理由と選択の言語化と露出<初級>ツーリング写真

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、つい先日ですがブログのアクセス解析でこんな検索ワードを発見しました。

「露出補正どれくらい必要?」という検索キーワードで当ブログを見つけたことを意味します。言うまでもありませんが露出補正がどれくらい必要かググっても納得できる答えを見つけることは出来ません。

おそらくこの場合、写真の明るさとしての露出を意味していると思われます。正直、びっくりしてしまいました。何でもネットで調べれば情報が出てくる便利な世の中ですが、少しくらいは自分で考えてみようよ…と感じたのは私だけではないはずです。

露出のお話をする前に、そもそも写真とはその役割は多様にある訳でして当ブログの読者の皆さまのように写真をライフスタイルとして楽しまれている方、お仕事として記録を撮っていく方、アート作品として芸術活動されている方、新聞や雑誌などのメディア写真などなど、本当にたくさんあります。




まず1つは事実を忠実に写した記録写真としての露出。そして2つ目はスナップや風景、もちろんツーリング写真もそうですが作者の表現としての露出。これらは考え方が全く異なります。前者は実際の様子がどうなのか的確に見る人に伝える役割があるので、露出も適正露出を正確に狙いたいです。場合によってはヒストグラムでよく確認し自然光であれば時間帯や天気、スタジオであればライティングも気を使わなくてはいけません。

一方、後者の場合は必ずしも目で見た通りの明るさで撮る必要はありません。ここのムードであれば少し暗めが良いな、とかこのお花はふんわりとハイキーにして白背景にしてしまおう、といった具合に撮影者が被写体、そのシーンに最もよく似合う露出を独断で決める訳です。

EOS40D 2008年 北海道

夕陽の写真なんかはその最たる例で、AE(カメラの自動測光機能)に任せた露出のままでは明るすぎてイメージとはかけ離れた写真になってしまいます。




ここで「露出補正どれくらい必要?」をググった方のために、すご~く大まかですが具体的なシーン別に露出補正量を箇条書きしてみたいと思います。

・夕陽(日没前) -1/3~-2/3

・夕陽(日没後) -2/3~-1

・逆光で人物などを撮る +2/3~+1

・木々が鬱蒼とした林道など -1~-2

・ローアングルで花を撮る(背景が空) +1~+2

・真っ黒なバイクをアップで撮る -1~-1 2/3

・真っ白なバイクをアップで撮る +1~+1 2/3

もう…本当に大まかですので、あくまで目安にしてください。こんなシーンはAEが狙い通りに出にくいのだな、程度の知識として持っていただければOKだと思います。どれくらい露出補正すれば良いかは一度シャッターをきって再生し、あなたの好みで決めて下さい。

カタログや証明写真のように事実を記録する写真の場合を除いて、適正露出というのはいつでも撮影者の心の中で決まるものです。カメラのAE機能を信用せず、その撮影シーンでの理想的な露出というのを決められるよう沢山の写真を撮って露出の理解を深めていきましょう。

私も最初の頃は実際の明るさを再現するのが正しいのかと思い込んでいました。そのためAEの決めた露出に対して1/3や2/3ステップ程度の露出補正しかしていませんでしたが、被写体の最も魅力的な部分に露出を合わせる「露出で魅せる撮り方」を学んでからはだいぶ変わってきました。




しかしこういった事は、いくらこの場で私が説明をしても本当の意味で理解するのは難しく、やはり自身で撮って失敗と成功を繰り返して身に着けていくしかありません。これは年単位でようやく成果が確認できる程度の少しづつ、本当に少しづつ上達するものですから、焦らずやっていきましょう。

CASIO エクシリム EX-10  紫陽花が最も魅力的にみるよう露出を調整した写真

今回はこの辺で!!

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