誰もがやってしまうミス!ローアングルの注意点<中級>ツーリング写真

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはどんなカメラをお使いでしょうか?また新しいカメラは欲しいですか?

技術は日進月歩で最新型のカメラは雑誌やネットなどで何かと話題になりますよね。最新のカメラや高級機種は良い写真が撮れるのでしょうか??これって昔からよく議論される部分なのですが、一般的には最新型カメラは綺麗には撮れるが良作が撮れるかは別だと言われます。

最新型や高級なカメラを検討する場合、高画質であることと芸術写真の関係を加味して検討してみると良いかもしれませんね。物欲として欲しい!という理由だけでは、またいつか新型が発売されたら、そちらが欲しくなってしまいキリがありません。

もちろん「こんな写真を撮ってみたい!」という願望を叶える手段が最新の高性能カメラであれば、それを買うことは十分良い選択肢と言えます。

さて、今回の<中級>ツーリング写真解説ですがローアングルのお話です。




バイクをカッコ良く写す代表的なアングルと言えばローアングルですよね。ローアングルにはバイクをカッコよく写す以外にも地面側に魅力的な要素がない場合や、空一面にウロコ雲やプカプカ雲が広がっている場合など。地面側の割合を減らし空側の割合を増やすのもローアングルですね。

今回の解説ではローアングル時に気を付けたいポイントについてです。

中途半端な高さのローアングルはホイールに水平線を貫通させてしまい、不快な串刺し構図が発生します。究極のツーリング写真の熱心な読者の方でしたら、以前に重要な被写体に線が貫通する串刺し構図はやめましょうね!という解説をしたのを覚えてらっしゃると思います。

かつて私の撮った写真に例がないかストレージを探してみたところ、ありました!!低さが甘く線がホイールを貫通している串刺し構図が。

このように黒く潰れた部分との境界線になっている場合は特にタチが悪く、そもそもバイクの下半分くらいが写っていないことになります。

実はこれ、SNSなどに投稿されている多くのツーリング写真でかなり良くみかけるパターンなのです。上手な人でもこの部分に配慮が届かないようで「あぁ~もったいないなぁ!」と思わず口にしてしまいます。

なぜもったいないか?それはもう少し低く撮る、たったソレだけのことで解決してしまう問題だからです。

三脚で限界まで下げてもまだ高い、そんなケースはよくあります。そんな時はカメラを直接地面に置いて角度を調整できるよう小物類を予め用意しておきましょう。

これはホームセンターなどで売っている硬質のスポンジをカットしたものです。アシメトリーな台形にカットしておくと、セットする向きによってカメラの角度を変えることができます。カメラの下に敷いているのはHAKUBA製のカメラざぶとんです。

台形にカットした硬質スポンジ

 




ローアングルのバイク写真に限らず、写真は基本的に重要な被写体に貫通線を通さないというのは基本中のキホンであり、ここに配慮が届かないといつまでも素人っぽい写真になってしまうものです。こういった細かな部分に神経を使うことで全体のクオリティはぐっと上がります。

以前も同様の解説をしましたが、止む得ない理由で被写体に貫通線が入ってしまう場合は、極力不快に入らないようド真ん中は避けて1/3の位置に通したり近似色同士の分断線を選ぶなど、やれるだけのことはやりましょう。1枚目の写真のように真っ黒な地面と海面のましてやハイライト付近などで発生した境界なんかは最悪です。

今回はよく見かける水平線がバイクを貫通している串刺し構図の回避の仕方でした。うわ~俺やっちゃってたよ…という方は次回の撮影からぜひ実践してくださいね。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

さて今回の毎日100ショットスナップはスナップではなくヤフオクやメルカリで品物を売りたいときの写真の撮り方です。かっこいい!素敵!と見た人が商品を欲しくなってしまう撮り方でございます。

商品の撮影をするのは以前はプロ用のライティングが必要でした。しかしデジタルカメラが普及した昨今は光源が蛍光灯でも良くなったので1万円もしない簡易的な照明キットでも個人で使うには十分すぎるほど良く撮れるようになりました。この写真もそんな安い照明キットを使っています。

ポイントは不快な影ができないよう左右、または3方向から光を当てること。時計のような小さな品物ならマクロにしてF11くらいまで絞り込みましょう。当ブログで以前に解説したデザイン要素やスペースの話を思い出して本体や化粧箱を配置してください。時計であればフェイスが円の要素であることが分かります。画面内に円が理想的な位置にくるよう調整してくださいね。

カッコ良く、素敵に撮れればオークションなら高値がつくかもしれませんよ!

 

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