2019年GW北海道ツーリング ツーリング写真ギャラリー

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、これからの令和の時代、どんな時代になると予測しますか?また皆さまは令和の時代をどのように生きていきたいと感じられますか?




時代はモノからコトに変化していくことを考えると、いつまでもバイクやカメラもモノとしての数値的なスペックで判断している訳にもいきませんね。

例えば車のCMは昭和の時代はツインカムエンジンにターボチャージャー搭載で150馬力!といった具合に数値で判断できるスペックを打ち出し、消費者もそれに憧れを抱き欲していました。家電にしろカメラにしろこれは同じで戦後は物資が圧倒的に不足し、人々は貧しい生活をしながら便利なモノ、高性能なモノ、壊れないモノを欲していたのです。

しかし技術の進化、経済の成長とともにモノは大衆に行きわたり、人々の心がモノで満たされる時代は終末を迎えました。

いま車のCMを見ていると流行のSUV車で〇〇に乗って山へ行こう、とか若いお父さんが子供と一緒に星を見に行くとか車のスペックを宣伝したものではなく、それを買ったことで週末がどのように充実するか「コトの変化」を伝えているものが増えましたね。

しかしカメラはどうでしょう?依然として画素数や高速連写、優れた光学系による高い描写性能…といった具合にスペックを伝えるものばかりです。確かにカメラも車と同様に数十年で飛躍的に技術が進歩しました。特にデジタルカメラの登場後は劇的に進化を遂げ、それは現在も進行形です。しかしスペックで見える進化にはもうユーザーはさほど驚きませんし、そもそもモノに対する関心が薄れている人が増えはじめたのかとも感じます。

その証拠として「写真を撮る」という一般的な需要の大半は「携帯できる電話機」に奪われてしまい、カメラメーカーは経営状況が明るくはないという、20年前の人々が誰も予想できなかったであろう現在がここにあります。

もし消費者の多くが昔のように「高性能なカメラを手に入れたい」とモノに夢を抱いていれば今でもちゃんとしたカメラを皆ボーナスで買っているはずです。とにかく高性能で良いモノが欲しいと思っている消費者は現在でもいない訳ではありませんが、それはメーカーが想定している以上に少数派となってしまったのではないでしょうか。




もちろん全ての人がという訳ではありませんが、少なくとも昭和の時代から比較するとカメラが欲しい、車が欲しいといった具合にモノを欲する人は若い世代を中心に減っているように感じます。

令和という新しい時代。モノからコトの時代へ。バイクが…カメラが…ではなくツーリング写真という新たなムーブメントの立ち上げに私は貢献していきたいとここに宣言いたします。

さて前置きが長ったですが2019年GW 北海道ツーリングの写真ギャラリーでございます。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8LIS

割と旅の前半で撮った写真ですが道道291号 吹上上富良野線です。望遠ズームレンズ EF70-200mmF2.8L ISで撮った望遠の画角の写真ですが、私はこの時、あまりデザインだの構図だのを駆使せず「なるべくシンプルにこの風景を伝えたい」と思って撮ってみました。




撮り方やデザイン、自分の持てる知識などを駆使して傑作を狙った写真と違い、なるべくニュートラルに撮ることによって見る側へ臨場感やリアルさ、あるいは懐かしさや親近感を与えるような…そんな写真を目指してみました。

仕上げも少しだけネガフィルムっぽくしたので、青春時代に旅をした思い出の1枚にも見えなくはないと思います…がどうでしょう?

「ツーリングのワンシーンを切り取る」というテーマを追い続けて写真活動をしていますが道の写真や風景主体のバイク写真ばかりではどうしてもワンパターン化してしまいます。

この写真は色んな意味でシンプルな1枚を目指してみました。インスタ映えこそしませんが時代の流れに影響されない不変的な写真とでも言いましょうか。とにかくいつもとは違った写真に挑戦した1枚でした。

今回はこの辺で!

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