もったいないです!一画素たりとも貴方の作品<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この夏、どんなツーリング写真を撮りましょうか?想像するだけで楽しいですね。

どんな旅、どんなバイクライフ、そしてツーリング写真。「次はどんな写真を撮ろうか」「どんな旅が待っているかな」この日常での想像って実はすごく大事だと思います。以前も似た話をしましたがお風呂に入っている時、散歩している時に思い浮かぶアイデアってすごい可能性があるんです。

旅先でここで撮ろう!と思った場所でどう撮るか考えるのも大切ですが、予め頭の中に引き出しとして在庫しているアイデアは必ず役に立ちます。写真が本当に好きな人は通勤中やお風呂に入っている時や、散歩している時に写真のことを考えるので、おのずと撮影アイデアの引き出しが増えていきます。

だから良い写真が撮れるかどうかっていうのは、どれだけ写真が好きなのかという事かもしれませんね。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では画面の隅っこに余計なスペースがないか今一度チェックしてみましょう、というシンプルなお話です。以前に画面の四隅に余計なものが写っていないかチェックしましょう、という解説をしましたが似て非なる話でございます。

むかしバイク用品メーカーに勤務していたころ、新製品の販促に使う展示会用のパネルやら雑誌の広告に使う写真やらで、やたら私がツーリング先で撮ってきた写真が重宝されていた時がありました。そのような商用目的で写真が使われる場合とは、主に写真内に製品名やブランド名が入り、目立つ位置に「この夏、〇〇を買って北海道ツーリングに行こう」的なキャッチが入るものです。

当時はあまり気にもしないで、使ってくれるなら別にいいや程度でした。しかし何となくモヤモヤしたものは感じてはおりました。今になって考えてみると、モヤモヤの原因とは写真内にそういった文字やらロゴやらを配置できるスペースの有る写真であったことに違和感を感じていたのだと思います。

撮ったときは1枚の作品のつもりで撮ったいたのですが、完成した写真には無駄なスペースが多く、そこに文字やロゴを入れるのに好都合だった訳ですね。

シンプルな背景に1つだけの被写体で撮った写真であれば、どのように撮っても文字やロゴが入れやすい写真になってしまいます。しかし被写体が複数あるような作品など多くは画面の四隅に配慮できていれば、本来は文字やらロゴなど入れるスペースは存在しないはずです。

バイク雑誌などで活躍されているプロのカメラマンは、仕事で撮る写真として予め文字などが入るスペースを想定して撮っているものです。だからバイク雑誌に載っているツーリング写真とは誌面としての編集ありきであり「一枚の作品」ではないのです。そこを間違えて雑誌に載っている写真を丸ごと真似てしまうと、無駄なスペースを作ってしまうので注意が必要です。




そもそも雑誌の場合はページ内で複数の写真を組み合わせて、全体のデザインで統一感を出したり、カメラマンの仕事だけでは完結しない、誌面デザイナー、ライター、編集者などの仕事の集合体といえます。メーカーなどのスポンサーから提供された品物(新型のバイクやウェアー、ツーリングバッグなど)が魅力的に写るよう工夫したりと、純粋に写真作品とは言いにくい面も持ち合わせています。

もちろん雑誌で活躍されているプロのカメラマンは優秀な写真家の方々ばかりで、出版不況やカメラマンの仕事自体が少ない昨今に、写真を生業にやっていけるのですから凄い人ばかり。ご興味がある方は雑誌で活躍されているプロカメラマンの個展や写真集を見てみると良いと思います。

これはTABING CAMという昭文社のカメラアプリを使って、自分の写真をツーリングマップルの表紙にしたものです。遊びですよ。

この写真は私としては「1枚の作品」として撮ったつもりですが、このようにバッチリ文字が入ってしまう辺りはまだまだ甘いのかもしれませんね。

このように画面の四隅、というか四辺とでも言いましょうか。とにかく画面の隅っこであろうと何処であろうと、たった1画素たりとも無駄にはせず貴方の作品として撮ってください。

念のため少しひいて撮って後でトリミングしよう…。これも基本はダメです。撮影する時点で写真を仕事で使う予定のある場合や、カメラのセンサーフォーマットに合わないプリントサイズ(※)でプリントする予定がある場合、など事情があるなら仕方ありませんが。基本はトリミングはせず撮影の時点でしっかり画面の端っこまで写すことです。

※例えばAPS-C、フルサイズセンサーではアスペクト比3:2なのでケラれが少なくプリントできるのはKG版、はがき版、ワイド6つ、ワイド4つ切、A版などが良い。逆にケラれてしまうのは6つ切りや4つ切り。何か理由があって合わないサイズでプリント予定の時は、ケラれを想定して少しひいて撮りましょう。

こう考えてみましょう。カメラを買うときにセンサーの画素数が何画素であるか?一応は調べてから買いますよね。デジタルカメラの画素数は一般には重要と言われています。では撮った写真に電線やら遠くに飛んでいるカラスやら、後で業者が文字やロゴを入れるスペースやらが有ったら…それは大切な画素が電線に1000画素、カラスに200画素、文字を書かれてしまうスペースに80万画素、もっていかれた事になります。これは勿体ないと感じますよねぇ。

例え1画素でも無駄にしないよう1枚の作品として細部まで入魂してくださいね!

ではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング