カシオ菌に感染しました。。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ライダーである皆さまでしたら【スズ菌】ご存じですよね?

我が日本が誇るバイクメーカー ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4メーカー。ぞれぞれに立ち位置というか個性があってホンダは日本の二輪業界のリーダー的存在、ヤマハはハンドリングの優れたスポーツ性、カワサキは男のバイク浪漫を象徴するかのような硬派、そしてスズキはひと際に異彩を放つ個性モデル。

個性派というのは一度惚れてしまうとトコトンそれになってしまうのが人間の心情。スズキが個性的なモデルで成功をおさめた刀や隼をみればスズキの素晴らしさは説明不要ですが、SW-1やギャグなど「なぜこのようなバイクを…??」という隠れた名車も多数あるのがスズキです。




このような個性的なスズキに魅了されて、病的なほど熱狂的なスズキ党になってしまった人をライダーの間では「スズ菌に感染した人」と呼ぶようになって久しいですね。私はスズキ車はジェベル250しか経験していないのですが、何とか体内に抗体があったようで感染を免れました。

しかし!そんなスズ菌は大丈夫ですが、どうやらカメラの方でカシオ菌に感染してしまったようです。以前に毎日スナップ用としてCasioエクシリムEX-10を愛用していましたが、またCasioのカメラを買ってしまいました!

Casioは2018年にすべてのデジタルカメラの生産を終了しカメラ事業から完全撤退してしまいました。近年では一眼レフカメラを作らないカメラメーカーとして、その特異な戦略商品で成功してきましたが、自撮り、メイクアップなどの機能がスマホにかわりアクションカム的な需要もGOPROなどの新興勢力と競わねばならず、だいぶ厳しかったようですね…。




で…今回、ひょんな事からこのカメラを買ってみました。カシオ EX-FR100です。メルカリで新品のような個体が14000円でした。面白い形をしていますが、実はこのカメラは撮影部と本体が分離して無線で操作できるユニークなカメラなんです。

はい、こんな風に簡単にレンズ部分を外すことができるのです。このレンズは16㎜の超広角の単焦点レンズでF2.8の固定。気に入ったのは防水で手ブレ補正も内蔵していること。

こういったユニークなカメラは使う側のアイデア次第でトンでもない写真が撮れると考えます。

まだコレといった具体的なアイデアを持っている訳ではないのですが、まず単純にコクピット風景として走行しながら撮れること、しかも雨天走行でも撮れちゃう。そして走行中にタンク上あたりにセットして自分の方を向けちゃうのもアリかなぁ、なんて考えています。何しろレンズ部分はこれだけ小さくて16㎜!Gショックのようにタフときたのですから、これでバイク写真を組み合わせない手はないでしょ!というコトなのです。




ベースは簡易的なコンデジなのでマニュアル露出や絞り込んでどうこうとか出来ませんが、それを相殺できる可能性を秘めています。

面白い写真が撮れたらご紹介しますので、お楽しみに!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

中央区晴海 雨上がりの濡れた路面に西側の雲間から太陽光が入ってきました。信号待ちの社用車の中から。路面に写り込んだハイライトと女性を合わせて撮った1枚。そしてそれを強調するためのモノクロ仕上げです。

ヒロシさんではありませんがツーリング写真こそ1人ぼっちで!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはツーリング行かれる時はソロが多いでしょうか?それともお友達やお知り合いと一緒に数台で走られますか?

キャンプツーリングをされる方はいまソロキャンプが流行っているようですがソロ派ですか?グループ派でしょうか?「ヒロシです…」で一時期に人気だったお笑い芸人のヒロシさんも、いまYoutubeでソロキャンプを題材にした動画で人気ですよね。

私の場合はツーリングもキャンプも9割はソロです。特にここ数年は生活環境の変化もあり、なかなか自由な時間がないためソロ活動を優先するため100%と言っていいほどソロで行動しております。

独身時代は自由な時間も多かったので友人やブログで知り合った人と走ることもありました。気の合う仲間と一緒に走る楽しさ、感動や発見を共有する楽しさはよく分かります。またいつかやってみたいです。




しかし写真活動をしている現在では誰かを付き合わせる訳にもいきません。「ゆっくり写真撮っててもいいよ」と優しい友人は言ってくれますが、なかなか一緒だと集中モードにもなれないものです。ただ最近になってひらめいたのがライダーを主題にした作品を撮るのであれば、その友人をモデルに撮りまくってやれば面白いか?と感じるようになり、これは今後の活動に盛り込むか検討中であります。

今回は旅とオートバイとソロスタイルについて独り言風に語ってみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/100 ISO100

北海道や沖縄に行くと自分と同じように1人旅をしている人をよく見かけるものですが、関東圏などでは不思議と徒歩、自転車、ヒッチハイク、もちろんオートバイもですが、旅人の姿はあまり見かけません。それゆえに旅をしない人から見ると1人ぼっちで行動しているライダーは友達のいない寂しいヤツと見えるのかもしれません。

何年も前ですが北海道のオンネトーで20台くらいのハーレーの集団と遭遇しました。そのリーダーらしき人が「足寄方面に行きたいんだけど、この先のダートはどんな感じ?」と私に尋ねてきました。オンネトーから足寄方面に行く道は勾配こそありませんが穴ポコだらけの走りにくいダートです。ハーレーでも不可能ではありませんが汚れるしオススメできませんよ、と伝えると次の質問は「君、1人で走っててつまらなくないの?」という想定外のものでした。どう答えていいか動揺してしまい、その時になんと言ったか記憶にありません。

確かに言われてみれば寂しいと言えば寂しいのかもしれません。しかし「旅は少し寂しいくらいが丁度よい」が当時の私の持論だったので、むしろ集団の方が不自由ではないだろうか?という疑問するら沸いてきました。

人気の景勝地や美味しい食べ物屋さん、知る人ぞ知る秘湯などなど、マメな人が事前に下調べしルートも誰かが設定してくれて、他のメンバーと一緒に付いて走るだけ、というのは楽で良いのかもしれません。それに大勢でいる連帯感もお祭りのような雰囲気で楽しいでしょう。

しかしこの辺の違いは私やヒロシさんのように、もう生まれながらにして1人ぼっちがお似合いな人もいれば、みんなでワイワイやるのが好きだ!という個々の好き好きで決まるのでしょうか。

ソロツーリングは好きな所を目指して、好きなように旅して、気が向かなければ途中で帰ってもいいし、時間が勿体ないと感じたら温泉や食事処も簡易的に済ませることもできます。何より自分自身と向き合っている旅時間がソロツーリングにはあって、それが私にとって何より大切と感じます。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

キャンプツーリングもまた然りです。本当、ここ数年のブームになってソロキャンプしていても変な視線を浴びることも無くなりました。むかしは関東圏のキャンプ場など迂闊に行ってしまうとファミリーやグループで賑やかな雰囲気であり、バイクソロキャンプは明らかな場違いになったものです。




昔はむかしでも北海道では逆にソロキャンパーしかいない場所というのも多くあり、これはもう旅とキャンプの関連性の話まで飛躍するのでここでは割愛いたします。

キャンプツーリングもまた気の合う仲間と行けば楽しいものです。焚火を囲んで美味い酒を飲みながら語らいで最高ですよね。道具の忘れ物や破損などトラブルが発生した場合でも仲間がいれば心強いものです。

そしてこれもまたソロにはソロの良さがあって焚火の炎を眺めながら1人物思いにふけるのも悪くありません。山奥や野宿では夜に不気味な獣の鳴き声が聞こえたり、ただならぬ者の気配を感じてしまった時はラジオ(今はBluetoothスピーカー+スマホでラジオですが)を付ければ一瞬で空気が和みます。

しかし1人ぼっちがどうしても苦手だ!という人はいくらブームだからと言って無理をしてまでソロキャンプすることはないと思います。寂しいとか不気味だと思えば思うほど、ネガな何かを引き寄せてしまうものです。寝ていたらテントの周りを誰かが歩き回っていて、外に出て確認したら旧日本兵と思わしき兵隊さんがテントの周りを行進していた…なんて話もたま~に聞きます。

どんなに人っこ一人いない場所であってもどんなに不気味な場所であっても楽しんでしまえるような人が本当の意味でソロキャンプに向いた人だと思います。

一人で旅したり一人でキャンプすることは素晴らしいことです。何より自由だし何より自分と向き合える時間があります。すべて自分で決めてすべて自分の気の向くまま。人間関係もストレスも皆無です。

無いのは皆でワイワイやったときの楽しさや明るさですが、それは会社の飲み会でも地域のイベントでも体験できること。10代のころ「楽しければOK」という時がありましたが大人になってからは楽しいだけでは何か虚しい…と心のどこかで感じていて、車でサーキットを走っていたときもスノーボードにハマった時も、その時に楽しければいいというレジャー感覚は嫌いで本格的にやったものです。




そう楽しいだけでは虚しいのです…。だから多少寂しくもいいから1人で旅して1人で野宿して自分の内面と向き合って自由を感じてみたい。それがソロツーリング、ソロキャンプの本質でしょうか。もし寂しいという気持ちに潰されそうになった時は旅先で地元の人、他の旅人、ガソリンスタンドやスーパーの店員さんと数分で良いので話をすれば寂しい気持ちは一気に和らぎ、人の温かみに素直に感動できるでしょう。

こちら側がグループになっていると旅先で出会う人も話かけてこないものです…。

EOS1Dx F5 1/1000 ISO100

当ブログでご紹介しているようなツーリング写真も言うまでもなく1人がお勧めです。これももちろん、友達同士で写真やカメラの話題で楽しみながらやるのも悪くはありません。走行シーンを撮る時は1人では難しい場合もあるので連携をとって撮ることも可能です。しかし本当に人の心に響く傑作を狙いた!という大きな願望がある方でしたら1人で挑むべきです。絵画や書道で大作に挑むぞ!という時に普通は1人で集中力を高めてやるでしょう?それと同じだと思います。

またダラダラと書いてしまいました…そろそろお役立ち情報を書きますのでお許しを~!!

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お宝を校庭の土に埋めるようにRAW写真を保存しておこう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、むかし撮った写真ってどうされていますか?DVDや外付けハードディスクにコピーを保存、いまはSDカードも安価になったのでSDカードで保存している方も多いかもしれませんね。

やってはいけないのはパソコンでレタッチ作業や写真の選別などの作業を済ませて、そのままCドライブに保存したまま何年も放置…というパターンです。ハードディスクは消耗品ですのでいつかは不具合を起こします。その時、大切な写真がそのハードディスク内にしか保存されていなかったら…破損したディスクから画像ファイルを救済してくれるサービスもありますが、高度な技術を駆使して修復するので個人としては支払いに躊躇うほど高額な費用が必要となります。多くの場合は諦めるしかありません…




そうならないために大切な写真データは一定の期間でバックアップをとりましょう。バックアップとは2か所以上に保存することです。私の場合は外付けのハードディスク、そしてもう1つはDVDに焼くことです。ネット上のクラウドサービスやストレージも友達や家族と共有したい場合は便利ですよね。

今回は撮った写真の保存について私なりに思うことを書いてみたいと思います。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L

こちらの作品をご覧ください。2012年の夏の北海道ツーリングで撮った1枚です。北海道ツーリングに詳しい方でしたら説明不要ですがエサヌカ線の南側で撮った写真です。この頃の私はコクピット風景にはまっていて、首からEOS5D Mark2をさげてリモコンで撮りまくっていました。

つい先日、お正月の暇を使って古いストレージから2012年の北海道のRAWを発見し、現在の感性とレタッチ技術で焼き直してみよう!と思い作業をはじめてみました。私の記憶の中では2012年の北海道ツーリングでは良い写真など1枚も撮れなかった…という記憶があるのですが、意外や意外なことにまあまあ良さげなカットが何枚か発見できました。




当時の自分はなぜこのカットをボツにしたのか全く不明ですが、このように何年かの時を経て再び撮影者に問いかけてくるような写真は確かにあります。この写真では日陰をぬけて間もなく日の光があるポイントに入る期待感がいい写真にしていると感じました。

もちろん当時の自分にはそういったことに気付ける感性や創造性を持ち合わせていなかった…というのが最大の理由かもしれません。その他にも年齢を重ねたことによる嗜好の変化なども関係しているでしょう。しかし私は撮った瞬間に止まった「時」が7年のタイムトラベル経て現れたからこそ魅力的に見えると信じたいです。

こういった「お宝」が必ず存在しますので撮影した写真データはできればJPEGではなくRAWの状態でバックアップすることをお勧めします。その時、たとえイマイチだなぁとか明らかな失敗写真だと感じても削除はせず全ての写真を保存しておきましょう。




明らかな失敗写真もとっておくの??? そうです。たとえば私はいまブレている写真にハマっています。ブレ写真特有の不安定感、緊張感などがたまらなく面白いです。もし昔に撮った写真の中で当時は失敗としていた写真でも、いまブレ写真が大好きな私が見れば最高の1枚なのかもしれません。

何年、何十年も経てばLightroomのようなソフトも劇的に進化を遂げ、RAWさえあれば過去の失敗写真が傑作に昇華する可能性も秘めているのです。

とにかく昔撮った失敗の中に傑作を見出す楽しさがあるので必ず全てのカットを大切に保管しておきましょうね!というお話でした。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

ふと見つけた商店でパチリと撮ってみました。本当はもう少しスーパーカブによってみようかな…と迷いましたが、この時は全体の雰囲気を大切にひいて撮ってみました。

バイクツーリングに最適なカメラとは?本当にスマホで十分なのか??

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはスマートフォン、使っていますよね?最近はIphoneに限らずあらゆる機種でカメラ機能が高性能化されていますね。

つい先日、職場のある方からカメラの相談を受けて「やっぱスマホじゃ駄目なの?」という質問をいただきました。同じような質問は過去にいろんな人から頂いたのですが、これは一言では回答できない質問です。

決してスマホではだめですとは言えません。確かに最新のIphoneなどは画質面だけでなく階調表現なども豊かで、仕組みは分かりませんが一眼レフで絞り開放で撮ったような背景のボケた写真まで撮れるようです。

バイク用のカメラとして何を買えば良いですか?という質問も同じなのですが、どんな写真が撮りたいかによって回答は多様に存在します。今回はスマホでは苦手なシーンを例にして解説してみたいと思います。




EOS6D Mark2

まずこちらの作例をご覧ください。私が普段愛用しているキャノンの一眼レフカメラ EOS6D Mark2に望遠ズームレンズを装着して撮ったR1200GSの写真です。注目していただきたいポイントは背景に鎮座している富士山の大きさです。

撮影地は千葉県鋸南町ですので実際には富士山は遠いです。撮影場所は広い駐車スペースでしたので下がれるだけ下がって望遠レンズの効果を利用し富士山をぐっと引き寄せた写真なのです。

またバイクが主役の写真ですので富士山は大きく切り取ったとは言え、あくまで背景ですので絞りを解放にしてボカしてみました。

この写真は1枚目のEOS6D Mark2で撮った写真と同じポイントからIphone7で撮った写真です。実際には富士山は遠く、撮影場所はとても広々しているのが、この写真でお分かり頂けると思います。

そして画質に注目してください。ともするとこの写真もレンズを交換しただけでEOS6D Mark2で撮ったのですよ、と言っても多くの人は疑わないかもしれませんね。それくらい画質面できれいに撮れていると思います。

ではこのポイントから今度はIphone7で1枚目の写真のように望遠で富士山を引き寄せて撮ってみるとどうなるでしょうか?




カメラアプリの画面をピンチアウトさせて望遠にして撮ってみました。どうでしょう?明るい場所の写真なのでパッと見では大きな違いがすぐに分からないかもしれませんね。

しかしこの時点で分かる人が見ればすぐ分かるほど、誰もが許容しがたい画質低下が発生しています。

分かりやすいよう、この写真を局所的に拡大してみます。

これでどなたでもお分かり頂けると思います。単に粗いというだけでなくボヤけた感じで明瞭さもありませんし、こういった感じだと階調とか空気感などほど遠いレベルです。どうしてもカメラのように光学的に望遠できないデジタルズームのスマホはこうなってしまうのです(これから登場するスマホは進化するのかもしれませんが)。

そしてEOS6D Mark2で撮った1枚目の写真のようにバイクにピントをガチっと合わせて富士山はボカすといった芸当もかないませんでした(最新のIphoneなら可能かもしれませんが)。

ここで言いたいのはまず1つ目としてスマホのカメラ機能が苦手なのは望遠域であるという事です。逆に言ってしまえば望遠は一切しないよ!という方には問題になりません。




2つ目として逆光です。特に太陽が画面内に入ってくるような強烈な逆光で撮りたい場合にもカメラとスマホでは大きな差が発生します。

EOS6D Mark2 EF35mmF2 IS

これはEOS6D Mark2で撮った作例。

これを全く同じ場所でIphone7で撮ってみたところ…

多くの方が不快と感じるであろうゴースト、フレアが発生し全体的に許容しがたい画質低下を招いてしまいました。

「スマホではダメなの???」この質問に的確に答えるのであれば、望遠を使って空間を圧縮したような表現を使いたい、逆光でも臆せずレンズを向けドラマチックな表現がしたい、あるいは暗いシーンで天の川や流星も撮りたい、といった具合に撮りたい写真への願望が具体的であれば「いや、スマホじゃきびしいですね」と言い切れます。

バイクツーリング用としてスマホじゃ駄目?では「バイク用…」と言われてもどんな写真が撮りたいのか具体的ではないので「スマホでも良いのかもしれませんね…」としか言えません。

今回はスマホの苦手な部分を取り上げて解説しましたが、逆に一眼レフやコンデジでは無理でスマホだからこそ撮れる写真というのもあるので、機会があったらそれを解説してみたいと思います。スマホのカメラ機能ってアイデア次第ではすごい写真が撮れる可能性を秘めていると思いますので!

今回はこの辺で!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

Iphone7

自宅の近所に咲いていた赤紫色のスプレー菊です。この時うっかりRICOH GRを持ち歩いていなかったのでポケットにあったIphoneで撮ってみました。

斜光とコントラスト<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵な写真を撮ってそれを発表していますか?誰かに見てもらい、嬉しい反応があったとき写真をやっていて良かったと実感するものですよね。それは小さな誉め言葉でも撮影者の心には響くものです。

逆に誰かが撮った写真を見たときに積極的にコメントを入れてみるのも素晴らしいと思います。感想を的確に言葉にする力は自身の写真活動にも役立つと思います。しかしSNSでは写真のジャンル、撮っている対象、撮影者のキャリアなどほんとうに色んな人がいて中にはコメントが難しい写真があるのも確かです。そんな時は無理をしてまでコメントする必要はないと思います。

自分が好きな写真、自分が撮っている写真と通ずるものがあると感じた写真。こういった作品を見かけたら素敵な感想をコメントしてみましょうね。ちなみに私が考える写真を観た時の感想の言葉としてコレが最上の言葉だなと思えるのは次のような言葉です。「この写真をみて救われた気持ちです」「この写真から勇気やエネルギーをもらいました」「この写真をみて明日から自分も頑張ろうと思いました」といった類の言葉です。

素晴らしい写真家はプロでもアマでも心のどこかで誰かの役に立ちたいという願望があると思うのです。その確かな反応がコメントとして返ってくれば、きっと作者は何にも代えがたい喜びを味わってくれると思います。

ただしあくまで最上の誉め言葉ですので、本当にそう感じた素晴らしき作品にだけ、こういったコメントを入れましょうね。あまりこういったコメントは軽々しく使ってしまうと逆に信頼を喪失しかねます…。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では斜光とコントラストと題して光のお話をさらっといってみたいと思います。

おさらいですがコントラストとは写真の世界では主に光の観点で明暗差のことを意味します。強い太陽光によって被写体や情景が照らされていれば光の当たっている明るい部分と影になっている暗い部分で明暗差が大きく発生しコントラストのある写真と言われます。

逆に曇天下などの撮影では影はなくなり被写体や情景の全体に平坦に光がまわります。明暗差は少ないのでコントラスの少ない写真、あるいはフラットな写真などと呼びます。

一般的にコントラストは無いよりある方が良しとされていますが、多くのシーンでこれが必ず当てはまる訳ではありません。

EOS6D Mark2

こちらの作品をご覧ください。画面の右手より夕刻せまる日の光を浴びる斜光のシーンです。やや暖色となる強い光源は右手から当たり、左手方向に影が伸びていく様子ですが構図としても横に流れるような要素が多く存在しているのが印象的です。




この角度から入ることにより背景になっている家の瓦屋根が輝いている事、船とバイクのディティールはハイライトとシャドウによってディティールが明らかになっていることが分かります。

当たり前のことですが旅のワンシーンでは太陽の向きを変えることはできません。その時の光の具合をよく判断して、どのように光を使うのか最良の方法を考えましょう。この時に順光、斜光、逆光といった光の向きの違いにより発生する、それぞれの特徴を理解して使い分けることです。上の作品の場合は斜光によって明らかになる漁船の様子を大切に撮ってみました。

以前も何度か書きましたが写真は光によって明らかにされるものです。どのような光がどのような向きでどのような強さで当たっているか。それにより被写体や情景はどう反応をするのか。反射したり吸収したり透過したり、影は境界が明確なシャドウとして現れるか、あるいは境界があいまいなグラデーションで現れるか。露出設定は影の様子を表現するのか、あえて黒く潰してしまうのか?経験と知識をフル動員させて構成と露出を練り上げてみましょう。

そして出した結論が、その撮影地であなたが最初に感じたことを表現するのにピッタリなやり方かな?と自問しシャッターを押してみる…この辺は私もまだまだ勉強中なのですが、とにかく撮る時点で強いコントラストを感じたら反射しているものや影に注目し、画面全体を光の様子で構成していくのがポイントです。




今の季節は間昼間でも太陽は割と低い位置です。斜光を使った写真が撮りやすい季節とも言えますので、ぜひ次のツーリングで挑戦してくださいね。

今回はこの辺で!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C 東京都江東区

通勤中に撮った1枚です。光と影の様子を強調させるためにモノクロ仕上げです。いつも同じことを書いてしまいますが、毎日たくさんのスナップを撮ることは本当に素晴らしいことです。上達や写真に対する理解を深めるだけでなく、日々の生活の中で幸福を味わえます。

視線誘導と導線効果<中級>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは開設の初期の頃によくデザインの解説をしていましたが、今回は久しぶりにデザインや画面内における観賞者の視線の動きなどについて書いてみたいと思います。

究極のツーリング写真を作って1年、振り返るとバイク写真、ツーリング写真の話題だけでよくこれほど書けるものだな…と自分でも関心しているのですが、1年も続けると写真に対する私自身の考え方もずいぶんと変化するもので、1年前に書いた似たような内容をそのままリライトする訳にもいかないものです。

どういう事かと言いますと1年くらい前の私は今よりずっと「撮り方」「見せ方」にこだわり過ぎていたと感じます。撮り方や見せ方はもちろん重要なのですが、それよりも大切なものは他にもあります。

例えば偶然という事実を瞬間的にとらえること、これは毎日100ショットスナップで習得したことですが、こういったスナップ的な撮り方をツーリング写真で応用したいとか、目では見えない領域を観賞者の想像の域で魅せるとか…。そういった部分って旅で感じた人間の内面的なことであり、写真でいう構図とかデザインとは間接的には関係していますが最重要として関わってはいないと思います。

ややこしい話ですが…




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではそんな「最重要ではないが重要」 であるデザインや視線誘導の解説です。

写真の観賞者とは写真をぱっと見た瞬間に長方形の画面内で視線を上下左右に走らせて目で得た情報を脳に伝達します。それらの信号を元に脳内のハートが何らかの感情として揺さぶられるか?ここが良き写真の核心ではありますが、それ以前に眼球が写真をサーチしている時点で感覚的に心地よく見れてるかどうか?

ここがデザインや比率や視線誘導効果と関わっています。心地よいと書きましたが誤解のないよう書き加えておきますと、必ず心地よくあるべきという意味ではございません。撮り手によってこういった手法をどのような裁量で作品に盛り込むか?がその人の作風や個性と言えると思います。なのでデザイン、比率、視線誘導など全く使わない、というのも大いにアリです。

EOS6D Mark2

行きつけの漁港(?)で面白いものに注目してみました。小型の船を固定するワイヤーを結び付けるための巨大なチェーンが横たわっていました。これに注目して長手方向に続くチェーンを望遠レンズを使い縦構図で切り取ってみました。




構図における導線効果とは例えば建物と背景の境界であったり、ツーリング写真の場合は多くは道による線の要素ですが、これはそのものズバリが導線効果として使えるユニークな被写体です。導線というより「導火線」と呼びたいですが…

前述したように写真の観賞者は写真を最初にパッと見た瞬間、画面内で視線を走らせます。その際に例えばS字曲線を使って視線の動きそのものを楽しませたり、導線により作品の主題に導いたりするのが視線誘導の主な目的です。

効果を最大限に発揮したい場合は上の作品のように導線自体を大胆に画面内に配置してしまうことです。ポイントは導線のスタート地点は画面の角に合わせること。今回は導線が画面外に脱線してしまいそうな絶妙な危うさで緊張を誘ってみました。

そして重要なのは導線の行く先です。必ずメイン被写体、主題に接続させましょう。意図せず導線が発生している写真は導線の先に何も無かったり、そもそも導線の先を何かで隠してしまったような写真になってしまいます。こうした写真は作品の主題とはまったく関係ない方向へ観賞者をナビゲートしてしまうので注意が必要です。

なので「導線効果なんて俺は使わんよ」という人でも知識として知っておいても損はないのですね。

今日も地味な解説を書いたなぁ~ それでは今回はこの辺で!!




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~本日の毎日100ショットスナップ~ 

EOS6D Mark2

解説に使用した写真と同じ場所で撮りました。鎖の印象と猫の表情からモノクロ仕上げが似合うかな?と思いこのような仕上げてみましたよ。

 

カワイイを撮ろう☆旅先の出会いとツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま間もなく平成の年号から新たな年号の発表となりますが、皆さまにとって平成とはどのような時代だったでしょうか?つい先日、コンビニで平成を振り返る週刊誌が置いてあり中身を見たら何だか欲しくなってしまい買ってしまいました。

普段は雑誌なんてほとんど買いませんし、週刊誌なんて全く買ったこともないのですが、その平成30年史を特集した週刊誌にはドキュメンタリー的な写真が数多くあり惹かれるものを感じたのと、記念に家に保管しておくかとの両方の理由で買ってみたのです。

面白かったのは若かりし頃のトシちゃんが助手席にミポリンを乗せてデートする所をパパラッチされているカットなのですが、よく見ると車はポルシェ911のType964でした。そして別のページにはベルマーレ平塚に入団したばかりの中田英寿選手がやはりポルシェを買ったという記事でそれも911のType964でした。他も西城秀樹さんの記事も恐らくType964と思わしき車が写っており、平成初期の芸能人には911は大人気だったのが伺えます。

当時、Type964のカレラ2は青山のセリカ、BMWの3シリーズ(E36 型)は青山のカローラと呼ばれていたそうですが、特にType964はそれまでの930世代と違ってティプトロニクスというセミオートマをラインナップし、マニュアル一辺倒だったポルシェのイメージを変えたモデルでお金持ちから人気を博したようです。

私が乗っていたType964ももしかしたらファーストオーナーは有名人だったかもしれませんね。




さて今回はツーリング写真解説というよりは撮る対象、趣向を変えてみると面白いですよ、という簡単な内容でいってみたいと思います。

EOS6D Mark2

はい、漁港にいたノラ猫です。ノラとは思えないほどシャレた雰囲気の子猫ちゃんでしたが、警戒心も少なくR1200GSに興味を持って近づいてきました。

こういった偶然は突然にやってくるもので「何が起きてもそれを撮るぞ」という心持でないとシャッターチャンスを逃してしまいます。後になって「よく考えたらさっきの撮れば良かったかも」では遅いのです。もちろん運も大事でこの時はたまたま望遠レンズを装着していたのでこの写真を撮ることができました。




写真には人の感情にうったえる様々な要素が求められます。それは美しさ、驚き、洗練されたデザイン、リアル感、寂しさ、郷愁感、オシャレ、崇高さなど様々。そんな中で時に「かわいい」を加えることができれば素敵な写真になるはずです。

偶然…そう偶然を撮らせていただく。この野良猫の写真を撮ったとき、私は全ての写真は偶然を撮らせてもらっているのだな、と感じました。構図だのデザインだの撮り方について論破しても、なんだかんだ実際は偶然の光景を瞬間として切り取っているだけ…そんな基本的なことを旅先で出会った1匹のかわいい猫ちゃんが教えてくれた気がしました。

EOS6D Mark2

この写真は同じ日ですが別の漁港で出会った猫ちゃんです。漁港は漁師さんからのおこぼれを頂戴するため、たくさんの野良猫がいるものです。よく観察すると被写体としても興味深いもので野良猫だけを対象にしている写真家の気持ちがよく分かります。




バイク写真とか鉄道写真とか、自分なりにジャンルを決めて写真を楽しんでいると、特にマンネリ化しやすいと感じます。構図やらカメラの操作やら、撮り方についてはそこそこ理解できたけど、出かけるとつい同じような写真ばかりを撮ってしまう…そんな方は少し視点を変えて、偶然に起こった光景を何でも撮るぞ!という心持でやってみてください。

偶然に【かわいい】をものに出来るかもしれませんよ。

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房総の穴場撮影スポット 千葉県南房総穴場ツーリング

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、関東圏の方は伊豆半島、三浦半島、そして房総半島と海岸線のツーリングを楽しまれていますか?冬の海岸線は路面凍結も少なくウィンターツーリングに定番ですが、冬は間昼間でも太陽が低く、海岸線は太陽光がまぶしいので気を付けて走ってくださいね。




さて今回は久しぶりのお役立ち情報です。私は今年でバイク歴30年を迎え、ずっと地元の房総をツーリングしてきましたが、その目で穴場!といえる絶景スポットをご紹介いたします。究極のツーリング写真の読者の皆さま限定ですので他言無用ですよ!

EOS6D Mark2

長いこと千葉をツーリングしてきましたが、千葉から見る富士山が最も美しい景観はどこだ??と聞かれたらここです!と答えます。

内房のツーリングルート 海岸線の国道127号を南下し安房郡鋸南町に入ると定番のお食事スポットである保田漁港の「ばんや」があります。そこから5kmほど南下して勝山の街を抜けると信号の無い路地を右に入ります。目印は岩井袋野球場の看板と小さな消防署。ほどなく進むと岩井袋という小さな漁村があり、さらに海岸沿いに奥に進むと西ヶ崎と呼ばれる釣りのポイントがあります。




さらに進むとアル〇ディアという人気のないゴーストタウンのような別荘地が高台にあって、上の写真はそこから撮りました。日曜日に行っても誰もいません。

EOS6D Mark2

穴のあいた島は大ボッケと呼ばれる島です。反対側の大六海岸からは大ボッケの穴から望む夕陽を狙うカメラマンもいるようです。

この他にも小ボッケと浮島があり、浮島はヤマトタケルノミコトや景行天皇の伝説があり島内には浮島神社があるそうです。

この辺は浦賀水道のボトルネック付近という事もあり、東京湾を行き交うタンカー、コンテナー船が頻繁に往来し日本の玄関口を思わせる景観となります。この写真を撮った瞬間もタンクの形状がユニークなLNGタンカーが通過するところでした。

撮るときのポイントはあまりスペースが無いので下がって富士山を望遠で引っ張るのが苦しいです。そういった場合は無理に富士山の存在にこだわらず、せっかくの高台です、海の美しい紺碧色を大切に撮ってみましょう。

またポイントを少し変えるだけで大ボッケと富士山の位置関係も変わり、様々なバリエーションで撮ることもできます。しかし明らかな私有地には立ち入らないよう注意してくださいね。




秘密とか言ってインターネットで公開しているじゃん…いいえ、このブログでSEOで強いワードは【バイク写真】【バイクカメラ】などであり、撮影スポットや穴場ツーリングスポットというクエリでは上位に表示されません。したがってリアルタイムに究極のツーリング写真を見ている人だけが知りえる情報です。なので本当に内緒にしてくださいね。というのもチョット訳ありの土地のような雰囲気ですし駐車スペースもあまり無いのです。有名になったら色々と問題が起きそうなので…。

房総からの富士山は冬の季節のよく晴れた日に限定されてしまいますが、まさに今ですので房総にウィンターツーリングされる方はぜひ寄ってみてくださいね。

今回はこの辺で!

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誰も教えてくれない横構図と縦構図の使い分け方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いかがなオフシーズンを過ごされていますでしょうか。オフシーズンは写真に関わる知識を身につけ春への準備をしておきましょうね。

さて今回は<初級>ツーリング写真解説として、久しぶりに基本的なお話、横構図と縦構図の使い分け方について解説してみたいと思います。カメラは通常のポジションで撮れば横構図なので縦構図では撮ったことがないな~という方もおられるかもしれません。しかしこれはとても勿体ないことなのです。




そもそもカメラはなぜ横構図がデフォルトになっているのでしょうか?普通に構えた状態が縦構図のカメラがあっても良さそうですが、私の知る範囲ではそのようなカメラは無いと思います。現在の長方形フォーマットの画面が誕生した当時、おそらくコダックやライカといったメーカーが、何らかの生産上の都合でこの長方形フォーマットのフィルムをカメラ内に横にして入れたのだと言われます。しかし、この辺は諸説あるので正しい理由は分かりません。

しかし近年になってIphoneなどのスマートフォンでのカメラ機能が急速に写真界に普及し、横構図が基本であるという概念は崩れました。スマホも長方形ですが基本は電話なので使用時は縦ですよね。そのままカメラアプリを起動すれば自ずと縦構図なのです。

ここでチョット考えてみましょう。カメラでもスマホでもデフォルトがどっちであろうと撮影者が90度向きを変えれば横構図にも縦構図にもなるわけです。撮影者が「よしここは90度向きを変えた構図にしよう」と 思うか思わないかの違いであり、思わない人の多くは無意識下にデフォルトの構図に縛られているのです。

・横構図

EOS6D Mark2  撮影している場所の様子を伝える、臨場感を感じさせる横構図

バイクを横から、あるいは定番の比率と言える7:3で撮る場合、そのフォルムは横長です。なのでバイクを主役に撮る場合は多くのケースで横構図が採用されています。人を撮るポートレイト写真の場合、全身でもバストアップでも縦長なので縦構図が多いですね。

横構図は人間の視野範囲が横方向にあるため自然な印象で臨場感を伝えてくれます。これは焦点距離50㎜(35㎜換算)レンズが肉眼に近い画角のため臨場感を与えるのと同じ理由です。

また背景となるその場所の様子や状況の説明を客観的に表現しやすいのも横構図です。

・縦構図

EOS6D Mark2  ハイアングルで奥行を表現 左右にある余計なものを枠外へ排除した

縦構図は上の写真のようにハイアングルで構えると一気に奥行を表現できます。

感情を動かす何かを表現したいときに有効な主観的な構図です。実は前述の横構図の項で人間の視野範囲は横長で…と説明しましたが、視野範囲の中で最もよく見えている部分というのは縦構図に近いのだそうです。

感動的な景色、美人な女性などを見る時など感情を動かす要素をよく見ている状態は縦長の視野なのだそうですよ。不思議ですね、人間の目って。

その他にも高さ方向に魅力的な要素があったり、高さそのものが主題だった場合も縦構図ですね。私の作品はバイク写真として考えれば、かなり多い割合で縦構図がありますが、このように横構図と縦構図を分析してみると今まで以上に縦構図を推しでやっていきたいな!と改めて感じます。




・まとめ

すべての場合に当てはまる訳ではありませんが大まかに言ってしまうと横構図はその場所の状況説明、縦構図は感情表現などと関係する主観的表現と言えそうです。

単純にいってしまえば横長の物を撮るときは横構図、縦長のものを撮るときは縦構図で良いのですが、これらの特徴を知識として習得し実際の撮影シーンで意識できれば横構図、縦構図を上手に使い分けて表現の幅が広がるかもしれません。

ただ難しく考えすぎてしまうと余計に悩むだけなので、ここでオススメの方法があります。

試しに縦も撮っておくか!

はい、これがお勧めです。難しく考えても仕方ありませんので、いつも通り横構図で撮ったら最後に縦構図も試しに撮っておきましょう。帰宅して撮った写真を見直したとき「あっこのシーンは縦構図が正解なんだな」と思えれば、それだけで大収穫だと思います。

最後に付け加えておきますがコンテストに参加されている方は縦構図を嫌う主催者が少数ではありますが存在することを書いておきます。主に企業やお店の主催する写真コンテストですが、これは入選作品の発表時に既にスペースが決まっていて横構図の写真しか並べることのできない展示方法、紙面レイアウトなどがあるからです。ただ応募時に「横構図のみ」とは書かれていないので注意しましょう。

今回はこの辺で!!




横構図ギャラリー

縦構図ギャラリー 

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Lightroomレタッチテクニック☆夕景と地上物の露出調整

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは多くの方がバイク好きなライダーかと思いますが車はお好きですか?きっとバイクが好きな方でしたら車も好きだという方も多いかと存じます。

かくいう私もバイクだけでなく車も大好きです。18の頃からの車歴はRX-7(FC3S型)を3台ほど乗り継ぎ、ユーノスロードスター(NA6C型)、メルセデス230GE(W460 型)、911カレラ2(Type964)を経て現在ではファミリーカーのルノーカングーに落ち着いております。

このように車歴の大半はスポーツカーでして過去にサーキットでレース形式の走行会にハマっていたほど、車ではスポーツ走行が大好きでした。もう久しくマニュアル車も運転していないので、やはりいつかはスポーツカーにまた乗りたいなぁと、暇なときに中古車情報サイトを見たりしています。いま欲しいのはケイターハムセブン160(ジムニーのエンジンを積んだ軽自動車規格のスーパーセブン)か、具体的な車種はないですが一度はスバルに乗っておきたいかな…なんて思っています。

そんな中古車サイトを見ていたら、かつての愛車と同じ230GEがあり得ない高値になっているのを発見しました。230GEという呼称のW460型初代ゲレンデヴァーゲンはメルセデスの商用車部門で生産されていた軍用ベースで、現在売られているラグジュアリーなゲレンデとはだいぶイメージの違う車です。

かつての愛車 230GE(W460型)ショートボディ

ボディの鋼板が厚く内装もトラックのように武骨です。確か私がこの車を購入した2003年あたりで130万円くらいでしたが、現在での相場は400~600万円といった感じです。空冷のポルシェ911もR32のGT-Rもそうですが、かつての名車がプレミア化していく時代…これって現在では魅力のあるモノがないからってことでしょうか。

環境問題、安全基準、生産コストなど時代の流れで仕方なくこうなってしまった…現代の車ですが、何かこうハートを刺激するような車種が減ったように感じます。最近は「おおぉコレは良いかも」と思える車(新型ジムニー、S660、BRZのStiスポーツ、ロードスターなど)が少しづつ増えてきましたが、車業界はもう少し盛り上がってほしいですよね。




さて前置きが長かったですが今回はツーリング写真におけるLightroomレタッチテクニックのご紹介です。テクニックというか今回は極めて初歩的な部分的な露出の補正をいってみたいと思います。

またまた過去画像、2012年の北海道ツーリングのRAWを保存していたHDDからサルベージしました。この写真は夕陽の名所であるサロマ湖のキムアネップ岬から撮った1枚です。こういった画面内に太陽がバーンと入る逆光時は地上側は真っ黒になって何も写らないものです。

かといって地上にあるバイクが写るように露出を合わせて撮ると、こんどは肝心な空がオーバーになります。この写真の元データはまさにそれです。

撮影に使用したカメラはキャノンのフルサイズ一眼レフ EOS5D Mark2です。RAWで撮影しているので当初は写っていなかった部分もダイナミックレンジの範囲内としてデータが残っているはずですので、それを起こすようにレタッチしてみましょう。

現像モジュールで段階フィルターを起動します。




本当はもう少し暗く撮りたかった空と湖面の部分を選択します。(選択したマスクをオーバーレイしているので赤くなっています、赤く調整したのではありませんよ)

露光量をマイナス一段、コントラストを+18、明瞭度とかすみの除去も+18としました。

調整前と調整後の比較写真。本当は撮る時点でこのように決めたいのですが強い逆光と地上のバイクは明暗差が大きく、このように撮るのは難しいのですね。この写真は7年前の私ですので「う~ん、うまく露出が合わない…どうしよう」で苦し紛れに撮った写真ですが、今であればダイナミックレンジを意識して別の露出で撮ったかもしれませんね。

それと注意点が1つ。この撮影シーンのように真っ赤に焼けた夕景についてはホワイトバランスを赤へふらないこと。つい、さらに印象的にしようと赤へふってしまいたくなりますが、それはただの破壊行為です。




EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

しかし…キムアネップ岬の夕陽は本当に美しいです。旅人の心をあたためてくれるような赤、それを写す深い色の湖面。写真をレタッチしていたら、またキムアネップ岬に行きたくなってしまいました。

今回はこの辺で!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

「自分の欲望が発する自然の投網を打って偶然という獲物を絡めること」 森山大道 スナップ写真の定義