夕陽とバイクとツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から3月ですね。といってもコレを書いている今は2月ですが…。今年の春は花粉が少なめと聞いているので、花粉症の私にはうれしいニュースです。せっかく暖かくてバイクシーズンの到来となっても花粉症の症状が酷いと出かける気になりませんものね…。

ここ最近、10年以上も前のストレージを整理してLightroomで焼き直しの作業をしていたのですが、過去のツーリング写真って旅の思い出が蘇るようでいいですね。人生という時間を記録しておくという写真本来の役割を再認識した感じがしました。

といっても10年以上前の私は写真の腕…というか写真のことを根本的に分かっていなくて、綺麗に撮ることに気を取られていたり絶景にしかレンズを向けなかったりしていました。なので写真作品としては平凡極まりないのですが、当時は時間があったので旅の内容は現在の私よりずっと良かったのが分かります。

北海道だけでなく信州、四国、九州、沖縄とF650GS Dakarにキャンプ道具を乗せてよく旅をしたものです。




さて今回は夕陽とバイクとツーリング写真と題して、なぜ夕陽はバイク乗りを魅了するのか?みたいな話をサラっといってみたいと思います。

EOS40D 2008年 北海道

写真を一切やらない、という人でもツーリング先で美しく焼ける夕陽に遭遇したら思わずスマホで1枚、撮りたくなりますよね。

夕陽は単純に美しいというだけでなく一日の終わりと言う哀愁感を覚えるのは人類共通なのではないでしょうか。…そう【終わり】という哀愁感。ひとつの旅は人生の縮図のようなもので一日の旅の終わりを告げる美しい夕陽は、まるで映画のエンドロールを見ているような穏やかな気持ちになれます。

しかしツーリング写真として美しい夕陽を撮りたい!となると色々と悩ましい問題が発生します。まず日帰りツーリングの場合は夕陽を拝める時間帯は多くの場合で帰路の途ではないでしょうか?日帰りで夕陽を撮影してから帰れば帰路は真っ暗闇です。あなたは1枚の写真のためだけに帰り道が真っ暗闇でも良いですか??人によっては夜はバイクに乗らないという方もおられるはずです。

泊りのツーリングの場合も夕方はもう宿に戻ってお風呂か夕食の時間ですよね。キャンプツーリングはテント設営や食材の買い出し、お風呂へ出かけるなどで忙しいので、尚のこと夕方になる前にはキャンプ場にいってテントを設営したいところですね。これらを日中に済ませて夕陽に合わせて再びキャンプ場を出発!という作戦も悪くありませんが、そうキャンプ場から遠くへは行けません。




夕焼けの写真を撮りに行く、ではなく必然として夕焼けの景色に出会った、という事ではあれば帰りが遅れてしまった何らかのイレギュラー要素を予感します。まるで山あり谷ありの人生のように。これが夕陽のツーリング写真の魅力の1つでしょうか?

上の写真は10年前の夏の北海道ツーリングでの一コマですが、私はこのとき記憶の中にあった懐かしいキャンプ場を目指して走っていましたが、たどり着いたらキャンプ場は何年も前に閉鎖されたようで更地になっていました。そしてツーリングマップルを確認して新たなキャンプ場を目指して走っているのですが、これがまた遠くて…みるみる日が傾いて辺り一帯が黄金に染まるものですから「おぉ~美しい!」と言ってバイクを停めて写真を撮るのでさらに遅れるというスパイラルに。

結局、真っ暗闇のキャンプ場でヘッドライトの明かりを頼りにテント設営という結末でした。幸い、使い慣れたキャンプギアばかりなので問題なく設営はできましたが、周囲のテントの人たちはとっくに缶ビールをあけてジンギスカンを焼いたりと楽しんでおられました。




旅は予定外のこともあり、何があるか分からない。トラブルやうまくいかない事も含め「山あり谷あり」を体験すること。まるで人生のように…そして終盤に存在するハイライトはいつも美しい。

だから夕焼けのツーリング写真には特別な想いを抱いているのかもしれません。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

2006年 EOS30D 北海道 多和平キャンプ場

すいませんスナップではないですね…。この写真もそうですが美幌峠で時間を使い過ぎて多和平キャンプ場に着いたのが日没後になってしまいました。しかし日没直後のマジックアワーが生涯忘れられない風景を心に刻んでくれました。