モアレとローパスフィルター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがお料理はお好きでしょうか?

よく写真は料理に例えられることがあります。被写体や情景は写真の素材のようなものです。誰しもが狙いたい真っ赤な夕陽、一面に咲き乱れる花々に大きな虹、あるいはモデル級の美女やカワイイ子犬など…。

これらをフツーに写真にすれば素材が良いので良い写真に見えます。しかしそれは料理に例えると高級な大トロをお刺身にして皿に盛っただけとも言えます。

そうではなく台所に転がっていた余りの食材などを普通の調味料、普通の調理器具をつかって料理人の手腕だけで絶品料理を作るように、写真も一見すると平凡な被写体、景色にレンズを向けて傑作が撮れる人は素晴らしい写真家であると言えます。

ぜひ腕のいい料理人のような写真家を目指したいところですね。




さて今回の究極のツーリング写真<初級>ツーリング写真解説ではモアレとローパスフィルターのお話に触れてみたいと思います。といってもベイヤー配列やらRGBのお話やらアカデミック的な解説は眠いので作例を元にさらっと書いてみます。理論的に完全に理解したい方はモアレ、ローパスフィルターでググってみてくださいね(無責任…)。

 

リコー GR APS-C F9 1/250 ISO100

こちらの作品をご覧ください。毎度、私の大好きな漁港での撮影シーンですが、このとき私は前景として面白い物を発見しました。浮きやシートなどを保管して上に網をかけ、さらに風で飛ばされないようロープで重しを置いてある物を見つけました。

この重しに使っているロープがユニークな導線を作れそうだったので、RICOH GRを構えてこんな写真を撮ってみました。

ロープの導線は良いとして網に注目してください。皆さまが今、見られている端末がスマホ、タブレット、PCなど画面の大きさによって違って見えるはずですが網に不自然な縞模様があるのが分かるでしょうか?これがモアレです。

最近はあまり見かけませんがテレビでネクタイをした人が映ったとき、実際には存在しないような変な縞模様が出ることがありました。これはネクタイの繊維や模様の配列と、カメラの素子の配列がうまく合わずに発生する現象です。




上の写真では網目の配列とリコーGRの撮像素子の配列(画素ピッチなど)が合わずに発生していると思われます。モアレには光学的なもの、物理的なもの、撮像素子の輝度モアレ、色モアレなど種類がありますが簡単に覚えるのであれば「周期ズレ、偽色」でも良いと思います。

こうした実際にありもしない縞模様や偽色が発生してしまうのを回避するためローパスフィルターというスリガラスのようなフィルターが撮像素子の前に装着されているのが一般的なカメラです。これさえあれば多くの場合でモアレを回避できます。

ではなぜ上の漁港の写真では網が派手にモアレを起こしたのか?それは私の愛用しているRICOH GRがローパスフィルターレスのカメラ、つまりローパスフィルターの無いカメラだからです。

ローパスフィルターは前述した通り、スリガラスのようなフィルターで少し像をボヤけさせています。なのでモアレなど心配しなくて良い撮影シーンでは無い方が高解像度で良いという考え方です。GRをはじめ特定のカメラでローパスフィルターレスは採用されています。

確かにGRのカリッとした印象の画像はローパスフィルターレスの恩恵なのかもしれません。そう考えると普段はメリットを受けているので今回のようなシーンでは目をつぶっておくのが良いのでしょうか…。

ちなみにSONYの高級カメラ RX1 Mark2ではローパスフィルターの切り替え機能があるそうです。

もしローパスフィルターレスのカメラで上のようなシーンに遭遇したらどう対処しましょうか? 1.モアレは気にしない 2.背景や前景であれば絞りを開いてみる 3.カメラを傾けたり角度を変えてみる

この辺はどう対処するかかなり個人差が出ると思います。モアレのような現象が気になって仕方ない人、言われるまでモアレが出ていることに気が付くこともない人、演出に使えないか?と考える人(いないか…)。




ここではモアレやローパスフィルターについて、すぐに自分なりの結論を出す必要なないと思います。ただ写真をやっていく上で知識としては持っておいた方が損はないと思います。

ちょっと眠い話でしたが今回はこの辺で!

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バイクのユーザー車検の通し方<検査ライン編>オートバイユーザー車検

前回の続きです。

前々回はバイクユーザー車検 準備編

前回はバイクユーザー車検 当日編

でした。

今回はいよいよ検査ラインに入ってみたいと思います。

書類一式を準備したらバイクに乗って検査場へ向かいます。千葉運輸支局の場合はピンク色の部分が二輪の待機場です。ここの最後尾に並びましょう。

緊張しますが一緒に並んでいる他の人はほとんどバイク屋さんです。つまりいつも運輸局に来ている慣れている人たちなので、何か不安なことがあったら気軽に話しかけて聞いてみましょう。特に真後ろの人は自分の前でモタつかれると困るので親切に教えてくれるはずです。

たくさん並んでいて待ち時間が長そうな場合は、検査ライン内を見学してみましょう。これはいけない事ではなく運輸局の方で推奨していますので胸を張って見学するべきです(邪魔にならないように)。

ハイビームにしてもローが消灯しない2灯式の車種はローをこのように隠します

順番が近くなると検査官がやってきますので書類一式を渡します。検査ライン内では各検査項目で検査標を出しますのでトップケースは便利です。他の人はバインダーに書類を挟んでお尻とシートの間に挟んで検査を受けていました。

検査官は最初に登録番号、車体番号、走行距離の確認をします。続いてウインカー、ブレーキランプ、などの灯火類の検査。ホーンを鳴らしたり補助ライトがあれば点灯確認もします。厳しい検査官は打音でブレーキや駆動系のボルト緩みの有無、チェーンの張り具合まで見ます。

その他、タイヤの残量、ブレーキフルード、オイル漏れなどないかラインに入る前にチェックされます。当然ですが不正改造がないかも見られます。案外、落とされてしまうのは社外ミラーで鏡面の面積や衝撃吸収機構(衝撃で緩むか回転すること)が備わっていないとバイクの年式よってはアウトです。R1200GSの場合はナポレオンGSミラーやナポレオンクロス2ミラーならOKです。やたら小さい社外ミラーの人は事前にノーマルに戻しましょう。




それとスピードメーターの計測は前後どちらかのタイヤをローラー台に乗せて計測となります。ご自分の愛車がどちらのタイヤでスピードメーターを計測させているか事前に把握しておきましょう。ちなみにR1200GSの場合は後輪です。

検査ラインに入るときは検査官に「はじめてなので良く分かりません」と伝えれば一緒に付き添ってくれるはずです。稀に繁忙期だと検査官が見当たらずセルフサービス状態の時がありますので、その時は検査官を呼んでくるか居なければ後ろのバイク屋っぽい人に手伝ってもらいましょう。

検査ライン内は撮影禁止なのでコレは絵です。うまいでしょ。

まずは前輪をローラー台に乗せてフロントブレーキのテストです。ローラーが回転しはじめ、前方のモニターで指示があったら前輪ブレーキをかけます。次にバイクを前進させて後輪をローラー台に入れます。同様の手順で後輪側のブレーキのテストをしたらそのままスピードメーターの検査に入ります。スピードメーターは床にあるペダルのようなものを踏み、ローラーが回転し始めてメーターが40km/hを指し示した瞬間にペダルを離します。

難しそうに聞こえますが簡単です。検査官の指示かモニターの指示に従ってすすめるのみです。

二輪に詳しい検査官の場合はR1200GSのように最近のバイクは前後連動と知っているので「前後両方かけてください」と言う場合もあります。R1200GSの場合、検査機にかけているときにエラーランプが点灯しますが故障ではありませんので気にしないで下さい。

これは絵です…

各項目でOKが出る都度、検査標をこの機械の中に入れて合格の印字をさせます。検査標には機械に入れるときの矢印が書いてありますので、逆向きに入れないように。これも検査官がやってくれるはずですが…いちおう書いておきます。

続いて難関であるヘッドライトの光軸ですが、テスター屋さんで調整済みの人は焦ることはありません。ヘッドライトをハイビームに切り替えるのみです。唯一気を付けるのはテスター屋さんで調整したときと同じように乗車すること。サスペンションの沈み具合が変わっては光軸に影響する可能性があるからです。

計測はフロントタイヤを機械で左右から挟み込んで固定されます。その後は機械任せですがこれもまた検査官が付き添ってくれれば難しいことはありません。

これは絵です…

晴れて光軸が合格したら、その先は4輪用の測定器が続きますので少しスルーして前進していきます。

これも絵です…うまいなぁ~

続いて排ガスの濃度測定です。この青い機械から出ているコードの先にヒョロ長いセンサーがありますので、これをエンジンをかけたままマフラーの穴に突っ込みます。セルフ状態のときは4サイクルエンジン二輪車をボタン操作で選択してください。

数十秒ほど待つと青い機械の表示部に合格のランプが点灯しますので、それを確認したらセンサーを抜いて検査標を機械に入れて印字しましょう。

ちなみに私のR1200GS-ADVENTUREはレーザーのHOTCAM2スリップオンサイレンサーが装着されています。JMCA認定の車検対応品ではありませんがスリップオンの場合は触媒以降の交換なので排ガス濃度は問題ありません。

音量は割と大きい方ですが大丈夫でした(R1200GSのDOHC後期型はノーマルでも排気音は大きいですが)。そもそも、この時に千葉運輸支局で通したときは音量の測定はありませんでした。




ここまでくると左の01の欄にI 、B、H、Sと4つの印字が入ります。これで全て合格となります。

最後に検査ラインの出口に写真のような小さな部屋がありますので、この係員に検査標と関係書類を提出し捺印をもらいます。

検査ラインを出ていちどバイクを駐車しましょう。そして検査標と書類一式をもって運輸支局庁舎の⑤窓口(最初に書類を提出した窓口のとなり)に提出します。

⑤窓口で新しい車検証とナンバープレートに貼るシールを受領して終了です。




貼り方はシールの剥離紙に書いてあります。これで全て終わりです!

今回、ユーザー車検にかかった費用は自賠責保険24か月 11520円、印紙代(重量税など)5500円、テスター屋さんで光軸調整費用 3090円で合計20110円でした。

バイク屋さんに依頼すると車検代行費用+車検基本整備費だけで4万円くらい、これに自賠責保険費用と5500円がのった金額が最低金額なのでユーザー車検はとても経済的と言えます。半日の有給休暇で誰でもできると思いますので、ぜひ挑戦してくださいね!

あっ!くれぐれも整備はお忘れなく!!!

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バイクのユーザー車検の通し方 千葉運輸局の場合 <書類申請編>

さて今回はツーリング写真解説をお休みして前回の続きでございます。

バイクのユーザー車検の簡単な通し方を初めての人でも分かるよう詳しく解説いたします。千葉運輸支局での検査ラインでご説明いたします。

前回はユーザー車検の前の準備編、今回は千葉運輸局での当日編でございます。

出かける前に忘れ物がないかチェックしましょう。①は自賠責保険証 ②車検証 ③納税証明書(有効期限内のもの) ④事前に整備した人は整備記録簿 ⑤ネットで予約した予約番号をプリントしたもの あとはお金を2.5~3万円くらい。ヘルメットをリアシートに固定しておくネット 認印 ロービームを隠す厚紙(HIビームでLOが消えないバイクの場合) テープ 等

④の整備記録簿ですが本来は整備をして車検継続検査となりますが、検査の後で整備でも良いことになっています。事前に整備だけバイク屋さんにお願いした人はこの整備記録簿を持っていきましょう。後でやる人はとりあえず無くて大丈夫。




 

まず運輸支局に行く前に、事前に調べておいた運輸支局の近所にある予備検査屋さんに行って光軸調整をしてもらいましょう。ここはお店なので初めての人でも親切にスタッフが対応してくれます。この写真はコルザサンで調整中の様子ですが私はうっかりハイビームのバルブをアブソリュート製のコーティングバルブのまま来てしまいました。

コーティングバルブのまま測定したところ、本来25000㏅くらいの光量が必要なのですが8000㏅しか出ていなく、話にならないほど暗かったのです。慌てて家に帰ってクリアーバルブに戻してきました。皆さまもご注意ください。

HIDっぽく見えるコーティングバルブ。ちなみにHIDでも光量不足になる場合があります。

バルブはクリアーを装着すること、忘れずに!!

光軸調整のネジは事前にユーザーマニュアルを見て把握しておきましょう。テスター屋さんはプロですが殆ど四輪とトラックです。必ずバイクに詳しい人とは限りませんので。調整ネジがどこか戸惑っている様子でしたら教えてあげましょう。R1200GSの場合はこの矢印の二か所のネジで調整します。

混雑もなく順調にいけば10分もかからないです。料金は一般的には2000~3000円くらいでしょうか。




この中はお上の聖域。不正改造車は進入禁止!

では運輸支局にいってみましょう。

まず普通に駐車場に停めましょう。そしてヘルメットはこんな感じでネットでリアシートに固定しておきます。検査ライン内は検査官の声がよく聞こえるように私はノーヘルでいきます。他の人もみんなそうでした。

そしてこの時点で走行距離をメモっておきます。

千葉運輸支局の見取り図

必要書類を一通り持ってまず最初は自賠責保険の更新です。

この⑦⑧⑨ 自動車登録番号標交付所と書かれた建物を目指します。(上の見取り図で水色の建物)

この建物内に「代書」と書かれた小部屋があり、ここが自賠責保険の代理店さんです。今の自賠責保険証を出して「オートバイのユーザー車検に来ましたので24か月の更新を」と言えばOKです。私は今回、11520円でしたよ。

新しい自賠責保険証を受け取ったら次に⑧⑨の窓口にいって検査標と印紙の購入です。印紙は重量税3800円、検査証紙1300円、検査登録印紙400円で合計5500円です。窓口の方に「オートバイのユーザー車検です」と言えば必要な印紙をここで検査標に貼り付けてくれます(千葉運輸支局の場合は…)

次に必要な書類一式(車検証、納税証明証、自賠責保険証の古い方と新しい方の両方、印紙を貼り付けた検査標)を持って隣の建物、庁舎(見取り図で黄色い建物)へ移動して窓口⑥へ行きます。

この建物の1階にある窓口⑥です。千葉運輸支局庁舎と書かれているのでこれが本館?




まず⑥窓口に人が並んでいても、いきなり並ぶのではなく⑥窓口の脇にあるトレー、または記入机の隣にある用紙ラック(名変や廃車などの申請書類一式が揃えて置いてある)においてある継続検査申請書(OCRシート 様式3)を1枚もらってきます。そして記入できる机が何か所かにありますので、そこでボールペンで書類にひたすら住所、氏名、登録番号、原動機形式などなどを記入していきます。

 継続検査申請書 OCRシート様式3

継続検査申請書の車体番号は下7桁を書き、その他は登録番号(ナンバー)、使用者と所有者の住所と氏名、現在の走行距離です。車検証を見ながら書いていきましょう。ハンコは忘れたので押さなかったのですが無くても大丈夫っぽいです。

検査標にも登録番号、原動形式、車体番号を書き、下の受験者の欄に名前と電話番号を書きます。ピンクの用紙は自動車税納付書で最初の窓口⑧⑨で買った印紙を貼り付けてもらった書類です。これも住所、名前、登録番号、そして有効期限は2年にチェック、軽2輪車のチェック、自家用にチェックを入れます。

自動車重量税納付書

すべての書類に記入が終わったらここではじめて⑥窓口に並んで下さい。順番がきたら担当者に全ての書類を渡して「オートバイのユーザー車検です」と伝えましょう。この時に整備記録簿がないと必ず聞かれるのですが「検査はどうしましたか?」と言われたら「アトケン」ですと答えて下さい。まあ継続検査が終わったら後で自分でやりますから…という業界用語みたいなものです。事前にバイク屋さんで整備をお願いした人は整備記録簿をここで提出してください。

ここで受付を済ませたら書類一式をもってバイクの所にいきましょう。

長くなってしまったので次に続きます

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バイクのユーザー車検 かんたん解説<準備編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報としてバイクのユーザー車検の通し方をかんたんに解説してみたいと思います。

いつもバイク屋さんに任せていたけど安く済ませたいなぁ…。でもユーザー車検を自分でできるか不安…。という方へ、初めての方でも分かりやすいよう千葉運輸支局でR1200GSの継続車検を受けるまでの流れを解説いたします。

まず今回は第一弾として準備編でございます。

まずバイクの車検証を確認して有効車検の満了日を確認しましょう。車検はこの満了日から1か月前から受けることができます。

有効期間が切れてからでは陸運支局まで自走もできませんので。




ユーザー車検の場合、継続検査に合格するための最低限の整備は自分で行うのが一般的だと思います。これは灯火類やホーンの点検、タイヤの残量、ブレーキの利き具合、スピードメーターの動作確認など簡単な内容です。

またきちんとした整備をバイク屋さんにお願いして、車検継続検査のみユーザーで行う人もいるようですね。

~ネットで予約しよう~

継続検査を受ける日を大まかに決めたら国土交通省のホームページでインターネット予約してみましょう。

はじめての方は新規アカウント登録をします。この時、登録したメールアドレス宛にIDが送られてきます。このIDでログインし予約画面へ進みます。

お近くの陸運支局を選択し継続検査、二輪車にチェックを入れます。今回、私は最寄りの管轄である千葉運輸支局で予約しましたが、継続検査は管轄の運輸支局でなくても大丈夫です(新規登録や構造変更の場合は管轄の運輸支局)。

予約は午前に2回、午後に2回と1日に4ラウンドある中から選びます。もし検査で不合格となった場合、当日中にリカバリーできる問題であれば再チャレンジできますが4ラウンド目だとラインが混雑していると難しいですのでご注意を。

その他、住所、氏名、登録番号、車体番号、原動機型式などを入力しますので手元に車検証を用意して入力してください。

予約が完了したらアカウント登録したメールアドレスに予約番号が送られてくるので控えておくかプリントしておきましょう。




 

~車検継続のかんたんなバイク整備~

次にバイクの整備です。この場合で言う整備とは車検継続検査に合格するための内容です。ウインカーが正しく点滅するか、ブレーキランプ、テールランプ、ナンバー灯、ヘッドライトのLO/HIの点灯確認、灯火類のレンズにヒビ割れ等ないか、ホーンが鳴るかの確認を必ずしてください。

ウインカーは前後左右、必ず確認
ブレーキランプは前後ブレーキでそれぞれ正常に点灯。スモールランプ、ナンバー灯も確認。

ハンドルロックが正しくかかるか、スピードメーターが誤差なく作動しているか、タイヤの溝の残量、チェーン車の場合は摩耗や張り具合、そしてオイル漏れなどが無いかよく確認をします。そしてブレーキは前と後ろでそれぞれ制動力を測定されますのでご注意を。

タイヤのスリップサイン。摩耗してサインが接地するほど溝が浅いと車検に通りません。

 

このようなオイル漏れが無いか事前によく点検しておきましょう

マフラーやミラーなどを社外品へカスタムしている人は、保安基準に適合しているか確認しましょう。JMCA認定マフラーを装着している場合は認証プレートの位置の確認をしておきましょう。またマフラーはJMCA認定でなければ車検に通らないということはありません。騒音とガス濃度が規定値内であれば通ります。R1200GSの場合は触媒以降のサイレンサー部だけの交換であればガス濃度は問題ないと思います。しかし心配な場合は少々手間でも検査の時だけノーマルに戻すと安心です。

ナポレオンGSミラーは保安基準適合品です

バイクのユーザー車検の場合、関門となるのはヘッドライトの光軸です。転倒などの経緯がなくても少しづつ狂ってしまう光軸。これは運輸支局の近所に存在している自動車整備工場(予備検査屋、テスター屋さん)で専門の測定器で調整をしてくれます。千葉運輸支局の場合はコルザ・サンでバイクの光軸調整をしてくれますよ。(大体3090円くらい)

これは千葉の場合ですが最寄りの運輸支局にオートバイの光軸調整も対応してくれるテスター屋さんが近くにないかを事前にチェックしておきましょうね。




ちなみに検査ラインで光軸を測定するのはハイビームです。LOは点灯しているかの確認のみです。そしてR1200GSのようにHIを点灯させたときにLOが消えない車種は正しく光軸を計測させる目的でLOを隠す物を事前に準備しておきましょう。

それとバルブを青白い色のコーティングバルブに交換していたり、少し前に流行ったHIDにしている人は光量不足で落とされる可能性があります。できれば新車時に付いていたようなクリアーのハロゲンに戻しましょう。(ハイビーム側の話ですが)

光軸測定はHIで測定するのでLOは段ボールで隠す。運輸支局に着いてから貼りましょうね。

H4バルブを使っている車種のようにHiにしたときLOが消えるのであれば、このような対処は不要です。それと私のR1200GSのように補助ライト、フォグランプを装着しているバイクは極端に光軸が狂っていないか点灯確認をする場合があります。

~必要な書類を確認しよう~

・車検証

・納税証明書

・自賠責保険証

・お金(光軸調整代なども含めて3万円あればお釣りがくるはず…)

自賠責保険は事前に行きつけのバイク屋さんなどで加入してもOKですが運輸支局内に代理店があります。そこで「バイクのユーザー車検です」と言って24か月の更新してもらえば簡単です。費用は自賠責保険更新費、用紙、印紙代、重量税などを合わせても2万円前後です。これに光軸調整をお店にお願いする費用を足せば大丈夫です。

自動車税は多くの場合に5月に納付していると思いますが、5月に車検を迎える場合に未だ納付書が来ていない!という場合は前年に払った納税証明書で大丈夫です。納税証明書に書いてある有効期限内なら大丈夫ということです。

オートバイディーラーに車検をお願いすると例えば車検代行費2.5万、車検整備費1.5万、上記したような自賠責保険などの諸費用、そして消耗部品の交換などがあれば合計で10万、15万とあっというまに費用がかさむものです。ユーザー車検のメリットは何と言っても経済的なことですね。

しかし忘れてはいけないのが整備の内容です。日頃、ご自身で点検や整備をしていない方はやはり定期的にプロの目で点検をされるのをお勧めいたします。命を預けているのですからね。

千葉運輸支局 検査ライン

次回は検査当日から検査ライン、継続車検完了までの流れを解説いたします!

次回 バイクユーザー車検 当日編

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記憶のツーリング風景

2006年7月 北海道




EOS30D  F16 1/100 ISO100

2006年2月。13年ほど務めた会社を辞めることにした。

大手企業で世間体も良かったし給料は良くはないが仕事内容は割と好きだった。

なにより社会の仕組みを学ぶのにとても良かったと思える。

本当は辞めたくて辞めた訳ではないけど、いろいろと運の悪いことや手違いがあった。

次の職のあてもなく毎日家にいても仕方ないので北の大地に旅立ってみた。

いつも8月のお盆休みに北海道をツーリングしていたので、6~7月の景色の違いに驚いた。道端に咲くルピナスやラベンダー、本州の春とは違った冷たい空気も印象的だった。

違いは景色だけでなく出会う旅人達は無職やフリーター、そもそも根無し草のような人などなど、お盆期間に出会うライダーとは全く違っていた。




バイクに乗っていると音楽もラジオも聞けないし、誰かと会話するでもない。ただひたすら流れゆく景色を見つめて黙って運転するのみ。

だから単調な景色のリエゾン区間では物思いにふけっている事も多い。

だけどこの時、職を失った自分が何を考えて走っていたのか記憶にない。

ただ1つだけ覚えているのはいつ帰ってもいい自由さに喜びなど無かったこと。

はじめて北海道をツーリングした時は、帰るのが嫌で最終日は「あぁ帰りたくないなぁ」と呆然としていた。ずっと会社が休みだったら良いのに…と。

だけどいざ「いつ帰っても自由だよ」という状況に置かれても、ちっとも嬉しくなんかなかった。いやむしろ虚しかった。

そして10年以上経った今、また限られた時間の中で「自由な旅」に憧れを抱いて、自由に旅している自分を妄想する。もうあの虚しさを忘れてしまったのかも。

帰る場所がないとか、誰も待つ人がいなくていつ帰ってもいいとか、実はすごく寂しいことなんだろうけど。

つい忘れてしまう。




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さっそくツーリングスナップ写真を撮ってきたよ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵なバイクライフ、素敵な旅、素敵な写真を楽しまれていますか?この3つは当ブログの核となる部分でございます。

当ブログのコンセプトは何度も書いてきましたがバイク旅の魅力を写真で世に広める、ツーリング写真という文化を写真界に認知させる、をかかげて活動しております。賛同者を集めるために私が知りえる限りの全てを書いて、ツーリング写真の専門サイトとして運営しております。

そんな釈迦に説法、偉くもないのに偉そうに書いている立場なのですがソコを気にしてしまうと何もできないので、失礼を承知で「偉そうに」をお許しいただければ幸いです。説明って少し偉そうに書いた方が分かりやすいんですよね。




ここ最近、偉そうに書くなら勉強もしないとな、と思い写真に関わる書籍を色々と読み漁っております。書籍なんて5年くらい前に撮り方やカメラ機材に関わるものを読んでいた以来、すごく久しぶりなのですがやはり偉大な写真家の先生方の考え方は勉強になります。

何冊か読んでみた結果、写真とは表現、個人の発表、瞬間、記録…時に芸術、光と影、感情、そして誰かの心を救いたい(これはハービー山口さんのお言葉)こういった事が写真の本質なのかなと感じます。

それと同時に単純に目の前の光景や被写体が一瞬で静止した画像になる面白さも忘れてはいけません。そもそも「撮る」という行為自体がけっこう楽しいものだ…と思い出したりもします。

今年のはじめに2019年の写真活動は従来のツーリング写真に加え、ライフスタイルとしてきた日常スナップのテイストをバイク写真にも取り入れてみようと公言しました。ツーリング先での一瞬をスナップ的に切り取る写真です。

RICOH GR APS-C  F6.3 1/320 ISO100

いつもの漁港ですが少し「ツーリングスナップ」を意識して撮ってみました。一通り、一眼レフであるEOS6D Mark2で撮り終わった後にポケットに入っていたRICOH GRでパチリと。瞬間・・・そうふっと何かが抜けた瞬間という意味で一眼レフで撮り終わって「さて行くか」というふとした瞬間にパッと撮ってみました。




こういったスナップ的な写真とはまず構図やら撮り方を練ってはいないこと。ごく瞬間的に無意識下でミラーの反射を入れてやろうとか影の様子を構図しているかもしれませんが、基本はほとんど考えずに本能的にぱっと撮っています。

何日か前に書いた直感と直観のお話と重なりますが、スナップ写真は完全に無意識下で撮る直感による撮り方です。そして人間の直感がくだす判断は90%は正解であること。私が10年以上にわたって蓄積したツーリング写真に関わるあらゆることが脳内の大脳基底核にメモリーされていて、それは考えなくとも「この場合はこうだ!」という判断を瞬時に下している…と信じて撮ってみました。

そして自分の直感を信じてそれに従順に写真を撮るのはとても気分のいいものです。大脳基底核に何のメモリーもない(つまり過去の経験、体験が全く無い)状態で直感で撮ってはただの出鱈目ですが、私はまがいなりにもキャリアがあります。

この写真で面白いことを発見しました。この写真はつい数分前までEOS6D Mark2に35㎜やら望遠ズームやらのレンズを着脱してみたり、歩きまわったり三脚を調整したりしていた私がうっかりGRに撮られたしまった事故的な写真に見えて仕方がないのです。もちろん撮ったのは私自身に間違いはないのですが。




この写真は何となくですが「はっはっは~コレ、さっきまでEOS6D Mark2で撮っていたアンタ~!」とスナップ野郎GRが笑いながら写し出してくれた写真に見えるのです。とても不思議ですね、性格は違えど同じデジタルカメラなのに…。

まだまだ知らないことだらけ。写真っておもしろいですね。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

1枚目の写真と同じ漁港で撮った写真です。仕上げはLightroomのプリセットに任せてしまいましたがSNSで発表したところ意外にも高評価な写真でした。

ツーリング写真っていつもこんな感じで撮っていますが…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく春のシーズンインですが準備は万全でしょうか?!

つい先日、ある方から究極のツーリング写真で写真の撮り方や様々なノウハウを無償公開しちゃっているけど本当に良いの?と聞かれました。確かに多くの場合は良く知られたHOWTOを除いて、自分独自のノウハウなどは秘密にするのが通常かもしれません。

究極のツーリング写真を立ち上げた当初、みんなでツーリング写真を盛り上げていこう~!という目的で「ツーリング先でどう写真を撮っていいか分からない」といった方々を対象に初歩的な内容を書いていました。しかしうっかり<上級>ツーリング写真というカテゴリーを作ってしまったが為に、いつの日からか個人的なノウハウといえるものを惜しみなく公開するようになりました…。




以前にある偉い方から勉強させていただいたのですが幸福とは人と分かち合うもので独占してはいけない。自分だけの幸せを守るのではなく誰かに分かち与えることが重要である。と少々宗教じみていますが、言ってみればそんな格言に影響されて「写真を撮れるようになるのは幸福なこと、その方法を秘密にはせず誰かに分けてあげたい」そんな風に考えるようになりました。

最近ではSNSで究極のツーリング写真の読者様の作品(といっても素晴らしい作品ばかりで私より上手い人ばっかり!)を見ると幸せな気持ちになり「やはり自分のしている事は良い事だなぁ」と感じるものです。

さて、また前置きが長かったですが今回は作例をもとにツーリング写真を撮る現場において、撮影全体の流れを簡単に説明してみたいと思います。いつものツーリング写真解説とは少し違ったアプローチでいってみたいと思います。

たとえば海に行ったとき、海岸でバイクを停めて気分は最高。そこでポケットのコンデジを持ち出して愛車をパチリと1枚撮ったとします。そう、こんな感じで。これはバイクの写真と風景全体の割合を考えた末の比率でSNSなどで一番よく見かけるパターンです。バイクが主役なのか風景が主役なのかハッキリせず、平凡に陥りやすい撮り方と言えます。

 

ではぐっとバイクに寄ってバイクを主役になるよう撮ってみました。構図上ではバイクが主役、海岸の風景はあくまで背景です。防波堤に書かれた絵の感じやコンクリーの質感も悪くはありませんね。




次に先ほどとは対照的に引いて風景主体で撮ってみました。これによって広がり感のある写真になりましたが、この撮り方は空や海などに魅力的な特徴があるときにやる方法です。この場合は果たしてこれで良いと言えるでしょうか…

さあ、困りました。そもそもこういった場合は最初に風景に感動して写真を撮ろうと思ったのではなく、休憩がてら気分転換に写真でも撮るか、とカメラを構えたために魅力的な何かを未だ見つけてもいないのです。

以前に写真撮影の言語化という解説をしたことがあります。例えば夕方の湖で写真を撮る場合に、その情景や被写体の何が良いと思って写真を撮るのか言語化してみましょう、というお話です。「夕方の湖がキレイ」では撮影を開始するにあたり具体性が出ないので「風にさんざめく湖面に夕陽が輝いて美しい」といった具合に素敵な言葉で特徴を言語化できるようになりましょう、というお話でした。これが出来れば美しくさんざめく湖面を撮るよう画面構成すれば良いのですね。

上の海岸の写真はこういった写真を撮りたいと思った「きっかけ」が空っぽなので撮るものが無い(またはまだ見つけていない)場所でシャッターを切ってしまい、なんか違うなぁ~と悩んでいるのです。




しかし不思議なことにこんな事も起こりえます。駐車場にいたサーファーが準備を終えて砂浜を歩いて海に向かっていきました。突然の出来事でしたがすぐにカメラを向けてシャッターを切りました。

いわゆるアイキャッチ効果による「小さな主人公」を作った構図ですが、これだけで海岸のワンシーンに小さなストーリーを付加することに成功しました。

こんな事は珍しいことではなくしょっちゅうあります。目を三角にして絶景やフォトジェニックな被写体探しをするよりも、目の前にある光景に自然と起きる出来事などを組み合わせて、当初は想定もしていなかった1枚を手に入れるのです。

もちろん運なんですけど、心持ち、気分などでラッキーなことは普通にやってくるものです。いつも誰かに自分の幸福を分けてあげたいな…そんな風に考えている人には写真の神様もラッキーや奇跡をもってきてくれるのかもしれませんね。

今回はこの辺で!!

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空冷R1200GS ミッションオイル交換方法 R1200GSギアオイル交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はR1200GSメンテナンスに関わるお役立ち情報をいってみたいと思います。だいぶ以前にR1200GSのエンジンオイル、オイルフィルター交換方法をアップしましたが、実はこの投稿が究極のツーリング写真ではアクセスの良い人気投稿の1つなんです。ブログっていかにお役立ち情報が大切かよく分かりますね。

さて今回はミッションオイル(ギアオイル)の交換方法でございます。えっ?ミッションオイル?BMWやR1200GSをよくご存じでない方が聞くと疑問符が出てくるのですが、空冷モデルまでのR1200GSはエンジンとミッションが別室構造で車のMT車と同じような構造なんです。なのでミッションはミッションでオイル交換が必要なんですね。




R1200GSのミッションオイル交換はメーカー指定によると2万キロ毎、または2年のどちらか早い方だそうです。今回、私のR1200GS-ADVENTUREでは前回の交換より2万キロのタイミングで作業しましたが、想像以上に鉄粉が出たので次からは1万キロ毎くらいでも良いかなと思っております。

まずは準備するものから。交換用のオイルはカストロールのMTF Universal80W-90を使用しました。ネットで他のユーザーさんの様子を見ると皆さんも同じカストロールを使われているようです。1缶(1L)で足ります。ネット通販で1200円くらいです。

それから注入用のオイルサクションガン。ネット通販で2000円~3000円程度で入手できます。

廃油箱 ホームセンターやカー用品店でも容易に入手できます。

フィラープラグ(注入口)とドレンプラグ(廃出口)のワッシャー型パッキンは交換作業の都度、新品に交換しましょう。フィラープラグ側が内径18㎜外径22㎜、ドレンプラグ側が内径14㎜外径18㎜です。なかなか売っていないのでディーラーで購入しましょう。1つ100円程度だったと思います。

19㎜のレンチ。ドレンプラグを外すときに使います。

8mmのヘックスはフィラープラグに使用します。これはエンジンオイル交換の時も使いましたね。

トルクレンチ、またはデジラチェ。ミッションオイルの場合でもフィラープラグとドレンプラグはきちんとトルク管理しましょうね。

まずは車体の右下からのぞきこんで、ドレンの位置を確認してみましょう。通常、オイル交換作業はセンタースタンド(メインスタンド)を立てて作業しますが、ミッションオイル交換については抜いたオイルが立てたセンタースタンドを直撃するのでまずはサイドスタンドで作業開始です。




ドレンは手ごわそうな位置にあるように感じますが真横からスパナが入ります。あっ緩める前にフィラー側がちゃんと緩まるか事前に確認しておくと良いです。稀に緩まない場合があるようで、オイルを抜いた後に気が付いては後の祭りです。

このように段ボール等でマフラーにミッションオイルがかからないよう工夫しておきましょう。後で汚れた部分を拭けば良いといっても高温になると煙が出て臭くなるものです。

ミッションオイルは粘度があるので冬場ですとなかなか抜けません。途中で車体を垂直に起こしたり少し揺らしたりしてじっくり抜きましょう。

次に新しいミッションオイルを注入するフィラープラグを外します。8mmのヘックスを使用。

オイルを抜いている間にフィラーのマグネットに付着した鉄粉、フィラー&ドレンボルトのネジ山の清掃をして新品のアルミワッシャーを用意しましょう。

完全に抜けたらドレンプラグに新品のアルミワッシャーを装着して30Nmで締め付けます。




これもまた冬場にやると固いのですが、サクションガンで新品のミッションオイルを一気に吸い込みましょう。しかしなぜカストロールの缶は缶切りでないと開けられないのでしょう…ちょっと不便ですね。

注入もまた冬場にやると固いのですが頑張ってオリャーと入れて下さい。規定値では0.8L入るそうなので1L缶のカストロールUniversal 80W-90が20%くらい残すイメージで。あっこの作業は車体をセンタースタンドで垂直にして行って下さいね。

注入口からこのようにミッションオイルが溢れてきたら注入をやめてフィラープラグに新品のアルミワッシャーを装着して30Nmで締めます。

これで作業は終わりです。エンジンオイルに比べても簡単ですのでぜひやってみて下さいね。特にミッションの入りが悪かったり、ニュートラルが出にくい場合は早めに交換することをお勧めいたします。

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R1200GSエンジンオイル交換方法

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RICOH GR APS-C

 

コレ秘密!<直感とひらめき>異なる脳の部位を使い分けて撮ろう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は<上級>ツーリング写真の解説として写真家脳の作り方を解説してみようかと思います。

以前に良い写真作品を生み出せるようになるには1.写真家の目 2.写真家の足 3.写真家の脳 を手に入れよう~…というお話をしました。今回は3の写真家の脳として少し面白い話をしてみたいと思います。

こんな経験はおありではありませんか?

ツーリングで撮ってきた写真を帰って見直しているとき。「雨でぬれた電線に夕陽が当たって綺麗な導線ができたな」「空一面に広がるウロコ雲の中に渦をまくような図形が存在している」「シャッターを切った瞬間、偶然に通りかかった軽トラックが入ったが良い演出になった」などなど。

これらは撮影時にはまったく気が付いていない、意識していないコトでしたが帰宅して写真を見返すことにより気が付きました。そして「きっと自分はコレが気に入ったからこう撮ったのかも」と作品の意図や理由をチャッカリ後付けすること。ありますよね??

私なんかしょっちゅうです。これって何故なんでしょう?なぜ撮影するときに気が付くことができなかったのに、それをあたかも狙ったように上手に切り抜いたのでしょうか?偶然でしょうか?

…いいえ違います。それはあなたの直感が優れているからです。

直感で撮った写真は無意識なので「あの時にそのように撮った」という記憶は当然ありません。直感の反意語で直観(発音が同じで紛らわしい)というのがありますが、これは構図だの露出だの被写体や景色の様子を観ながら熟考の末に出す決断なので当然ですが意識下にあります。

直観(思考とひらめき)は脳の大脳皮質の活動であり思考、推理、運動の指令など意識下にあるものです。対して直感の方は大脳基底核の活動で突然の危険を回避する動きなどを司り、無意識に行うものです。スポーツ選手がファインプレーをする瞬間やバイクを運転していて間一髪で危険を回避した時などがコレに当たります。

この写真はもう究極のツーリング写真では何度もアップしている作例ですが、このような写真は構図、フレーミング、デザイン要素、比率などの撮り方を撮影者の知識の知りえる限りに発揮し、撮影現場で練りに練って組み立てた写真です。私はこの時、何枚かの試し撮りした写真をみて「何かもの足りないな」と悩み考えました。その考えた結果、東京湾を往来しているLNGタンカーのユニークな形状が目に入り「そうだコレだ!」とひらめいたのです。つまり直感ではなく直観(思考とひらめき)で撮った写真です。




対してこの写真は直感で撮った写真と言えます。緻密に組み立てた構図や計算された比率、巧みな誘導線なども存在しない自然な撮り方と言えるかもしれません。実際、この写真を撮ったとき私は何も考えず情景にレンズを向けて普通にシャッターを切りました。唯一、何かをしたかと言えば防波堤ブロックの上に乗ってハイアングルで撮ったくらいです。それ以外はなにもしていません。

しかしとても不思議なことに、だいぶ以前に撮った写真であるにも関わらず今でもこの1枚は私のお気に入りです。構図やらデザインやらを全く意識せず直感で撮ったこの写真の何がそんなに良いのでしょうか?

皆さまはブーバ・キキ効果をご存じでしょか?以下の2つの図形をみて、一方はブーバでもう一方はキキです。どちらの図形がブーバ、キキであるか言い当てることはできますか?

左側の鋭角な図形がキキで右側のアメーバーのような図形がブーバだ、とお答えになった方が多いと思います。これを最初に研究した心理学者のヴォルフガング・ケーラーによると98%の人が同じように答えるそうです。これは年齢、性別、母国語に関係なく同じなのだそうです。

鋭角な方がキキでアメーバーみたいな方がブーバであることを、論理的に説明することはできないですよね。これは人間が直感に従って出した答えであり思考した結果ではないと言えます。




直感と直観の話は将棋の世界ではよく出てくるそうでして、かの羽生名人は直感の9割は正しいと言っています。またイスラエルの大学の研究チームによると人は直感で判断を下すとき論理的な思考プロセスを無視する傾向にある、そして直感によって下した判断はやはり9割は正しいという研究成果を出しているそうです。

人を好きになるのに1秒かからないという一目惚れもこの直感による決断と言えそうです。

つまり人は本能的に勘が鋭いわけですね。

 

この写真は三分割構図であり道路の線が奥行を作る導線効果もあります。青い空と牧草地の茶色は色相環で補色関係にありデザイン要素としても悪くありません。しかし私はこの写真のシャッターを切ったとき、こういった事は一切に考えませんでした。情景に感動し大脳皮質の活動が鈍っていたので直感に従順に無心にシャッターを切っただけです。

ではなぜ初心者の方が陥りやすい二分断構図や主題が不明瞭な写真にならなかったのでしょうか?

それは経験と知識が直感を司る大脳基底核に大量にインプットされているからです。自慢することではありませんが、私は十数年の写真キャリアの中で恐らく100万ショット近くの失敗写真を撮りました。その中で自分なりに成功したと言える写真や印象に残った写真や写真に関わる様々なことが大脳基底核に入っているのです。

よく聞く言葉ですが写真とは瞬間です。シャッターを切ったとき目の前の情景や被写体が瞬間として二次元の像になるのが写真です。そしてカメラを操作する行為も構図やら露出やらは瞬間的に選択しているものです。ありとあらゆることが瞬間ずくめである写真は、やはり直観ではなく直感に従うべきだと、私は個人的にそう思います。

究極のツーリング写真やHowto本などで学んだこと、それらはどんどんフィールドで実践して脳内の大脳皮質に記憶するのではなく、大脳基底核にマッスルメモリーしてやりましょう。そうすれば考えなくても瞬間的にあらゆる撮り方を無意識下で実現し、意識は被写体や情景に向き合うことに集中できるのです。




誤解のないよう最後に付け加えておきますが、撮影地で考える必要はないという意味ではありません。あくまで経験豊富な上級者の方に限定して下手に考えるよりは直感的に撮って意識は被写体や情景に感動することに集中してみましょう。というお話でございます。

はじめたばかりの初心者の方が直感だけで撮っても大脳基底核には写真に関わる事が記憶されていないので陳腐な写真を生んでしまうだけです。天才は別ですけどね。

ストリートスナップはそもそも考えている時間的な余裕がないので直感で撮るしかない

なかなか人は直感に従って物事を決断することができないものです。Aさんは高学歴で一流企業に勤めるエリート、年収も世間の平均よりずっと多い、一方でBさんは名もない小説家であるが気持ちの中ではBさんに強く惹かれる。さあ、どちらの人と結婚しよう?あるいはA社は成長企業の大手で給料や福利も良い会社、一方でB社は横ばいの中小企業で経営は安定しないが仕事内容は学生の頃から憧れだったクリエイティブ系、どちらの会社に就職しようか?

こういった選択は多くの人の人生で何度もあると思いますが、つい人間は安定を好んでしまい無難に見える方(既に他人が実績を残した方)を選択してしまい勝ちです。気持ちの中では選ぶべき道は分かっているんだけど…それを選んで正しいのか確証が持てない。直感に従順になる勇気がもてない…

直感が9割正しい答えに導くと分かっていれば死ぬ間際になって「あの時にBさんと結婚するべきだった」「あの時にB社になぜ就職しなかったのだろう」と後悔することは無いはずです。しかしその時は直感に従う勇気を持てなかったので仕方がありません。

しかし!写真を撮るときくらいは、せめて写真を撮るときくらいは無難や安定を選ばず直感に従順にやってみましょう。大丈夫です、上級者のあなたなら豊富な経験と知識で築かれた優れた直感を持っているのです。かならず傑作に導いてくれるはずです。

初級者、中級者の方はとにかく沢山の写真を撮って経験を積み、それらの技術、知識を脳内の大脳基底核に筋トレするような感覚でブチ込んでください。

思考や意識は被写体に感動すること、新しいユニークを想像する時に使いましょう。あとは無心にシャッターを切るだけですよ!

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SIGMA150-600mmF5-6.3DG C 超望遠ズームレンズ作例集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、寒くなったり季節外れに暖かくなったりでご体調を崩されていませんか?私は特に体調が悪い訳ではないのですが、最近なんとなく「そろそろ病気になって早死にするのでは…」なんてネガに考えてしまう時があります。

自分の死期を目前にして「もっと旅をすればよかった」「もっとバイクに乗りたかった」「もっと素晴らしい写真を撮りたかった」なんて後悔の念にかられるのは絶対に御免したいところです。毎日、生活に追われるのは仕方のないことですが、その中でも自分としての大切な一瞬を作って今を生きたいものです。

せっかくこの世に生を受けて誕生したのですからね。好きな事、得意なことを発揮して世のため人のために何かできないか、このブログもそうですが模索しているところでございます。もう人生カウントダウンですので迷っている暇はありません。私はバイク旅と写真で残りの人生を生き抜いていこうと思います。




さて今回はツーリング写真、バイク写真の具体的な撮り方でなく、お役立ち情報として私が愛用しているレンズの作例集でいってみたいと思います。いままで書いたようで書いていなかったレンズのインプレッションでございます。

記念すべき第一弾はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary という超望遠ズームレンズでございます。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary 税別150000円

最初に誤解のないよう強く書いておきますが断じてツーリング写真、バイク写真用として皆様におススメするレンズではございません。この600㎜という望遠域まで使えるレンズは私の中の完全なる「飛び道具」であります。

いったい誰がバイクにこんなレンズを積載して走るのでしょう…。きっと私だけ。しかし1つだけ意見を許して頂けるのであれば、このレンズはバイク向きであると訴えたいです!!!理由は万一何らかの理由(例えばツーリング先で野鳥を撮りたいとか)によって超望遠レンズをバイクに載せて行きたい!となったとき、このSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryは600㎜までの超望遠として考えれば1830gと軽量で小型なのでバイクツーリング向きと言えるのであります!

オロロンライン SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

以前にカメラの選び方を解説した投稿で自身の撮りたい写真の要求に応えられるもの、それこそが撮影者にとって理想のカメラである…みたいな事を書きました。それは星景写真であれば高感度でも低ノイズなカメラ、逆光の写真が好きであればダイナミックレンジが豊かなカメラ、とにかくいつでも持ち歩きたいならコンパクトなカメラ…といった具合に。




これはレンズにも同じことが言えます。そのレンズで何を撮りたいか?この写真への要求が具体的であればレンズ選びも迷うことはありません(理想的だと思ったレンズが高価だった場合は悩みますが)。

私の場合、SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで撮りたい写真とはずばり道です。道の写真が撮りたくて誰も持っていかないであろう大砲(と呼ぶほど大口径ではありませんが)のようなレンズをバイクに積載して旅をしています。

蜃気楼かすむエサヌカ線 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary+×2エクステンダー

以前も書きましたが「道は写真にすると人に何かをうったえているよう…」と感じ、少し前から道を意識した写真を撮るようになりました。そして道を魅力的に撮る手段の1つとして超望遠で抽象的に撮る手法をみつけたのです。

夕刻の帰路 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

特に直線路はどこまでも続く様子に旅心を刺激されるのが人間の心理です。しかしそれを標準域付近の画角で撮ってしまうと、画面内の大半の割合は道以外の風景が占めてしまい、道の存在感を絶対的にできません。

もちろん路面に寄るなどして印象を狙う手法もあります。道が主題の作品でも超広角レンズEF14㎜F2.8Lで撮ったものも何枚かありました。とても近景側に寄って撮った写真ですがそれはそれでアリだと感じます。

しかし抽象的に道を表現したいのであれば超望遠は絶対におススメ。「あの道はすごかったな…」と過去の旅を思い起こすとき、人の記憶風景に出てくる像はきっと超望遠でとらえたような道の様子なんだと思います。

とにかく従来は現実的ではなかった超望遠レンズ。これがSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの登場で小型軽量となったのでバイクでの持ち運びも不可能ではなくなった事。キャノンのLほどではありませんが簡易的な防塵防滴構造、マウント部分のラバーシールなど、この辺を考えてもツーリングには好条件と言えます。

加速度センサーを採用した手ブレ補正機能は2つのモードがあって1つは通常、2つめは縦、横、斜めでも追従し流し撮りに適したモード。

AFの追従や制度はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Sportやメーカー純正レンズには劣るのかもしれませんが、スポーツシーンに特化して撮るのではなくツーリング写真として考えれば十二分な性能と言えます。




雨のツーリングルート SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

道をこのような感じで撮ることに、少々大げさですが何かの可能性を感じているのです。肉眼とはかけ離れた画角は悪く言えば不自然ですが、だからと言って全ての写真を50㎜で撮りたいとは今は思いません(今は…)。私が現在所有しているレンズにはこのようにそれぞれ撮りたい写真のイメージが存在しています。

もちろん絶対ではなく例えばSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで沈む直前の太陽や南房総から望む冬の富士山を引っ張ることもあります。レンズの使い方は縛られず思いついたらそのアイデアに従順に従います。

良い道具を持っていれば可能性も広がる、その一方で限られた道具で縛るとその世界を極めようとする。この相反する両者を今後はじっくり学んでみたいな、とそんな風に思う今日この頃です。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの作例とインプレッションでした!

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