道は写真にすると何かをうったえている…ツーリング写真【道の撮り方】

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真における「冷却期間」ってご存知でしょうか?撮影から1か月とか半年とか、ある一定の時間を置いてから改めて写真を検証すること、またはLightroomなどのレタッチをすることを冷却期間をおいて〇〇と呼んでいます。

冷却期間という言葉が一般的か自信がないのですが、私はいつも旅でたくさんの写真を撮って帰ると直後に仕上げたものと、その中でも気に入った作品は一定期間を置いて改めて検証し、Lightroomでレタッチしたものの両者を仕上げます。

 




 

さて今回は8月のお盆休みに行った北海道ツーリングから、ちょうど一か月が経過したこともあり、冷却期間後として再検証しLightroomレタッチした作品で、道の撮り方について解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

ツーリングとは旅である。旅の景色として道は重要な存在である。道は写真にすると何かを人にうったえているような…とごく最近になって感じるようになりました。

道を主題にした作品となると、画面内に道の存在感を絶対的にしたいですね。しかし景色全体に対して道の写真を撮ると、細長く続く道は存在感が薄れてしまいます。そこで細長い道を圧縮して画面内の割合の多くを道にするには…そうです、究極のツーリング写真の熱心な読者の皆さまでしたらお分かりですよね。

望遠を使用します。

どれくらい遠景まで続く道か、どれくらいの割合で圧縮したいかによりますが、概ね200㎜から300㎜くらいがお勧めです。

 




 

望遠を使用すると作例のように雨天であれば空気中の水分までも圧縮して写すので空気感が表現できます。空間を圧縮するということは、肉眼では見えないこういったものも表現できるので知識として覚えておきましょうね。

今回、作例としてご紹介する2枚の写真はどちらも北海道ですので、スケールが大きいですからSIGMA150-600㎜F5-6.3DGを使用しました。基本的には道の存在感は望遠にするほど強くなると感じますが、後ろに下がれるスペースなどの問題もありますので、撮影シーンに応じてスペースが苦しくなったら最終的にはズーム機能の微調整を使いましょう。

 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

画面内の割合の多くを道にするには望遠レンズを使うと、道の存在感が強くなって印象的な道の写真になることはお分かり頂けたと思います。

次に2つ目のポイントとしてカメラを意図的に傾けて、水平を崩して撮るやり方です。これは被写体となる道がどのような雰囲気を持っているかを良く見極めて、斜めが似合うシーンであるかどうか慎重に検討してください。

上の作例は北海道 道北エリアを代表する有名なツーリングルート 日本海オロロンラインですが、本州ではまず見られないような雰囲気の道ですので非日常、異空間などを連想させる目的で斜め構図を選んでみました。この写真の場合はカーブしているポイントを前景に入れたことにより右下がりの斜め構図に安定を補っています。

いかがでしたか?私はオートバイのツーリングとは人々に忘れかけた旅心を呼び覚ます、現代流の旅文化と考えます。オートバイに乗らない、旅も忘れた現代の人々にこんな写真を撮って何かを伝えられたら幸せだな…そんな風に考えて写真活動をしていますが、皆さまも共感していただけたらご一緒にいかがですか?

通いなれたツーリングルートでもお気に入りのポイントでバイクを停めて、望遠レンズで撮るだけで旅心を刺激する素敵な作品が撮れるかもしれませんよ。

それでは、今回はこの辺で!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

2018年8月の北海道ツーリングではやたら気になった被写体。エゾノシシウドと遠景に利尻富士です。1日も早い北海道の被災地の復興を祈るばかりです…。