光が命。光があるからこそ写真らしいとも言えます。

基本的なようで忘れがちな光のお話でした。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング