房総の紅葉撮影スポット 秋の紅葉ツーリングを写真にしよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋の紅葉ツーリングを楽しまれていますでしょうか?

なかなかお休みと天気のタイミングが合わず、紅葉のピークを逃してしまいそうだ…なんてよく聞く話ですが、もし狙っていた紅葉の名所で撮り損ねてしまった方は最後の砦となる房総半島の紅葉はいかがでしょうか?

房総の紅葉は例年だと12月初旬が見ごろとなります。他の関東圏の紅葉名所と比較しても、かなり遅いタイミングですので逃してしまった方にはオススメです。

さて今回はそんな房総の紅葉撮影スポットのご紹介です。





千葉県市原市の南部に位置する梅が瀬渓谷とその周辺の林道です。

10年ほど前までは周辺の林道はダートが残っていましたが、現在ではほぼ全線が舗装化されてしまいオフロードを愛するライダーには寂しい限りです。唯一、未舗装路である大福山の南側に位置する林道大福山線はダンプカーの往来が激しく固く締まったダートに穴だらけという最悪の状態です。

紅葉の景観を楽しむ林道は月崎大久保線で梅が瀬渓谷の駐車場から行くと柴田美術館が目印、終点は小湊鉄道の月崎駅の近くに出ます。また梅が瀬渓谷の駐車場付近の道は紅葉の写真を撮りに来た人の車が多いです。対向車に注意しましょう。

 




 

人の多い梅が瀬渓谷の周辺から少し離れて林道 月崎大久保線に入るとこのような景色が待っています。局所的ではありますが、モミジや楓が美しくトンネル状になります。平日であれば通行量も少なく快適に撮影に集中できると思います。

↓↓↓写真のポイント↓↓↓

この季節になってしまえば房総の山にいる厄介者、ヤマヒルの心配はないと思います。房総の人気ローカル鉄道 小湊鉄道の風景と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか?

房総のおすすめ紅葉撮影スポット 梅が瀬渓谷と月崎大久保林道でした!

 




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かっこいい走行風景の撮り方 紅葉の林道編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはどのようなきっかけで当ブログを知りましたか?

本格運用から1年が経ちましたが、いま私が驚いているのは読者層です。変なコメントが全く入らないのです。私が以前にやっていた無料ブログは例えば「ツーリングの写真を鉄道写真のように芸術的にしたい」などと言うと、一見さんの読者から「ツーリングの写真を芸術的に撮るなんて普通は誰も考えませんよ」なんて悲しいコメントが入ったものです。

究極のツーリング写真では、多くの方に見て頂きたいという思いもあり、ある程度は変なコメントには覚悟はしていたのですが、驚いた事に全くないんですよね。ブログのコンセプトを明確にしているので、本当に共感していただける方しか、見に来ないのかもしれません。大変有り難いことです!

さて今回のツーリング写真解説は番外編として、コクピット風景からの走行写真の解説です。色々と安全面の配慮が必要なので初心者(バイクの運転が)の人は真似しないでくださいね。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

まず撮影方法を解説する前に、安全面のお話からいたします。絶対に片手運転はダメ!スピード感は出すけどスピードは出さない!カメラを落とさない!って言われなくても分かりますよねぇ~

さて上の作品の解説ですが、数年前ですが秋の舗装林道で撮った1枚です。この作品は雑誌アウトライダーのツーリング写真コンテストで掲載されました。光の差し込む木々のなかを颯爽と駆け抜ける様子を作品化した1枚です。

この空間を駆け抜ける感じとは、まさにオートバイに乗る事の喜び。それを表現するにはスローシャッターを使って風景を流す事です。このように駆け抜ける爽快感が表現できれば、もしオートバイに乗ったことのない人が見ても「ああ、バイクって気持ち良さそうだね」と感じていただけるかもしれません。




 

人は本能的に空間を駆け抜けることに、爽快感や快楽を感じるようにできています。子供がブランコに乗ったり、天気の良い日に自転車で坂を下ったり、スキーやスノーボードで斜面を滑り降りるのも、みんな空間に露出した肉体が駆け抜ける感じですよね。

スピード感を出すのにスローシャッターに設定する以外に、注意点が1つあります。それは風景です。近くに壁や木などの物がないと流れてくれません。景色の開けた海岸線とかではイマイチ流れてくれないのです。できれば写真のように木々が生い茂っていたり、トンネル状になっていると良いですね。

シャッタースピードの設定はバイクのスピードによって異なります。この写真の場合は狭い舗装林道ですので、せいぜい30km/hくらいしか出しません。そのスピードで景色を流すとなると1/40か頑張って1/30のシャッターが良いでしょう。シャッター速度優先モードで設定してくださいね。

遅いシャッターに設定すると、おのずと絞り込まれるのでシビアなピント調整は不要になります。オートフォーカスに設定しておくと、走行中は合焦しにくいので、マニュアルフォーカスにして無限遠あたりに固定しましょう。

焦点距離はコクピットの様子がなるべく写るように、できるだけ広角を使います。私はいつもバイクに乗らない人が見ても意味が分かる写真を心がけています。メーターとスクリーンくらいしか写っていないと、分からない人が見たらバイクだか何だか伝わらない写真になります。

カメラの固定方法は私の場合は重量級の一眼レフなので(先日、軽量級に買い替えましたが…)、ストラップを短くして首からかけているだけです。R1200GSのようなアップライトなポジションで、カメラが一眼レフだ、という方はこの方法がお勧めです。乗車姿勢が前傾のスポーツバイクやコンデジの方は何かしらの手段でカメラをマウントさせるのが良いですが、シャッターが遅いので振動による影響がでないよう工夫してください。




シャッターは走行中は押せないのでインターバルタイマーを使います。メモリーカードの容量に余裕があれば1秒毎くらいの設定で良いと思います。道の段差やギャップを通過時はカメラの縦ブレに気を付けてくださいね。

インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

ところでこの写真、オフロードヘルメットのバイザーをイメージしてレンズの周囲にある工作を施してみました。本物の運転中のライダーの視界を再現させたのです。この方法は、今回はスペースの関係で割愛しますが、当然ながら入念な準備と試行錯誤が必要なので、現場で思いついてやった訳ではありません。お風呂に入っている時や満員電車に揺られているときにひらめいたアイデアなんです。

走行写真は写真における構図やデザインなど、難しい部分は考えずに楽しめるのも魅力ですね。決して簡単ではありませんが、マンネリにぶつかった人は挑戦してみてはどうでしょうか?

楽しいですよ。




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レベルアップを目指せ!洗練されたデザインの写真<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、素晴らしいバイク旅、素晴らしい写真ライフを楽しまれていますか?

先日、久しぶりに大好きな岡本太郎さんの本を読んでみました。皆さんもご存知かと思いますが「芸術は爆発だ」のあの有名なセリフ。実は岡本太郎さんの人柄や作品が飛び抜けているから、というのは間違った解釈であり、爆発とは自分らしさをその瞬間、その場所で芸術として生み出している行為を「爆発」と表現しているのが正しい意味のようです。

岡本太郎さんは写真家ではありませんが、おなじ芸術という観点で考えると写真も芸術ですから、シャッターを切るその瞬間こそ「芸術は爆発である」と考えてやるのも良いかもしれませんね。気分だけでも岡本太郎さんになった感じで!

そういう意味では以前に使っていたカメラ EOS1Dxの鋭いシャッター音は、その場で自分の芸術が爆発しているようで痛快でした。今使っているEOS6D mark2は静音シャッターなので、あまり感じられませんが、なるべく自分と言う人間をその場で爆発させるイメージで撮っていきたいな、そんな風に感じました。

やはり岡本太郎さんは偉大です。

 




 

さて今回の<上級>ツーリング写真解説では、だいぶ以前にもご紹介した写真におけるデザインのお話、図形要素、色要素について内容をブラッシュアップして改めて解説いたします。

ちなみに岡本太郎さんは「芸術はうまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない。むしろいやったらしさ、不快感を含め見るものを激しく引き付け圧倒することこそ真の芸術である。」と説いています。これから解説するデザインの話はこの逆のようではありますが、この岡本太郎さんの領域に達するにはまずは「美しい」「整っている」を学び、それを理解したのちで壊していくのが芸術を志す上での正しい順番だと思います。

2017年2月 千葉県館山市 EOS1DX + SIGMA150-600mmF5-5.6DG

ではこちらの作品をご覧ください。当ブログのギャラリーでもご紹介している作品ですが千葉県館山市から望む東京湾ごしの冬の富士山です。この作品を元に今回は写真におけるデザイン要素の図形と色を解説いたします。

写真におけるデザイン要素とは主に・線(直線、曲線、S字線…)・図形(円、三角、四角、〇〇型…)・色(暖色、寒色、進出色、後退色、中間色、中性色…)・立体感・質感・規則的なパターン・シェイプなどです。

その他、デザインと類似していますが分断線が発生した場合のエリアの比率、複数の被写体の大きさ(または存在感)の比率など・黄金比・白銀比・3:2・三分割構図・ファイグリッド・フィボナッチスパイラル・青銅比などの比率も非常に重要です。

これらのデザインや比率は目の前の風景や被写体から、その要素となるものを見出し画面という長方形の四角にどのように取り入れるかです。そして重要なポイントはデザインや比率はあくまで写真の表現の手法の1つであり、写真の全てではないということ。

見る人に視覚的に与えるバランス、直感的に良いと思える関係であり写真の重要なことはあくまで被写体の魅力をどう表現したか?という作者の意図です。

・図形要素

まずは図形要素の三角です。風景や被写体の中から複数の図形要素を見つけることに成功したら、次に優先順位をつけてみましょう。この作品では富士山の三角、バイクとライダーとタンカーの3ポイントをつなぐ三角が最も重要であると判断しました。それが判明したら長方形の四角内に、その図形が最も理想的な位置に配置できるようカメラアングルを調整します。最重要な図形要素とは枠の中のどこに配置するか?です、したがって枠も黄色線で囲ってみましたよ。

それと知識として…三角は構図内に抜群の安定感を与えてくれます(底辺を水平に配置できる三角に限る)。

 

次に図形要素の円に注目です。この作品ではバイクのフロントタイヤ、モデルのポージングによってできた腕の輪、LNGタンカーのタンクです。円は写真の観賞者の視線をその場に留める効果があります。この作品の場合、円の要素については特に配置に気を配って撮りませんでしたが、参考までに…タイヤを円の要素として効果的に使いたいとき、画面に対して正円になるようハンドル角度を調整しましょう。

 




・色要素

続いてデザイン要素の中でも重要な割合を占める色要素です。この作品では下半分については枯れた草地のブラウン、グレーの岩場で進出色です。そして画面の上半分は海面の青、空の水色で後退色ですこの相反する特性の両者を組み合わせることによってコントラストと呼んでも良いですが、望遠レンズによって圧縮され失ってしまった遠近感を色の効果によって補うことに成功したのも見逃せないポイントです。青はかすみなどによって遠くに感じさせる効果があるので空気遠近法とも言われています。

写真におけるデザイン要素を学ぶには長方形の四角の中にいかに理想的に配置するかにかかっています。くどいようですが最も重要な部分はここです。

撮影現場で目で見た光景の中にデザインに使える線や図形や色を見つけ出せるのは上級者の域です。言語化で探し当てていくのも有効な手段と言えます。それぞれデザイン要素を洗い出したら画面という長方形の四角にどう配置するのか考えましょう。ただし時間をかけてやる作業ではありません。

視覚的に理想的なデザインが完成したら、その上で光をよみとき被写体の魅力を引き立てましょう。最重要はあくまで「私の場合はこう撮りました」という表現、意図ですので、あまりデザインや比率に神経を取られないよう気を付けてくださいね。

いつかこういったセオリーを全て破壊できる岡本太郎さんのような芸術を目指すため、まずはセオリーを理解しましょう。理解しなければ壊し方も分からないものです。

それではまた!




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心象風景を写真にして誰かに見せたい それが私のツーリング写真

EOS6D Mark2

 

たとえば10年前とかに旅した風景の記憶。

長い時間を経て心の中に刻まれている良き旅の風景は

尊くも美しい。

心象風景という言葉があるけど、そんな風に心の内面で温めた

自分の特別な旅風景を作品にして誰かに見て頂きたい。

写真は写真である以上、間違いなく現実の風景なんだけど

それでも現実とは思えないような心象風景をバイク旅のワンシーンとして

作品にしてみたいのです。

 




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↓↓↓撮影地↓↓↓

イメージとのズレを補正する冷却期間とは<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真ライフ、良いバイク旅を楽しまれていますか?

以前になにかの写真解説の時に少し触れましたが、写真を撮るときに構図や焦点距離を考える前に、まず最初に風景に感動し、そして出来れば言語化してみましょう。そしてカメラの電源を入れる前にそのシーンでの理想的な写真を頭の中にイメージしてみましょうね!というお話をしました。

私もつい最近になってようやく整理のついてきた撮影のプロセスなのですが、まずは撮影地や被写体との出会い、発見があります。おっここで撮ろうぜや!すてき~ここで撮っちゃおうかしら!と感じたからには、その風景や被写体には何かあなたの心に響いた魅力、特長があるはずです。

まずは目でみえる空間を良く見て特長をとらえてみましょう。この時「目で見えるものは限りがあるが…」という言葉をよく心に命じておきます。その上で被写体との距離、撮影が許されるスペース、太陽の向きや光の具合、被写体の形状や色、動きがあるか、被写体は単体か複数か、副題や背景はどのように使えそうか?などなど目で分かるものは徹底的によく見ましょう。

そして心をいちど平穏にさせてその場所の空気を肌で感じ、音や風なども感じてみましょう。するとその場所の気に入ったきっかけである特長に素直に感動できるはずです。

特長を形容する気の利いた言葉が浮かべば声に出して言ってみましょう。それはその後の作業に役に立ちます。

ここまで出来ればあとはカメラの操作です。当ブログ 究極のツーリング写真で度々でてきた〇〇だから△△したの法則に準じて最も表現したいこと1つを構図、フレーミング、デザイン、焦点距離(レンズ選び)、露出設定などによって表現していきます。

表現とは「私はこう撮りました」という個人の発表のことです。

 




 

そして試し撮りをしたら目では見えなかった風景、被写体の魅力はなにか再考してみましょう。そしてそれをより魅力的に写すにはどうするか考えましょう。魅力的な風景や被写体に対して自分はどう感じたか?自分はこう感じました!という事を写真を見る人に伝えるために再度シャッターをきってみましょう!

というのが以前に解説した内容です。

 

EOS6D Mark2

こちらの作例をご覧ください。群馬県嬬恋村でのワンシーンですが、私の住む千葉県ではまず見ることの出来ない、低い位置に存在する雲をとらえた写真です。

私はこの時、いつものように冒頭で説明したような手順で撮影を開始しました。まず迷うことなく雲が気に入った!と感じたのでSIGMAの望遠レンズをEOS6D Mark2に装着し遠景を引っ張って雲の迫力を出そうと思いつきました。

この時、頭の中に描いたイメージは低い雲が主役で一面に広がる畑の様子が写真になったものでした。しかし不覚にも雲の迫力を出すのに望遠レンズを選択しておきながら、畑が広がる様子が欲しいという相反することをイメージしていたのです。畑の広がりを表現したければ広角レンズですよね。両者を1枚の写真として実現するのは難しい要求だったのです。

 




 

そして最も悪いことは望遠レンズを振り回しながらアングルを探り当てていましたが、なかなか畑の存在を捨てることができずモヤモヤしたまま集中が切れたことです。

集中が切れたきっかけは近くに車が通ったときでした。狭い農道にもし農家の人の車が来たらどうしよう?ここは私道ではなく道路なのは間違いないけど、明らかに邪魔だよな…。そう思うと、もうこの場所で粘るとか妥協しないとか、そういったいつものモチベーションは低下してしまいました。

とりあえず試し撮り程度で切るには切った1枚を仕上げたのですが、これを時間が経ってからSNSで発表したところ、意外や意外なことに好評な写真でした。

撮影時の出来事から自分の中では不完全燃焼だった写真。しかし撮影から時間が経つたことによって見えてきた風景の魅力。そしてSNSで発表して気が付かせてくれた、写真をみた方々からの感想。こういったことを経て「あっそうだったのか」と撮影時のイメージのズレに気が付くことがあります。

なんだかワケが分からんな、という声が聞こえてきそうなので整理しますと・撮影時のイメージとその風景、被写体に似合う撮り方にズレが生じる場合がある ・冷却期間をおいたり写真を見た方からのコメントで気が付くことがある といった話題でした。

マニアックだなぁ~このブログは。

ではまた!!

 




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かっこいいバイク写真!露出で見せる紅葉編<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photorgraphy.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただいて有難うございます。

先日ネットでEOS6D Mark2について検索をしていたらこんな記事を見かけました。それは旧型のEOS6Dより後継機種のEOS6D Mark2の方がダイナミックレンジが狭いという内容です。

そもそもダイナミックレンジとは一回の露光で写せる明るさの範囲のことです。日常光の範囲が23.5EV程度に対して一般的なデジカメのダイナミックレンジは11.6EV程度と言われます。つまりカメラは日常の光景に存在する光の範囲を全て守備範囲にはできないのですね。

ダイナミックレンジは狭いよりは広い方が良いですが、普通に撮ってモニターで観賞したり、プリントする場合には狭くても特に問題はありません。

ではどんな時にダイナミックレンジが要求されるかと言うと、明暗差の大きなシーンを撮影したときに、白トビまたは黒潰れした部分をLightroomやDPPなどのソフトで救済するときに、その部分にデータとして像が残っているか否かがダイナミックレンジを必要とする時です。

そしてカメラのダイナミックレンジとはイメージセンサーの画素数と反比例する関係にあり、高画素ほどダイナミックレンジは狭くなってしまいます。つまり先代のEOS6Dは2020万画素で後継機のEOS6D Mark2は2620万画素、イメージセンサーや画像処理エンジンなどで特に対策等をしていなければダイナミックレンジは狭くなって当然なのですね。

 




 

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではそんなダイナミックレンジのお話と少し関係しております。ダイナミックレンジ…それは一回の露光で写せる明るさの範囲であること。つまり明るさの観点で写る部分、写らない部分がある、それがそもそものカメラの特性であり写真なのですね。

では限られた範囲であるダイナミックレンジを上手に使って表現の手法にしてみましょう。今回はバイク写真(オートバイという車体が主役)で解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

 

こちらの作品をご覧ください。奥志賀林道で撮った紅葉のシーンです。皆様、ぱっと見てどのような印象をお持ちになられたでしょうか?暗い写真?そうです暗いと言えば暗いですが正確には赤く紅葉した木に露出を合わせて、その結果として背景や地面などが暗くなった、というのが正解というか撮影者の意図です。

 




 

これによって表現したかった「紅葉した木々の赤」を絶対的にしディティールも精密に再現できました。そして魅力的ではない他の緑の葉やアスファルトの地面などは暗部に隠したのです。

ポイントはただ露出をアンダーにするだけではなく、黒く潰れてしまう部分を構図することです。画面内で真っ黒になる部分をどのように配置するかに鍵があるのです。

このような手法を私は露出で見せるやり方と呼んでいます。絵画でも光をテーマにしているフェルメールやレンブラントにはダイナミックレンジがあるのかもしれません。しかし基本的には光の範囲を使って表現する手法とは写真ならではの芸術表現なのかな?と私は感じます。

このようにダイナミックレンジをうまく使って範囲外に隠してしまう、あるいはメイン被写体の魅力を際立たせるといった手法がお好きであれば、カメラのダイナミックレンジはむしろ狭い方が良いとも言えなくはないですね。

今回はこの辺で!

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

強い逆光を受ける漁港と船を撮った写真です。これも露出の難しいシーンですが見せ方の1つとして意図的に飛ぶ部分、潰れる部分を構図すれば失敗写真と呼ぶほど変な写真にはならないものです。

赤だけを残してモノクロにする方法<Lightroom>レタッチ解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋といえば芸術の秋ですよね。食欲の秋でもありますが…食べると直ぐ太る体質なので、その言葉は言わないようにしております。芸術の秋だからこそ写欲みなぎる写真旅を楽しみましょう。

 




 

さて芸術といえば数学や科学と違って絶対的な正解のない自由な表現です。今回はLightroomレタッチ解説として少し今までと違った異色の画像加工法をご紹介いたします。もちろん画像加工ですので賛否あるのは承知していますが、どう使うかは作者の自由ですので「芸術の秋」に免じてくださいませ。

といっても高度な内容ではありません。少し前に彼岸花の季節でしたが、たまにSNSなどで見かける彼岸花の写真で花以外がモノクロになっている写真を見たことがありませんか?今回はあの「赤以外を白黒にする」手法をLigtroom解説でいってみたいと思います。

少し前にご紹介した写真ですが千葉県市原市の熊野神社の彼岸花の写真です。この写真については普通にカラーの方が良いと思うのですが、やり方の説明ですので…

右メニュー内にあるHSL/カラーを開きます。そしてその中の彩度のタブを選択。

 

レッド以外を全て-100になるまで目一杯スライダーを左にしてください。レッドは花のディティールが色飽和などで劣化しないか、慎重に様子をみながら上げます。この場合は+80としました。

 




 

次に重要なのはモノクロ化した部分の調整です。コントラスト上げたり黒レベルを調整して暗部を引き締めます。

 

簡単ですね…。私はこういった作品を積極的に発表しようとは思いませんが、自由な表現手法という意味では悪くないと思います。

今回はこれだけ!!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

先日の志賀高原のツーリングで見かけた高山植物です。今回ご紹介したLightroomレタッチと同じ方法でレタッチしてみました。

不快な歪みを回避!超広角レンズの使い方<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋のツーリングシーズンを楽しまれていますか?

私が過去に運営していた某無料ブログは読者層の年齢、性別などのアクセス解析があったのですが今使っているWordPressだと時間帯やリピート、国籍などは出るのですが年齢層が分からないんですよね。きっと以前のブログと同じような感じで40~50代の男性が中心だと予想しておりますが如何でしょう?

ちなみに私は第二次ベビーブーム世代のド真ん中で子供の頃にガンダム(最初のTVシリーズ)やらピンクレディーやらB&Bやら見ていた世代です。まあガンダムは今でも見ていますが…。人生の折り返し地点にきて数年経過といった感じです。

40代というのは長距離ツーリング時の体力の低下や唯一の自慢だった視力さえも衰えて寂しいことばかりのようですが、ようやく自分という人間が何者なのかが見えてきた気もして楽しいです。

むかしは天命とか信じない方でしたが、過去の転職の失敗やら青天の霹靂としか思えない出来事などを経験し、現在の自分は何かに導かれている、天命を全うして生きていくべきだ、そういう星の下に生きているんだ…などと考えるようになりました。

結局、好きなことや子供の頃から得意だったことにヒントがあって、望む道を歩む以外にないのだなと感じます。収入だの世間体だの現実を考えて、望む道から目をそらして歩めばたちまち脱輪やスタックを起こすようにできているんだなぁ~と拙い人生経験で学びました。

 




 

さて今回のツーリング写真 撮り方解説は<中級>ツーリング写真のカテゴリーで超広角レンズの使い方の解説です。使い方というか単純に歪みが強いレンズをどうツーリング写真に使うかという簡単な内容でございます。

 

こちらの作例をご覧ください。早朝の嬬恋パノラマラインでの1枚ですが逆光を利用して景色をドラマチックに、そして路面に延びるバイクの影を撮った写真です。使用したレンズはキャノンの超広角単焦点レンズ EF14㎜F2.8Lでございます。

この写真はバイクなしの風景写真では作品として構成できたのですが、ご覧のようにバイクを登場させてツーリング写真を創作したところ、私個人としては納得のいく写真にならなかったのですが…まあソレは置いておいて、R1200GSアドベンチャーのフォルムに注目です。

超広角レンズ特有の樽型の歪みが画面の四隅に強く存在するEF14㎜F2.8Lです。この位置にばっちり車体がきているのでR1200GSアドベンチャーの後ろ半分くらいが、グニャリと歪んでしまいました。

レンズの歪みは空や海なら気にする必要はありませんが、こういったバイク、車、建物などの人工物は特に不快に出てしまうものです。しかし場合によっては不快ではない歪みというのも無くはないので必ずしも歓迎すべきでないと決めないようにしましょう。

この場合の歪みは見る人によって捉え方に差が出そうですが少なくとも写真に詳しい人が見たら少し気になると思います。

レンズの歪みがLightroomやDPPのような画像処理ソフトで修正することも可能です。このときプロファイル補正のメニュー内に使用したレンズの機種がちゃんと存在しているか確認しましょう。

ここで注意点!ソフトによる歪み修正は伸びた方向には修正できません。この写真のようにR1200GSを奥行方向に斜めに置いてしまうと、パース自体は歪み補正の対象とはならないため、間延びしたようなロングホイールベースを元には戻せないのです。

この写真をLightroomで歪み補正してみましたが、バイクのフォルムは大きく変化ありませんでしたので、その写真は載せません…。

 




 

では超広角レンズを使用したツーリング写真を撮るにはどうしたら良いでしょうか?一番のお勧めはバイク米粒構図、バイクミジンコ構図といったバイクを小さく写してしまう手法です。次に歪んでもおかしくないアングルを探ること。

このどちらも出来ないシーンではこうしてみましょう。

 

はいこんな感じです。少し引いてR1200GSの位置を中央に近づけてみました。日の丸構図まではいきませんが画面の中心付近であれば超広角レンズといえども歪みは最小限です。

それと影がかなり歪んでいますが個人的には影は歪ませた方が面白い写真だと思いますよ。

 超広角レンズをツーリング写真で使う場合のポイント

1.画面内でバイクを小さく撮ろう

2.歪んでもカッコ悪く見えないアングルを探ろう

3.バイクを斜めに置いた場合、ソフトの歪み補正は効果が期待できない

4.少しひいて日の丸構図を試してみよう

やはりツーリング写真といえば風景写真です。風景といえば広角レンズの出番が多いものです。高価なものでなく良いので超広角と呼べるレンズを1本持っておくと良い写真が撮れる機会が増えるかもしれませんよ?難しそう?いいえ、今回書いたことを忘れずに実践していただければ大丈夫ですよ。

それではまた!

 




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見る人に作者の人物像を想像させる写真

究極のツーリング写真 touring-photorgarpy.com 読者の皆さま、まいにち写真を撮られていますか?以前に仕事の日もバイクに乗れない休日も毎日たくさんの写真を撮りましょう、というお話をしました。

フォトジェニックではない被写体、話題の撮影スポットでなくても日常の光景を撮りまくるだけで多くの発見と出会いがあり、写真を身近にすることで見えてくる世界があります。できれば高級なものでなくて良いので、それ用にコンデジを買って常に持ち歩きジャンル問わず日常のあらゆるものを撮って撮って撮りまくる。毎日100ショットスナップなるものを、究極のツーリング写真で以前にご紹介しました。

私はもう毎日100ショットスナップを実践して3年以上は経ちますが、やはりこの練習方法はおすすめです。当初は構図やフレーミングなど撮るための技法を身に着けるトレーニングが目的でしたが、1年くらい前からそれとは違った発見がありました。それは日常の何でもない光景こそ写真を楽しむ対象が存在していて、それを自分なりに遊び感覚で撮っていると、その写真の中に自分という1人の人物像が見えかくれしているのです。

よく分からない説明ですが簡単に言うと毎日100ショットスナップで撮った写真を見返していると「俺って変な奴だなぁ~」と良くも悪くも関心するときがあるのです。そしてその写真をSNSなどで発表するときに「こんな写真見せられたら普通の人はきっと迷惑だろうなぁ」などど考えつつ、結局発表してしまう子供じみたイタズラがすごく楽しいんです。

 




 

ツーリング写真はバイク旅の魅力を表現したい、誰かに見せてバイク旅の世界を感じてもらいたい、そんなメッセージ性を込めているのでアレコレと作り込んで撮っています。しかしそういった写真では自分の内面に存在するブラックな部分は出てこないものです。毎日100ショットスナップでは何も考えず適当に撮ります。撮る対象も錆びたフェンスやドブ川や雑草だったりします。そんな物を辺りかまわず撮っていると撮影者の内面に潜んでいた悪魔的なキャラが一瞬だけ写真になるときがあるのですね。

つい数年前まで写真についてそんなコトを感じたことはありませんでした。写真は構図、フレーミング、デザイン、光、焦点距離の選択や露出、はたまたLightroomレタッチなど、あらゆる表現の手法を駆使して良い写真が撮れるのだと信じていました。

毎日100ショットスナップは写真を身近に生きることによって「自分にとって写真とはなにか」という考えも洗練されてくる感じがします。

 




 

上の写真は家族サービスで旅行中に道の駅で撮った1枚です。休憩を済ませて駐車場に戻ろうとすると空に濃い虹が現れました。私は車の運転席に座って「さあ、どうしよう」と呟きました。手元にあるのはリコーGRとiphone7です。周囲は大勢の観光客やコンビニや電線などがたくさんあって、せっかくの美しい虹を写真に収めるには苦しい条件でした。

GRはご存知のように28㎜広角単焦点です。画面に入れたくない要素がたくさんある現場では広範囲に入れてしまうので不利です。残すはiphoneです。もうアレコレ考えている暇はありません。虹はすぐに消えてしまいますから。

そこで思いついたのは虹を脇役にして抽象的な小説カットを撮ってみようとひらめきました。車からは下りずに運転席に座ったままフロントガラスの雨粒が規則的に見える部分でピントを合わし、道の駅の屋根にある風見鶏と虹を組み合わせてiphone7で撮ってみました。

撮ったときは自分でも笑ってしまいました。「いったい俺って何がしたいんだろう?」と。しかし帰宅してこの写真を見てみると不思議な感じがしました。写真作品として考えれば何がいいたいのか良く分からない、一般的な解釈としては決して良い写真なんてお世辞にも言えないのですが、とにかく何かが写っている写真だと感じました。

もしかしたら、この写真は観賞者に作者の人物像を想像させる写真なのかもしれません。私の大好きな岡本太郎さん的に表現すると、その空間で破廉恥にも爆発させた自分とでも言いましょうか。

こんな楽しい発見の連続なので皆さんも毎日100ショットスナップ、ぜひ実践してみてくださいね。

楽しいですよ。

 





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秋の紅葉ツーリング写真、ワンポイントで構図に安定を!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは写真についてどれだけの情熱をお持ちですか?また写真について今後の人生でどのように楽しまれていきたいですか?

写真はこの先もずっと上達しながら趣味として楽しんでいきたい、いつかプロになって仕事として写真をやっていきたい、世界に通用する写真作品を生み出して芸術の道を志したい…、またはいやぁ~そんな大げさなコトではなく、ツーリングのついでにチョット良い写真が撮れればいいな程度です、などなど色々だと思います。

私は先日、ある方から「プロにはならないの?」と聞かれました。その方はあまり写真について詳しい人ではなかったので、私が撮ったような写真をみてプロのようだ、と感じたそうです。

嬉しいことですがプロのカメラマンは私には無理です。知人や前職にカメラマンは何人かおられますが、本当に大変なお仕事で尊敬に値します。

デジタルが普及した昨今ではアマチュアのレベルが飛躍的に上がり、個人がアプリやサイトで撮った写真を販売できたり、企業やお店が宣伝に使う商用写真も大抵はその会社内に自前カメラマンのような人がいてプロに依頼するまでもなく用は足りてしまう。雑誌や広告関係も出版不況が長引いて仕事が少なかったりと、カメラマンをとりまく環境は決して良いとは言えません。

そんな中で私のような人間ではとてもやっていけそうにありません。技術的にも無理ですし頑固な性格を考えても無理です。私にとって写真とは遊びであり、冒険であり、そして誰かに無償で差し上げるプレゼントのようなものです。それでもソコに価値がある…という事であれば別ですが、今考える限りではそのような需要はないかなと思います。

しかし残りの人生を写真にかけてみて、将来に何か花咲くような素敵なことのキッカケになればいいな、そんな風に感じながら写真を楽しんでいくつもりです。

 




 

さて今回は秋の紅葉ツーリングシーズンに合わせて紅葉のツーリング写真を使った構図の解説でございます。

こちらの作例をご覧ください。千葉県市原市の養老渓谷に近い月崎林道で撮った写真です。この林道は以前はダートが残っていましたが、いまは全線が舗装となってしまいオフロードが好きなライダーには寂しい限りです。

光が差し込む日中の時間帯に紅葉の木々からの光をとらえた写真で、構図としてはS字を描く道路がデザインとして効いています。S字は写真の観賞者の視線を楽しませるという意味では理想的な要素です。しかし、これだけでは何かモノ足りません。画面の下半分くらいがどうにも弱いのです。

 




 

そこでカメラディスタンスを長くとり引いた写真にしてみました。すると画面内にススキが入って画面の下半分に明るさと緑、そして安定感が加わりました。

ススキはよく見ると1つの鉢植えのようにまとまっていて、置物のような安定があるのが面白いです。なかなか見つけることができませんが、こういった前景の入れ方もアリだな!と勉強になった1枚でした。

ちょっとした気付きと小さな工夫ですが、それが写真の完成度を高める重要な役割をするときがあります。この時は偶然にも手に入れたことですが、好奇心、感受性、想像力を高めていけば、きっと意識してできるようになると思います。

今回はこの辺で!

 




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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 月崎林道 人気のローカル鉄道 小湊鉄道の月崎駅から近く。養老渓谷方面に抜ける舗装林道です。紅葉は局所的ですが混雑が少なくてオススメの撮影スポットですよ。例年の見ごろは12月初旬となります。房総半島の紅葉は遅いんです。