究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報として、この夏に北海道ツーリングをご予定されている方にグルメ情報でございます。
北海道といえば美味しいものですよね!それが楽しみで北海道ツーリングされる方も多いと思います。北海道のグルメといえばウニやカニなどの海鮮やメロン、ジンギスカン、ラーメンなどを連想する方も多いと思います。
しかし意外と知られていませんが肉類や蕎麦なんかも美味しいんですよ。北海道をツーリングしていると海岸線や酪農地、山間部など色々走りますよね。その地域に合った美味しいモノを食べてみましょう。例えば美瑛や富良野にいるときに海鮮が食べたい、と思ってもなかなか良いお店がなかったりします。
今回はそんな北海道ツーリングのグルメ情報 美瑛富良野エリアでのお勧めのお店でございます。
なんとも趣のあるログハウスのお店。北海道美瑛町 美馬牛にあるカフェ ラ・マルタです。
富良野、美瑛エリアの幹線道路になる通称花人街道R237をかんのファームの辺りで道道824を東に入ります。この辺が美馬牛のエリアなのですが観光地ではなく地域の人々の暮らしが見える素朴な田舎風景です。
美馬牛中学校のすぐ隣のエリアに住宅が立ち並んでいますが道道824からラ・マルタは見えません。本当にここでいいのかな…という不安の中で1本裏の路地に入っていくとあります。
店内に入ると12時くらいで既に先客が3組いました。そのうち1組はすでにお料理が提供されていて、他の2組は注文したお料理を待っている状態。これで店員さんから「待ち時間が1時間半ですがいいですか?」とのコト。これは1組あたりの料理の提供時間が30分程度で2組待っていれば自分の分も含めれば1時間半という計算です。一瞬「えっ」と思いますがここはそういうお店なのです。旅は急ぐな、このカフェで少しのんびりして行きなさい…というコトです。
この丸太を合わせて作ったメニューがいい感じですね。SINCE1990とは私のバイクキャリアの始まりと同じで何となく嬉しい。
メニューだけ見ると普通な感じ??
ペロッと1枚めくるとオープンサンドのメニューがあります。オープンサンドといっても実際にはサンドされていて大きなハンバーガーといった感じのようです。ラ・マルタはオープンサンドが人気メニューのようなので、この時はハンバーグオープンサンドとブレンドコーヒーをオーダーしました。
さて、ラ・マルタ初心者にとってここからが長いです。どうしても普通の飲食店と同じような感覚で待ってしまいますが、ここは特別な場所ということで待ち時間も楽しむ必要があります。
考えてもみれば、せっかくの北海道ツーリングだからと時間を有効活用させたくて世話しなく行動していましたが、旅にはこういった静かな時間も必要なものです。そう考えればハンバーグオープンサンドが出てくるまでの1時間半は今になって考えると良い時間だったなと感じます。
日記ノートを見つけました。1992年…いい時代だなぁ。
ほほぉ~おもしろい。こういったノリの時代だったね。
おぉ~後方排気のTZR250ではありませんか!シュールな絵だなぁ。しかし「今日は弘ちゃんにぜ~んぶあ・げ・る」ってオイ~!!ちなみに美馬牛駅の前にあるリバティユースホステルななかなか良いユースですよね。
令和の最初の日である5月1日。記念に私も日記に書きこんでおきましたよ!
そうこう時間をつぶしている間に1時間半が経過しハンバーグオープンサンドが出来上がってきました。すごい大きさです!!一般的な宅配ピザのMサイズくらいの直径でしょうか。本当に1人で食べきれるのか自信がなくなってきました…しかし美味しそうです!!
分厚いハンバーグにはチーズがたっぷり、サラダ、トマトをサンドし何より美味なのはバンズです。外はカリッと中はふわっと食感の手作りパンでほんのり甘く優しい味です。写真に写っていませんが付け合わせでポテトが付いています。これで500円なのですから驚異のコスパですね。
正直、もう40を半ばにした私のポテンシャルでは完食は無理だな…と思っていましたが、不思議なことに美味しく完食してしまいました。
ブレンドコーヒーとオープンサンドがよく合います。このお店はあくまでカフェですからね~。
いやぁ~お腹いっぱい。大満足です。人間、お腹がいっぱいになるとそれだけで幸せな気分になるものです。寂しく時に厳しい一人旅ではお腹いっぱい食べる大切さを実感します。
しかしこのラ・マルタ、最近になって旅文化に寄り添ったカフェという趣旨を理解できず、メガ盛りだの映えだのを目的に冷やかしのようなノリで来てしまう人が増えたのも事実のようです。そういった人達からはネット上でネガな評価を受けていますが残念な限りです。
むかし北海道を旅している若者は徒歩、自転車、バイクで貧乏な旅をしていました。お腹がすいてもお腹いっぱい食べるお金がなくて困っていたものです。しかしラ・マルタのようなお店があれば若い旅人のお腹は満たされるのですね。
こんなに美味しいものが、このボリュームでこの価格。あり得ませんよ!東京とかでは。待つのがどうしても苦手な人、冷やかしのようなノリの人はどうかご遠慮を!
素敵なログハウスのカフェ。美馬牛のラ・マルタでした!!