中吊り広告から学べる写真教室<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ寒さが厳しくなってきてバイクシーズンオフという感じですが、冬の間は何をして過ごされますか?

ところで今日、通勤電車の中でこんな光景を見かけました。7人掛けの座席に中学生らしき男の子が座っていました。その前に年の頃60くらいの男性が吊革につかまって立つと、少年が「席どうぞ」と立ち上がりました。男性は恥ずかしそうに笑いながら「いいよ私は!」と言ったあと、少年の気持ちが嬉しかったようで部活は何をしているのか?電車に乗って通うとは私立中学か?などと会話がはずみ、朝からホッと心がやわらぐ光景でした。

毎日通勤電車に乗っていると、たまに見たくない光景も目撃しますが世の中捨てたものではないですね。

さて今回はそんな通勤電車や駅の構内など、日常で目にする光景からでも写真に関わる重要なことが学べることがありますよ!というライトな内容でいってみたいと思います。




当ブログ、究極のツーリング写真では今まで何度も「いい写真を撮るには?」に関わる様々なことを解説してきました。これについては私も偉そうに解説などできる立場ではないのですが、私の知っている範囲のことであれば、ご存じではない、勘違いしていた方々に知っていただきたく「いい写真を撮るには写真を好きになることです」とうったえてきました。

もちろんカメラやレンズの機能を使いこなしたり、それらの知識を深めたり、構図や露出など撮り方を学ぶことも大切かもしれません。しかし「これから写真をはじめよう」という初級者の方にとって、まず最初にしていただきたい事は写真を好きになることなんです。

その中で自分の好みやスタイルを少しづつ構築して、他の誰にも似ていない自分らしい写真をやがて撮れるようになるのかな…と感じます。もちろん最初のうちはイキナリ良い写真は撮れませんので、SNSなどで知り合った上手な人の写真の真似をして撮るのも良いと思います。しかしここで大事なのは好きな人の真似をしようということ。ただ上手なだけの人の撮り方をコピるのはやめましょうね。

さて今回は電車の中吊りや駅構内にある企業などのポスターから、自分の好きな写真やデザインを探してよく見てみましょう、という話題。その中から「あっ自分はこうゆうのが好きなんだな」と自覚していくことにより、ご自身で撮る写真の好み、スタイルの方向性が決まってくるものです。

上は「いいちこ」の広告ですが私の場合はコレが大好きです。きっと究極のツーリング写真の熱心な読者の方々でしたら「あぁ~いかにもアンタが好きそう」と思っていただけると思います。

これも「いいちこ」ですが大好きな感じです。中心にボトルが置いてあることに気が付くのに数秒の時間を要するリビール効果の使い方や、自然の中にボトルだけ地面に置いてある不思議さが想像を誘います。キャッチに使われている「話のつづきを聞かせてください」にもコチラ側の心をぐっと掴まれたような感じで素敵ですよね。

こちらは大塚製薬のカロリーメイトです。この投稿を書いている今日も電車内で見かけました最新の広告ですね。行き交う人々と真逆を向いて強い眼差しでうったえるものに力強さを感じます。全体を濃紺でまとめている中で商品(カロリーメイト)が黄色であることに注目です。濃紺と黄色はデザインの色相環では補色関係であり、非常に組み合わせのよい関係です。

こちらも大塚製薬のカロリーメイトの広告で、やはり電車内で見つけました。とにかくこの作品に私はインスピレーションを受けて素直に「これカッコいい」「こうゆう感じ大好きだ」と感じました。

あまりにも素敵な作品だったので調べてみたところ、どちらの作品もフォトグラファー市橋織江さんの作品でした。

 

こちらは写真ではありませんがイラストによる東京メトロの広告です。写真でなくともデザインの要素を発見したり、そこから受ける人の感情の動きや自分の好みを知ることができます。この作品ではドラえもん自体に注目するよりもレインボーカラーのラインの入れ方やMOVING!METRO!のフォントの使い方などを見てみましょう。

全体に斜めに入る動きは躍動感、飛躍していく企業と連想しやすく、地下鉄を日々利用している人々へ、未来への期待感や「人々の暮らしに役立つ企業として変貌していきますよ」という意図が感じ取れるデザインです。

 

こちらも東京メトロの広告ポスターですが、威厳ある黒人SPが危険な線路から少女を守るようなセキュリティー、安心、守られていると連想できるポスターですね。全体のデザインから受ける印象もさることながら、オシャレさを感じる辺りが私の好みです。




いかがでしたか?

こういった広告に使われている写真やイラストなどのデザインから自身の好みを知ることにより、これからどんな写真を撮っていきたいのか?の道しるべが見えてくるように思えます。逆に最新のカメラや高級なレンズのことばかりを知識として詰め込めば、写真への関心が薄れてしまい高画質な説明写真を撮るだけの人になってしまいます。

写真を好きになることは感覚の世界への門をたたくことです。感覚の世界は写真に限らずイラストやポスターや彫刻や建築物、自動車やバイクのデザイン、ファッション、もちろん音楽や芸もそうですが人間の幸福と深く関わる素晴らしいものだと私は考えます。

日々の暮らしの中で日常的に目にする広告。その中から自分の「好き」を見つけてインスピレーションを受ける。寒い冬でカメラを持ってツーリングに行けなくても、写真の練習にもなりますので是非、明日から意識して広告を見てみてくださいね。

今回はこの辺で!




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