究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはツーリング行かれる時はソロが多いでしょうか?それともお友達やお知り合いと一緒に数台で走られますか?
キャンプツーリングをされる方はいまソロキャンプが流行っているようですがソロ派ですか?グループ派でしょうか?「ヒロシです…」で一時期に人気だったお笑い芸人のヒロシさんも、いまYoutubeでソロキャンプを題材にした動画で人気ですよね。
私の場合はツーリングもキャンプも9割はソロです。特にここ数年は生活環境の変化もあり、なかなか自由な時間がないためソロ活動を優先するため100%と言っていいほどソロで行動しております。
独身時代は自由な時間も多かったので友人やブログで知り合った人と走ることもありました。気の合う仲間と一緒に走る楽しさ、感動や発見を共有する楽しさはよく分かります。またいつかやってみたいです。
しかし写真活動をしている現在では誰かを付き合わせる訳にもいきません。「ゆっくり写真撮っててもいいよ」と優しい友人は言ってくれますが、なかなか一緒だと集中モードにもなれないものです。ただ最近になってひらめいたのがライダーを主題にした作品を撮るのであれば、その友人をモデルに撮りまくってやれば面白いか?と感じるようになり、これは今後の活動に盛り込むか検討中であります。
今回は旅とオートバイとソロスタイルについて独り言風に語ってみたいと思います。
EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/100 ISO100
北海道や沖縄に行くと自分と同じように1人旅をしている人をよく見かけるものですが、関東圏などでは不思議と徒歩、自転車、ヒッチハイク、もちろんオートバイもですが、旅人の姿はあまり見かけません。それゆえに旅をしない人から見ると1人ぼっちで行動しているライダーは友達のいない寂しいヤツと見えるのかもしれません。
何年も前ですが北海道のオンネトーで20台くらいのハーレーの集団と遭遇しました。そのリーダーらしき人が「足寄方面に行きたいんだけど、この先のダートはどんな感じ?」と私に尋ねてきました。オンネトーから足寄方面に行く道は勾配こそありませんが穴ポコだらけの走りにくいダートです。ハーレーでも不可能ではありませんが汚れるしオススメできませんよ、と伝えると次の質問は「君、1人で走っててつまらなくないの?」という想定外のものでした。どう答えていいか動揺してしまい、その時になんと言ったか記憶にありません。
確かに言われてみれば寂しいと言えば寂しいのかもしれません。しかし「旅は少し寂しいくらいが丁度よい」が当時の私の持論だったので、むしろ集団の方が不自由ではないだろうか?という疑問するら沸いてきました。
人気の景勝地や美味しい食べ物屋さん、知る人ぞ知る秘湯などなど、マメな人が事前に下調べしルートも誰かが設定してくれて、他のメンバーと一緒に付いて走るだけ、というのは楽で良いのかもしれません。それに大勢でいる連帯感もお祭りのような雰囲気で楽しいでしょう。
しかしこの辺の違いは私やヒロシさんのように、もう生まれながらにして1人ぼっちがお似合いな人もいれば、みんなでワイワイやるのが好きだ!という個々の好き好きで決まるのでしょうか。
ソロツーリングは好きな所を目指して、好きなように旅して、気が向かなければ途中で帰ってもいいし、時間が勿体ないと感じたら温泉や食事処も簡易的に済ませることもできます。何より自分自身と向き合っている旅時間がソロツーリングにはあって、それが私にとって何より大切と感じます。
EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L
キャンプツーリングもまた然りです。本当、ここ数年のブームになってソロキャンプしていても変な視線を浴びることも無くなりました。むかしは関東圏のキャンプ場など迂闊に行ってしまうとファミリーやグループで賑やかな雰囲気であり、バイクソロキャンプは明らかな場違いになったものです。
昔はむかしでも北海道では逆にソロキャンパーしかいない場所というのも多くあり、これはもう旅とキャンプの関連性の話まで飛躍するのでここでは割愛いたします。
キャンプツーリングもまた気の合う仲間と行けば楽しいものです。焚火を囲んで美味い酒を飲みながら語らいで最高ですよね。道具の忘れ物や破損などトラブルが発生した場合でも仲間がいれば心強いものです。
そしてこれもまたソロにはソロの良さがあって焚火の炎を眺めながら1人物思いにふけるのも悪くありません。山奥や野宿では夜に不気味な獣の鳴き声が聞こえたり、ただならぬ者の気配を感じてしまった時はラジオ(今はBluetoothスピーカー+スマホでラジオですが)を付ければ一瞬で空気が和みます。
しかし1人ぼっちがどうしても苦手だ!という人はいくらブームだからと言って無理をしてまでソロキャンプすることはないと思います。寂しいとか不気味だと思えば思うほど、ネガな何かを引き寄せてしまうものです。寝ていたらテントの周りを誰かが歩き回っていて、外に出て確認したら旧日本兵と思わしき兵隊さんがテントの周りを行進していた…なんて話もたま~に聞きます。
どんなに人っこ一人いない場所であってもどんなに不気味な場所であっても楽しんでしまえるような人が本当の意味でソロキャンプに向いた人だと思います。

一人で旅したり一人でキャンプすることは素晴らしいことです。何より自由だし何より自分と向き合える時間があります。すべて自分で決めてすべて自分の気の向くまま。人間関係もストレスも皆無です。
無いのは皆でワイワイやったときの楽しさや明るさですが、それは会社の飲み会でも地域のイベントでも体験できること。10代のころ「楽しければOK」という時がありましたが大人になってからは楽しいだけでは何か虚しい…と心のどこかで感じていて、車でサーキットを走っていたときもスノーボードにハマった時も、その時に楽しければいいというレジャー感覚は嫌いで本格的にやったものです。
そう楽しいだけでは虚しいのです…。だから多少寂しくもいいから1人で旅して1人で野宿して自分の内面と向き合って自由を感じてみたい。それがソロツーリング、ソロキャンプの本質でしょうか。もし寂しいという気持ちに潰されそうになった時は旅先で地元の人、他の旅人、ガソリンスタンドやスーパーの店員さんと数分で良いので話をすれば寂しい気持ちは一気に和らぎ、人の温かみに素直に感動できるでしょう。
こちら側がグループになっていると旅先で出会う人も話かけてこないものです…。
EOS1Dx F5 1/1000 ISO100
当ブログでご紹介しているようなツーリング写真も言うまでもなく1人がお勧めです。これももちろん、友達同士で写真やカメラの話題で楽しみながらやるのも悪くはありません。走行シーンを撮る時は1人では難しい場合もあるので連携をとって撮ることも可能です。しかし本当に人の心に響く傑作を狙いた!という大きな願望がある方でしたら1人で挑むべきです。絵画や書道で大作に挑むぞ!という時に普通は1人で集中力を高めてやるでしょう?それと同じだと思います。
またダラダラと書いてしまいました…そろそろお役立ち情報を書きますのでお許しを~!!

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