究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ライダーである皆さまでしたら【スズ菌】ご存じですよね?
我が日本が誇るバイクメーカー ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4メーカー。ぞれぞれに立ち位置というか個性があってホンダは日本の二輪業界のリーダー的存在、ヤマハはハンドリングの優れたスポーツ性、カワサキは男のバイク浪漫を象徴するかのような硬派、そしてスズキはひと際に異彩を放つ個性モデル。
個性派というのは一度惚れてしまうとトコトンそれになってしまうのが人間の心情。スズキが個性的なモデルで成功をおさめた刀や隼をみればスズキの素晴らしさは説明不要ですが、SW-1やギャグなど「なぜこのようなバイクを…??」という隠れた名車も多数あるのがスズキです。
このような個性的なスズキに魅了されて、病的なほど熱狂的なスズキ党になってしまった人をライダーの間では「スズ菌に感染した人」と呼ぶようになって久しいですね。私はスズキ車はジェベル250しか経験していないのですが、何とか体内に抗体があったようで感染を免れました。
しかし!そんなスズ菌は大丈夫ですが、どうやらカメラの方でカシオ菌に感染してしまったようです。以前に毎日スナップ用としてCasioエクシリムEX-10を愛用していましたが、またCasioのカメラを買ってしまいました!
Casioは2018年にすべてのデジタルカメラの生産を終了しカメラ事業から完全撤退してしまいました。近年では一眼レフカメラを作らないカメラメーカーとして、その特異な戦略商品で成功してきましたが、自撮り、メイクアップなどの機能がスマホにかわりアクションカム的な需要もGOPROなどの新興勢力と競わねばならず、だいぶ厳しかったようですね…。
で…今回、ひょんな事からこのカメラを買ってみました。カシオ EX-FR100です。メルカリで新品のような個体が14000円でした。面白い形をしていますが、実はこのカメラは撮影部と本体が分離して無線で操作できるユニークなカメラなんです。
はい、こんな風に簡単にレンズ部分を外すことができるのです。このレンズは16㎜の超広角の単焦点レンズでF2.8の固定。気に入ったのは防水で手ブレ補正も内蔵していること。
こういったユニークなカメラは使う側のアイデア次第でトンでもない写真が撮れると考えます。
まだコレといった具体的なアイデアを持っている訳ではないのですが、まず単純にコクピット風景として走行しながら撮れること、しかも雨天走行でも撮れちゃう。そして走行中にタンク上あたりにセットして自分の方を向けちゃうのもアリかなぁ、なんて考えています。何しろレンズ部分はこれだけ小さくて16㎜!Gショックのようにタフときたのですから、これでバイク写真を組み合わせない手はないでしょ!というコトなのです。
ベースは簡易的なコンデジなのでマニュアル露出や絞り込んでどうこうとか出来ませんが、それを相殺できる可能性を秘めています。
面白い写真が撮れたらご紹介しますので、お楽しみに!
~本日の毎日100ショットスナップ~

中央区晴海 雨上がりの濡れた路面に西側の雲間から太陽光が入ってきました。信号待ちの社用車の中から。路面に写り込んだハイライトと女性を合わせて撮った1枚。そしてそれを強調するためのモノクロ仕上げです。