なぜリコーGRは愛されるカメラなのか? RICOH GR APS-Cの魅力を探る

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真を身近なライフワークとして楽しまれていますか?

人間の眼球とはカメラ、レンズに似ているとよく言われます。目は角膜の奥にある水晶体を動かしてピントを合わせ、黒目の中にある虹彩がレンズの絞りのように動き光の量を調整します。網膜や視神経はCCD、CMOSなどの撮像素子、あるいはフィルムとして例えることができますね。

人間の目は画角で言うとおよそ50㎜(APS-C一眼レフなら35㎜くらい)です。しかし視野範囲は約180度もあり円周魚眼レンズ並みです。その中で良く見えている範囲はおよそ50度で、これがおよそ50㎜レンズと同じという事です。

眼球とカメラの大きな違いは望遠や広角といった画角の調整が眼球にはないこと。それと眼球から送られた像は電気信号として脳に伝達され、最終的に脳内のハートを刺激し感情が動きますが、カメラの中にはハートなど無く無機質な半導体に記録されるのみです。

さて今回はカメラのお話です。つい先日にリコーGRというコンパクトデジタルカメラを再び入手しました、という投稿をしました。今から3年ほど前にスナップ写真を毎日撮ろう!と決意し最初に買ったのがキャノンPowerShot S110でその後、RICOH GR APS-C、SONY RX-100(無印)、CASIO エクシリムEX-10と買い替え、再びリコーGR APS-Cを購入しました。

私は写真をはじめた10年ほど前から、ずっとキャノンのデジタル一眼レフを愛用していました。しかし仕事の日もバイクに乗れない休日も、いつでもカメラを持ち歩いてたくさんの写真を撮るには携帯に便利なコンデジは必須でした。

リコーGR APS-C

 




 

リコーGRは最高のスナップシューターだよ、とかいいカメラで名機だ、とかリコーGRに関わる評判は皆さまも聞いたことあるかもしれませんね。この極めてシンプルな佇まいのカメラは単純に機械として愛することも出来ますが、それだけでは勿体ないです。

様々なカテゴリーのデジタルカメラが急速に進化している昨今、このクラシカルなコンデジがなぜここまで人々に愛されるカメラなのか?既にリコーGRの虜になってしまった私が個人的な感想で解説してみたいと思います。

リコーGRについて話す前にまずはスナップ写真とはそもそも何ぞや?というコトをいってみたいと思います。私の個人的な解釈としては出会った被写体に対して瞬時に撮影してリアルや臨場感を伝える写真、あまり構図などの撮影手法、撮影技法を駆使せずとも良い写真になる。「あっと思ったらぱっと撮る」がスナップではないでしょうか。

スナップ写真の定義についてあまり書くと無駄に長文になってしまうので、今回は割愛しますが多くの人がこんな感じで捉えているのがスナップだと思います。

リコーGRはスナップシューターと呼ばれているカメラです。もちろんスナップ以外も撮れますが、1つの大きな特徴として画角28㎜の単焦点であることです。ズームの無い広角のカメラなんです。

手のひらに収まるコンパクト&スリムなデザイン…はフィルム時代のGRやGR1のコンセプトですが、これはデジタル化されたGR digital Ⅰ~Ⅳまで踏襲されましたが、APS-CになったGRと現行のGRⅡは少し大型になってしまい、コンデジであるのは間違いありませんが「手のひらに収まる」とは言い難くなりました。

その他、起動時間が早い、逆光に強い光学系、個性的な描写、直感的に操作しやすいボタンやダイアル、シンプルなデザインなどあります。しかし、こうやって長所を並べてみて気が付きますがソレだけでこんなに愛される理由は分かりませんね。

しかし実際に使ってみてどうでしょう。なんだか楽しいのです。GRで写真を撮ることが。上の写真は今日(この投稿を書いている日)仕事の合間に撮った1枚なのですが「こんな感じでどうかな?」とシャッターを切って再生ボタンを押すと「おぉっいいじゃん、やっぱGR!」となる不思議。

 




 

これも今日、仕事中に撮った1枚です。社用車のシートをリクライニングして少し昼寝でもするか、と思ったとき窓の外に光があったのでGRで適当にパチリと撮ったのです。この「適当にパチリ」が何だか最高に楽しいのです。

普段、一眼レフに交換レンズを持ち歩いて構図だのデザインだの作り込む写真に苦しまされている(もちろん望んでいることですが)ため、その反動で楽しいのかもしれません。しかし、この写真はどうでしょう。なんでこう写るのか?

ローパスフィルターレスというのも理由の1つかもしれません。ローパスフィルターとは例えば模様のあるネクタイとか、レンガ造りの壁とかを撮った時、実在しない縞模様が画像になってしまうモアレというのを除去してくれるフィルターです。商品の撮影や色々な洋服を着たポートレートでは重要なのですが、モアレが関係ないシーンでは無い方が綺麗に撮れる場合もあるのです。

リコーGRは太陽が画面内にくる逆光でも良く撮れる

リコーGRが多くの人に愛される理由。それは的確に説明はできませんが、とにかくポケットにGRが入っている。そう思うだけでいつもの景色が別の景色に見えるんです。

今日もポケットにGRがあるぞ、そう思うだけで電車の窓から差し込む光に手すりが輝いていたらソレが綺麗だと感じたり、白髪の老婆が鮮やかなワンピースを着て散歩していたら、それを撮りたいと思うでしょう。

当ブログで以前よりオススメしている写真の練習法、毎日100ショットスナップは、毎日たくさんの写真を撮ることによって多くの気付きを得て、写真家の目を養い、よく動く足を手に入れよう、という趣旨ですが「カメラが体の一部のようになる」というメリットもあります。

毎日GRを持っていろんな写真を撮っていると、手にあるGRをどう被写体に向ければ28mmの画角でどんな風に写るか、瞬時に頭の中にイメージがわきます。GRというカメラが第二の眼球のようになって、自分の体の一部みたいになるのですね。

むかし空冷エンジン世代の古いポルシェ911に乗っていたのですが、旧い911乗りの間では「ポルシェを着る」という言葉がよく使われます。RRレイアウトのコンパクトな空冷911は乗りこなしてペースが良くなってくると、車体が一回り小さくなって車を着ているような感覚になります。ホームコースにしていた峠道や首都高速の内回りなんかで良く感じたものです。GRはそれに少し似ているなと感じます。

先日まで愛用していたCASIO エクシリムEX-10は良いカメラでしたが、シャッターを切る前に画面をよく確認していました。しかしGRだとソレがなくてカメラを向けてすぐ切れる感じです。EX-10はよく画面を確認したいのでチルトモニターが重宝していましたが、GRなら固定モニターでも感覚が身についているのでノールックでも撮れてしまうのです。

秋葉原のガード下 GRをウエストの辺りに構えてノールックで撮った1枚

AFロック、AEロックボタンがとても押しやすい位置にあるので普段使用している一眼レフで親指AFに慣れているプロやハイアマの人が親しみやすい、といったかゆい所に手が届くカメラでもあります。

別に私はRICOHの回し者ではありませんが、今回は大好きなカメラ リコーGRについて書きたいことを書いてみました。新たに買いなおしたGR APS-Cでこんどは「ツーリングスナップ」を極めてみたいですね。

ではまた!



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