たった5分で消えた絶景。逃してはいけない!シャッターチャンス

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがカメラは今後、どのように進化していくのでしょうね?

古くから存在するカメラメーカーは従来通り光学系や連写性能や画像エンジンの開発を今後も進めていくと思います。しかしそれらは既に成熟域であり、どこかのポイントで劇的に何かが進化するとは考えにくいですね。

私が想像するにはアップルのSiriやIBMのWatsonのような人工知能(AI)を搭載したカメラが登場し撮影者と会話しながら撮れるカメラが出てくるのではと思います。

AIカメラは撮影者の意図をくみとりフレーミングや構図をも画像処理ソフトで加工してしまう。運動会なら我が子の顔を事前にAIに認識させて、どんなシーンでも間違いなくAFを追従させる。「もっとカッコよくバイクを撮って」とか「もう少しドラマチックな感じで風景を」なんて具合に簡単にカメラに注文すれば、その通りにやってくれる。そんな夢のようなカメラが登場するような時代は、実はそう遠くないと思います。

夢のような…?本当に写真が好きな人にとっては悪夢のような時代とも言えるかもしれません。多くの人はボーナスで新型のAIカメラを買って、旅行やツーリングでそのカメラで写真を撮る。構図やらフレーミングやら面倒なことは全てカメラのAIに丸投げで撮影者はカメラに向かって注文を言うだけ…。これでは個性を打ち出したり、作品に感情をこめたり、見る人の心を揺さぶる作品なんて無理ですよね。

光学系やメカはカメラメーカー製、AIはアップルやIBM製、画像処理はAdobe製…そんな次世代型AIカメラが登場する日がきたら、我々オールドスタイルの写真家はAIカメラなどに負けないよう、人の心にうったえる作品を生み出せる能力が、現代よりもより要求されると予想されます。

同時に綺麗に撮ることや、計算されたような構図やデザインだけに執着して撮っていた人は、AIカメラの登場によってたちまち存在価値が問われてしまうでしょう…。いくら上手に撮っても「これは新型のAIカメラで撮ったのですか?」と聞かれたらそれまでですからね。

 




 

さて今回は風景写真におけるシャッターチャンスのお話です。

こちらの作例をご覧ください。嬬恋パノラマラインでの夕景のシーンです。斜めに差し込む夕刻の太陽光が印象的です。特に中遠景にある緑の木々に光が当たる様子が気に入ったのでライダーも登場させた写真を撮ろうと思いました。

 




 

ところが!カメラを三脚にセットしてアングルを調整しタイマーのセットをして撮影を開始したころには、ご覧のように中遠景にあった木々の光は無く、日陰になってしまったのです。Exifデータを確認するとこの2枚の写真の撮影時間の差はわずか5分です。たった5分で太陽はあっという間に傾き別の風景に変貌してしまったのですね。

シャッターチャンスという言葉を聞くとスポーツシーンやスナップを思い浮かべるかもしれません。しかし風景写真においても刹那の瞬間は存在していてイメージを作ったときの風景は必ずしもモノにできるとは限りません。特に夕日や虹などはあっというまに消えてしまうものなのです。

はい、今回はコレだけ!

次回は紅葉の撮影シーンを使った構図の解説をいたします。お楽しみに!

~本日の毎日100ショットスナップ~

北海道ツーリングで撮った「ツーリングスナップ」です。廃船置き場で出会った風景。船首部分によって朽ちた木の質感を表現してみました。

 





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