バッサリ切り落とせ!フレーミングの奥義<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近になって当ブログはなぜかフランスからのアクセスが増えました。なぜフランス…これを調べるのは難しいのですが、何かのサイトに紹介されたのでしょうか。日本人が見ても読みにくいブログなのに凄く謎です。

さて今回は中級ツーリング写真としてフレーミングの解説です。余計な物を画面に入れず、作品の意図や主題を際立たせるテクニックについて作例をもとに解説いたします。

まずフレーミングとは何ぞや?というおさらいのお話をいたします。フレーミングとは目の前の情景のどの部分を画面内とするか?という範囲のことです。そして画面という長方形の四角を意識し被写体をどう取り入れるか?という2者の考え方です。

逆に考えるとどう画面の外へ除外するか?という単純なことです。しかしフレームという名の通り、より「枠」のことを意識して被写体を枠際で切り落として存在感を調整することが重要です。その他、心理的な誘導効果として枠外の様子を観賞者に想像させたりもできるのでフレーミングテクニックは非常に効果的なのです。

 




 

まずはこちらの作例をご覧ください。フレーミングの甘い失敗例です。

毎度、私の大好きな漁港での撮影シーンです。船を係留するための杭(ボラードというそうです)を主題に画面構成しています。

デザインの要素から解説しますと、ボラードが赤茶色、車止めが黄色なのでこの2色は補色関係です。

連続したボラードが導線状に存在しています。このように連続して存在する被写体はリズムとして表現できる1つの手法として覚えておきましょう。

しかしボラードを主役に構図を作ろうと思っても、この写真ではまだまだフレーミングが甘く印象的な写真と言えません。バイクの顔が見えているのは決して悪くはありませんが、海面やテトラポットなどは思い切って切り落としてみてはどうでしょう?

しかも決定的なのは遠くに人が写ってる点。これは良くないですねぇ。人が写っていてはいけないという意味ではありません。こういった要素は料理できないなら画面から除外すべきですね。写した被写体ではなく写っちゃった被写体はダメと覚えましょう。

 




 

これらを修正してフレーミングを見直したカットがこちらです。奥へ続くボラードは画面内で対角線状に入れました。遠くにいた人は画面から除外するため、先ほどのカットよりもハイアングルに、その恩恵で黄色い車止めがよく見えるようになり、ボラードの赤茶と車止めの黄色が交互にバランスよく入りました。

リズムをなして続くボラードが主題なのですから、テーマ被写体となるバイクは存在感を少し遠慮してもらうため、バイクの顔が見えないよう切り落としました。ここで注意するポイントはもしバイクのことに詳しくない人がこの写真を見ても、それがバイクであるという事が分かりやすいよう残すことです。

そしてアクセント被写体としてライダーの存在を予感させるヘルメットを地面に置いてみました

フレーミング、それは単に範囲ではなく関係ないものは除外する。当初、重要だと思っていたものも敢えて1/3または2/3といった比率で切り落としてみる。それによって主題の明確化や他の被写体の存在感の調整、あるいは画面外の様子と関連付けたりできる、それがフレーミングです。

よく見かける多くの平凡な写真はフレーミングが甘いです。お子様構図といって幼い子供が書いた絵のように、画面内に被写体が並んでいるだけの構図は見る側も退屈なのです。もちろん必ず被写体を切り落とせ、という意味ではありませんが表現の引き出しとして時には使ってみましょう。

被写体を大胆に切り落とすフレーミングテクニック、平凡を脱するのに分かりやすい手法なので、ぜひマスターしてくださいね。

 





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