玄人テクニック☆臨場感と「撮り方」を感じさせない写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは写真のことについて書籍や写真教室などで勉強をされていますか?

私は写真教室や学校のようなところへ通った経験はありませんが、参考になる写真家さんの書籍ならいくつか読んでおります。こういった学ぶことって大切だと思います。写真や撮影機材に関わる知識を得ることは絶対に自身の写真活動に役立ちますし私は素晴らしいことだと思います。




理屈、うんちくと揶揄する人も多いかと思います。特に当ブログのように写真解説などを見ると一定数の人は不快を覚えると思います。有名な先生が書いていれば受け入れますが無名の人が書いていれば尚のこと不快に感じると思います。

理屈、うんちくなど無く「感じたままに撮る」これこそ写真だ!という考え方も大いにアリだと思います。しかしなぜ「感じたまま」が良いのかを自分の中で理解しておく必要はあると思います。

何の考えも持たず感じたままにシャッターを切って良作を生み出す人は天才だと思います。しかし「なぜそうなんだろう」という理由を追及する探求心はあっても悪くはないと思います。センスだけで撮れる人が理論派になった時が最強なのではないでしょうか。

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として見る側に巧みな撮り方を駆使したな、と感じさせない自然な表現について書いてみたいと思います。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

やり方は簡単なようで難しいです。構図、フレーミング、デザイン、あるいは露出で魅せる、画角で魅せるといった手法、撮り方はそれをしないと陳腐な写真に陥るから使っている訳で、使わないで良い写真にするとは並大抵ではないのです。




上の作例はまったく【撮り方】を使わなかった写真ではありませんが、私がよくやる超広角レンズや望遠レンズは使わず、標準の画角で撮った写真という意味で作例に使ってみました。

そもそも構図やデザインや露出といった【撮り方】とは何のためにあるのでしょうか?デザインは写真をパッと見た瞬間の心地よさ、写真への入り口を綺麗に整えておくもの。構図や比率や導線などは作品の主題へ観賞者を導くもの。露出やアングルは主題が最も魅力的になるよう作者の意図で裁量されるもの。これらは全て重要なモノ、コトを「どう魅せるか」に関わっている訳です。いわゆる演出ですね。

しかし【撮り方】を駆使せずとも観賞者を作品の意図へ導くのも不可能ではないのです。むしろ巧みに撮り方を使わない方が「自分もこんな感じで撮れるかも」という親近感や見る人がその場所に本当にいるような臨場感があり、受け入れやすいとも言えます。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

こちらの作品も標準域である50㎜レンズを使用しました。主題となっている廃屋も中心に置いただけで特に変哲もありません。露出は実際の明るさより若干アンダーですが、それも特別な魅せ方とは言えないです。




しかし敢えて普通に撮ったという事が逆に主題や意図を強調してくれる場合もあるのです。比率や導線効果や色のデザインなどは見た瞬間に心地よさを感じるかもしれませんが、それらは時として作品の重要部分を曇らせてしまうのかもしれません。

岡本太郎さんは芸術とは心地よくあってはならない。と何かの書籍に書かれていましたが、その作品の核心をダイレクトにしたいのであればバランスや構図は無い方がむしろ良いのだ、という意味だと私は解釈しています。

もちろんこれらは難しい話でして、私も今後はこういった写真にも挑戦していきたいな…と思っていたところです。決して構図やデザインや露出で魅せる【撮り方】はもうやめましょう、という意味ではございません。

ただ「感じたままに撮るんだ」という完全ナチュラル派はそろそろ気が付く時がきています。【何もしない】も実は演出であることに。

今回はこの辺で!!

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そもそもスナップ写真はあれこれ考えずに瞬間的に撮る訳ですから、あまり撮り方を駆使することはできません。しかし何もしていないのに何かが写った!これがスナップの面白さでもあります。みなさんもスマホでもできますのでやってみてくださいね。