究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前に当ブログで毎日100ショットのスナップを撮ることで飛躍的に上達ができます、という投稿をいたしました。
これは私自身が3年ほど前からはじめた練習方法で、仕事の日も休みの日も(バイクに乗れない休日)必ず写真を撮ること。いつもコンデジを肌身離さず持ち歩いて日常の空間にも被写体となりえるものがないか?常に探したり、誰も見向きもしないような雑草やゴミも魅力を見出して撮ってみたりと、目と撮り方をダブルでトレーニングできる練習方法です。
これは1日で100枚の写真を撮ろうという意味ではなく、100ショットのシャッターを切るつもりで常に写真家の目を光らせようという意味です。実際には1日に50~100ショット程度のシャッターを切って、その中から人に発表できるものを1、2枚程度出せれば十分ではないかな?と思います。
私の名付けたこの毎日100ショットスナップは確実に上達できる唯一の手段ですし、写真を身近に生きる素晴らしさを学ぶことができます。そして写真を上達するとは「こうだったのか」という気付きの繰り返しであり毎日100ショットスナップはそれが毎日のように獲得できちゃう魔法の練習方法なのです。
といっても「気付き」はとても小さなものが大半です。なので昨日と今日では目に見えた進歩はありませんが、年単位でみると飛躍的にレベルアップが実感できるはずです。なかなかツーリングに行った時だけ写真を撮る、では上達は難しいです。毎日ツーリングしているのでしたら別ですけどね。
ぜひ皆さまも「気付き」をたくさん獲得する為にやってみてくださいね。
さて今回の<初級>ツーリング写真解説では上達の秘訣として、ちょっぴりズルい、でも確実にうまくなっちゃう秘密の方法を伝授いたします。究極のツーリング写真 読者の皆さま限定ですので内緒にしてくださいね。
写真とは撮影者のレベルに関係なく、撮影後の写真を振り返ってよく見ると「この写真はこうだったんだな」と出来上がりを見て気が付くことも多いものです。本当は撮影時に気が付いておきたかった事でも、その時は気が付かなった…私なんかは今でもよくあります。
なぜこういう写真になったか、なぜこの写真を撮ったか、こういった作品の仕上がりや意図に関わる理由を後から考えて言語にしてみましょう。
そして少しズルいようですが、あたかも撮影時から分かっていて「そうしました」風にSNS等で発表してみましょう。え~そんなのアリ?!と驚く方も、実はすでにソレやっていますって方も多いはずです。
先ほどの毎日100ショットスナップで書きましたが写真の上達とは「気付き」の繰り返し。しかし気付きは必ずしも撮影時ばかりと限らず、すでに撮り終えた自らの作品を眺めているときに気付きがやってくることも多いです。
例えば背景に2つのエリアがあったとします。撮影時は何となく「こんなもんかぁ~」と撮った写真。帰宅してよく観察すると2つのエリアは見事に黄金比1:1.618だったとしましょう。そのマグレはあなたの心の奥底に仕舞って鍵をかけてください。
そしてSNSで「この作品は背景のエリアを黄金比にして撮りました」と言っちゃおう~!!書いちゃおう~!!誰にもバレませんし、仮にバレてもあなたをインチキ呼ばわりする人なんていないはず。それよりも次回の撮影シーンで、このように発表した記憶がきっと役立つはずです。
あっ背景に2つのエリアが存在しているな。そういえば先日、Instagramで黄金比を狙いましたなんて書いちゃったっけ?じゃ、今回は本当に撮る時点で黄金比を狙ってみるか!…と。
つまりSNSで後付けの理由を、あたかも撮影時の意図のように発表したことが、自身の心に印象に残り、その結果「引き出し」が1つ増えてレベルアップしたのです。すごいでしょう!
かくいう私なんかも、けっこうこのパターンで色んな撮り方を習得したものです。SNSで発表するとはこんな効果もあるのです。おもしろいですね。あっクドいようですが内緒ですからね!!!
~本日の毎日100ショットスナップ~

何年か前に職場の近くからリコーGRで撮った夕景です。この写真で明るいところと暗いところを理想的に配分し、その中間にある階調まで表現できれば色はそれほど重要でなくなると気付きました。