イメージとのズレを補正する冷却期間とは<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真ライフ、良いバイク旅を楽しまれていますか?

以前になにかの写真解説の時に少し触れましたが、写真を撮るときに構図や焦点距離を考える前に、まず最初に風景に感動し、そして出来れば言語化してみましょう。そしてカメラの電源を入れる前にそのシーンでの理想的な写真を頭の中にイメージしてみましょうね!というお話をしました。

私もつい最近になってようやく整理のついてきた撮影のプロセスなのですが、まずは撮影地や被写体との出会い、発見があります。おっここで撮ろうぜや!すてき~ここで撮っちゃおうかしら!と感じたからには、その風景や被写体には何かあなたの心に響いた魅力、特長があるはずです。

まずは目でみえる空間を良く見て特長をとらえてみましょう。この時「目で見えるものは限りがあるが…」という言葉をよく心に命じておきます。その上で被写体との距離、撮影が許されるスペース、太陽の向きや光の具合、被写体の形状や色、動きがあるか、被写体は単体か複数か、副題や背景はどのように使えそうか?などなど目で分かるものは徹底的によく見ましょう。

そして心をいちど平穏にさせてその場所の空気を肌で感じ、音や風なども感じてみましょう。するとその場所の気に入ったきっかけである特長に素直に感動できるはずです。

特長を形容する気の利いた言葉が浮かべば声に出して言ってみましょう。それはその後の作業に役に立ちます。

ここまで出来ればあとはカメラの操作です。当ブログ 究極のツーリング写真で度々でてきた〇〇だから△△したの法則に準じて最も表現したいこと1つを構図、フレーミング、デザイン、焦点距離(レンズ選び)、露出設定などによって表現していきます。

表現とは「私はこう撮りました」という個人の発表のことです。

 




 

そして試し撮りをしたら目では見えなかった風景、被写体の魅力はなにか再考してみましょう。そしてそれをより魅力的に写すにはどうするか考えましょう。魅力的な風景や被写体に対して自分はどう感じたか?自分はこう感じました!という事を写真を見る人に伝えるために再度シャッターをきってみましょう!

というのが以前に解説した内容です。

 

EOS6D Mark2

こちらの作例をご覧ください。群馬県嬬恋村でのワンシーンですが、私の住む千葉県ではまず見ることの出来ない、低い位置に存在する雲をとらえた写真です。

私はこの時、いつものように冒頭で説明したような手順で撮影を開始しました。まず迷うことなく雲が気に入った!と感じたのでSIGMAの望遠レンズをEOS6D Mark2に装着し遠景を引っ張って雲の迫力を出そうと思いつきました。

この時、頭の中に描いたイメージは低い雲が主役で一面に広がる畑の様子が写真になったものでした。しかし不覚にも雲の迫力を出すのに望遠レンズを選択しておきながら、畑が広がる様子が欲しいという相反することをイメージしていたのです。畑の広がりを表現したければ広角レンズですよね。両者を1枚の写真として実現するのは難しい要求だったのです。

 




 

そして最も悪いことは望遠レンズを振り回しながらアングルを探り当てていましたが、なかなか畑の存在を捨てることができずモヤモヤしたまま集中が切れたことです。

集中が切れたきっかけは近くに車が通ったときでした。狭い農道にもし農家の人の車が来たらどうしよう?ここは私道ではなく道路なのは間違いないけど、明らかに邪魔だよな…。そう思うと、もうこの場所で粘るとか妥協しないとか、そういったいつものモチベーションは低下してしまいました。

とりあえず試し撮り程度で切るには切った1枚を仕上げたのですが、これを時間が経ってからSNSで発表したところ、意外や意外なことに好評な写真でした。

撮影時の出来事から自分の中では不完全燃焼だった写真。しかし撮影から時間が経つたことによって見えてきた風景の魅力。そしてSNSで発表して気が付かせてくれた、写真をみた方々からの感想。こういったことを経て「あっそうだったのか」と撮影時のイメージのズレに気が付くことがあります。

なんだかワケが分からんな、という声が聞こえてきそうなので整理しますと・撮影時のイメージとその風景、被写体に似合う撮り方にズレが生じる場合がある ・冷却期間をおいたり写真を見た方からのコメントで気が付くことがある といった話題でした。

マニアックだなぁ~このブログは。

ではまた!!

 




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