彼岸花ツーリング写真<lightroomレタッチ解説> 彼岸花の風景編 スポット修正(P)

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ようやくツーリングに快適な季節になってきましたが、せっかくのシルバーウィークなのに雨マークが多いですね…。

さて今回は旬なネタとして時期の短いお花、彼岸花の風景の写真を使ってLightroomレタッチを解説をしてみたいと思います。

私は特別お花のある風景にこだわっている訳ではありませんが、彼岸花の鮮烈な赤が好きで、この季節になるとついカメラを向けてしまう被写体です。

彼岸花は聞いた話によりますと昔、土葬だった時代に墓地をモグラから守るために周囲に植えて、根の毒でモグラをよけたとか。棚田なんかに行くと畔によく咲いていますが、あれも畔をモグラに荒らされない目的で植えているそうですね。

さて今回のLightroomレタッチ解説はスポット修正ツールを使った邪魔なモノの消し方でございます。重要なことなので最初に書いておきますが、スポット修正ツールは撮影時にやむを得ず写ってしまったモノを苦肉の手段として消去し作品を救済するものです。

後でLightroomでスポット修正するからいいやぁ~といって排除できるはずのモノを労を費やさず撮って、なんでも修正するのは関心できません。CMOSなどのイメージセンサー、レンズの汚れなどは撮影に出かける前には完璧に清掃をしておく、地面に吸い殻などのゴミがあったら拾う、遠くにカラスが飛んでいたら画面から消えるまでやり過ごす、簡単なことだと思います。

 




 

といっても邪魔だなぁ画面内に入れたくない、と思ったものが人の場合は話は別です。人気の撮影場所だと他のカメラマンや観光客が多くいるものです。自分だけの景色ではないのですから「じゃまだからどいて下さい」と言うのは勝手な話です。誰もいなくなる瞬間がやってくるまで辛抱強く待ちましょうね。

この写真は千葉県市原市にある、とある里山内の小径なのですがネットで有名になったせいか平日の朝でも数人のカメラマンがいました。最初は駐車場にバイクを停めて、ここでどう撮ろうか?構想を練っていました。大まかにイメージが完成したので30~40分ほど待って誰も居なくなったスキに、小径にR1200GSアドベンチャーを停めて撮影開始!しかし…シャッターを切る前に新たに数人の人がやってきてしまい、仕方なくそのまま撮ることにしました。

さらに粘るのも選択肢でしたが時間が遅くなるほど人も増えると予想できたので、結局この場所でクリアで撮るのは無理だなぁ。と諦めました。

さて見知らぬ人が2人も写り込んでしまった悲しい写真。まずはLightroomに取り込んで修正したい個所をクリックして拡大、そして右メニュー内のスポット修正ツールを起動します。

スポット修正は例えばレンズのゴミや顔の小さなニキビであれば修正は簡単です。修正に必要な引用元になる背景がシンプルだからです。しかし今回は修正したい場所が複雑だった場合になるべく違和感の残らないよう修正する方法をご紹介します。

まずは円形のまま上半分くらいを選択してみましょう。範囲はなるべく最小限になるようマウスのホイラーを回転させて円の大きさを調整します。大きさと位置を正確に決めたら左クリックします。

するとLightroomの方で自動で引用元となる背景を選んでくれます。しかしこういった複雑なシーンでは大抵は自動では納得のいく修正ではありません。引用元になる背景を選択する円をマウスでドラグして近接する景色を選択しましょう。この時、なるべく段差が発生しないよう精度よく位置を調整してください。

次に下半分は円形ではなく選択位置をドラグさせて楕円で選んでみましょう。引用元となる背景の選択は先ほどと同様に近接する場所を選びます。

地面にも少し足が残っていたので円形で修正しました。

スポット修正をしただけの状態。こういった複雑な背景の場所で作業した場合はこのままでは違和感が残ります。

 




 

違和感のある部分をなるべく自然に処理するため、補正ブラシを使います。

違和感のある部分を補正ブラシで選択します。この部分は少し暗く、青っぽいのがおかしいので露出をプラスへ、ホワイトバランスを右へ少しだけ調整しました。

写り込んだ女性を消すことができました。凝視すれば分かりますがオリジナルサイズで見れば、粗探しが趣味の人でない限りは分からないでしょう。

もう1人の男性も同様の作業で消去して作業完了です。作業前と作業後の比較画面の表示方法は左下にあるYYをクリックしてくださいね。

  ↓↓完成写真↓↓

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8LⅡ

 

くどいようですが撮影時に仕方なく成しえなかった事の苦肉の救済処置です。せっかくこのシーンに出会って写真を撮ったのに、失敗だと思って1枚も生み出せないのでは勿体ないですからね。

それと人の集まる人気の撮影スポットというのは、どうしても周囲への配慮に気を遣うものです。マナーを守る、人に迷惑をかけないよう最大限の配慮をする。当然のことですがつい良い写真が撮りたいという思いで間違いをしてしまうのが人間です。

私はこの部分に神経をつかうのが苦手で、1人ぼっちじゃないと撮影に集中もできないので、カメラマンの集まる場所は避けるようにしているのですが、この時はこの場所が有名だと知らず誤算でした。すごく素敵な雰囲気なのですけどね。

そもそもオートバイという写真家にとって最高に機動力の良い乗り物に乗っているのですから、わざわざ有名になってしまった彼岸花のスポットに執着する必要などないはずです…。バイクで冒険すれば誰も知らないスポットを見つけることができるのですからね。

今回はLightroomレタッチ解説がメインですので、構図や撮り方の解説はスペースの関係で割愛しますが、1つだけポイントを書いておくと主役にすべき彼岸花の存在を脇役的に配置した構図を作ったことにより、森の雰囲気が引き立てられた写真になりました。

あ~もう2500文字も書いちゃったから、この辺でやめておきましょう。ツーリング写真 彼岸花のある風景におけるLightroomレタッチ解説 スポット修正編でした!

それではまた!

 





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

薄暗い山の中、急斜面と車1台ギリギリの細い道を入って行きます。集落や畑の人にご迷惑にならないよう最大限の配慮をお願いします。熊野神社の大イチョウも必見です。