必ず役立つ!構図に困った時の逆転発想<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2020年東京オリンピックを控えてカメラメーカー各社が続々と新型のカメラやレンズを発表していますね。SONYが抜きに出たミラーレス機の牙城を老舗であるNikonやCanonが追従する形になりました。

この勢力図はニューモデルの発売でどのように変化していくのでしょうか?とても興味深いですね~と言いたいですが、実は個人的にはこういった事には無関心でございます。

それより私が好きな光学ファインダーのついた一眼レフは今後はどうなってしまうのでしょうか?光学ファインダーなんて時代遅れだ、なんて意見も見受けられますが果たして本当にそうでしょうか?

SONYのミラーレス機のEVF(電子ファインダー)も実機で見せてもらいましたが、どうもプリズムの入った光学ファインダーの方が私の好みのようですね。

カメラに限らずオートバイやクルマも同じですがニューモデルの開発で進化しているのは喜ばしいことですが、それと同時に何かを失っていることに多くの人々は気が付かないものです。趣味の世界に限った話かもしれませんけどね。

 




 

さて今回の<中級>ツーリング写真の解説は構図を考えて考えて、練りに練って苦しんで、どうしても納得のできる構図が見いだせなかった時、一番の悪者を逆転発想で使ってしまおう~!というテクニックのお話。テクニックと言うか開き直りですかね。

答えが出ず悩んでいた最中のショット 照明がやたら邪魔に感じる

こちらの作品をご覧ください。伊豆半島ツーリングでのひとこまです。石廊崎近くの小さな漁村で発見した突堤です。侵入しても問題ないようでしたので、安全を確認して先端までバイクを入れてみました。

あまり房総半島では見かけないような深い青緑の海が、とても美しいと感じたのでここで撮影に挑みました。したがって作品の主題は海です。

主題を海と決めた作品をつくる場合、構図のポイントは空を除外することです。この写真のように遠景の山などで切り落とします。その上に存在している稜線から空は入れないで撮ると海の存在が際立つのです。空も爽やかで撮りたいんだけど…という気持ちは分かりますが、その爽やかな青空はちゃんと海に写っているのですから大丈夫です。

まず構図を練る上でデザインに使える要素を洗い出します。突堤の導線は曲線と直線があります。色の要素は海の青緑と遠景の岩場のグレー。そして重要なのは海にグラデーションが存在していること。

 




 

当初、頭の中にイメージを作ったとき、すぐに理想的なアングルが見つかるだろう、そんなふうに思いました。しかし望遠レンズ SIGMA150-600㎜F5-6.3DGをEOS6D mark2 に装着し、堤防に上ったり岩場まで歩いたり、歩き回っては登って、しゃがんでを繰り返し、なかなか理想的と呼べるアングルに導くことができませんでした。

最も私を苦しめたのは突堤の先端にある街灯のような照明塔です。角度を変えれば目立たない位置にできますが、どうにも港らしいデザインでないせいか邪魔に感じて仕方がないです。しかしこの位置では完全に画面外に排除することはできません。かといって画面の隅っこに追いやると、余計に目立つような感じになるのです。

これは参ったな。海はとても美しいし突堤の導線を使って良い構図が作れそうな絶好の撮影シーン。しかし邪魔者の存在が強すぎるのです。そんなとき、いくら考えても解決しない場合は逆転の発想です。

「いっそ、ど真ん中に配置してやろう」

 

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/400 ISO100

これが正解でした。港っぽくないデザインの照明が気に入らなかったのは私の個人的なエゴだったのです。風景とカメラがそれを許してくれなかった。だから苦しんだのですね。

ど真ん中に配置することによって、画面内に安定感が出ましたし何より当初は気に入らなかったデザインの照明も、なんだかユニークではありませんか。

この撮影で学んだのは集中モードに入るほどエゴが出やすいということでした。受け入れる心を忘れてしまっていたのですね。

困ったときの逆転発想のお話でした。言い方を変えれば柔軟性ですかね。

皆さんも納得のいかない撮影シーンで試してみてくださいね。何かが変わるはずです…

 





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↓↓↓撮影地↓↓↓

バーベキュー禁止の表示以外は特に無かったので分かりませんが、進入する際は再度ご確認ください。潮位や天候など状況をよくみて安全に最大の配慮をしてください。