バイクのユーザー車検の通し方<検査ライン編>オートバイユーザー車検

前回の続きです。

前々回はバイクユーザー車検 準備編

前回はバイクユーザー車検 当日編

でした。

今回はいよいよ検査ラインに入ってみたいと思います。

書類一式を準備したらバイクに乗って検査場へ向かいます。千葉運輸支局の場合はピンク色の部分が二輪の待機場です。ここの最後尾に並びましょう。

緊張しますが一緒に並んでいる他の人はほとんどバイク屋さんです。つまりいつも運輸局に来ている慣れている人たちなので、何か不安なことがあったら気軽に話しかけて聞いてみましょう。特に真後ろの人は自分の前でモタつかれると困るので親切に教えてくれるはずです。

たくさん並んでいて待ち時間が長そうな場合は、検査ライン内を見学してみましょう。これはいけない事ではなく運輸局の方で推奨していますので胸を張って見学するべきです(邪魔にならないように)。

ハイビームにしてもローが消灯しない2灯式の車種はローをこのように隠します

順番が近くなると検査官がやってきますので書類一式を渡します。検査ライン内では各検査項目で検査標を出しますのでトップケースは便利です。他の人はバインダーに書類を挟んでお尻とシートの間に挟んで検査を受けていました。

検査官は最初に登録番号、車体番号、走行距離の確認をします。続いてウインカー、ブレーキランプ、などの灯火類の検査。ホーンを鳴らしたり補助ライトがあれば点灯確認もします。厳しい検査官は打音でブレーキや駆動系のボルト緩みの有無、チェーンの張り具合まで見ます。

その他、タイヤの残量、ブレーキフルード、オイル漏れなどないかラインに入る前にチェックされます。当然ですが不正改造がないかも見られます。案外、落とされてしまうのは社外ミラーで鏡面の面積や衝撃吸収機構(衝撃で緩むか回転すること)が備わっていないとバイクの年式よってはアウトです。R1200GSの場合はナポレオンGSミラーやナポレオンクロス2ミラーならOKです。やたら小さい社外ミラーの人は事前にノーマルに戻しましょう。




それとスピードメーターの計測は前後どちらかのタイヤをローラー台に乗せて計測となります。ご自分の愛車がどちらのタイヤでスピードメーターを計測させているか事前に把握しておきましょう。ちなみにR1200GSの場合は後輪です。

検査ラインに入るときは検査官に「はじめてなので良く分かりません」と伝えれば一緒に付き添ってくれるはずです。稀に繁忙期だと検査官が見当たらずセルフサービス状態の時がありますので、その時は検査官を呼んでくるか居なければ後ろのバイク屋っぽい人に手伝ってもらいましょう。

検査ライン内は撮影禁止なのでコレは絵です。うまいでしょ。

まずは前輪をローラー台に乗せてフロントブレーキのテストです。ローラーが回転しはじめ、前方のモニターで指示があったら前輪ブレーキをかけます。次にバイクを前進させて後輪をローラー台に入れます。同様の手順で後輪側のブレーキのテストをしたらそのままスピードメーターの検査に入ります。スピードメーターは床にあるペダルのようなものを踏み、ローラーが回転し始めてメーターが40km/hを指し示した瞬間にペダルを離します。

難しそうに聞こえますが簡単です。検査官の指示かモニターの指示に従ってすすめるのみです。

二輪に詳しい検査官の場合はR1200GSのように最近のバイクは前後連動と知っているので「前後両方かけてください」と言う場合もあります。R1200GSの場合、検査機にかけているときにエラーランプが点灯しますが故障ではありませんので気にしないで下さい。

これは絵です…

各項目でOKが出る都度、検査標をこの機械の中に入れて合格の印字をさせます。検査標には機械に入れるときの矢印が書いてありますので、逆向きに入れないように。これも検査官がやってくれるはずですが…いちおう書いておきます。

続いて難関であるヘッドライトの光軸ですが、テスター屋さんで調整済みの人は焦ることはありません。ヘッドライトをハイビームに切り替えるのみです。唯一気を付けるのはテスター屋さんで調整したときと同じように乗車すること。サスペンションの沈み具合が変わっては光軸に影響する可能性があるからです。

計測はフロントタイヤを機械で左右から挟み込んで固定されます。その後は機械任せですがこれもまた検査官が付き添ってくれれば難しいことはありません。

これは絵です…

晴れて光軸が合格したら、その先は4輪用の測定器が続きますので少しスルーして前進していきます。

これも絵です…うまいなぁ~

続いて排ガスの濃度測定です。この青い機械から出ているコードの先にヒョロ長いセンサー(プローブと言います)がありますので、これをエンジンをかけたままマフラーの穴に突っ込みます。セルフ状態のときは【4サイクルエンジン二輪車】をボタン操作で選択してください。

数十秒ほど待つと青い機械の表示部に合格のランプが点灯しますので、それを確認したらセンサーを抜いて検査標を機械に入れて印字しましょう。

ちなみに私のR1200GS-ADVENTUREはレーザーのHOTCAM2スリップオンサイレンサーが装着されています。JMCA認定の車検対応品ではありませんがスリップオンの場合は触媒以降の交換なので排ガス濃度は問題ありません。

音量は割と大きい方ですが大丈夫でした(R1200GSのDOHC後期型はノーマルでも排気音は大きいですが)。そもそも、この時に千葉運輸支局で通したときは音量の測定はありませんでした。

あまりないと思いますがノーマルマフラー、または触媒以降のサイレンサー交換であるにも関わらず、排ガス濃度でNGが出た場合はR1200GSのツインスパークのセカンダリー側のプラグが機能しているか点検してみましょう。




ここまでくると左の01の欄にI 、B、H、Sと4つの印字が入ります。これで全て合格となります。

最後に検査ラインの出口に写真のような小さな部屋がありますので、この係員に検査標と関係書類を提出し捺印をもらいます。

検査ラインを出ていちどバイクを駐車しましょう。そして検査標と書類一式をもって運輸支局庁舎の⑤窓口(最初に書類を提出した窓口のとなり)に提出します。

⑤窓口で新しい車検証とナンバープレートに貼るシールを受領して終了です。




貼り方はシールの剥離紙に書いてあります。これで全て終わりです!

今回、ユーザー車検にかかった費用は自賠責保険24か月 11520円、印紙代(重量税など)5500円、テスター屋さんで光軸調整費用 3090円で合計20110円でした。

バイク屋さんに依頼すると車検代行費用+車検基本整備費だけで4万円くらい、これに自賠責保険費用と5500円がのった金額がバイク屋さんでの最低金額になります。実際は整備もしてもらうので10~20万円くらいが平均的な車検費用だと思います。

そう考えるとユーザー車検はとても経済的と言えますね。半日の有給休暇で誰でもできると思いますので、ぜひ挑戦してくださいね!

あっ!くれぐれも整備はお忘れなく!!!

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バイクのユーザー車検の通し方 千葉運輸局の場合 <書類申請編>

さて今回はツーリング写真解説をお休みして前回の続きでございます。

バイクのユーザー車検の簡単な通し方を初めての人でも分かるよう詳しく解説いたします。千葉運輸支局での検査ラインでご説明いたします。

前回はユーザー車検の前の準備編、今回は千葉運輸局での当日編でございます。

出かける前に忘れ物がないかチェックしましょう。①は自賠責保険証 ②車検証 ③納税証明書(有効期限内のもの) ④事前に整備した人は整備記録簿 ⑤ネットで予約した予約番号をプリントしたもの あとはお金を2.5~3万円くらい。ヘルメットをリアシートに固定しておくネット 認印 ロービームを隠す厚紙(HIビームでLOが消えないバイクの場合) テープ 等

④の整備記録簿ですが本来は整備をして車検継続検査となりますが、検査の後で整備でも良いことになっています。事前に整備だけバイク屋さんにお願いした人はこの整備記録簿を持っていきましょう。後でやる人はとりあえず無くて大丈夫。




 

まず運輸支局に行く前に、事前に調べておいた運輸支局の近所にある予備検査屋さんに行って光軸調整をしてもらいましょう。ここはお店なので初めての人でも親切にスタッフが対応してくれます。この写真はコルザサンで調整中の様子ですが私はうっかりハイビームのバルブをアブソリュート製のコーティングバルブのまま来てしまいました。

コーティングバルブのまま測定したところ、本来25000㏅くらいの光量が必要なのですが8000㏅しか出ていなく、話にならないほど暗かったのです。慌てて家に帰ってクリアーバルブに戻してきました。皆さまもご注意ください。

HIDっぽく見えるコーティングバルブ。ちなみにHIDでも光量不足になる場合があります。

バルブはクリアーを装着すること、忘れずに!!

光軸調整のネジは事前にユーザーマニュアルを見て把握しておきましょう。テスター屋さんはプロですが殆ど四輪とトラックです。必ずバイクに詳しい人とは限りませんので。調整ネジがどこか戸惑っている様子でしたら教えてあげましょう。R1200GSの場合はこの矢印の二か所のネジで調整します。

混雑もなく順調にいけば10分もかからないです。料金は一般的には2000~3000円くらいでしょうか。




この中はお上の聖域。不正改造車は進入禁止!

では運輸支局にいってみましょう。

まず普通に駐車場に停めましょう。そしてヘルメットはこんな感じでネットでリアシートに固定しておきます。検査ライン内は検査官の声がよく聞こえるように私はノーヘルでいきます。他の人もみんなそうでした。

そしてこの時点で走行距離をメモっておきます。

千葉運輸支局の見取り図

必要書類を一通り持ってまず最初は自賠責保険の更新です。

この⑦⑧⑨ 自動車登録番号標交付所と書かれた建物を目指します。(上の見取り図で水色の建物)

この建物内に「代書」と書かれた小部屋があり、ここが自賠責保険の代理店さんです。今の自賠責保険証を出して「オートバイのユーザー車検に来ましたので24か月の更新を」と言えばOKです。私は今回、11520円でしたよ。

新しい自賠責保険証を受け取ったら次に⑧⑨の窓口にいって検査標と印紙の購入です。印紙は重量税3800円、検査証紙1300円、検査登録印紙400円で合計5500円です。窓口の方に「オートバイのユーザー車検です」と言えば必要な印紙をここで検査標に貼り付けてくれます(千葉運輸支局の場合は…)

次に必要な書類一式(車検証、納税証明証、自賠責保険証の古い方と新しい方の両方、印紙を貼り付けた検査標)を持って隣の建物、庁舎(見取り図で黄色い建物)へ移動して窓口⑥へ行きます。

この建物の1階にある窓口⑥です。千葉運輸支局庁舎と書かれているのでこれが本館?




まず⑥窓口に人が並んでいても、いきなり並ぶのではなく⑥窓口の脇にあるトレー、または記入机の隣にある用紙ラック(名変や廃車などの申請書類一式が揃えて置いてある)においてある継続検査申請書(OCRシート 様式3)を1枚もらってきます。そして記入できる机が何か所かにありますので、そこでボールペンで書類にひたすら住所、氏名、登録番号、原動機形式などなどを記入していきます。

 継続検査申請書 OCRシート様式3

継続検査申請書の車体番号は下7桁を書き、その他は登録番号(ナンバー)、使用者と所有者の住所と氏名、現在の走行距離です。車検証を見ながら書いていきましょう。ハンコは忘れたので押さなかったのですが無くても大丈夫っぽいです。

検査標にも登録番号、原動形式、車体番号を書き、下の受験者の欄に名前と電話番号を書きます。ピンクの用紙は自動車税納付書で最初の窓口⑧⑨で買った印紙を貼り付けてもらった書類です。これも住所、名前、登録番号、そして有効期限は2年にチェック、軽2輪車のチェック、自家用にチェックを入れます。

自動車重量税納付書

すべての書類に記入が終わったらここではじめて⑥窓口に並んで下さい。順番がきたら担当者に全ての書類を渡して「オートバイのユーザー車検です」と伝えましょう。この時に整備記録簿がないと必ず聞かれるのですが「検査はどうしましたか?」と言われたら「アトケン」ですと答えて下さい。まあ継続検査が終わったら後で自分でやりますから…という業界用語みたいなものです。事前にバイク屋さんで整備をお願いした人は整備記録簿をここで提出してください。

ここで受付を済ませたら書類一式をもってバイクの所にいきましょう。

長くなってしまったので次に続きます

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