赤はやはり強烈だった☆写真デザインを巧妙に使え<中級>ツーリング写真

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。以前に良い写真を撮るには…?という投稿をしましたが、良い写真とは構図やデザインなど手間をかけて作り込んだ作品と、あえて何もせず自然なありのままを撮った作品の2者あると感じます。

当ブログのツーリング写真 撮り方解説では、ほとんど作り込んだ作品に関わる表現手法を解説しております。自然なありのままの作品については私自身がまだ学んでいる最中ですので、説明ができるほど考えがまとまって作例が撮れたらご紹介いたしますね。

さて今回はそんな「作り込んだ作品」に関わる表現手法の1つ、デザインの色要素のお話でございます。

以前に解説したことのおさらいですが、写真のデザイン要素とは線、色、図形、質感、立体感、パターン、ディティール、シェイプなどがあり、特に線、色、図形は効果が大きく重要と言われています。

写真のデザインとは観賞者がぱっと見た瞬間に、どのような印象を感じるかに関わっています。今回は色要素の中でも最も印象的で使える「赤」について解説いたします。




iphone7

こちらの写真は2018年の北海道ツーリング 道北のオロロンラインの途中にある抜海港で撮った1枚です。遠方に利尻富士を望む海のロケーション。後ろに下がれるスペースが広かったので、望遠で利尻山を引っ張って撮ろうか、しかしそれでは港の雰囲気が出ない…どうしようかと悩んでいました。

他に何か魅力的な要素がないか、周囲を観察してみます。並んだテトラポットは規則的なパターンとしてデザインに使えそうですし、白い灯台はアクセント被写体として良さそうです。しかしこれらを構図内に構成すると海面の割合が無駄に多くなってしまい、どうにも難しそうです。

 

iphone7

そこでさらに後ろへ歩いてみました。赤い船体で存在感を放つ漁船(?)でしょうか。すごくいい雰囲気です。ここでデザインの色要素である赤に注目してみました。さらによく見ると船にはグリーンのパイプに黄色い綱がかけられて、非常にカラフルではありませんか。

これを使わない手はないです。さらに下がって左後ろにまわりこみ赤い漁船を前景にして奥行を作る構図にしてみました。

 




 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

 

このように画面内に赤があると強烈に存在感を放ちます。赤は暖色、進出色で青は寒色、後退色と言われます。近景の漁船が赤、遠景の利尻富士と空が青で色の要素だけでも写真に遠近感を補うことに成功しました。黄色のロープも個人的にはアクセントで効いたかな?と感じます。

少し悩んだのは絞りです。漁船に書かれた文字をもっとボカすか?しかしそれでは「ありきたり」ではないだろうか?そう自問し、印象を狙うにはあえてF8でピントピークを手前気味で合わせてみました。

構図は富士山のようにシンメトリーな利尻山の場合、堂々と中央に置きたいところですが、全体のバランスを考え船が左下、利尻山は右上と対角関係になるように配置しました。

そしてこの写真の場合、シャッターチャンスについては自分的には100点を入れたいです。空には雲が風に流されていて、地面は雲影に覆われたり明るく照らされたりを繰り返していました。この様子を慎重に観察しながら前景が日陰、バイク+ライダーの位置が明るくなる瞬間を捉えました。間もなく雲に隠されてしまう利尻山の峰も、偶然ではありますがシャッターチャンスをとらえたと言えます。

ここで撮りたい!と感じた撮影地でメイン被写体を引き立ててくれるデザイン要素を探してみましょう。その中で赤や黄色を見つけてたらラッキーです。画面という長方形の四角の中に効果的に配置できるよう、デザインを意識した構図作りを磨いてみてはいかがでしょうか。

 





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