ツーリング写真 構図のスーパーテクニック☆重ねて際立たせよ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は「構図のスーパーテクニック」なんて大それたタイトルを付けてしまいましたが<上級>ツーリング写真の解説として構図のちょっとした使える裏技をご紹介してみたいと思います。




私が最初にこの撮り方を思いついたのは、いつもの逆転発想がきっかけでした。当初は残念だった要素を逆転発想で味方にしてやろうという考え方です。まずは作品をご覧ください。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

千葉県館山市の沖ノ島という小さな島があるのですが、そこへ行く途中にある造船のドッグで撮りました。ちょうど道から見て船首部分の様子がキレイに見えましたので、望遠レンズを使ってコレを大胆に引き寄せて、ツーリング中に出会った風景としての印象写真を狙ってみました。

以前にも解説しましたが望遠レンズで空間を圧縮させると、写真を見る側の印象としては圧縮された勢いがそのまま観賞者の方へドーンと来る感じでインパクトを与えます。被写体を印象付けるのに効果的ですが、いつもいつもこのような望遠レンズを使った手法の写真ばかりだと見る方も疲れてしまうので望遠はほどほどにしましょう。

さて今回、解説したい「スーパーテクニック」とやらはバイクあるいはライダーといった被写体がシーンの中で沈まないよう、もう1つの画面を構図内に作るテクニックのことです。この写真の場合、船体の手前にある白いガスタンクを利用しました。




実際の撮影地の様子をスマホで撮った写真がこちらです。バイクから船の位置までは150mくらいは離れていそうです。そしてその中間に存在する白いガスタンクのような物は当初は邪魔になるな…と感じていました。

そこでタンクが白いことに注目してこれをバイクの背景と重ねてキャンバスのようにしてしまうアイデアを思いつきました。

撮影ポイントが広ければ望遠を使ってこのように重なるアングルを探し当てるのはそれ程難しいことではありません。右に左に足で動いてベストアングルを探り当てる上級者ならばきっと容易だと思います。




もちろんこれは、いつもできるワザではなく偶然にもそこにキャンバスとして使えそうな四角いものが存在すればの話です。こういった撮影の引き出しをアタマの中に在庫させて、ここだ!と使えそうなときにそのカードを使う感じですね。

撮影地であれやこれやアングルを練っている時に、白いハイエースがやってきて今まさに撮ろうとしていた景色の方向に駐車しました。「あ~そこに停めたら邪魔なんすけど…」いえいえ、そうとは限りませんよ。よく考えてみましょう~

黒っぽいオートバイの場合は特に背景に沈みやすいので、有効なやり方かもしれませんね。ぜひ覚えておいて応用してみて下さいね。

今回はこの辺で!

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RICOH GR APS-C

この写真も逆転発想で思い浮かんだ構図です。花を主役にするのではなく構図の上では葉を主役に切り取った写真です。なぜこのようにしたのか?雨上がりでしっとり濡れた様子を表現したかったのですが、花についた雫よりも葉についた雫のほうが分かりやすく、かつ美しかったからです。賛否あるかもしれませんが個性的であると自負しています。