究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵なバイクライフ、素敵な旅、素敵な写真を楽しまれていますか?この3つは当ブログの核となる部分でございます。
当ブログのコンセプトは何度も書いてきましたがバイク旅の魅力を写真で世に広める、ツーリング写真という文化を写真界に認知させる、をかかげて活動しております。賛同者を集めるために私が知りえる限りの全てを書いて、ツーリング写真の専門サイトとして運営しております。
そんな釈迦に説法、偉くもないのに偉そうに書いている立場なのですがソコを気にしてしまうと何もできないので、失礼を承知で「偉そうに」をお許しいただければ幸いです。説明って少し偉そうに書いた方が分かりやすいんですよね。
ここ最近、偉そうに書くなら勉強もしないとな、と思い写真に関わる書籍を色々と読み漁っております。書籍なんて5年くらい前に撮り方やカメラ機材に関わるものを読んでいた以来、すごく久しぶりなのですがやはり偉大な写真家の先生方の考え方は勉強になります。
何冊か読んでみた結果、写真とは表現、個人の発表、瞬間、記録…時に芸術、光と影、感情、そして誰かの心を救いたい(これはハービー山口さんのお言葉)こういった事が写真の本質なのかなと感じます。
それと同時に単純に目の前の光景や被写体が一瞬で静止した画像になる面白さも忘れてはいけません。そもそも「撮る」という行為自体がけっこう楽しいものだ…と思い出したりもします。
今年のはじめに2019年の写真活動は従来のツーリング写真に加え、ライフスタイルとしてきた日常スナップのテイストをバイク写真にも取り入れてみようと公言しました。ツーリング先での一瞬をスナップ的に切り取る写真です。

いつもの漁港ですが少し「ツーリングスナップ」を意識して撮ってみました。一通り、一眼レフであるEOS6D Mark2で撮り終わった後にポケットに入っていたRICOH GRでパチリと。瞬間・・・そうふっと何かが抜けた瞬間という意味で一眼レフで撮り終わって「さて行くか」というふとした瞬間にパッと撮ってみました。
こういったスナップ的な写真とはまず構図やら撮り方を練ってはいないこと。ごく瞬間的に無意識下でミラーの反射を入れてやろうとか影の様子を構図しているかもしれませんが、基本はほとんど考えずに本能的にぱっと撮っています。
何日か前に書いた直感と直観のお話と重なりますが、スナップ写真は完全に無意識下で撮る直感による撮り方です。そして人間の直感がくだす判断は90%は正解であること。私が10年以上にわたって蓄積したツーリング写真に関わるあらゆることが脳内の大脳基底核にメモリーされていて、それは考えなくとも「この場合はこうだ!」という判断を瞬時に下している…と信じて撮ってみました。
そして自分の直感を信じてそれに従順に写真を撮るのはとても気分のいいものです。大脳基底核に何のメモリーもない(つまり過去の経験、体験が全く無い)状態で直感で撮ってはただの出鱈目ですが、私はまがいなりにもキャリアがあります。
この写真で面白いことを発見しました。この写真はつい数分前までEOS6D Mark2に35㎜やら望遠ズームやらのレンズを着脱してみたり、歩きまわったり三脚を調整したりしていた私がうっかりGRに撮られたしまった事故的な写真に見えて仕方がないのです。もちろん撮ったのは私自身に間違いはないのですが。
この写真は何となくですが「はっはっは~コレ、さっきまでEOS6D Mark2で撮っていたアンタ~!」とスナップ野郎GRが笑いながら写し出してくれた写真に見えるのです。とても不思議ですね、性格は違えど同じデジタルカメラなのに…。
まだまだ知らないことだらけ。写真っておもしろいですね。
~本日の毎日100ショットスナップ~

1枚目の写真と同じ漁港で撮った写真です。仕上げはLightroomのプリセットに任せてしまいましたがSNSで発表したところ意外にも高評価な写真でした。