私の北海道ツーリングとセイコーマート

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここのところ真面目な(?)ツーリング写真の解説が続きましたので、今回は旅の話を書いてみたいと思います。

私の場合、北海道ツーリングはもちろんそうですが多くのツーリングはソロツーリングです。一緒に走る仲間がいない訳ではありませんが、友人たちは私が単独行動派であることをよく知っているので、向こうから「一緒にツーリングに行こう」と誘ってくることはありません。

年に1度くらいは気の合う人と一緒に走ることがありますが、最近はそれすらも減ってきたように感じます。




ソロツーリングには自由な反面、楽しさはないかもしれないけど、それでも走っていて自分と向き合える「オートバイでの一人旅」を愛しています。

北海道や九州といった数日から数週間のスケジュールで旅をするロングツーリングの場合、さすがに旅慣れた私でも話し相手のいない時間の長さに寂しさを感じるものです。1日に人と交わした会話は「ハイオク満タンで」とか「温めなくていいです」といった店員さんとの事務的なやりとりだけ。

そんな時はちょっとした休憩ポイントで同じような旅人を捕まえて旅の話で盛り上がったり、地元の人がいたら天気の話やオススメの立ち寄りスポットやお店などを教えてもらったりします。

5分か10分も話をするだけで寂しかった気持ちはどこかへ吹き飛び「よ~し、また走るぞ」という気持ちになれるものです。

中でも私が大好きなのは北海道ツーリングしている時のセイコーマートでの朝食の時です。




セイコーマートは関東圏でもちらほら見かけますが、北海道を代表するコンビニエンスストアーです。以前にセイコーマートの美味しいものという記事を書いたほど、セイコーマートのオニギリやお弁当など、すごく美味しいので大好きなんです。

写真を撮りたい関係もあってキャンプ場はいつも早朝に出発する私は朝食は必ずと言っていいほどセイコーマートを利用します。ここで美味しいオニギリやパンを買ってタンクランチならぬtank breakfastです。

すると早朝の時間帯、お仕事前に立ち寄る地元の人がよく私に声をかけてくださいます。お互い早朝からたいへんですね、という労いもあるのか話かけやすい空気がセイコーマートの駐車場には確かにあるのでしょうね。

「おぉ、千葉からバイクで来たのかい?俺も昔は船橋で出稼ぎしてたよ。三番瀬でよく釣りとかして懐かしいねぇ。鹿が飛び出すから気を付けるんだよ」

「この先の林道を分岐していくと地図にのっていない湿原地帯があるから見てきなよ。虫が多いから気を付けてね」

「これ三脚つんでんの?いいねぇ、バイクで一人旅。それで風景写真とか最高だね。漁協のずっと先に地元民しか使わない食堂があるから寄ってみるといいよ!」

こんな数分の会話がいつも交わされます。単に情報収集という事ではなく人の温かみを感じる瞬間で、寂しい一人旅の心に優しさがしみるのです。




自分に話をしてくれる人、自分の話を聞いてくれる人。少々大げさですが久しぶりに家族や親友と再会したような人間愛を覚えます。こんな素晴らしいこと、日常では完全に忘れて日々を生活しているな。そんな風に思えるほどセイコーマートで交わす地元の人々との会話が大好きです。

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トキメク写真が貴方も撮れる☆唯一の手段<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回までで写真の初歩的な内容 フレーミング、奥行きのある構図、作者の意図による絞りの調整を解説してきました。今回はこの辺でちょっとした精神論的なアプローチで<初級>ツーリング写真を解説してみたいと思います。

よく写真とは作者の意図を明確に打ち出し表現されている…云々、と聞きますよね。ではそれはどうやって撮るのよ?この部分の説明をあまり見かけたことがありません。たくさん旅をして多くの被写体や情景に出会い、たくさんの写真を撮って経験を積んでいくしかないのでしょうが、それすらどこにも書かれていないので理屈だけを頭に詰め込んで出かけることもできない人が多く存在すると聞きます。




今回は作者の意図を明確に打ち出して表現する…云々をビギナーの方でも簡単に実践できるある手法をご紹介いたします。私が勝手にあみ出した戦法なので笑わないで聞いてくださいね。信じて実践していただければ確実にレベルアップできることをお約束いたします。

その私が勝手に考えだした手法とは…

「〇〇だから△△した…言語化の不思議」の法則です。

EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

こちらの作品をご覧ください。北海道の名寄町にある知恵文ひまわり畑で2009年の夏に撮影したカットです。傾いた夕方の太陽光に向かって撮る逆光のシチュエーションです。この時、一面に咲き乱れる見事なひまわり畑に、夕方の光が当たって輝いている様子に私は感動しました。

ここでいちど感動したこと、目の前の情景の特徴を言語化してみます。ひまわりは一面に咲いている。逆光で輝いている。実際に言葉に出してもいいと思います。次に実際の様子ならより具体的に、感動した事柄ならより美しい単語で形容してみます。

ひまわりは数がすごく多い、全てが輝いていて幾何学模様にも見える。その一輪一輪が美しく輝きを放っている、まるで黄金の絨毯のようだった。

「おいおい、詩人じゃあるまいし冗談だろ~無理っす!!!」

そう言わずに騙されたと思ってこの先までお付き合いください。写真って案外とこんなものなんです。恥ずかしがっていてはいつまでも普通の写真しか撮れませんよ。

・数がすごく多い→さらに密度を上げて表現するため望遠ズームレンズを選択。

・幾何学模様の黄金の絨毯のようだった→カメラアングルを可能な限りハイアングルにセットして画面内の割合の多くをヒマワリ畑に構成した。

・一輪一輪が輝いているように…→もっとも逆光で輝くアングルを探り当てた。

はい、これが言語化です。言語化できれば次に何をすべきかが具体的になってくるのです。「すごくたくさん咲いているな~!」と言葉に出せば、より「たくさん咲いている」を表現できる望遠レンズを選択できるのです。

すごいでしょう?〇〇だから△△したの法則。

はい、次です。この場合は「おっあそこ綺麗な光があるな!」と思い私はR1200GSアドベンチャーを停車させて撮影をはじめました。

夕陽が山間いから差し込んで田舎道を照らしていました。これを事実を掘り下げた言語化と動いた感情を美しい単語で形容する言語化をしてみましょう。

・夕陽が田舎道を照らしていた→里山の稜線ぎりぎりから強い夕陽の光が入っている、カメラから見て強烈な逆光である

・差し込んだ光はススキに当たり、まるで宝石を散りばめたように美しく輝いていた。

・ここに差し込む強い光はこの日の旅のハイライトを演出しているようだった

言語化できればそのように撮ればいいだけなのです。ススキが宝石のように見えればそのように見えるよう露出でもアングルでも選択すればよいし、差し込む強い光が旅のハイライトだ!と感じたらフレームで光を切り落としてフレアを画面内に散りばめてやればOKです。




げっ…マジかよ。と思っている方も多いと思います。写真をはじめたばかりのビギナーの方にとって、写真は撮り方やカメラの操作をマスターすれば素晴らしい写真が撮れると思っている人が多いと思います。しかし、それも大切ですがそれだけだと「どうだうまいだろう」「俺のカメラ性能いいだろう」「この場所すごいでしょ」という傲慢な「上手な画像」を撮ってしまうのです。

それでは寂しいですよね。

写真は出会った被写体や景色に対して撮影者がまず感動すること。その感動に対してどのようなアクションで表現したか…にかかっています。〇〇だから△△した 言語化の不思議の法則は感動不感症の人と表現力不足の人に大変効果的な手法です。

撮影地で最初に何をしていいか分からない…という方は最初に感動すべきこと、それを言葉に出して自身のハートに問いかけ、何か普段は使わないような単語で形容してみてください。最初のうちは気の利いた言葉が思い浮かばないかもしれませんが、思いつく範囲で考えてみましょう。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

撮影者がまずは感動すること。これってもしかしたら写真にとって最も大切なことかもしれませんね。ネットで話題になっている撮影スポットに出向くのも否定はしませんが、わんさかと人が押し寄せている場所で「俺もここで撮ってやるぜー」では感動する行程が抜けているので果たして良い写真が撮れるのか?私にはいささか疑問です。

自分に感動をもたらしてくれる素敵なことは美しい景色や珍しい被写体に限りません。可愛い、かっこいい、オシャレ、ホッとする、こうゆうの好き!というシンプルな心の動きだと思います。何かを見つけて反応する自分に耳を傾けてみましょう。

それにはバイクツーリングが最高なのは言うまでもありませんが、例えば通勤途中とか家の近所の公園とかでも体験できます。




私は今日、駅のホームで20代くらいの女性がベンチでオニギリを食べている姿を見かけました。その女性はオニギリを美味しそうに口にすると両足を子供のように交互にブラブラと揺らしてご機嫌な様子でした。思わず「可愛らしい人だな…」と不覚にもトキメいた瞬間でした。

そういった自身の小さな心の反応に少し意識してみるだけで、濁っていた感受性は輝きを取り戻し、言語化と写真は良くなると思います。

恥ずかしがらずに是非実践してくださいね。

〇〇だから△△した 言語化の不思議の法則でした!!

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前景のボケ具合をコントロールし最高のバイク写真構図を!!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここ最近になって過去に書いていた写真に関わる基本的なことを、現在の考えの元で書き直しております。特に多くの方が悩まれている構図について、フレーミングによる見せ方、前景を作って奥行を出す方法、などを解説してきましたが如何だったでしょうか?

構図、アングル、フレーミング、デザイン、露出、望遠や広角などの焦点距離、深度のコントロール、長時間露光、流し撮り、などなど。他にもありますがこれら撮り方はあくまで写真の表現手段です。

撮り方を身に着けるのは大切なことですが、いい写真を実現させるための最重要なことではありません。同じくらい大切なのは好きなもの、好きなこと、それらを見つける喜び、ときめくこと、感動すること、優しさなど、ハート面も忘れずに磨きをかけて下さいね。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では前回の3レイヤーつくって奥行きのある構図を作ろう~の続きでございます。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F4 1/1250 ISO100

前景、被写体、遠景(または背景)の3レイヤー、またはそれ以上の層の構図を作ることに成功したら、まずは合焦ポイントをハッキリと決めましょう。ピントを合わせる場所です。

次に前景や背景をどこまでボカすか?ですがこれらは全て正解などはなく、撮影者のあなたが独自で決めるものです。どう決めるかのカギはそこで写真を撮ろうと思った理由の中に隠されています。

絞りはレンズの中にある穴ポコの大きさを調整することで、ピントの合う範囲またはボケ具合を調整できることです。絞り込むとピントの合う範囲が広がり開くと薄くなります。…がこういった絞りに関わる解説は世に溢れていますし、そもそもカメラの説明書にも記載されているので、ここでは割愛いたします。

例えば上の写真であれば海岸での休憩シーンを撮った1枚であり、休憩しているライダーの存在を意識させる構成で作りました。姿こそ写っていませんがこの写真の主題はライダーです。前景にあるR1200GSのリア部分、遠景には海に向かって走りゆく女性の姿。これらは副題にすぎずメインではありません。

では主題は姿がないのにどうするの???木のベンチに置かれたヘルメット、脱いだジャケットとブーツ、これで解放感を満喫してこの場所にいるライダーを連想させ、それを主題にした写真なのです。

主題がヘルメット達と決めたら合焦ポイントはヘルメットです。R1200GSの後部はバイクに詳しくない人が見ても、それがバイクであると分かる程度にボカす。遠景のボケ具合は主題を引き立てる程度にボカす、その結果としてF4という絞りをこの場合は選択しました…という事です。

これが観賞者を作品の意図に導くための構図作りとなります。あくまで一例ではありますが。




F1.4 F1.6 F1.8

これは冬のキャンプシーンで前景にスイセンを置いた構図です。F1.4からF1.8までの開いた絞りの例、つまり被写界深度が浅く前景や背景が大きくボケる設定です。しかしここまでボケていると抽象的でキレイと言えるかもしれませんが、このシーンに似合う表現とは思えません。

F2.8  F3.2  F3.5

少しづつ絞り込んでいくことで前景の様子が明らかになってきます。これくらいで花の種類はスイセンなのかな?と多くの人が認識できると思います。スイセンが咲いている→冬であることが伝わる。このシーンに限っては花の種類で季節を感じさせたいですね。

F8  F9  F10

さらに絞り込んでF8、F9、F10の作例です。誰の目にも前景の花はスイセンであることが明らかで、逆光によって花に光が透過しているのが美しく見えます。この場合はスイセンはあくまで前景ですが、ここまで立派に咲き誇っているのであれば、その質感や光も表現したいですね。逆に傷んだ花が多かったり雑草も混じったりして立派とは言えない場合は絞りを開いて抽象的な美しさを狙うのもありだと思います。

F16

こちらはF16まで絞り込んでみました。ここまで被写界深度が深いとピントピークをどこにもってくるかも重要です。上の写真は失敗しているのですが本来であればR1200GSとスイセンの間のどこかのポイントにピントピークをマニュアルで合わせてパンフォーカス(全てにピントが合っている)を狙うべきシーンです。

スイセンの花に光が透過し、それによって伝わる質感でキャンプシーンを演出した写真です。F1.4などのボケボケではその意図は全く伝えられず、F8くらいでは普通すぎて印象に残りません。このシーンでは目一杯絞り込んでパンフォーカスを選ぶべきですね。




EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/1000 ISO100

こちらの作品は白樺林(ダケカンバかな…)の林道で小休止しているツーリングシーンを撮ったものです。白樺林はとても美しかったですが、合焦付近では線が多くゴチャゴチャした背景の中でR1200GSアドベンチャーが沈んでしまいます。

そこで絞りをこのレンズ(キャノンEF70-200㎜F2.8L)の解放値であるF2.8を選択し大きくボカしてみました。この構図の場合、白樺林の中で休憩するライダー+バイクなのでこの構成ですが、逆にライダーが目撃した美しい白樺林、という意図の作品を作るのであれば構図を変えてバイクをボカして白樺林にピントを合わせても悪くありませんね。

〇〇が△△だと感じたからF2.8に設定して背景をボカした、〇〇が△△だと気が付いたのでF22まで絞り込んで前景からパンフォーカスにした。このように作者が感じたことの表現手法が絞りの調整、すなわちボケ具合の調整なのですね。

例えばこんな風に前景も背景もなく、遠景の中に1つの被写体だけがある構図だと絞りをいくつに設定したところで写真に大きな変化はありません。F5.6にしようがF22にしようがシャッター速度が変化していくだけです。もちろんこの構図がダメという意味ではありません。絞りを調整するようなシーンではないという意味です。




写真とは作者の意図を表現する云々…である!が難しく感じるビギナーの方へ、当ブログ「究極のツーリング写真」が推奨している効果的な手法は「言語化の不思議」です。先ほども少し書きましたが〇〇だから△△した。これこそが写真にこめる作者の意図を具現化するやり方なのです。

えっ?初級ツーリング解説にしては難しいですか?そんなコトはないですって…

次回、確実に写真がレベルアップする「言語化の不思議」を解説いたします。

お楽しみに!!

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前景をつくってレベルアップ☆イケてる構図の作り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏のツーリングシーズンとツーリング写真を楽しまれていますか?

写真とはビギナーの方にとって撮り方が全てだと誤解されがちです。しかし撮り方の多くを学んでいないビギナーの方でも素敵な写真を撮ることは可能です。それはハートだけでストレートに撮ることです。子供のように純粋に感動し、それを素直に写真にする。そんなシンプルなことで十分に良い写真は成立します。

むしろ撮り方を気にし過ぎてしまい上手に撮ろう、良く見せようと思うほど変な写真になってしまいます。もし撮り方でお悩みでしたら騙されたと思って一度撮り方のことは忘れて、ご自身の大好きなもの、心が時めいたものに純粋に向き合いシンプルな構成でパチリと撮ってみて下さい。

それは人に見せるような写真ではないかもしれませんが、きっとあなたのお気に入りの1枚になると思います。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では平凡な構図でお悩みの方に簡単な手法で「おっ!」と感じるイケてる写真の撮り方をご紹介します。前回の解説ではお子様構図を脱却するため被写体を枠で切り落としてしまうフレーミングを解説しました。今回は前景を構成して奥行のある構図の作り方です。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

前回のお子様構図のお話で少し触れましたが、ビギナーの方がつい撮ってしまう平凡な構図とは被写体を画面内で並べただけの単調なものです。それは被写体や背景などの奥行方向の構成を全く意識できないため、平面的で奥行き感がない写真になってしまうのです。もちろんコレが悪いという訳ではありませんが奥行きを意識できなかった、と意図して平面的に撮ったでは似ていますが雲泥の差なのです。

ここでは「奥行きを意識できなかった」を卒業するため、撮り方の1つとして前景のある構図の作り方を解説致します。

EOS6D Mark2 EF35mmF2IS




写真は紛れもなく二次元なのですが、この二次元の中に奥行または立体感を感じるような構成を作ると、それだけでシロウトっぽさが抜けて雑誌のカットなどで使われているような写真になります。

では奥行のある構図を作るにはどうしたら良いでしょうか?まずはカメラから被写体の方を見てレイヤー数を意識してみましょう。あなたがそこでバイクを停めて写真を撮ろうと思ったのであれば、すくなくとも背景は既に存在していると思います。

遠い順に背景、バイク、はいこれで奥行方向に既に2レイヤーあることになります。あともう1レイヤー、カメラとバイクの間に何かを入れて合計3レイヤーにしてみましょう。

カメラとバイクの間にもう1レイヤー、つまり前景を作るのです。前景探しのポイントは足元にあります。足元や近くに前景として使えそうな何かがないでしょうか?探してみましょう。

1枚目、2枚目の写真のように花や草などはとても使いやすいです。そして上の写真のように港などでの撮影シーンではさらに被写体の宝庫なので、前景として使えそうな被写体探しは簡単です。この場合は手前にあった小さな漁船を前景にして構図を作ってみましょう。




EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

はい、こんな感じです。この写真の場合はR1200GSのすぐ後ろにもう一隻の漁船があるので遠景と合わせると4レイヤーくらい作れた構図になります。

このようにメイン被写体(バイクやライダー)とカメラの間に、もう1つ何かの被写体を入れるだけで簡単に3レイヤーの構図を作ることができます。ポイントは足元や近くに使えそうな何かがないか見てみることです。

もし何も見当たらなければ、カメラを超ローアングルにすることで地面が使えます。

そして前景を作ることに成功したら次に気を付けたいことは…?そう絞りです。カメラの絞り値をコントロールすることで前景や背景のボケ具合を調整するのですが、遠景よりも近景の方がボケやすい特性があることから、前景を作った時は特に絞りの設定が重要になってくるのです。

フレーミングの解説でも書きましたが構図とは複数ある被写体や背景などの存在感を撮影者の意図で調整することです。ビギナーの方にとって難しく感じるかもしれませんが、フレーミングや構図とは被写体の存在感を調整し作品の意図を観賞者へ導く手法なのです。よってこの3レイヤー作れた奥行ある構図の場合、特に前景となる被写体のボケ具合は撮影者のあなたが調整してみましょう。

えっ難しそう?大丈夫ですよ。

前景のある構図での絞りの調整については次回に解説しますのでお楽しみに!

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~本日の毎日100ショットスナップ~ 

RICHO GR APS-C

 

難しくない☆超広角レンズで撮るツーリング写真 EF14mmF2.8L作例集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿で愛車のカッコいい写真の撮り方を解説いたしましたが想定外にPV数が伸びまして驚いております。やはり多くのライダーはご自身の愛車をかっこよく撮るバイク写真に関心が高いのだな…と実感した次第です。

ところで前回のバイク写真のカッコいい撮り方の解説で、さりげなくライダーを登場させてオーナーと愛車の関係性を表現した写真にしてみましょう…と解説しました。ここのぜひ注目していただきたいのですが、写真とは例えば構図とか露出とか撮り方が全てだと思われがちですが、撮り方はあくまで手法であり大切なのは中身です。「あ~このバイク、オーナーに愛されているのだな」「バイクとすごす時間、素敵な人生ですね」といった具合に目では見えないことを表現できれば何よりだと思います。

これ、当たり前のようで多くの人が忘れがち(私もですが)なので意識していきたいところですね。




さて今回は当ブログ 究極のツーリング写真でたびたび登場するキャノンEF14㎜F2.8Lという超広角レンズの話題についていってみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

キャノンEF14㎜F2.8L。キャノンの単焦点レンズの中でも最もワイドな超広角レンズでラグジュアリーラインのLです。とても高価なレンズですが私はこのレンズを10年以上使っているので元はもうとったかな…というくらい私のツーリング写真で活躍しているレンズです。

このレンズを購入する以前はSIGMAの14mmを使っていましたが、この超ワイドレンズで撮るツーリング写真の世界が昔から大好きで、途中で思い切ってキャノンのEF14mmF2.8Lに買い替えました。なので14㎜レンズはもう15年くらい愛用しています。

しかし一般的には広角レンズは難しいと言われ、特に14mmくらいのワイドレンズとなると画面内の何もかもを小さくトバしてしまうので尚更難しく感じるのも事実です。バイク写真の場合は強い歪みもどう処理すべきか悩ましいです。

しかし特徴を理解して正しく使えば決して難しいということはありません。注意点は歪みが強いので原則としてバイクを大きく撮らない、自分の影や足などが写らないよう注意する…といった具合に簡単なことです。




EOS6D Mark2 EF14mmF2.8L

よく聞く話ですが写真の基本は被写体に十分に寄って主題を明確にすることと言いますね。しかしこれは私が思うに28㎜から85㎜くらいの焦点距離の話だと思います。超広角や望遠レンズでは特定の被写体が対象とは限らず、その場所の雰囲気や背景を主題にすることもあるので特定の被写体を…に縛られると超広角レンズや望遠レンズの使い方が分からなくなるものです。

ツーリングシーンにおいてEF14㎜F2.8Lの出番となるシーンは主に空の表情など広がる要素があるときです。空に雲が広がって表情があるとき、あるいは砂浜に風でできた砂紋などです。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L F20 1/250 ISO100

もう1つはスペースをとにかく広くとる、逆に言うと被写体を小さくしたいときです。この作例の場合はバイク+ライダー、それから太陽を小さく写して意図的にスペースを広くとったやり方です。

この写真の場合、本来ならウロコ雲でも出てほしかったシーンですが、こればかりは願って叶いません。そこで雲ひとつ無い空に存在する繊細な階調を表現しようとスペースを大胆にも大きくとった構図にしてみました。

バイク+ライダーは超広角で撮る多くの場合で米粒構図にしてしまいますが、存在感が沈まないよう何らかの工夫をしてみましょう。この写真の場合は海面のハイライトに重ねてみました。




EF14mmF2.8L2

いかがでしたか?魚眼レンズのように強烈な歪みが出てしまう超広角レンズの世界。一般に扱いが難しいと言われますが、ツーリング写真で使う場合の例としてご参考になったでしょうか?普通14㎜なんてレンズは星景写真をやる方くらいしか持っていないと思いますが、今回の解説は24mmくらいでも同じことが言えると思いますので、ぜひご参考にして下さい。

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本当に撮りたかった素敵バイク写真☆<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏休みのツーリングの準備はもうお済みでしょうか?カメラのバッテリー、充電器、予備のSDカードなどお忘れなく!私は以前に三脚のクイックリリースのプレートを忘れてしまいイタい思いをしたことがありました。

夏のツーリングではキャンプや写真撮影に重宝する虫よけ、虫さされ薬もお忘れなく!

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として当ブログでは珍しくツーリングシーンではなくバイクをかっこよく撮るためのお話をいってみたいと思います。

ネットで検索をするとバイクをカッコよく撮るには?といった情報が結構多く出てきますが、今回は究極のツーリング写真流として他と違ったアプローチで解説いたします。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

愛車を主役としたバイク写真は多くのバイク乗りが当たり前のように撮っている写真だと思います。私も例にもれず愛車の写真を撮ります。当ブログが定義しているツーリングの魅力を表現した「ツーリング写真」と違い、単純にバイクの写真を撮るだけなので構図はそれほど難しくないと感じるかもしれません。しかし愛車をカッコよく撮る「バイク写真」も追及すると奥が深いです。




まず最初にバイク写真とはいえ重要なのは背景です。一番最初にやることはバイクの背景に適した場所探しです。上の写真は漁船などがあってゴチャゴチャするので、構図の整理が必要となってきますが、もっとシンプルに無機質なコンクリートや錆びたトタンの壁とか、海岸などの開けた景色などでシンプルな背景となる場所を探しましょう。

次にアングルです。バイクも車もカッコよく撮る定番の角度はシチサンと呼ばれる横が7で前(または後ろ)が3になる比率です。、しかし必ずシチサンが良い訳ではなく車種によって少し異なるので調整してみましょう。例えば私のR1200GSアドベンチャーは容量33Lのビッグタンクがデブっちょに見えるのでハチニイくらいがカッコよく見えたりします。

そして高さですが上の写真のように大きく4つくらいの高さに分けて説明してみます。

アイレベルは人の目の高さですがカッコよく撮るアングルとは言い難く、どちらかと言うと写真の意図に合わせて臨場感を出す高さがアイレベルです。背景の多くの割合が地面になります。

バストレベルは胸くらいの高さです。最も無難に見える高さで理想的とは言えませんが背景の境界線(主に道や水平線となる横の線)がバイクの中心を抜かないという意味で悪くはないです。

ウエストレベルはちょうどしゃがんでカメラを構えた高さです。恐らく多くの車種で最もバイクがカッコよく見える高さです。しかし上の例では境界線がちょうどバイクの中心を貫いてしまいました。

ローレベルはさらに低くカメラを地面の近くで構えた高さです。この高さもカッコよく撮れますが、どんな車種でも似たような印象になってしまうのが難点です。しかし背景を空だけにしてシンプルな背景作りという意味では有効です。

これらを加味してその時選んだ背景に最もマッチするアングルを探り当てましょう。

…と、ここまではバイクをカッコよく撮る説明としては普通です。ここから究極のツーリング写真流のバイクをカッコ良く撮る愛車写真の解説でございます。

EOS6D Mark2

はい、こんな感じの写真を目指してみましょう!バイクを主役に構成した写真で「バイク写真」なのは間違いありませんが、さりげなくライダーの姿を登場させて愛車とオーナーの関係性を表現した写真です。

不思議なもので人の姿が入るだけで写真は一気にStory性が生まれるものです。オートバイという無機質な機械は景色の中に置いてしまうと、どうしてもオブジェのようになってしまいます。カタログ写真ではないのですから素敵な1枚を撮るにはこうした主役以外の部分の演出が効いてくるものです。




EOS6D Mark2

この写真は錆びたトタンの壁がバイクの写真を撮るには最適な背景だな、と感じてここで撮影しました。構図はヘルメットを持ったライダーが手前側から見切れでフレームインです。歩み寄る様子で写真に動きを加え、なおかつ前景として機能したためライダー、バイク、トタンの壁で3レイヤーの奥行きを作ることに成功しました。

EOS6D Mark2

愛車をかっこよく撮る「バイク写真」に限った話ではありませんが、構図とは複数ある被写体や背景に対して存在感の調整を撮影者の意図で行うものです。愛車が主役のバイク写真と決めたなら、他の要素に中途半端に惹かれないようしっかりバイクを写します。この場合、房総から富士山が美しく見える日ではありましたが富士山のピントはボカしています。美しい青い海も背景に徹してもらいました。

このシーンで「せっかく富士山がキレイに見えるのに勿体ない!」と感じたのであれば富士山が主役になる写真を別でもう1枚撮ればOKです。それはツーリングシーンを表現した「ツーリング写真」となります。大切なのはバイク写真なのかツーリング写真なのかをハッキリとさせること。中途半端は写真は見る側にも伝わらないものです。




東京湾の夕景

もう1つは逆光などの光を巧みに利用して思いっきり印象的な愛車の写真を撮る方法です。つい先日も記事にしましたが「逆光で撮ってはダメ」は間違いです。積極的に露出をコントロールしてあげれば上のような写真を撮ることは難しくありません。ポイントはツーリング先で美しい光をみつけることです。

究極のツーリング写真流 かっこいいバイク写真の撮り方 まとめ

・最初にバイク写真に適した背景を探そう

・バイクが最もカッコよく見えるアングルを探ろう

・ライダーを登場させて愛車とオーナーの関係性を演出しよう

・最高の光を当ててドラマチックなバイク写真を撮ろう

いかがでしたか?バイクのカッコいい撮り方は色んなサイト等で解説されていますが、当ブログ究極のツーリング写真がお勧めするのはライダーを登場させて愛車とオーナーの関係性を演出した写真です。

ぜひやってみてくださいね!

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流れる雲を追いかけて〜太陽光をコントロール<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真を楽しんで日々を充実させていますか?つい先日、ある方から写真の撮り方について「なかなか目で見た通りに撮れないんですよ…」というご相談を受けました。

目で見た通りに撮りたい…この質問は意外と多いです。恐らく多くの人は露出のことを言っているのだと思いますが、ごく稀に写真とは目で見た通りに写すのが絶対に正しいのである!と頑なに誤解されている方もおられるようです。

明暗差の大きなシーンでイメージ通りの露出が得られない…これは分かります。しかしすべてを目でみた通りに写すのを正しいと思い込むのは勿体ないことです。製品のカタログや証明写真ではないのですから、目で見た通りではなく「イメージの通りに撮る!」と考えましょう。

カメラは目では見えなかったものや、撮影者の心を写せる魔法の箱です。




さて、今回の<中級>ツーリング写真解説では晴天時に空に流れる雲に注目して地上の光と影を巧みに使ってみましょう!という解説でございます。

お天気予報で晴れマーク1つの時よりも、どちらかと言うと晴れ時々曇りという予報マークの方が雲を使った撮り方ができます。

空がこんな感じの時です。上空の雲が風に流れて太陽が隠れては顔を出すを繰り返している状態です。今の時期、よく見られる空模様です。

左の写真は太陽が薄い雲に隠れて適度に太陽光が景色の全体に当たっている状態です。適度なコントラストでフラットな印象ですね。

対して右の写真は太陽が完全に雲から顔を出して全体に強い太陽光が当たった状態です。コントラストが強く夏らしい写真になりました。




次にこちらの作例をご覧ください。左の写真は手前の漁船には太陽光が強く当たっていますが、バイクの部分は日陰になっています。被写体の存在感はこれだけで圧倒的に漁船の側になりました。

対して右の写真は風景の全てに太陽光が当たった状態です。通常ならこれが採用カットかもしれませんが、これでは普通すぎてヒネリが効いていません…。

EOS6D Mark2

最終的に採用カットにしたのはこの写真です。バイク+ライダーは小さな主役として明るく、手前側にある漁船は薄い雲に隠れて適度なコントラストとして存在感を調整しました。




構図とは複数の被写体や背景などを、大きさ、配置、ピントのボケ具合、フレーミングで切り落としたりして存在感を調整し、主題を明確化したり作品の意図へ観賞者を導いたりするものです。しかしその為の手法は上記のようなものに限らず、空に流れゆく雲を利用することも可能なわけです。

この季節、空に雲が流れていたら挑戦してみてくださいね。

今回はこの辺で!

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いきなりオシャレ☆フレーミングを意識して想像を誘うツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここ最近1年以上前に書いていたツーリング写真の基本的なことを、現在の考えで改めて書き直して解説をしております。

今回はそんな初歩的なツーリング写真解説としてフレーミングについてビギナーの方を対象に書いてみたいと思います。

皆さまは「お子様構図」という言葉をご存じでしょうか?幼い子供が書いた絵のように人や家や木などを画面内に並べているだけの単純な構図のことです。これが悪い訳ではありませんが、多くの写真のビギナーは被写体にカメラを向けて枠内にバッチリ収めてお子様構図で撮ってしまうものです。

風景の中にバイクを置いて、お子様構図で撮った平凡写真

ご自身の撮った写真に「何か平凡すぎるな…」とお悩みでしたら、その解決方法はたくさんあります。中でも手っ取り早い手法はお子様構図はやめてフレーミングによって被写体を切り落としてしまう撮り方です。

フレーミングとは画面という長方形の四角を意識して、その四辺を巧みに使い被写体の存在感を調整したり、フレーム外の様子を見る人に想像させたり、余計なものを排除したり、額縁のようなデザインを作ったりする手法です。

もちろん背景の範囲を選ぶというのもありますが、単純にそれだけではないのですね。




EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F8 1/100 ISO100

この写真は北海道ツーリングでのワンシーンですが、コムケ湖にあった趣ある番屋にR1200GSアドベンチャーを停め、ライダーはその場を離れゆくシーンを演出しています。ライダーは左のフレームで切り落としていますが、これによりフレームの外には何があるのだろう?何に向かって行くのだろう?と写真の観賞者に想像を誘うことができます。

また写真の観賞者とは文字があれば読もうとするし人物がいれば顔を見ようとするのが心理です。この写真のように顔を見切れにすると「どんな人物なのか?」という想像も誘います。

被写体が複数ある構図

もう1つは被写体の存在感の調整です。この作例のように被写体が複数ある構図を作る場合、作品の主題を明確にするために存在感を調整する何らかの手法が求められるものです。簡単に言ってしまえば主役を1つにすることです。

この作品の場合は千葉の人気ローカル鉄道である小湊鉄道のキハ(車両)とR1200GSアドベンチャーの二者が存在する訳ですが、どちらか片方が明確に主役であるよう構図を作ります。この場合は小湊鉄道が主役でR1200GSアドベンチャーは副題に徹してもらいました。ピントを小湊鉄道におきR1200GSアドベンチャーはボケています。

そしてフレームで切り落とすことで決定的に存在感を弱めました。

やや高度な話ですが、この作品の場合は画面の下部にある辺の暗い影の部分もフレーミングとして効いています。フレーム近辺を黒っぽく覆うことで画面の土台として安定感を与えています。ここが影だったのは偶然ですが重要なことはその要素に気が付いてフレーミングとして意識して撮ったという事です。




フロントホイールを2/3切り落とした。

その他にも作例はご用意できませんでしたが被写体の高さや大きさを強調するため画面の上辺で少し切り落としたり、逆に小ささ低さを強調するため被写体の上にたっぷりとスペースを設けて構図するのもフレーミングと言えます。

例えばホンダモンキーを撮るときは、その小ささを表現するためたっぷりスペースを作ったフレーミングをします。ドアップにしたらモンキーの小ささが伝わりませんからね。このように被写体の特徴や魅力を伝える手段としても使えるのです。

フレーミングで被写体を切り落とす時の注意点は1つです。それは真っ二つに切らないこと。フレームが被写体の中心を貫かないことです。

切り落とす時は黄金比や白銀比などを目指すのですが、難しいのでここでは単純に1/3単位で切っていきましょう!と覚えて下さい。1/3単位といえば露出補正と同じですね。バイクの車体に対して1/3単位であったり、ライダーの体全体に対して1/3単位であったり、ホイールの円といった図形要素に対して1/3単位であったりします。




こういったフレーミングを駆使して存在感の調整や枠外の様子へ想像を誘う表現手法が必ずしも良いという訳ではありません。あくまで撮り方の引き出しとして1つ持っておきましょう、という程度です。それにお子様構図でも傑作は成しえます。しかし多くの写真ビギナーはフレーミングを意識できず、被写体を枠の中に収めればそれで良いと思い込んでいるのも事実です。

まずはこの思い込みを取り除きましょう。今回ご紹介した3枚の作品で被写体は必ず枠の中に収める…は間違いであるとお分かり頂けると思います。

フレーミングで魅せる撮り方はビギナーの方でも最初に挑戦しやすい方法です。ぜひ次のツーリングでやってみて下さいね。

今回はこの辺で!

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600㎜のレンズに2×エクステンダーを装着して1200㎜相当で撮ったストロベリームーン。フレームで少し切り落とすことで迫力を出している。

実は大損☆逆光はダメと決めること…☆<初級>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがバイクツーリングと写真って本当に相性の良い趣味だと思いませんか?ツーリングに行けば素晴らしい景色、驚きの被写体、カッコいい自分のバイク、そして素敵なライダー(自分)の姿、これらを写真にすることは単純に撮る楽しみだけではなく、それを見せて誰かに喜んでもらうことにもあります。

そして見せた誰かに「私もここにツーリングに行ってみたい」「俺もバイクの免許とろうかな」といった具合に人の役に立てれば、これ以上に嬉しいことはないですよね。

我々ライダーは普通の旅行客と違い特別な風景を見て感じているのですから、その世界をイメージ通りに写真にできた時は最高ですよね。イメージ通り?そう本当は「こう撮りたい」というイメージが誰でもシャッターを切る直前に脳に描くと思いますが、今回はイメージ通りに撮れなかった…という典型的な例「逆光」について初級ツーリング写真として解説いたします。

多くのビギナーの方が写真は逆光で撮ってはいけない…という思い込みをしています。間違いです!!!

このような誤解を生んだ経緯はカメラの歴史でさかのぼると露出を自動で測定できるようになった時代、オートボーイの誕生や「オートモード」という言葉が定着した頃に遡ります。

多くの逆光のシーンでカメラのAE(自動測光)は正確に露出を決められず暗く写ってしまうものです。旅行や記念写真で「私はいつもオートモード」なカメラユーザーがAEに任せて撮れば、逆光のシーンでは顔は真っ黒で誰が見ても失敗写真と呼べるものを生んでしまうのです。




「私はいつもオートモード」な人はフィルム時代末期からデジタル時代にかけて爆発的に人口増加しました。そして現代も根強く存在していて、頑なに露出は全てカメラにお任せするため、いつまでも逆光ではイメージ通りの露出を得ることができず、失敗写真を量産するものです。その結果「写真は逆光で撮ってはダメだ」という誤解を生んだ…と私は推察します。

EOS30D F16 1/100 ISO100

逆光とは被写体や情景に輝きを与え、コントラストが豊かでドラマチックな印象写真の狙える最高のシチュエーションです。

やるべき事は単純でAEが出した露出値は全くアテにならない(稀に当たりますが)ので積極的に露出補正をしてイメージ通りの露出にすること。空の色は諦めて地上物を優先すること。この2つだけです。

それと「画面内に太陽を入れてはいけない」という方もおられますが、こちらも同様に間違いです。上の作品のように画面内に太陽を入れても全く問題ありません。

レンズフレア、ゴーストなどの画質劣化(と呼ばれる)要因が発生しますが、写真らしい演出として使ってあげれば、あとは好みの問題です。上の写真ではF650GSダカールの後部に六角形のゴーストが入りましたが、私はこれが気に入ったので良しとしました。レンズフレア、ゴーストはいけない…という先入観は捨てましょう。

しかし、スマホで楽しまれている方はこの限りではなく、太陽が画面内に入るような強い逆光シーンでは上のような写真は諦めざるえません。スマホの苦手なことは主に3つで1つは強い逆光シーン、2つ目は夜景などの暗い場所、3つ目は望遠の画角がほしいときです。

露出補正はほとんどのカメラに付いている機能です。一眼レフなら全てのカメラに付いていると言い切って良いと思います。露出補正を使いこなすのは決してビギナーの方にとって難しいことではなく、AEが決めた露出に対して「おいおい、もうちょっと明るくしようぜ」といった具合に貴方のイメージに合わせて補正するだけのコトです。

もし今お使いのカメラがシャッター、画像再生、電源ボタンくらいしかない簡易的なコンデジであれば、本気で写真をやりたい方の場合は買い替えた方が良いかもしれません。それくらい露出補正は大切な機能です。

露出補正は機能メニューから複数の階層を経て操作するようなカメラはダメで、本体の操作しやすいダイアルやボタンでいつでも直感的に操作できるカメラを選びましょう(ちゃんとしたカメラはみんなそうなっていますが)。




海岸の野営地

くどいようですが逆光のシーンでは空の色は諦めて地上側や被写体に輝きを与えることです。なので最初にそういったイメージを脳内に描きます。そのためにはまず地上物や被写体の何が輝いているかに注目します。上の作品では冬の枯れた草地に傾いた夕陽が強烈に反射していました。これを絞りを開いてボカせばご覧の通り、玉状のボケで写真に演出を加えてくれます。

この写真、海面のハイライトは一部は白トビしていますが、強烈な太陽光であるという表現なので気にしません。露出を学ぶときに白トビ、黒潰れは避けましょうと学びますが「原則として…」と教わったと思います。絶対に避けましょう…ではないのでこれも誤解されていた方はこの機会に正してくださいね。

写真表現には正解はないので多くの場合で「絶対にやめましょう」はないものです。もちろんマナー問題とか安全面とかは別ですよ。

夕景が2枚続いたので日中の逆光写真の作例です。広角レンズを使ってローアングルで見上げるような写真であれば空の割合が画面の多くを占めるので逆光になります。この場合でもAEはイメージ通りに機能してくれない場合があるので、積極的に露出補正をするか中級者以上の方でしたら思い切ってマニュアル露出で撮影しても良いと思います。




以前に写真は光が命…みたいな記事を書きましたが、光が大切な訳ですから「光に向かって撮りにいく!」という意識が大切です。逆光は強烈でAEが機能しませんが、それに臆せず光に果敢にレンズを向けて下さいね。

最後にもう一度書きますが逆光とは被写体や情景に輝きを与え、コントラストがありドラマチックな写真が撮れる最高のシチュエーションです!

今回はこの辺で!!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

嬬恋村で見たキャベツ畑での朝日

 

驚異のコスパ!ワークマンのボディバッグがカメラバッグに使える

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、つい先日、通勤で電車に乗っていたときの出来事ですが座席の上に何やら張り紙のようなものが置いてありました。確認すると「この座席は濡れています」と書かれていました。

きっと誰かが飲み物でもこぼしてしまい、座席を濡らしてしまったのでしょうね。しかしそのまま電車を降りて立ち去っては、後から来た見知らぬ誰かが濡れた席に座ってしまいます。それを配慮してメモを用意して置いたのでしょうが立派ですね。

当たり前の行為のように思えますが、その当たり前がなかなか出来ないものです。果たして自分だったらこれと同じことが出来たかな?そう思ってしまいました。いや~世の中捨てたものではないですね。




さて今回はツーリング写真の撮り方の解説はお休みして、お役立ち情報としてあのワークマンのボディバッグがカメラバッグに使えちゃうぜ~というただソレだけの話題をいってみます。

ワークマンといえば元々は作業服のお店な訳ですが、その機能的かつ高いコスパにライダーやキャンパーの間から人気を誇る、いま旬なブランド(と勝手に決めつけています)であります。

その波の勢いは衰えることなく、最近ではデザイン性も非常に高くてカッコいいレインウェアーや小物が充実してきました。買うものが無くてもついお店に遊びに行きたくなる、そんなワークマン。

そして先日、いつも通りにワークマン店内でショッピングを楽しんでいると「オオっこれはイイ」という品を見つけました!

これです!ワークマンコーデュラボディーバッグ。商品名はボディバッグですがヒップバッグと呼んだ方が適切でしょうか。こういったバッグって似たようなものがバイク用品店やアウトドア用品店でもよく見かけますよね。しかし価格は大体6000~8000円くらいでしょうか?

…しかし!

なんと税込み2500円です!!!

安い!驚異的に安いです。しかも生地は引き裂きに強いあのCordura製でメイン気室のファスナーはYKKタフジップです。ファスナーポケットとメッシュ生地のポケットが3か所。ベルトも当然ですが調整機能が充実していてクッションも良く快適にフィットします。

コーデュラのライセンスなら通常のブランドなら10000円オーバーではないでしょうか?YKKのタフジッパーだって安くはないはず…一体原価はいくらなんだろう?これで利益あるのででしょうか…消費者サイドが心配してしまう安さです。




サイズは公式によると横幅29㎝×高さ18.5㎝×奥行12.5㎝で十分なボリュームです。カラーは3色展開で写真のカーキの他にネイビーとブラックがあります。迷彩模様みたいな部分はリフレクターで夜間は反射します。

公式HPより画像を借用

いったい…いったい何故、ここまで作り込んでこの定価なのでしょう…。以前も書きましたが私はバイク用品メーカーに勤務していた頃、ツーリングバッグや小物の開発をしていましたが、作る事情を知っているが故に…理解に苦しむほどの安さです。

直接契約している縫製工場があるのでしょうが、それにしても企業努力に感銘…ほんとワークマンすごい。

さてこのワークマンコーデュラボディバッグですが、サイズ的には一眼レフカメラ+標準レンズ、それに交換レンズをもう1つ収納しても余裕がある感じです。もちろん財布やスマホも入ります。しかしメイン気室はコーデュラの生地1枚なのでクッション材が欲しい所です。そこで安く売っているヨガマットをカットして底面に忍ばせてみました。

これで交換レンズはレンズポーチに入れてあげればOKだと思います。ヨガマットは180cmくらいの長さのものがホームセンターで1000円以下で売っています。ヨガをしなくても何かとこういった事に使えるのでお勧めです。

EOS6D mark2にキヤノンEF70-200mmF2.8Lのズームレンズがぴったり入る容量です。

ファスナーポケットには財布などを収納。こちらはサスガにYKKタフジップではなく普通のファスナーです。




ちなみにメイン気室に使われているYKKのタフジップはファスナーチェーン部を織り込んだ新製品で、従来品の15倍もの耐摩耗性を誇るそうです。むかしバッグを作っていたときにYKKさんのファスナーにお世話になりましたが、某国でコピー品が大量に出回っているそうで、本物のYKKとコピーを見分けるマニュアルを頂いたことがありました。

ところで自社の製品がコピーされると決して気分の良いものではありませんよね。私もメーカー時代に自分が開発に関わった品が某国でコピーされ、その粗悪なコピー品が日本にも大量に流通して安売りされました。

コピーはオリジナルから型をとってしまうため、デザイン費はもちろん試作モックから金型代までかかりません。酷い話だと嘆いていたところ、先代社長が私に「コピーされるのは本物である証だから誇りに思いなさい」と言われたのが今でも記憶に深く残っております。それ以降、「真似された」「コピーを作られた」と憤慨するのはやめて、常に追われるオピニオンリーダー的な存在を目指すようになりました。

ワークマンはホンモノなのに激安ですけどね!

今回はこの辺で!!

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