あのツーリングマガジン アウトライダーが休刊?!ツーリング写真コンテストは?

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の撮り方の解説はお休みして、我々アマチュアが作品を発表する貴重な機会であるコンテストのお話と、あのツーリングマガジン アウトライダーの休刊についての話題でございます。

既にご存知の方も多いと思いますがツーリング雑誌として古くから人気のある、あのOutrider誌が今号2018年10月号(Vol.92)で休刊となってしまいました。とても残念です。

アウトライダーは86年に月刊誌として誕生して02年に休刊。そしてリニューアルされて03年に復刊して隔月発売のツーリング雑誌として人気でした。

特にツーリング特集で掲載される美しいツーリング写真の数々には私も大きな影響を受けたものです。中でも記憶に残っているのは2004年(Vol.6)の夏の北海道を特集した「夏、感嘆 北の果て」の号です。ツーリングマップル北海道を担当している写真家 小原信好さんと当時は編集部のライターでいらした櫻井伸樹さんの北海道特集は未だ北海道ツーリングの魅力を知らなかった私にとって、非常に鮮烈な写真と内容でした。

この号で私の人生が変わった!

このアウトライダーVol.6には、今は有名な宗谷丘陵と白い貝殻の道が小原信好さんの美しい写真で載っていたのです。「あぁ~すごいところだな!行ってみたい、いや絶対に行こう!」そう思ってこの号を買った数か月後には初めての北海道ツーリングに旅立ったのでした。

その時、写真など全く無関心で排気量の大きなオフ車で林道をブイブイ言わせる(死語)のに夢中だった私が、何となくアウトライダーに載っていた小原信好さんの写真が気になってしまい、自分も北海道であんな素晴らしい写真を撮ってみたいな…と思うようになりました。そして出発前に生まれて初めて自分で購入したカメラ FinePIX S602をタンクバッグに忍ばせてBMW F650GS dakarで旅だったのです。

 




 

そんなアウトライダーの世界観、ツーリングで撮る写真に数年で完全にはまってしまい、気軽にバイクでツーリングというレジャー感覚から、もう会社なんかどうでも良いから自由な旅人になりたい、と…どんどん旅のディープな世界にはまり変化していきました。

旅の経験を重ねるごとに写真もすこしづつ撮れるようになって、大好きなアウトライダーのツーリング写真コンテストに応募するようになりました。

まだ当時は今ほどツーリング写真コンテストのレベルは高くなく、応募すれば簡単に掲載されていた記憶があります。当時も今も変わらないのは審査員の写真家の先生の辛口寸評です。「愛があるからこそ厳しく」と書かれていた通り、写真の至らない点は手厳しくご指導を頂けるのです。

今の時代、こんな風に厳しくダメ出しをもらえるなんて本当に有難いことです。尊敬する写真家の先生方からの寸評が嬉しくて、応募しては指摘されたことを修正して撮り、また応募するの繰り返しで、毎号のように掲載されて気が付いたらアウトライダーツーリング写真コンテストの誌面常連になっていました。

そして何度も応募しているうちに年間の大賞の発表で受賞する時がついにきました。辛口寸評でご指導いただいた部分を修正して写真と向き合ってきた成果です。以下に古い順に私が受賞した作品を振り返ってご紹介してみたいと思います。

 

この写真は第20回アウトライダーツーリング写真コンテストにて審査員賞として五條伴好さんの賞をいただいたものです。はじめての受賞がとても嬉しかったのを覚えています。撮影場所は千葉県館山市で深夜の東京湾を長時間露光、高感度で撮った作品です。肉眼では見えないような空の表情をとらえた1枚です。

 

この写真は第21回アウトライダーツーリング写真コンテストで佳作を頂いた作品です。岐阜県高山市の鈴蘭高原の近くの山奥で野宿した様子ですが、満月の光源を背にして撮っているので地上も明るく写っています。この年あたりからアウトライダーツーリング写真コンテストは年々とハイレベルになっていきます。

 




そしてこの写真がついに念願の年間グランプリを頂いた作品です。第25回アウトライダーツーリング写真コンテストで2015年のことでした。前回の佳作から少し間があいてしまいましたが、実はこの間もコンテストには応募していたのですが、他の参加者の方々が一気にレベルアップしたので入賞が難しく私自身もスランプだったのです。

しかし、ある事をきっかけに写真に改めて目覚めてしまい「こんどは絶対にアウトライダーツーリング写真コンテストでグランプリを獲得するぞ!」と気合が入ってしまい、そして晴れて年間グランプリを受賞できたのです。とても嬉しかったのを今でも覚えています。

アウトライダーの公式な発表によると定期発行が休止という事でアウトライダーとしての活動は続くとありました。例えば不定期でムック本としての発行などが期待できるかもしれませんね。

しかしツーリング写真コンテストはどうでしょうね…もし開催するなら事前に告知があると思いますので、アウトライダーの公式SNSをフォローしてチェックしておくと良いかもしれませんね。

以前に菅生編集長が「ツーリングとは何ぞや?」を考えながら走っている、と何かに書かれていました。その答えは今号のカバーにある「旅するように生きる」と何か関係しているのでしょうか。旅するように生きていくには、その地図となる現実の旅があって、日常とは違うリアルな旅をバイク旅として紹介している。それがアウトライダーの世界ではないでしょうか。

単なるお役立ち情報を詰め込んだだけの雑誌ではなく、旅の世界観を表現している貴重なマガジンでした。

ともあれ、また次のアウトライダーに期待したいと思います。

 




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