私がシャッターを切る前にしていること

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが体調を崩されていませんでしょうか?調子の悪いときはご無理をなさらず暖かいお部屋で究極のツーリング写真をみましょう~。

つい先日、まだ幼い子供と散歩をしていたとき。何かの雑草が小さな花をつけているのを見つけました。特別目立つ訳でもなく名前は知りませんがたまに見かけるような珍しくもない花でした。

「わぁ~みて~小さなお花が可愛く咲いているよ」屈託ない笑顔と輝く瞳でそう言うと何やら花に話かけはじまめした。幼い子供は純粋であり非常な豊かな感受性を持っていると改めて実感した出来事でした。




さて今回の究極のツーリング写真ではそんな感受性に関わるお話です。ツーリングシーンの撮影地において、私がシャッターを切る前にやっていることをご紹介したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF135㎜F2L

ツーリング写真、バイクのある風景写真を撮る場合、シャッターを切る前にまず最初にやることは撮影地探しです。当たり前ですね…。バイクを走らせながら「この辺は何かある予感が!」と感じたら私の中の【ロケーションセンサー】の感度を上げてゆっくりとR1200GSを走らせます。

ロケーションセンサーが反応をしめしたら安全に停止できるかよく確認して、R1200GSを停めてバイクを降り、その場所ですこし歩き回ります。

上の作品は千葉県市原市の梅が瀬渓谷の周辺にある林道ですが薄暗い林道に光が差し込む空間を見つけここで撮ることにしました。この林道には他のポイントでも紅葉がピークを迎えているような場所が何か所かありましたが、そこは完全に日陰だったのでスルーです。

「ここで撮ろう」と決めるには見つける力、勘、経験などありますが何より大事なのは冒頭の子供の例のように感受性が重要です。情景の魅力に気が付いて素直に感動できる心を持っているか?ですね。

次に情景をよく感じ取って何が良いと感じたか?そしてそれを最も魅力的にするにはどうしたら良いかを考えます。想像力の領域です。

具体的な作業としてはその空間がどうなっているのか感覚として判断します。どういう事かと言うと光の差し込んでいる部分、薄暗い木々、道などの位置関係や大きさを把握することです。




次に情景や被写体をどう見せるかを考えます。構図で見せるか、デザインで見せるか、フレーミングで見せるか、あるいは見せ方は何も駆使せずストレートな手法を用いるのか?この場合は露出で見せることにしました。

そうと決まれば露出によって魅力が浮きだたされた部分、この写真では光が透過している紅葉の木々と路面に当たる光です。この最も重要な要素が画面と言う長方形の中に理想的に配置されるよう画面構成します。そのイメージが脳内に出来上がったらココでレンズ選びです。

最初に認識した情景の空間を、その焦点距離のレンズを使ったらどのように写真になるのか?は完全に感覚で養うものです。3m先にあるごみ箱に丸めた紙屑を投げて入れる場合、どのような強さで投げればよいか言葉で説明できないのと同じです。その空間が例えば35㎜レンズを使用したらどのような写真になるかは、たくさんの写真を撮って感覚として身に着けて覚えましょう。

 空間の様子を把握する→イメージをつくる→レンズを選ぶ

この写真の場合はたまたま持っていたEF135㎜F2Lという中望遠の単焦点レンズを使用しました。光が透過している葉と差し込んだ光で輝く地面の様子を理想的に画面に配置するのに適度な空間圧縮だったと言えそうですね。

被写体や情景に心打たれる豊かな感受性、どのように表現するか思考できる想像力、そして空間と焦点距離の感覚。ここまで出来てしまえば、その後のファインダーを覗いて位置関係や大きさなどを調整するのは実はそれほど難しい訳ではありません。アングルさえ決まってしまえばイメージ通りの露出を探してシャッターを切るのみです。

感受性と想像力、そして空間と焦点距離の感覚のお話でした。

それではまた!




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C