ツーリング写真ギャラリー 「秋の林道」
自宅から1時間で着いてしまう昔からよく走る林道ですが、美しい光が差し込む秋の絶景がそこにありました。

10年以上もやっていて最近になってようやく光のことが分かってきた気がします。
結局は目に見えるものや写真となるものは全て光であること。
だから光に向かってカメラを向けるんだ、という意識が無ければ望む写真など手に入らない。
写真を撮ろうと思った場所は光によって自身の心が動かされた場所であり
どんな光でどう感じたかを光の様子で表現してみたい。
難しいのは人間の眼球とカメラの構造的な違いです。
構図としてのベストアングルが存在するのと同じように、光の様子をとらえるのも
ベストアングルは存在していて、それもまた非常にピンポイントです。
ほんのわずかなカメラ位置や角度の違いで光がみせる表情は激変します。
それは光の塊に見えたり、辺り一面に溜まっているように見えたり、レンズなどの光学系によるフレアやゴーストだったりと色々です。
この辺はもうたくさん撮っていく以外にないですが、とにかく以前は見えなかったものが見えるようになり
写る部分、写らない部分で構成していけば、心が動かされた理由のようなものを写真にできるのかな…と思います。
その旅の風景は一期一会といいますが、その場所の美しい光もまた然りと感じます。