一眼レフカメラのセンサー清掃方法 カメラのセンサー掃除

Pocket

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はカメラ機材のメンテナンス方法、特に我々バイク乗りにとって注意したいイメージセンサーの清掃方法について解説してみたいと思います。

CCD、CMOSなどと呼ばれるデジタルカメラのイメージセンサーとはフィルムに代わる感光部分で言ってみればカメラの心臓部です。ここに例え微細なものでも汚れが付着してしまうと、せっかくの作品が傷物となってしまいます。

特に我々バイク乗りのカメラの取り扱いは移動時でも過酷な環境下であるため、微細なチリ、ホコリなどによる汚れが付着しやすいと言えます。イメージセンサーの清掃は多くの場合でメーカーのサービスセンターへ依頼しますが、それでは手間ですし費用もかかるので自分でやってしまおう~という訳です。

ピンクで囲った部分がイメージセンサーの汚れ




ちなみにイメージセンサーの汚れは、よほど重度の汚れでない限りは絞りを絞り込まないと画像に現れません。いつも解放で撮っているよ…という人はご自分のカメラのイメージセンサーが酷く汚れていても気が付かない…なんてこともあり得ます。そしてある日「たまには流し撮りでもするかー」とシャッターを遅く設定したとき(すなわち絞り込んだとき)はじめてゴミだらけの画面に愕然とするのです。怖いですねぇ。

なぜイメージセンサーの汚れは絞り込まないと画像にはならないか…?それは被写界深度と関係しています。絞り込むと被写界深度が深くなり、開いていたときには合焦していなかったセンサーの汚れが絞り込むことで明らかになるのですね。

イメージセンサーの清掃方法はカメラの設定内にも「センサーの清掃」という項目があり、一応はメーカー側も黙認でユーザーが清掃することを許しているようにも見えます。正しいアイテムを揃えて慎重に行えばユーザー側でも問題なくできると私は思います。ただし「あまり細かい作業は苦手だ…」という方は無理をなさらずに!

まず最初に揃えるものは無水エタノール、シルボン紙、ハンドラップ、あとは割り箸が1本です。無水エタノールは大型のホームセンターか薬局で購入可能です。純度99.5%のエタノールです。シルボン紙はレンズクリーナーとしてカメラ用品で普通に売っています。ハンドラップとはアルコールを入れるサイホン付きのガラス容器です。なかなかお店で売っていないので私は大手ネット通販の密林で購入いたしました。899円でした。

まずはお使いのカメラにイメージセンサーの清掃モードがあるか確認してみましょう。写真は私が愛用しているキャノンEOS6D Mark2です。自動クリーニングといますぐクリーニングはセンサーを超音波で振動させて乾質な汚れを落とすモードです。電源の入り切りの際に都度行っています。しかし粘性のある汚れや油性の汚れはこれでは取れません。一番下にある手作業でクリーニング、すなわち今回ご紹介する無水エタノールで掃除する方法がこれです。




次に現状のイメージセンサーの汚れ具合を把握しましょう。標準域前後の何でも良いのでレンズを装着し絞りを目いっぱい絞り込みます。写真の場合はF22。

そしてレンズをマニュアルフォーカスに設定してピントは適当に合わせます。適当とは完璧に合焦させるより少しボケていた方が汚れが分かりやすいのです。そして白い壁または曇り空などに向かって1枚撮ります。写真は1か所、目立つ汚れがあったので印でかこってみました。

シルボン紙は割り箸に巻き付けて使用します。

このように斜めに割箸を置いて先端を折ってからクルクルと巻いていきます。

この先端部分が重要なので触れないように。

イメージセンサー清掃方法動画

次にカメラの「手作業でクリーニング」を選択します。するとミラーアップし普段は見ることのないイメージセンサーがお目見えします。

普段はこのようにミラーがありますが




清掃モードでミラーアップするとイメージセンサーが見えます

当然ですがとてもデリケートな部分です。埃っぽい場所で作業したり指で触れて皮脂油などを付着させないよう気を付けましょう。

シルボン紙の先端にハンドラップに入れた無水エタノールで適量のエタノールを含ませ(付け過ぎに注意)センサーの中心から外側に向かって「の」の字を描くように軽く、クルクルとなぞって清掃します。重要なポイントは何度も同じ場所を重複してこすらない、ゴシゴシと往復させないことです。必ず一方通行に走らせて清掃します。

隅々まで十分でないと感じたら一度使ったシルボン紙は破棄して、都度新しいシルボン紙にエタノールを再びつけて清掃します。

無水エタノールは純度99.5%と言いましたが残る0.5%は水です。この残留した水が蒸発するとセンサーにシミのような跡が出る場合があります。蒸発する前にブロワーかガスで吹き飛ばしてあげると綺麗に乾きます。

ここまでの作業を終えたら一度カメラの電源を切り、レンズを装着して最初と同様に絞り込んで白い壁を撮ります。最初の状態から比較してゴミが除去できたかチェックしてみましょう。

作業に慣れるまでは清掃したことにより最初より酷くなってしまった…なんて事もあり得ます。焦らず落ち着いて丁寧な作業を心がけて何度かトライしてみましょう。ポイントはシルボン紙を都度新しくすること、拭くときに一方通行に走らせることです。

あまり難しいようでしたら完璧を目指すのではなく作業前から明らかに綺麗になっていればOKという事で妥協ポイントを作るのも大事です。慣れてしまえば難しくはないのでぜひ挑戦してくださいね。

一眼レフカメラのイメージセンサーの清掃方法でした。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング