究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真、いいバイク旅を楽しまれていますか?「いやぁ~なかなか写真の方は上達しないよ」なんて方はおられませんか?
写真は撮って撮って撮りまくる。この一言に尽きます。悩む前にまずは何でもいいから撮ってみる。たくさん撮るとその中に何を撮りたかったのか良く分からないもの、手ブレやピンボケなどの技術的な失敗写真、ISO感度の戻し忘れなどによるミス、いろんな間違いを生み出すことになります。
このようにたくさん撮ってしまった失敗写真はただのゴミではありません。失敗を撮ったことにより何が悪かったのか知ることのできる教科書のようなものです。それに当初は失敗と思った写真でも例えばブレているけど何か良い雰囲気だな…と思える写真があったり、失敗をきっかけに多くのことを知ることができます。
何かで聞いた話の受け売りですが人間は失敗からしか学べないらしいですね。失敗を生んでしまうことを恐れて慎重になり過ぎると、結果なにも学べないままです。「そう言われても毎日忙しいし、何を撮っていいやら」というあなた!何を撮っていいか分からなかった写真、というのをワザと撮ってみてください。
それは子供のイタズラのような感覚で十分です。撮るときに「なんでこんな物にカメラを向けているんだ俺は…」と自問したくなりますが、出来上がった写真の中には撮影時には気が付かなった何かが写っているかもしれません。嘘のような話と感じるかもしれませんが、私なんかは今でもそんな事しょっちゅうです。
さて今回は久しぶりに千葉県 房総の撮影スポットのご紹介です。今回は鉄道とバイク写真を組み合わせた作品でいってみたいと思います。小湊鉄道の穴場撮影スポットです!
千葉県市原市から養老渓谷までを縦断する人気のローカル鉄道「小湊鉄道」。テレビドラマやCM撮影などでも頻繁に使われる、のどかな風景の中に走る可愛い車両「キハ200形気動車」は鉄道ファンならずとも旅情を感じるはずです。
そんな小湊鉄道の橋梁に注目した絶好の撮影ポイントです。場所は千葉県市原市二日市場。高速で来る場合は館山道を市原ICで降りて国道297号を8kmほど南下します。
二日市場の信号を過ぎると養老川を渡る橋がありますので、橋の直前の小さな道を右折です。南側からアクセスする場合はコスモ石油のガソリンスタンドを目印に、橋を渡った直後を左折。道は狭いですが撮影ポイントのすぐ手前まで平らな舗装です。
このように草地が刈り込まれた小さな空間があります。先客がいたらNGですがここは穴場なので誰もいないことが多いです。上の写真で1月下旬、午後3時くらいですが良い感じで斜光です。この角度であればバイクも小湊鉄道キハ200形もかっこよく反射するはずです。
これは日の出日の入りマップの2月1日の状況です。春が近づくにつれて日没の方向はどんどん真西に向かってしまいます。12~2月くらいまでの太陽が南西に沈む季節がこのポイントでのお勧めの撮影時期と言えそうです。
こんな標識がありました。立ち入ってはいけない場所などではなく、胸を張って写真を撮っていて良い場所の証です。ただし周辺は田んぼです。農業用地に立ち入ったりゴミを捨てたりしないようマナーを忘れずに。

R1200GSを主役に撮ってみました。オーソドックスなバイク写真ですが背景が良いとバイクも素敵に見えるものです。
現地に近くなったらコンビニなどで小湊鉄道のダイヤ表をチェックしてみましょう。駅は光風台駅の時間を見れば良いと思います。光風台駅はこのポイントから南に600mほどの場所です。小湊鉄道はローカル線ですので本数がとても少ないです。
駅から時刻表
小湊鉄道はご覧のような素朴なローカル線ですが、通勤通学の時間帯は2両編成になることもあります。この時は15時を過ぎた下り電車が2両編成であり、1両編成の写真と2両編成の写真の2枚を撮ることができました。
次回はその写真を使って構図の解説をしてみたいと思います。
小湊鉄道、南房総のバイク写真撮影ポイント 養老川第一橋梁でした!
~本日の毎日100ショットスナップ~

都会のビル群は差し込む光や繊細な影、そしてガラスからの反射光など光を見極める練習に最適な場所です。